一般人・イン・フロントライン   作:全緑小隊

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3月末……というか年度末は仕事が忙しくて辛いです。
後花粉飛びすぎ。


妖精……正直なところ作るよりも育成の方がやばいですね。
空挺妖精は何とか作れましたが、開発度(☆)の上げるのが辛すぎる。

でも実績で貰える指揮妖精がバフ優秀で良いですね、天賦も最初から発動率含めて使いやすい殺傷型Ⅰですし。


一般人・イン・フロントライン・サドゥンリィ5

 

 

 

「……ふん、渋っていた割には思ったよりあっさりと決断したな」

 

グリフィン支部の基地の一室、真紅のコートを纏った男が机に足を乗せて座りながら呟く。机の周囲には多数のモニターが配置され、それぞれいくつかの映像をリアルタイムで描画していた。そのうちの1つ、一番大きな物には飛行する輸送ヘリが映し出されており、その機体の側方にはカーキ色の装甲を全身に纏った人影が現れる。

 

「ここでの会話を見るにもう少し駄々をこねるかと思っておりましたが……FALが上手く彼を宥めたようですね、指揮官」

「我が儘ばかり言われても困る。あいつに手間も金も時間も掛ける余裕は無いし必要もないからな」

 

隣にたった赤コートの女性の言葉に鼻を鳴らして返し、指揮官と呼ばれた男は机に置いてあったグラスを傾ける。琥珀色の液体が流し込まれる様を見て、女性はやや眉を顰めた。

 

「指揮官、あまり日中からアルコールを飲まれるのもどうかと思いますが」

「別に問題はない。今日はこれといって出撃もない、やらなきゃならん仕事もない。なんならリーエン、お前も一杯やるか?」

「遠慮しておきます」

 

やんわりと拒否しておきながら、リーエンと呼ばれた女性は輸送ヘリの映る画面へと視線を向ける。先程までそのヘリの中から聞こえてきた二人のやりとりは途絶え、吹き荒ぶ風の音のみが画面側に設置されているスピーカーから漏れるのみだった。

 

 

「……」

「どうしたキャリコ、いつになく真剣だな」

 

じっと画面を見つめていた緑髪ツインテールの少女に、片目隠れ不思議コーデの女性が語り掛ける。

 

「別に。……ただ、折角私が武器を選んであげたんだから、ろくでもない戦果だったら承知しないわよ、って思ってただけ」

「へぇ、キャリコがね。んー……?あぁ、あいつの持ってる妙な形の奴か」

「変な形しててワルかったわね!私の系譜の銃よ!?」

「あー冗談だよ冗談、そういきり立ちなさんな」

 

ふん、と鼻を鳴らすと、キャリコと呼ばれた少女は再び画面を見据える。その目には大きな自信と僅かな不安、そしてどこか案ずるような色が見え隠れしていた。

 

「ちゃんとあんたの事考えてその銃を選んであげたんだもの、きちんとやりなさいよ。……頑張って」

 

小さく呟いたその視線の先で、カーキ色の鎧騎士が降下していくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「うぉわぁぁぁぁぁぁぁぁっ、とぉぉう!?」

 

そんな思いは露知らず、何とも情けない叫び声をあげながら落下した青年はずずぅん、と重い音を響かせて何とか着地に成功する。装甲ヘルメットのグラス部分から辺りを見回すと、既に飛び去った輸送ヘリへの攻撃を諦めたらしい多脚戦車達が早々に銃口を青年の方へと向けていた。

 

「ぬぉわっ早速かよっ!!」

 

慌てて盾を構え直し、銃のトリガーを引き絞る。パン、と思ったよりも小さな音が響くと、前方にいた多脚戦車(PROWLER)の足の一本が砕け、体勢を崩して倒れる。銃を向けることもできずガタガタと揺れるそいつを見て、

 

「い、意外に脆いんだなおい……ってうわわっ!?ぼーっとしとる場合じゃねえ!」

 

一発で崩れ落ちた事に思わず唖然とした青年であったが、他の機体の攻撃が盾や鎧のあちこちに当たった衝撃で我に返る。M110を先程撃破した一体の側にいた機体に向け、何度も引き金を引いて何とか二体目を撃ち倒したところで青年はその方向へと走り出す。銃声に混じってガシャガシャと耳障りな音が辺りに響き、背中には弾丸の当たる衝撃と硬質な音が響き渡る。

だが、彼の耳にはそれほど大きく聞こえなかった。まあそもそもそんな音を聞いている余裕は無かっただろうが。

 

「重くはないけどっ、やっぱ走りにくっ!でもこれが無かったら多分普通に蜂の巣だし、しゃーねーかクソッタレ!!」

 

動かなくなった多脚戦車(PROWLER)の側をズシズシと走り抜けると、前方に敵の姿が見えなくなったのを確認して青年は後方へ向き直った。背面にカンカン当たっていた銃弾が今度は前面へと当たりだす。

 

「ん……意外に、射程が短いのか?」

 

青年を取り囲むように包囲していた多脚戦車達のうち、側方や斜方にいた機体は銃口の向きを変えるだけでそのまま射撃を続けていた一方、後方に鎮座していた半数は青年を追い掛けるようにその足に取り付けられた車輪を回転させて青年との距離を詰めていたのだ。

青年と多脚戦車達の距離は20メートルも離れていない。その距離を撃つことなく接近してきている事に彼は違和感を抱いた。

試しに後ろに歩くと、接近をしていた機体は元より、攻撃していた他の機体も攻撃をやめて一斉に移動を始めたのだ。

 

 

「移動と攻撃を同時に行えない、のか。つーかそんなに近付いてこなくたって当たるだろーに……いや当てられても嬉しくないんだけどさ。でもヘリの時はもっと遠くから撃ってたよーな?」

 

そんな事を呟きながらも、青年は銃を連射して何とか倒していく。装弾数の多い銃だった事に加え、胴体に直撃すれば一撃、なんとか脚に当てただけでもバランスを崩して倒れ、攻撃が出来なくなる程に弱い相手だった事も青年には救いだった。

 

 

「数撃ちゃ当たる、当たれば倒せる……何とか、何とかなるか……」

 




人形を大体人間サイズと考えると、結構な近距離戦で戦ってるような感じですよね(まあゲーム的な都合もあるんでしょうが)。
とりあえずドリーマーは射程を自重しろと。
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