傭兵日記   作:サマシュ

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傭兵、救出されるってよ。

28日目 晴

 

押し潰されるような重みで目が覚めた。呻きながら腹部を見てみるとポチと少女が俺に乗っかって寝ていた。なんとか押し退けて街へ行った、自律人形用の食料を探すためだ。

ガスマスクを着けて動くというのは未だに慣れない。

 

街に着いたのち、コンビニを見つけた。だが、テロリストが何か物色していたので他をあたることにした。どうやら自律人形は居ないようだ……。

 

この後すぐにスーパーを見つけたので幾ばくか食料を頂戴した後、街から出ようとしたが、テロリストの行動が活発になり、しばらく動くことが出来なくなってしまった。幸い、俺が潜んでいたところに来ることは無かったが少女たちのいる拠点が心配になってきた。

 

急いで拠点へ戻ってみると、別に何の問題もなく胸を撫で下ろした。拠点内に入って救難信号を出していると、少女が起きてきた。

彼女に食料を渡してこっちも食事を始める。ポチが何故か猫を拾ってきた。食費がやばい。

 

そろそろ彼女にも名前を付けるべきか。

 

 

 

 

 

29日目 雪のち曇

 

寒い。自律人形と猫とポチを抱き枕にしてなんとか寒さを凌ぐ。そろそろ日記をつけ始めて1ヶ月となる。あまり感慨深くはないがな。

 

 

 

 

 

30日目 曇

 

最悪なことに雪が積もりやがった。これは動けそうにない。体力を削ってしまう。

仕方なくポチを使って周辺警備をさせ、安全を確保。テロリストたちは他の場所へ移ったようだ。

ポチが拾ってきた猫はと言うと少女に懐いて一緒に寝ている。

少し経ってポチが木材を持ってきてくれた。暖炉に火を灯すことが出来るようになる。薪を少し乾燥させて、早速火をくべてみると、瞬く間に部屋が暖かくなった。

 

本当……ポチって有能……。

カタログにあった装備強化セット買ってあげたくなる。

 

 

 

31日目 晴

 

晴天が広がる気持ちのいい朝となった。これだとどうにか雪は溶けていくだろう。

暖炉の前に座って暖をとっていると、猫が膝の上に乗り、少女とポチが両隣に座ってきた。

 

静かに火を見つめる、現在逃亡中とは思えないくらい穏やかな時間が過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

32日目 晴

 

雪が完全に溶けて暖かくなり、未だ俺が彼女の名前を考えていたら、遠くから多数の発砲音が聞こえてきた。俺が武器を抱えて窓辺から警戒していたら、同僚から通信が入ってきた。どうやら助かったらしい。ブリティッシュジョークをかましながら他の隊員たちとテロリストを掃討していたらたまたま俺の通信を拾ったようだ。なかなか俺の扱いが酷い気がする。

 

ポチと猫と少女と共に回収され、一旦俺は本社へ戻ることになった。久方ぶりの本社だ、社長を殴ろう。

 

 

 

 

 

 

33日目 晴

 

社長を殴って殴り返された翌日、結構とんでもないことを社長から聞かされた。それは他のPMCと業務提携をするということだ。しかもそのPMC、最近戦術人形を使い始めたあのグリフィン&クルーガーとのことだ。社長はどうやらこの会社と協力することは戦術人形を安く利用できる、依頼成功率の向上など、大きなメリットとなると踏んだらしい。他の隊員たちとの同意は得ており、あとは俺が同意すれば正式に結ぶようだ。

 

もちろん二つ返事でOKした。仕事が楽になるのはいいことだし。

 

 

しかしこんな異例のことをして他のPMCに目を付けられることはないのだろうか?

 

そして俺は未だに彼女の名前を思い付けない。猫はオスカーってつけた。

 

 

 




社長殴れる会社ってなんだよとか書きながら思ってた。
まあ、社長が許してるから問題ないよね?(震え声)

高評価及び感想は励みになるのでバンバンください!

あと主人公のプロフィールとかなんやらなど、知りたいことがありましたら設定集とか作ります。

ところで、戦術人形で構成されるギャングとか結構良いよね……(とある小説を読みながら)

3/14 一部修正 業務契約→業務提携

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