傭兵日記   作:サマシュ

50 / 131
ジャベリンくんスケアクロウと遭遇。はたして彼女は何故ここに居るのか……?
それではどーぞ。


傭兵、土いじりだってよ。

160日目 晴

 

何でスケアクロウが居るんだ。微睡む彼女を揺り起こして理由を聞こうとしたんだが中々起きてくれない。完全にスリープへ入ってる。これじゃ微睡むじゃなくて爆睡だよ畜生……こいつ勝手に暖炉も使ってるし本当勘弁してくれ。

 

彼女に関してはもう考えるだけ無駄なので放置することにした。どうせ俺のどこかに発信器でも付けてたんだろ?

一先ず薪を暖炉に追加して彼女にジャケットをかけておいて、小屋から出る。途中で前の壁修復任務で使ったつなぎと長靴に着替えて、納屋にしまってある鍬を担いで畑へ行く。一応耕運機はあるんだけどガソリンが無いので使えない。代わりにポチの体に本とかでよく見る牛に繋いで運用する畑を耕すやつをくくりつけて利用することにした。ポチも役に立てるのは嬉しいようだ。

畑に立ち鍬を振るう。意外と力の必要なこの作業は大変なものだ。慣れれば平気なものだけど、慣れてなかったらすぐに疲れてしまう。俺はジャガーソンさんの農場で何度か経験はあったのでまだマシな部類だ。

そしてポチはというと、そりゃもう軽々と器具を曳いて畑をどんどん耕している。全部こいつに任せようかな?

 

そんなポチの仕事ぶりを眺めていたら、スコーピオンがやって来る。今回はサボりじゃなくきちんとお嬢に頼まれてここに来たらしい。だが彼女に仕事はない。ポチが凄い頑張ってるからな。でも折角なので隣に座らせてポチの仕事を一緒に見る。ポチがなんだか輝いて見えるのは気のせいだろう。……気のせいだよな?

 

ポチが仕事を終えた頃に、ローゼが軽食と紅茶を持ってやって来た。それを頂き、道具を片付けてきたポチにもモバイルバッテリーで充電をさせる。ローゼにまた小屋で寝る事を伝えてスコーピオンと共に帰らせた。

充電中のポチと鍬を担いで小屋へ向かう。鍬を納屋に片付けて小屋に入る。スケアクロウは未だに寝ており、起きる気配はない。無理に起こすのも悪いので、俺はそのまま寝ることにした。……と、そのまえに端末で依頼の確認をする。何もメールボックスには入っていなかった。うむ、暫く土いじりが捗りそうだ。

明日は家具やら何やらの調達をしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

161日目 曇時々晴

 

スケアクロウに起こされた。しかもご丁寧に食事を用意してくれている。俺が買ってきたやつ勝手に使ったな?微妙に高かったんだぞアレ。

とはいえここで騒ぎ立てるのも賢い選択とは言えず、大人しく彼女と食事を始める。普通に美味しい。食事中に、何故俺の居場所が分かったのか彼女に問うと、前に追いかけっこした際発信器を付けたからだそう。え、俺の居場所ずっとバレてた……?代理人近々ここに来るのかな……逃げないと。

ふと、考えていることが俺の顔に出てたのかスケアクロウは安心させるように微笑む。俺の居場所はスケアクロウ自身しか知らないらしい。信じられねぇ……。

こんな少し可笑しな食事を終えて、俺は仕方なくスケアクロウに暫くの留守番を頼み未だ寝ているポチを担いで自宅へタクシーを走らせる。あと絶対見つからないように伝えた。

今さらなんだが俺結構金使ってるよな?そろそろ口座の状況確認しないと。

 

タクシーで数時間、昼過ぎに自宅へ到着。一応ヘリアントスさんに連絡したが反応は無し。仕事中なのだろう。待ってても時間が過ぎていくばかりなので早く自宅へ戻る。自宅のドアを開けて中を見回す。オスカーは隣のヘリアントスさんの所に預けてるので勿論居ない。何だか寂しいものだ。ポチを起こして部屋に置いてあるノートPCのメールボックスを確認する。そこには一通のメッセージが入っていた。

 

 

 

 

 

 

敵地偵察任務……?しかも俺とトライデントとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

162日目 雨

 

予定が大幅に狂った。やっぱ仕事が無い前提でスケジュール立てたら駄目だな。今日俺はポチとトライデントと共に装備の確認をしていた。俺はガンスミスから修理してもらったSCAR-Hにロングバレルを着けたものを使う。トライデントはMG4、ポチは地雷を装備させ上部にある機銃をグレネードランチャーに取り替えておいた。万が一の火力を増やすためだ。

俺たちの任務は鉄血の勢力圏偵察の他に鉄血の人形の警備進路予想図の作成、そして可能であればハイエンドモデルの調査だ。帰っていい?駄目だよな……。スケアクロウは比較的まともであったし他の奴らもどうにかならないかな。

ちなみに、この仕事を依頼してきたのはお嬢だ。前はドローンで済ましてたのだが、最近は悉くドローンが撃ち落とされてどうにもならないらしい。だから俺たちに白羽の矢が立った訳だ。報酬もたんまりだし大人しく遂行していく。頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

163日目 雨

 

偵察任務一日目、S10地区最前線付近でキャンプを設営しその近くで双眼鏡を覗いていた。双眼鏡の先には人形のリッパーや機械型のプラウラーとスカウトの集団が走っている。恐らく警備だろう。集団と言えど数は少ない。一先ず地図に書き記していく。こういう偵察任務というのは楽ではあるが暇でもある。何も起きないのが一番良いけども、暇で暇で思わず欠伸が出てしまう。

眠気を覚ます為にも隣でMG4に取り付けたACOGを覗くトライデントと喋る。こいつが最近ハマってるのがクソ不味い合成食品を探すことらしい。これを話すというだけでもトライデントは何時もの寡黙な男とは打って変わって饒舌になる。こういうのを聞くだけでも眠気は覚めるからありがたいものだ。

あと、トライデントが言うには案外不味い合成食品は富裕層が利用する店に多いらしい。健康食品として売られてるんだとか。中々滑稽。

 

もう少し見張ったもののあの集団以降何も通らなかったため、早めに仕事を切り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

164にちめ あめ

 

しょけいにんにみつかったやばいにげる

 

 

 

 

 

 




展開早いな(やった本人)
そしてジャベリンくん農家の道が拓けて来ました。何作るんだろ……?そして突然の処刑人登場。さあどうなるか!?

ところで、皆さんにとってのヤンデレってどんなものですか?少し厳しい意見を頂いたので代理人のヤンデレを修正出来る内にやっておきたいので、どうぞ遠慮なくお願いします。

さてこの作品への感想及び評価は心の支えです!!是非ともお願いしますね!それでは!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。