みやこ「花ちゃんが文化祭でやる劇の主役に選ばれた!?」
花「はい・・・」
祐太「へぇ〜、凄いじゃん!」
みやこ「大変だ~!ビデオ!ビデオカメラ買わなきゃ!」
花「親ですか・・・」
みやこ「花ちゃんが主役やるなんて意外。」
花「はぁ・・・ひなたが私を推薦したんです。それで立候補してた乃愛や小依とかと主役をかけてくじを引く事になって。」
乃愛「くじはハズレたけど私はひなたちゃんのお姉さんの役ともう2つ、3つも役をやるの!ふっふーん!凄いでしょ~!」
祐太「役が3つも!?」
みやこ「そうなんだ・・・で、ひなたは何で花ちゃんを推薦したの?」
ひなた「主役が天使だからな。」
みやこ「?」
祐太「天使?」
ひなた「みゃー姉がよく花の事天使って言ってるからな。だから花が良いと思った!」
花「つまり全部お姉さんのせいって事ですね。責任取って下さい。」
みやこ「え・・・!」
祐太「濡れ衣かよ。」
みやこ「責任ってどうやってとれば・・・」
花「実は劇の衣装学校にあるやつじゃ足りなくて。それでクラスの誰かがこんな事言いだしたんです。ひなたのお姉ちゃんなら作れるんじゃないかって。そしたらひなたが・・・」
ひなた『大丈夫だぞ!みゃー姉に任せろ!』
みやこ「ひなたそんな勝手な事言ったの~!?」
祐太「無責任にも程があるだろ!」
ひなた「だ・・・だってみゃー姉は凄いって皆に教えるチャンスだから・・・」
みやこ「でも私が作るのはなぁ・・・」
花「やっぱり駄目ですか・・・?」
みやこ「駄目ではないけど、どうせなら自分達で作ったら?分からない所とか難しい所は手伝うから。」
乃愛「私達で?」
みやこ「折角のお祭りなんだし自分達で作った方が楽しいよ。」
乃愛『みゃーさん・・・どうしちゃったの?大人みたいな事言って。」
みやこ「そこそこ大人だよ?」
祐太「女子大生だしな。」
ひなた「じゃあ今度の土曜日うちに泊まりに来ないか?皆で衣装作ろう!」
花「良いんですか?」
みやこ「良いよ。お母さんにも言っとく。」
乃愛「夏音ちゃんと小依ちゃんにも聞いてみようよ!」
ひなた「そうだな!」
祐太「じゃあ建と愛梨ちゃんも招いてやるか。」
土曜日。
夏音「私達まですみません。今日は宜しくお願いします。」
小依「私が居ればすぐに終わるわよ!任せて!」
みやこ「うん!宜しくね!」
愛梨「祐太さん、誘ってくれてありがとう。」
祐太「いえいえ。」
建「祐太、お招き感謝するぜ!」
祐太「おう。お前が居ないとしっくり来ねえからな。」
みやこ「それで・・・何で松本さんも?」
何故か松本香子も来ていた。
祐太「誰が呼んだ?」
ひなた「私が呼んだんだ!みゃー姉一人だと大変だと思って!」
松本「初めての共同作業ね!頑張りましょう!」
みやこ「そ・・・それ何か違う・・・」
松本「それであの・・・手伝う代わりって言ったら何なんだけど・・・一つお願いがあって。」
みやこ「な、何?(何だろう・・・ちょっと怖い・・・)」
松本「私と連絡先の交換をしてくれないかしら!?」
みやこ「そ・・・それ位なら良いけど・・・」
松本「本当!?」
みやこ「う・・・うん・・・」
松本「さぁみやこさん登録を!」
みやこ「あ・・・あれ?スマホ何処行ったっけ・・・」
松本「ここよ!」
みやこ「ヒッ!?」
祐太(何で持ってんの!?)
松本「私はみやこさんの番号とか全部知ってるから、私の登録だけしちゃうわね!」
みやこ(何で番号知ってるの・・・?)
祐太(交換とは一体・・・?)
松本「これで何時でも連絡取り合えるわね〜!」
みやこ「う・・・うん・・・」
乃愛「みゃーさん。」
みやこ「ん?」
乃愛「そろそろ始めない?」
みやこ「あ!そ、そうだね。皆使えそうないらない服持って来てくれた?」
小学生組「はーい!」
使えそうないらない服を提出。
乃愛「これどう使うの?」
みやこ「全部一から作ると大変だからね。既製品でそのまま使えそうな所は使うのよ。」
黄色の服に目を付けた。
みやこ「これ使えそうかも!」
花「あ。それ私のお古です。」
みやこ「・・・と思ったけどやっぱり使えそうにないから私が処分しておくね。」
花「そうですか。残念です。」
祐太(家宝にする気か!?あんたは!)
メモ帳に必要な物を書いた。
みやこ「必要なのは花ちゃんの天使の衣装と・・・」
夏音「私と依ちゃんの天使の衣装もないんです。」
小依「夏音の分も私が作ってあげる!」
夏音「ありがとう依ちゃん。」
みやこ「他にも天使の衣装と・・・後は?」
乃愛「私とひなたちゃんの衣装も必要なの。」
みやこ「2人は何の役?」
ひなた「人間だぞ!」
祐太「ざっくり!?」
乃愛「村で暮らしてるケーキ屋さんの女の子だよ。」
建「成る程ねぇ。」
みやこ「ん〜・・・だったらこれが良いかな?」
緑色の服を選んだ。
みやこ「じゃあ始めようか・・・ひっ!」
後ろに松本が立ってた。
松本「分からない所があったら言ってね~。」
衣装作り開始。
みやこ「夏音ちゃん上手だね~。」
祐太「綺麗な縫い目だね。」
松本「ね。この子筋が良いわ。」
夏音「ありがとうございます。でもお裁縫なら依ちゃんも上手なんですよ。」
乃愛「え~!嘘!」
小依「ま、見てなさい。私の実力を!」
建「小依ちゃんファイトー!」
上手に出来た。
ひなた「おー!」
乃愛「本当に上手だね~!」
愛梨「小依凄い!」
花「意外。」
小依「ふっふーん。当然よ!」
”プス”
小依「わ!」
針が誤って指に刺さってしまった。
夏音「依ちゃん!!」
みやこ「大丈夫!?」
祐太「どっかに絆創膏は!」
夏音「はい、指出して。」
絆創膏を小依の指に貼った。
小依「夏音~・・・」
夏音「大丈夫だよ~。」
みやこ「気を付けてね?」
ひなたと乃愛と愛梨は順調に進んでる。
みやこ「乃愛ちゃんも上手だね。」
乃愛「この位はね!」
みやこ「愛梨ちゃんも凄いね。」
愛梨「お母さんの手伝いをしてるから大丈夫よ。」
みやこ「ひなたも・・・うん。大丈夫そうだね。」
ひなた「みゃー姉の手伝いでたまにやるからな!」
みやこ「何時もありがとね。」
祐太「指、怪我しないようにね。」
建「刺さって血が出たら絆創膏貼るんだぞ。」
愛梨「うん。」
みやこ「それで花ちゃんは・・・」
花「ふふん!」
不器用に仕上がってた。
花「どうですか!」
みやこ「・・・・・」
花と小依が戦力外通告された。
夏音「飾りのお花ってどうしたら良いですか?」
みやこ「そうだなぁ・・・買っても良いけど、例えばこう言う風にフェルトで作ったりも出来るよ。」
フェルトで作った花の飾りを見せた。
夏音「わぁ!可愛いですね!」
みやこ「実はこれ、全部祐太の手作りなの。」
祐太「っ!な、何故バラす・・・!?」
みやこ「いや、本当の事だし。」
建「お前って結構女子力高いな。」
祐太「黙れテメェ!」
夏音「お兄さん!私に作り方教えて頂けますか?」
祐太「え?う、うん。良いよ。」
みやこ「やり方知ってたらそんなに難しくないけど、夏音ちゃんならきっと出来るよ?」
花「それなら出来そうな気がします。私花なので!」
小依「私もそれやる!」
みやこ「え?う〜ん・・・じゃあ試しにやってみて?」
花・小依「うん!」
しかし全て失敗。再び戦力外通告を受けた。
休憩してお菓子を食べる。今日はマカロン。
小依「美味し~!」
みやこ「このペースなら明日には出来そうだね。」
祐太「予定より早く済みそうだ。」
松本「そうね!」
建「マカロン美味ぴ〜!」
夏音「お姉さん達のお陰です!」
みやこ「頑張ったのは皆だよ!」
夏音「いえ、こんな美味しいお菓子が作れて優しくてお裁縫も上手で。ひなたちゃんが自慢したくなるのも分かるな~。」
ひなた「だろ!」
小依「私もお姉さんとお兄さんみたいに色々出来るようになりたい!」
松本「ほう。あなた素質あるわね。」
小依「本当!?」
和室の戸を開けた。
松本「ちょっとあっちで話しましょうか!」
祐太「ちょ!?」
乃愛「小依ちゃん!そっち行っちゃ駄目!」
夏音「依ちゃん戻って来て!」
建「付いて行っちゃ駄目だ!」
小依「ん?」
松本「また今度ゆっくりね。」
小依「はい!」
建「いや駄目でしょ。事案だぞその行為。」
みやこ「天使が出る劇って童話とかそう言うの?」
祐太「俺にも詳しく教えて?」
夏音「先生が用意してくれたオリジナルの話なんです。」
祐太「オリジナル!?凄え・・・」
乃愛「主役は弓を持った天使でね!」
花「その子が地上に降りて来て。」
みやこ「ふむふむ。」
ひなた「人間を撃ち殺す!」
みやこ「え!?」
愛梨「人間を撃ち殺すとか怖いでしょ・・・」
建「天使に撃ち殺されるとか・・・殺されて〜!」
祐太「・・・・・」
乃愛「死なないよ・・・刺さったら前に居る人の事好きになるんだよ。」
ひなた「何だそれ!?」
花「ひなた台本読んだよね?」
ひなた「ん〜・・・そうだった!」
みやこ「ああ。弓って普通のじゃなくてこう言う奴ね。」
キューピッドの矢を見せた。
乃愛「そうそう。・・・って何であるの?」
みやこ「コスの小道具で昔買った。」
祐太「どんだけ買ってんだよアンタ?」
花「へ~。凄い。よく出来てますね。」
すると手が滑って矢を飛ばした。
みやこ「うっ!」
飛んだ矢が、みやこの左胸に当たった。
ひなた「みゃー姉!」
愛梨「大丈夫!?」
花「す・・・すみません。手が滑って・・・」
みやこ「大丈夫。おもちゃだからそんなに痛くないよ。私も小学生の時あったな~。皆でやる劇。」
ひなた「みゃー姉はどんな役やったんだ?」
みやこ「私?お姫様役に選ばれた事あるよ・・・」
小学生組・松本「おぉ〜!」
松本「みやこさんがお姫様・・・!」
みやこ「ま~やるの嫌過ぎて熱出たよね~。それで学校休んでたらクビになったけど。」
小学生組「・・・・・」
祐太(人見知りだからなぁ〜。)
ひなた「じゃあゆー兄はどんな役やったんだ?」
祐太「俺か?俺は女王様を守る騎士の役をやったんだ。」
小学生組「おぉ〜!」
祐太「んで建は。」
建「俺は女王様を奪おうとする魔王の役をやったんだ。あの頃アドリブ全開で楽しかったな。」
みやこ「だから花ちゃんも本当に嫌なら休んでクビになるんだよ!」
花「大人の言葉とは思えない・・・別にやりたい訳じゃないですが、絶対に嫌って程でもないです。」
みやこ「何かちょっと意外かも。」
花「それにコスプレして撮られるのは慣れているので後は人が多いか少ないかだけの違いです。」
みやこ「成る程・・・つまり私のお陰だね!」
花「つまりお姉さんのせいです。」
みやこ「え・・・」
その後祐太がトイレから出た。
祐太「あ〜スッキリした〜。」
リビングに戻ろうと振り向いた瞬間。
???「ばぁ!」
祐太「ウェ!?」
幽霊にびっくりした。
???「どうですか?怖かった?」
祐太「あ、あれ?花ちゃんのお母さんの春香さん?」
春香「はい。」
祐太「もう、驚かさないで下さいよ・・・」
春香「ふふっ、ごめんなさいね祐太君。」
祐太「ってか、その格好はお化け?」
そこに母の千鶴と乃愛の母のエミリーが出て来た。
千鶴「今度の文化祭で保護者はお化け屋敷やるのよ。んで今日はその準備。」
祐太「へぇ〜。」
千鶴「それで祐太、子供達の劇の衣装は間に合いそう?」
祐太「うん。皆頑張って作ってるから、明日には間に合いそうだよ。」
春香「劇楽しみですね。」
祐太「はい。」
エミリー「私は心配デス・・・」
千鶴「確かにちゃんと出来るか心配だねぇ。」
エミリー「超可愛い乃愛ちゃんが舞台に立ってしまったら・・・きっとスカウトされてそのままアイドルデビューデース。どうしましょ~!」
祐太(乃愛ちゃんって、エミリーさんのあの言葉を聞かされて育ったのかな・・・?)
春香「祐太君にお願いがあるんだけど・・・」
祐太「お願い?何のですか?」
花「花ちゃんをお化け屋敷に連れて来て欲しいの。」
祐太「え?でも花ちゃんってホラーが苦手なんじゃ・・・」
春香「そうなの。あの子お化けとか苦手でホラーとか駄目駄目で・・・」
祐太「ですよね?」
春香「でも折角参加するんだから、私も花ちゃんを楽しませたいの。」
祐太「そうなんですね。(良いお母さんを持ったね、花ちゃん。)」
春香「後、怖がる花ちゃん凄く可愛いから見た~い!」
祐太「えぇ!?ちょっと鬼畜じゃないですか!?(もしかして花ちゃんが怖がりな原因は、春香さんなのかも・・・)ま、まあ分かりました。後で姉ちゃんにも言っておきます。」
千鶴「え?みやこも文化祭来るの?」
祐太「うん。さっきそんな事言ってたよ。」
千鶴「はー!あの自分の文化祭も休んでたみやこがね~。」
祐太「母さんって、どんだけ姉ちゃんを信頼してねえの・・・?」
千鶴「いやいや、みやこも成長してるんだね~。何か泣けてきたよ・・・」
祐太「涙ぐむ話なのそれ?」
エミリー「良かったデスね千鶴!」
春香「おめでとうございます!」
祐太(じゃあ今晩はお赤飯?)
洗面台。
祐太「文化祭か・・・確かに昔の姉ちゃんなら絶対行かなかったな・・・やっぱ母さんが言ってた様に、姉ちゃんも成長したって事かな・・・ま、多分姉ちゃんは、自分の大学の学祭へ行く気は0と見えるがな。」
夜のみやこの部屋。
夏音「お風呂先にありがとうございました。」
小依「気持ち良かった~!」
みやこ「ひなた達も先に入って来ちゃったら?」
ひなた「そだな!」
花「うん。」
乃愛「オッケー!」
愛梨「分かった。」
建「祐太、後で俺と一緒に入ろうぜ?」
祐太「何だよ気持ち悪い。BLでもやりたいのか?」
建「いやいや、男だけの内緒話とかやりたいしさ。」
祐太「俺の部屋でも十分だろ。」
浴室。
ひなた「劇楽しみだな!」
愛梨「そうだね。」
乃愛「でもちょっと緊張しちゃうな~・・・」
ひなた「そうか?」
乃愛「だって皆観に来るんだよ?歌とか躍りとかちゃんと出来るかな・・・」
愛梨「確かに。」
花「台詞忘れたらどうしよう・・・」
ひなた「大丈夫だ!その時は・・・その時だ!」
乃愛「もうひなたちゃんったら〜。」
花「練習しよ。」
愛梨「本番まで頑張ろう。」
後日の小学校。
5年3組が劇の練習をしてる。
そして台本と小道具の準備をした。
花は主役の台詞や動きを練習してる。
数日後、遂に文化祭が開催。テーマは『ふれあいフェスティバル』。
祐太「遂に文化祭の日が来たか。」
建「今日の劇楽しみだな。ってかこの小学校懐かし過ぎる。」
祐太「当たり前だろ。ここ俺達の母校だもんな。」
建「けど、心配だなぁ。」
祐太「何が?」
建「皆頑張って成功出来るのかが心配だなぁ。」
祐太「ああ、確かに。台詞とか動きとか覚えるの大変だもんな。」
建「劇が始まるまで回ろうぜ?所でみやこ姉さんは?」
祐太「後から来るって言ってた。」
建「じゃあ祐太、一緒に行こうぜ!」
祐太「おい待てよ!」
その頃みやこは、校門前まで来てた。
みやこ「ああ・・・やっぱり人多いな・・・」
彼女はパーカーを被り、サングラスとマスクを装着。
みやこ「よし!」
体育館裏では、ひなた達が劇の準備をしている。すると放送が流れた。
山中先生『5年3組の星野ひなたさん。至急職員室まで来て下さい。』
ひなた「ん?」
乃愛「ひなたちゃん、何かしたの?」
ひなた「分かんないけど、行って来る。」
乃愛「私も行く!」
愛梨「私も行くよ。」
花「私も。」
職員室前。
山中先生「怪しい格好で挙動不審な人を捕まえたんだけど・・・ちょっと扉の窓から中見て貰える?」
ひなた「はい。」
窓から中を見ると・・・
泣いてるみやこが座ってた。
ひなた「みゃー姉!」
そこに祐太と建が。
祐太「ひなたー!」
ひなた「ゆー兄!たけ兄!」
2人は山中先生に一礼して、ひなた達の元へ。
祐太「お前を呼ぶ放送が聞こえたんだが、何かあったのか?」
ひなた「あれ。」
祐太「ん?」
職員室のドアの窓を覗くと、みやこが泣いて座ってる。
祐太「あのバカ姉・・・何してんだよ・・・」
その後みやこは解放された。
みやこ「うぅぅ・・・もう劇始まるまで隅っこに隠れてる~・・・」
ひなた「え!?」
乃愛「そんなの駄目だよみゃーさん!」
ひなた「みゃー姉も一緒に遊ぼ!」
愛梨「ここで泣いてたら怪しまれるよ!」
花「そうですよ。折角来たんですから一緒に見て回りましょ!」
みやこ「え・・・う・・・うん!それじゃあもうちょっと頑張ろうかな!」
パーカーを被ってサングラス装着。
花「また捕まりたいんですか?」
祐太「サングラスだけ仕舞っとけ。」
ひなた「みゃー姉ゆー兄見て見て!これ全部溜めるんだ!」
みやこ「へぇ〜!スタンプカードなんてあるんだぁ!」
祐太「どうやったらスタンプ貰えるんだ?」
乃愛「一つのお店で遊ぶと1回押して貰えるの!」
花「10個溜まると何と、お菓子が貰えるんです!」
みやこ「へ~。それは楽しみだね!」
花「はい!楽しみです!」
大量のスタンプカードを出した。
祐太「何で8枚持ってんの・・・?」
みやこ「花ちゃん。多分それ一人1枚だよ?」
建「じゃあ一緒にスタンプカードに付き合ってやるか。」
祐太「そうだな。」
7人がスタンプカード巡りをしていると。
ひなた「お。小依と夏音だ。おっすー!」
夏音「おっすー!」
小依「丁度良いわ!そこの的当てをやろうと思ってたのよ!勝負しましょ!」
ひなた「良いぞ!」
花「スタンプ埋める!」
マト当て勝負。
ひなた「えい!」
ボールを投げると、マトのど真ん中に命中。
祐太「ピンポイント!」
建「ドンピシャ!」
ひなた「おっし!真ん中だ!」
乃愛「ひなたちゃん格好良い~!」
小依「フン!中々やるわね!見てなさい。私もそれ位~!」
ボールを投げたが、弾かれた。
小依「きゃあ!」
建「痛え!」
弾かれたボールが、小依の顔面に当たって上に弾いて、天井に弾いて建の脳天に直撃した。
夏音「依ちゃーん!」
愛梨「お兄ちゃん!?」
みやこ・ひなた・花・乃愛「えぇ・・・・・」
祐太「そうはならんやろ・・・・」
次の勝負はボーリング。
小依「次はボーリングで勝負よ!花ちゃん!」
花「え~・・・何で私?まぁ別にいいけど。」
みやこ「花ちゃん頑張って!」
ひなた・乃愛・愛梨「頑張れ!」
祐太・建「ファイト!」
先行は花。ボールを転がして、ピンを6本倒した。
花「6本・・・」
乃愛「微妙だね。」
小依「これなら余裕ね!」
夏音「頑張れ依ちゃん!」
ボールを投げたが、間違って上に投げてしまい、天井にぶつかったボールが小依の顔に落下した。
小依「わあーー!」
夏音「依ちゃーん!」
みやこ・ひなた・花・乃愛「えぇ・・・・・」
建「そうはならんやろ・・・」
祐太「なっとるやろがい・・・」
勝負が終わった。
ひなた「中々楽しかったな!」
乃愛「うん!」
夏音「私達実行委員の当番だから行くね。」
ひなた「おお!」
小依「じゃあ後でね。」
乃愛「はーい!」
ここで小依と夏音が実行委員へ向かった。
乃愛「次何処行こっか?」
ひなた「あっちで魚釣りやってるって!」
乃愛「何それ!やってみたい!」
すると花が、みやこの手を握って走り出す。
花「お姉さん!後8個ですよ!」
みやこ「花ちゃん・・・お菓子は逃げないから・・・」
乃愛「花ちゃん本気だね。」
ひなた「おお!」
愛梨「私達も行こうか。」
建「よっしゃ!全部釣るぜ!」
祐太「大人気ねえ事するな。」
魚釣り。
みやこ「へぇ〜、こう言うのもあるんだぁ。」
祐太「・・・よし、1匹ゲット。」
建「・・・おっしゃ!ゲット!」
ひなた「フィーーーッシュ!!ん?おぉ!花凄いな!」
既に数匹釣ってる花。
花「フッフッフ。」
次はスライム作り体験コーナー。
祐太「あ〜、やっぱスライム良いな〜。」
建「この感触、小学校時代を思い出すな〜。」
みやこ「スライムって作れるんだなぁ〜。」
花「わ・・・何これ気持ち悪~・・・気持ち悪~い・・・」
そう良いながらスライムを触ってる。
みやこ(もしかして、気に入ったのかな?)
次は◯×クイズ。乃愛が解答者として出場してる。
司会者「桃太郎が持っていたのはみたらし団子である。」
乃愛「はい!きび団子!」
司会者「はい!正解!でもこれ〇×クイズだから答え言わないでね?」
スタンプが9個まで埋まった。
花「スタンプあと1つ!」
みやこ「もうちょっとだね。」
千鶴「おー。みやこ、祐太。」
祐太「ん?ヤッホー母さん!」
みやこ「お母さん!何やってるの?」
千鶴「私達が手伝ってるお化け屋敷の宣伝。皆来てよ~。」
乃愛「お化け屋敷!?」
ひなた「行く行く!」
建「愛梨、行ってみるか?」
愛梨「そうだね。行こう。」
みやこ「(そう言えば花ちゃんのお母さんに、連れて来るよう頼まれたって祐太が言ってたな・・・)花ちゃん。お化け屋敷大丈夫?」
”ギクッ!”
花「何がですか・・・余裕ですけど・・・」
祐太「怯えてるけど?」
花「ぶ・・・文化祭のお化け屋敷なんてどうせ子供騙しですよ・・・」
みやこ「そりゃ小学校でやってるお化け屋敷だもの・・・」
お化け屋敷に入った。ひなたと乃愛と愛梨と建は前へ進み、花はみやこにくっ付いて歩いてる。
猫のお化け「にゃー!」
みやこ(ちっちゃい可愛いお化けで全然怖くないな〜。)
後ろから祐太に肩トントンされた。
みやこ「ん?祐太どうしたの?」
祐太が下に指差す。
みやこ「ん?」
下を見ると、完全に怖がってる花の姿が。
みやこ(花ちゃんが結構ビックリしてるけど・・・)
祐太「花ちゃん、怖くなったら隠れて良いからね?」
花「い、いえ・・・大丈夫ですよ・・・」
祐太(何でこの状況で強気主張してんのかな・・・?)
花「おっ・・・!おねおねお姉さん!あ・・・彼処・・・」
力強くみやこの腕を引っ張る。
みやこ「ちょ・・・花ちゃん引っ張らないで・・・脱げる・・・脱げるから・・・」
花「あ・・・彼処にな・・・何か居ます!」
みやこ(ああ、あれ・・・花ちゃんのお母さんだ。)
此方を覗いてるのは、花の母の春香だった。
祐太(笑って見てる。春香さん、怖いって言うか何かエロいですよ・・・)
みやこ「よく見えないから、もう少し近くに行ってみようか。」
そう言って花を前に押す。花はすぐに祐太の後ろに隠れて、祐太の腕にしがみ付く。
花「ちょ!ちょっと!何するんですか!」
祐太「花ちゃん怖がってるだろ。」
みやこ「大丈夫だから。ほらよく見て?」
花「嫌です!何でですか!馬鹿ですか!馬鹿ですね!」
祐太(凄え罵ってる・・・)
みやこ「本当によく見れば怖くないから。」
花「よく見ればって・・・」
後ろを向くと・・・お化け役の春香が花の目の前に居た。
花「きゃーーーーーー!!!!」
同じ頃ひなた達は、花の叫び声を聞いた。
ひなた「あれ?みゃー姉とゆー兄と花は?」
愛梨「え?」
建「あれ?祐太?」
乃愛「居ない?まだ後ろに居るのかな?」
するとその時。
エミリー「ばぁ!」
ひなた「ん?」
乃愛「きゃー!」
怖がってひなたに抱き付く。
乃愛「ってママ?」
ひなた「本当だ。乃愛のお母さんこんにちは!」
エミリー「こんにちはデス!乃愛ちゃんにひなたちゃん。」
建「おぉエミリーさん!」
愛梨「こんにちは。」
エミリー「こんにちはデス。愛梨ちゃんに建君。」
乃愛「何でこんにゃく持ってるの?」
エミリー「よく分からないけど持たされマシタ。きっと非常食デスね。」
建「エミリーさん、それは違うと思いますよ?」
乃愛「そうだママ!さっきの怖がり方どうだった?可愛かった?」
エミリー「超可愛かったデス。乃愛ちゃんグッドデス!でも、体ごと強く抱き付くより、肩に軽く抱き付く方が可愛いと思いマース!」
乃愛「流石ママ!」
愛梨「ここって、お化け屋敷だよね・・・?」
建「もうただの演技指導じゃん・・・」
エミリー「それじゃあ・・・ばぁ!」
乃愛「きゃー!」
怖がってひなたの肩に軽く抱き付く。
建・愛梨「何だこれ?」
お化け屋敷から出た。
ひなた「みゃー姉とゆー兄と花遅いな〜。」
乃愛「うん。」
建「何してんだろうな。」
丁度そこに。
花「お母さんもお姉さんも嫌いです!」
泣いてしまった花が祐太に抱き付き、祐太が花を慰める。
みやこ「ごめんね花ちゃん・・・わざとじゃないんだよ。」
祐太「花ちゃん、よしよし。」
春香「ふふふ。」
花「何笑ってるの!」
春香『だって花ちゃんが家族以外にそんな風に接してるの初めて見たから。3人は仲良しなんだな~って。」
花「な!」
みやこ「・・・!」
乃愛「何何?何の話?」
春香「花ちゃんに、みやこちゃんと祐太君みたいな仲良しな人が出来て嬉しいな~ってお話。」
乃愛「あ~そうだね。みゃーさんとゆーさんと花ちゃんは仲良しだね。」
ひなた「それは認める!」
乃愛「みゃーさんは、仲良くないとあんな事しないもんね。」
みやこ「!!」
春香「あんな事?」
祐太「いえ、こっちの話ですよ。(ってか俺、姉ちゃんの趣味を隠蔽してるな。共犯者にされたら嫌だなぁ・・・)」
ひなた「でもな。みゃー姉とゆー兄だけじゃなくて私達も仲良しだぞ!」
乃愛「ねー!」
愛梨「仲良し4人組!」
みやこ「うん!」
祐太「だね!」
建「うむ!」
すると緊急放送が流れた。
小依『ひなたちゃん!花ちゃん!乃愛ちゃん!愛梨ちゃん!もうすぐ劇の時間だからすぐ体育館来て!』
ひなた「小依?」
夏音『本当に早く来て。もう時間ぎりぎりだから!』
ひなた・花・乃愛・愛梨「あ!集合時間忘れてたー!」
みやこ・祐太・建「えーーーー!?」
体育館。みやこと祐太と建と3人の母親が席に座る。
祐太「人も増えてきたな。」
建「劇が楽しみでしょうがねぇ。そうだ!ビデオカメラ召喚!」
バッグからビデオカメラを取り出した。
建「親父から借りて来たカメラで、愛梨達の勇姿を撮ってやるぜ。」
祐太「色々準備良いなお前。あ、ちゃんとひなた達も映せよ?」
建「お安い御用!」
だが、みやこは気分を悪くしていた。
みやこ「う・・・人に酔ったかも。気分悪くなってきた・・・吐きそう・・・」
エミリー「大丈夫デスか?」
千鶴「大丈夫?吐く前に外行って休んできな。」
みやこ「でももう始まるし・・・頑張る・・・うっ。」
千鶴「頑張るのは良いけど、あんまり無理するんじゃないよ。」
祐太「ここで吐いたらシャレになんねえぞ?」
春香「サングラスを掛けたり、ガムを食べたりすると酔い止めになるみたいですよ。後、楽な姿勢を取るのも良いらしいです。」
千鶴「ガムはあるけど、サングラスなんて持って来てないでしょ・・・」
サングラスはあった。
千鶴「何であるの?」
祐太「せめてジュースでも飲んどけよ。」
建「チョコとかキャンディとか色々持ってるぞ俺。」
祐太「お前準備良いな。」
舞台裏では。
乃愛「ひなたちゃん後ろ前だよぉ。」
ひなた「うわ!すまん乃愛!」
夏音「花ちゃん大丈夫そうだね。」
花「うん。」
夏音「依ちゃんは大丈夫?」
小依「ま・・・まぁね!」
花(実はドキドキだけど・・・)
内心は緊張している。舞台幕を少し開けてお客を確認する。
花(うわぁ・・・人いっぱい。見なきゃ良かった・・・ん?)
腕組んで足組んだ姿勢でガムを噛んでるサングラス姿のみやこが見えた。
花(何かガラ悪い人が・・・ってお姉さん!?また被ってる・・・あれ・・・?)
彼女の心の中で何か安心感が芽生えた。
花(全く・・・)
放送『ただいまより、5年3組による天使のまなざしを上演いたします。』
体育館に拍手が響き、舞台裏では皆が頷く。
そして幕が開き、劇が始まった。
『END』
キャスト
星野みやこ:上田麗奈
白咲花:指出毬亜
星野ひなた:長江里加
姫坂乃愛:鬼頭明里
種村小依:大和田仁美
小之森夏音:大空直美
日下部愛梨:鈴木亜里沙
松本香子:Lynn
星野千鶴:小清水亜美
白咲春香:藤村歩
姫坂エミリー:豊崎愛生
山中先生:衣川里佳
クラスメート:柴田芽衣
星野祐太:千葉翔也
日下部建:石川界人
エミリー「乃愛ちゃん達の劇、超楽しみデス!」
春香「一生懸命練習してましたものね!きっと良い劇になります!」
千鶴「問題はみやこだねぇ・・・」
最終回「天使のまなざし」
母親組「お楽しみに!」