傭兵日記   作:サマシュ

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米欄を見ていて分かったこと、みなさんヤンデレ好きなんですね(にっこり)
そして捕捉、そのインストールされたプログラムですが、あくまで何かしらの部分が暴走してしまうだけで、必ずしもヤンデレになるとは限らないです。説明が遅れてしまい、申し訳ありませんでした……。
ところで皆さん今回のピックアップ何が出ました?私はZasM21と79式とSR-3MPが来ました(隙自語)
他の戦術人形たちはまた回してみます。

さて助かったジャベリンの目覚めた場所は何処なのか……それではどーぞ。


今日も今日とて傭兵はゆく
傭兵、連れてかれたってよ。


124日目 雨

 

目が覚めればそこは知らぬ病室でしたと。運命の神様は俺を見捨ててなかったらしい。出来るなら早めに助けて欲しかったけどな!!!

暫くは代理人とか、他のハイエンドモデルとは遭遇したくない。トラウマを刺激される。そして逆にこれ以下の事が起きても何の障害にもならないだろう。強くなったな、俺。

 

ふとベッドの近くにあった電子時計を見たら、任務開始時から数日ぐらい経っていた。結構寝てたな……前から感じてた慢性的な疲労が抜けた気がする。何とはなしに体を起こして壁の一点を見つめていたら、ドアが開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやらここはグリフィンの基地のようだ。というか何故ローゼが居る?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

125日目 晴

 

なんと驚いたことにここはお嬢、メグ・コーマックが指揮をしている基地で、場所はS10地区らしい。この地区は確か、出来て間もない地区だったはず。それしても俺は随分とあの小屋から遠い場所に連れてこられたな。

俺が目覚めた後、ローゼと慌ててやって来たお嬢に何で俺がここに居るのか聞いた所、UMP45が率いる小隊が任務の一環でここに連れてきたらしい。やっぱり……助けられたんだな、アイツらと会ったら何か奢ってやろう。

少しお嬢たちと話していると、ポチが突然部屋に入ってきて俺に飛び付いてきた。こいつ、自分が重いってことを忘れてるのだろうか……俺の腰が死んだ。

まだ暫くは病室生活は続きそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

126日目 曇

 

今日はローゼと色々話した。

彼女は、指揮官になったお嬢の事が心配で堪らなくなってジャガーソンさんに頼み込んでグリフィンやI.O.Pに色々手回ししてもらったらしい。なにやってんだこのメイド。ということは目の前の彼女は戦術人形になったということか。因みに彼女、ダミーはもう四人動かせることが出来る。なんなの本当。

 

ローゼに戦々恐々していたら、この基地の医療従事者がやって来た。(彼の名前が分からなかったので医療くんと呼ぶことにした)彼の健診が始まった。簡単な質問から触診まで、一通りやった後、その人から片目が見えない以外は健康体だから一週間リハビリすれば問題ないと伝えられた。腰は無事だったんだな……。

 

なら明日はこの基地を回ってみるとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

127日目 晴

 

ポチと歩きながら基地を探検。時々すれ違う戦術人形たちから珍しいものをみるような目線を向けられる。まあ見も知らぬ隻眼の三十路手前のおっさんが居たらそりゃそうなるわ……。まだ27だけど!!まだ27だけどな!!一人謎の叫びをしてたらポチに白い目で見られた。

 

ただそんな中でも声を掛けてくれる人は居るものでして、何だか全体的にふわふわとした戦術人形が俺に話し掛けてきた。名前は『マカロフ』、青いロシア帽と赤いマフラーを身につけた彼女はお嬢がこの基地に着任直後から居るハンドガンの戦術人形とのこと。お嬢の昔からの知り合いということで興味を持ったらしい。彼女はポチをナチュラルに抱き上げる。ポチが突然の出来事に困惑してて笑った。そしてマカロフは俺と話はじめたが、彼女、話題があっちにいったりこっちにいったりと、中々の自由人だ。そして俺が話している途中でポチに話しかけてるし翻弄されまくった。

 

そんなつかみどころのない自由人なマカロフなんだが、更に驚くことがある。彼女と歩いている時にお嬢がサボりか何かでこちらに走ってきたんだが、マカロフが突然隣から消えて気が付いたらお嬢を組伏せていた。何を言っているか分からないが俺も分かってない。

 

お嬢の首根っこを掴んで「さーて指揮官お仕事しようねー」ってずるずると執務室が有るであろう方向に引っ張っていく彼女は歴戦の兵士のような雰囲気があった。お嬢は俺に助けを求めたが残念、俺はマカロフの味方なんだ。ひらひらとお嬢へ手を振ったら「裏切り者ーっ!!」って言われた。仕事はちゃんとしようなお嬢。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

128日目 曇時々雨

 

昨日のこともあって十分に探検出来なかったのでまたポチとたまたま出会った、あの時の護衛任務でチームを組んだMP5と再開することにした。彼女も運命のいたずらかお嬢のところに着任することになったらしい。それに加えてWA2000もここに居るとのこと。機会があれば会いにいこう。因みにポチがMP5へ喋りかけたら凄い驚かれた。

 

MP5たちと歩いていると、購買に到着した。そこにはこれまた可憐な少女が居り、名前は『カリーナ』。この基地の後方幕僚を担当しているという凄い人だ。ただお金にがめつい。挨拶からのセールストークとなかなか商売上手なところもある。

そしてな、こんな可愛い娘に商品を勧められたら買うしかないだろ!!電子マネーカード有って良かった。

久しぶりに煙草と何故か売られていたジッポライターを買った。中々良いデザインだった。

 

カリーナのショップから離れた後は基地内の施設を見て回る。戦術人形たちに必要な装備を作ったり、戦術人形を発注する機械がある工廠、ここにも人間の職員は居て、何かしら話し合っていたりしていた。ふと、MP5が整備員らしき男性に呼び止められて、荷物運びを頼まれた。それもかなり大きく重そうだ。俺が持つとなったら確実に誰かと一緒にやるほどな。

大丈夫なのかと彼女に聞いたら、「任せてください!私こういうのも得意なんですよ!」と言いながら軽々と持ち上げて軽快な足取りで運び始めた。

 

……お嬢と関係の深い人形たちはどうにも何かしら特異な力が備わってしまうらしい。となるとWA2000も……!?一体どうなるんだ……。

 

結局、MP5が仕事を始めてしまったので、俺とポチは帰ることにした。探検はまた後日だな。

 

帰る途中でお嬢に襲撃されたのはまた別のお話。ポチの電気ショックつおい。

 

まあたまたまその場面を目撃したローゼにこっぴどく怒られたけど。もうこんなことはするまい。

 

 




S10地区にお嬢が着任しました。これよりドルフロ本編が始まります。



暫くはほのぼのさせますよ。前回で色々燃えつきましたから()
あー……やっとここまでこれた……本当にやってやりましたよ。これでジャベリンくんが本格的に戦線復帰したらコラボも心置きなくやっていける。やりたい(願望)
けどメッセージとか送るのは勇気要りますよ(ヘタレ)

さあ、作品への感想および評価は執筆の支えです。ですので心置きなくどーぞ!!それでは!!

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