一般人・イン・フロントライン   作:全緑小隊

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妖精実装の告知きましたね。
妖精施設の改修にバッテリーをトータル12000(説明を見るに1つ3000×4)、製造時にはコア使用、スキル育成は人形と同様、天賦は較正チケットで変更(ただしランダム決定、また較正ガチャか!)、そもそも普通の装備も製造される……と、まあ見事に色々な物を大量に要求されるようですね。

皆さん準備はお済みですか……?


一般人・イン・フロントライン・サドゥンリィ3

「……」

「顔色が優れないわね、汗の量もかなり多いわ。震えてるようだけど寒いのかしら?」

「いや、こんな装甲の鎧着させられて寒い訳がねーだろ。これはあれだ、単なる武者震いだ」

「あら、強がっちゃって。怖いなら怖いって言えばいいのに」

「うるっせぇ、分かってんだったら一々突っ込むんじゃねえ!それにあの指揮官とやらにも何度も言ったけどさ、俺マジで一度も戦闘経験ない一般人なんだぞ!?それをいきなり戦場真っ只中に突っ込んで敵を倒してこいだなんて、いくらなんでも無茶苦茶だ!怖くないわけないだろ!!」

 

 

司令部から程離れた上空を一機の輸送ヘリコプターが飛行する。その中で、やや顔色の青い青年は亜麻色の長い髪を青いリボンで纏めた女性に向けて溜め込んでいたであろう怒気を吐く。

その彼の姿は先程まで着ていたラフなジーンズとジャケットのそれではなく、カーキ色の重厚な装甲を幾重にも纏った鎧。座る青年の横には、同じ色のフルフェイスヘルメットと人の背丈程もあり鎧の装甲よりも更に分厚く横幅も広い重装盾、そしてそれらと比べるとかなりチャチにも思えるハンドガン……のような何かが置かれていた。

 

「あら、そんな重装備してて怯えることも無いんじゃない?鉄血装甲人形兵『AEGIS』……を模した鎧、だったかしら、それを着けてるんだもの。いや、鉄血の奴は正規軍のそれを模した奴だったかしら?」

「んなのどっちだっていいよ。これ貸してやるからぶっ倒してこい、って……本当に大丈夫なのかよこれ。ちゃんと弾丸を防げるのか?」

 

青年が正に今装着している装甲鎧は、指揮官が部下の人形に台車で運ばせてきた代物だった。

盾も含めるとトータル重量は100キロを超えており、常人であれば歩くどころかまともに立つ事すら難しい程の物であるのだが、指揮官曰くこの装甲鎧は特殊なパワードスーツに装甲を着けてありそのスーツが身体の動きを補助してくれる、との事。

 

実際、半信半疑の青年が着込んで歩き回る事は出来たし、輸送ヘリにも自力で乗ることが出来た。人形もそうだけど相当なトンでも技術だなおい、とまたも青年が驚く一幕となったのだ。

輸送ヘリに乗る際にミシミシと聞こえた事の方がむしろ青年には恐ろしく思えたが。

 

「さあ?そもそも指揮官が何でそんな代物を持ってたのかは気になるけど。どうせ自分達で使うことはないし」

「……おい、嘘でもいいから大丈夫だって言ってくれよ、一気に不安なってきたんだけど」

「大丈夫でしょ」

「軽いなおい」

「そんなことよりも、それが渡された武器なの?」

 

顔をしかめて抗議する青年の事などどこ吹く風といった様子で、女性は青年の横に置かれた銃器へと目を向けた。

 

「そんなことて……まあいいや。そうだよ、これを渡されたんだけどさ?あんたらが持ってるようなゴツい奴じゃなくてこんな変な形した銃で倒せるのかよ、相手だって人形なんだろ?」

 

 

青年はそのハンドガンみたいなそれを手にとって眺める。

重く黒光りするそれは一般的に銃と呼ばれる形とはやや違う、長い銃身の後方上部に異形のマガジンが搭載されたものだった。

 

「へー、M110じゃない。そんな変わり物のハンドガンがあっただなんて驚きだわ」

「変わった銃じゃなくて強い銃を寄越せよ!あの緑髪ツインテールの奴、何の嫌がらせだよ!?」

 

この銃は、青年を牢屋に押し込んだあの少女が指揮官に青年用の武器を持ってくるよう言われた際に、武器庫から持ってきた物だった。

 

「あー、なるほどね……あの子ならその銃選も納得。でも、その武器の選択はそんなに悪いものじゃないと思うわよ」

「あ?何でだよ」

「あら、M110の説明聞かなかったの?貴方が初心者だって言うのなら、ある意味ピッタリだと思うけどね」

 

そう言うと、女性は青年の手から銃を取る。

 

「普通ね、銃ってのは装弾数は大体2,30発くらい、多くても50発いくかいかないかくらいしかないの。中には100発いくような物もあるにはあるけど、一般人の貴方が使える代物なんて精々ハンドガンが関の山でしょ」

「……簡単に説明受けただけで複雑な機構の武器を使えるようになったら苦労はしねぇよ」

 

女性の指摘に、青年も渋々頷く。全くの素人が何の訓練もなく初見であっさりと高火力の銃を扱えたら誰も戦争で苦労はしないだろう。

 

「その点、そのM110は銃の中では比較的操作のしやすいハンドガンでありながら圧倒的な装弾数を誇るわ。このマガジンタイプは……恐らく100発のタイプね」

「マジかよ、なにそれすげぇ」

「装弾数が多いということは弾切れになるのが他の銃に比べて遅い、攻撃をはずしてもそれが致命的にはなりにくい、マガジン交換というハッキリした隙の発生回数が少ない。その分戦闘中の重心変化が大きいのは欠点だけど、その重装甲を着た状態での重心なんて微々たるモノでしょうよ」

「な、成る程……」

 

 

青年は銃を受け取りしげしげと眺める。変な銃寄越しやがってこのヤロー、という考えは最早どこかへと消え去り、あいつそんな事まで考えて選んでくれたのか、スゲーという感想に切り替わっていた。

 

実にチョロい……単純な男である。




銃の情報はネットでググったりwikiで調べたりしてはおりますが、如何せん本人の知識がほぼほぼ皆無な状態ですので、誤った箇所等々ございましたら遠慮なく指摘いただけると幸いです。

しかし装甲敵のAEGIS、個人的に好きではあるんですがどうみてもモビ○スーツとかフェン○ーとかにしか見えな(ry

あと正規軍の装備のデッドコピーだと言う割りに、なんでトンファーみたいな武器しか持ってないんだろ……
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