傭兵日記   作:サマシュ

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70000UA越えるの早くない……?この前60000いったばかりだよ……?頑張ります。

さて今度は処刑人と遭遇したジャベリンくん。今回の相棒のトライデントくんとポチで少しの逃亡生活が始まります。さてさて彼らに待ち受けるものとは……?
それではどーぞ。


傭兵、追いかけっこだってよ。

166日目 雨

 

処刑人との地獄のマラソンが始まって早2日、何とか彼女を撒いた。昨日は録に日記なんて書ける状況じゃなかった。追跡特化の彼女から逃げるなんて正直、ポチの援護が無かったら捕まっていた状況だ。とはいえ俺とポチとトライデントが居る所は敵地のど真ん中、まあ端的にいえばそこかしこに鉄血の人形が徘徊してる所に隠れてる。詰んでるわこれ、ふざけるな。

食料はまだ十分に有るものの、それも何日持つのか分からない。ポチは最高1ヶ月は充電無しで動くが戦闘も行うとなると話は別になる。今回はモバイルバッテリー、容量少ないやつ持ってきてしてしまったからな、戦える回数なんて制限されてる。だから出来る限り交戦は控えてゆっくりとS10基地まで移動していく。

というか俺たちが狙われる理由ってなに?やっぱり代理人の差し金?まあいいか。

 

ところで、処刑人がM4A1も探してるってのは本当なのだろうか……だとしたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

今俺たちと行動してるの結構不味くない???

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかしなくても俺たちは処刑人に見つかる可能性が増えた訳だな。社長にシュールストレミングでも送りつけるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

167日目 曇

 

正に俺の心境を表すような天気。現実逃避というかもはや解脱したい。そこまで徳は無いけれども。

逃亡生活3日目。ゆっくりながら確実にS10基地へ向かう事が出来ている。救難信号出せば余程楽じゃあるが生憎ここいら周辺にジャマーがかかってる。随分と用意周到なものだ。

時たま処刑人が間近にやって来るときもあったものの、義眼の認識阻害でやり過ごせた。アイツ怖いよ、だって「ジャベリーン、どこだー?」って手に持ってるブレードでそこかしこの建物切り刻んでるし。トライデントが呟いてたよ、「何か玩具を探す子供みたいだ」なんて。俺もそう思ったよ本当……処刑人の顔、とても無邪気だった。

そして、もう一つの厄ネタM4。彼女、俺の悪夢(救出任務)以降に他のAR小隊とはぐれて一人逃亡を続けていたらしい。しかもとある重要な情報も持っているらしく、それを狙われて鉄血に追い掛けられてるのだ。俺も大概だがAR小隊も大変だよなぁ……。他の隊員の居場所も不明らしいし、M4は平気なのだろうか?

……いや、心配する必要は無いのだろう、彼女だって小隊の隊長だ。そこはしっかり割り切ってくれる筈だ。それはともかく、他の隊員見つかるといいな。

 

……俺はまだ隊員を失ったことはない。というか居なくなったら負担が馬鹿みたいに増えるから死なせない。不純な理由だが部下を殺すつもりなんて毛頭ないからな。俺が死んででも隊員を生存させる。アレ、矛盾したわ……何でだ?まあいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

168日目 雨

 

逃亡生活4日目。基地に近づくにつれて鉄血人形多くなってきているのは気のせいであってほしい。何なの、また攻勢始まった?タイミング悪すぎだっつーの。

どうにも下手に動けなくなった。義眼の認識阻害を使えば良いのだが、処刑人との追いかけっこの時に使いすぎて脳味噌が湯だったのであまり使いたくない。どうにもこれ負担が大きい。ペルシカリアこれ直しておけよ……。生きて帰れたら行くか……。

本当にどうしようか。俺たちは色々と意見を出し合って、M4の迂回をして基地に向かうという案で決まった。ちなみに他の案、俺はこのまま静かに進んでいく、トライデントは派手にドンパチしながら逃げる、ポチも地雷やら榴弾ばら蒔きながら逃走という感じである。あらやだうちの部隊意外と脳筋……?

まあそんなこんなで今は横方向へ移動中だ。移動していくに連れて鉄血人形の数も減ってきたのでM4の判断はベストと言えただろう。二人と一匹でM4を囃し立てておいた。囃し立てられま彼女は赤面した。その姿も中々乙なものでポチの内蔵カメラのシャッターが連続で切られてた。後で見せてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

169日目 晴

 

逃亡生活5日目。処刑人が何でここにいるのかなぁ!!??!?

 

 

 

 




ジャベリンくんが逃げてる時のスケアクロウ。。。



案山子「……」

スコーピオン「……」

案山子「…………」

スコーピオン「…………」

スコーピオン「こんな綺麗な顔の案山子あったっけ?まあいいや、畑に種でも蒔いとこ」

案山子(少し危うかったわね……)←磔にされたキリストのようなポーズ

スコーピオン「あ、そうだ!」

案山子「……?」

スコーピオン「案山子といったら麦わら帽子だよね!はい!」←被っていた帽子をスケアクロウへ被せた。

案山子(……随分と可愛らしい娘だこと。というか私の事覚えてないのかしら?)

スコーピオン「やっぱり畑には米だねー」

案山子「えっ?」

スコーピオン「えっ?」

案山子「あ」


「「………………………………」」


スコーピオン「ス、スクランブルーッ!!!!」←基地方面へ走り出す

案山子「…………大人しく隠れた方が賢明ね」←茂みへ向かう








ジャベリンくんの苦難は続く。されど同時に幸せもよってきてくれるはずさ……多分。
ちょっと畑で一騒動起きましたがそれはさておきジャベリンくんです。ピンチですね。しっかりと生き残って頂きたい。

さてさてこの作品への感想及び評価は心の支えです!どうぞ、どうぞよろしくお願いいたします!それではまたこんど!

5/4 一部ルビ振り忘れてました。ガバッてる。

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