姉に天使が舞い降りた?   作:naogran

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OVA「期待を裏切らないね/常に寄り添い/これに着替えましょう!/私がお姉ちゃんで、僕がお兄ちゃんだよ」

『EP01・期待を裏切らないね』

 

夏休みのある日、1台の車が何処かへ向かっていた。

 

ひなた「花、ハムスターみたいだな!」

 

車内にはみやこ達が乗っていた。花はポッキーをハムスターみたいにパクパク食べる。

 

乃愛「本当だ!」

 

愛梨「可愛い!」

 

ひなた・乃愛・愛梨「あははは!」

 

祐太「花ちゃんよく食べるなぁ〜。」

 

建「沢山食べるのは元気な証拠だからな。」

 

祐太「それもそうだな。」

 

千鶴「お!見えてきたよ!」

 

 

 

 

湖の近くのキャンプ場に到着した。

 

ひなた「おおおーーー!」

 

乃愛「綺麗ーー!」

 

愛梨「湖だー!」

 

祐太「キャンプ場に到着ー!」

 

建「ビバ!キャンプ!」

 

そんな中みやこは。

 

みやこ「はぁ・・・折角の休みだってのに何だってこんな所に・・・家に居たかったのに・・・」

 

 

 

 

数日前の星野家。

 

ひなた「ええ!?みゃー姉来ないのか!?」

 

祐太「折角のキャンプだってのに!?」

 

みやこ「ほら、私キャンプとか苦手だから・・・」

 

千鶴「1人で留守番してるんだってさ。」

 

みやこ「うん。」

 

祐太「それは無えだろ!?折角のキャンプなんだぞ!?それに見ろ!建にLINEしたら1秒で返信来たんだぞ!?」

 

スマホのLINEから建の即OKの返信メールを見せた。祐太がみやこの右手を引っ張り、ひなたがみやこの左手を引っ張る。

 

祐太「姉ちゃんも来いよ!」

 

ひなた「そうだぞーー!みゃー姉も一緒に行こうよーー!!」

 

更に後ろから、千鶴に抱き付かれた。

 

みやこ「お母さんまで・・・」

 

祐太「ほら見ろ!母さんも行こうって言ってるぞ!」

 

 

 

 

そして現在。

 

みやこ「はぁ・・・」

 

千鶴「もう諦めな。」

 

すると微風が吹き始めた。

 

千鶴「ほぉら、気持ち良いよ?」

 

みやこ(青い空・・・壮大な自然・・・綺麗な空気・・・)

 

祐太「いやぁ〜、微風気持ち良い〜。」

 

建「あ〜、自然って良いな〜。」

 

みやこ「はぁ・・・帰りたい・・・」

 

ひなた「みゃー姉!泳ごう!」

 

みやこ「えぇ・・・嫌だよ・・・」

 

花「湖、凄く綺麗ですよ?」

 

みやこ「そ・・・そうだけど・・・」

 

乃愛「行こうよみゃーさん!」

 

みやこ「えぇ・・・?」

 

愛梨「折角のキャンプなんだし!」

 

みやこ「でもぉ・・・あ!私水着持ってない!だから泳ぐのは無理〜!」

 

しかし千鶴がバッグからみやこの水着を出した。

 

みやこ「お母さん・・・何で・・・?」

 

乃愛「フフ〜ン!こんな事もあろうかと、2人で相談して用意しておいたの!」

 

乃愛・千鶴「ねー!」

 

祐太「母さん!乃愛ちゃん!グッジョブ!」

 

乃愛・千鶴「フフ〜ン!」

 

お互いにサムズアップした。

 

みやこ「何時の間に・・・!?サイズとかどうしたの!?」

 

乃愛「松本さんに聞いたら、みゃーさんのサイズ教えてくれたよ?」

 

 

 

松本のメール『みやこさんを初めて見たときの光景が、今も私の脳裏に焼き付いて離れないの。あの日から私の人生は変わってしまった。そう、みやこさんは私の運命の人、運命に導かれるように、私はみやこさんの姿から片時も目を離さないように生きてきた、それが私の人生。ああ、ライフイズビューティフル。みやこさんに乾杯!それはそうとみやこさんのサイズだけど(つづく)』

 

 

 

みやこ「・・・・・」

 

祐太「松本、こう言う時に限って有能だな。」

 

みやこ「わ、私、皆の撮影係りするから!だから泳ぐのは無理〜!」

 

建「はいみやこさん!」

 

カメラの防水カバーを取り出した。

 

みやこ「何で建君が持ってるの・・・?」

 

建「フフ〜ン!こんな事もあろうかと、乃愛ちゃんと千鶴さんと一緒に相談して用意しておいたのさ!」

 

乃愛・千鶴・建「ねー!」

 

祐太「建!乃愛ちゃん!母さん!グッジョブ!」

 

みやこ「あぁ・・・あ!」

 

なんでもやる券を取り出した。

 

みやこ「これで!」

 

花「お姉さんが誕生日の日にあげたなんでもやる券ですね?」

 

みやこ「乃愛ちゃんと花ちゃんの2枚を使って、水着着るの勘弁して〜。」

 

ひなた「えぇ〜?」

 

愛梨「勿体無いのに・・・」

 

祐太(コスプレしてる癖に・・・)

 

花「そんなに嫌なんですか?」

 

みやこ「うん・・・」

 

乃愛「本当に良いの〜?」

 

みやこ「え?」

 

乃愛「そんな事でなんでもやる券使っちゃって良いの?何時かもっと良い事に使えるかも知れないのに〜。」

 

みやこ「もっと・・・?」

 

乃愛「そっ!だってその券に有効期限は無い。つまり、5年後、10年後、とっておきのチャンスがあるかも知れないのに〜。」

 

みやこ「とっておきのチャンス・・・!?」

 

花「ちょっと乃愛、変な事言わないで。」

 

みやこ「やっぱ止めとく。」

 

なんでもやる券を仕舞う。

 

花(何時か取り返そう・・・)

 

何時か必ずなんでもやる券を取り返そうと誓った花であった。

 

建「よし祐太!湖を泳ぐぞ!」

 

祐太「おっしゃ!」

 

 

 

 

水着に着替えた。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨「わーーーい!!」

 

祐太・建「イエーーーイ!!」

 

6人が湖に入って遊ぶ。

 

ひなた「気持ち良いな〜。」

 

乃愛「うん。」

 

愛梨「そうだね。」

 

花「はぁ〜。」

 

祐太「泳ぐの久し振りだなぁ〜。」

 

建「本当、青空の下での泳ぐの良いな〜。」

 

ひなた「みゃー姉!早く早くー!」

 

みやこ「あぁ・・・うぅ・・・」

 

乃愛「みゃーさん水着似合ってる!」

 

花「うん。」

 

愛梨「似合ってるよ。」

 

ひなた「当然だな!」

 

みやこ「もう止めて・・・」

 

花「来ないんですか?」

 

ひなた「気持ち良いぞ!みゃー姉!」

 

建「みやこさーん!沖まで競争しようぜー!」

 

乃愛「早く早くー!」

 

みやこ「はぁ・・・」

 

渋々湖に入ろうとするが。

 

みやこ「ヒャッ!冷た・・・」

 

花「入っちゃえば平気ですよ。」

 

祐太「ほら来いよ姉ちゃん。」

 

みやこ「えぇ・・・・?」

 

ひなた「みゃー姉!」

 

強引にみやこを引っ張る。

 

みやこ「うわあ!ちょっとひなた!」

 

何とか耐えるみやこ。

 

ひなた「意外としぶといな。ゆー兄!たけ兄!」

 

祐太・建「おう!」

 

畔に上がった2人。

 

祐太・建「ほい。」

 

みやこ「うわああああ!?」

 

後ろから2人にチョンと押されて湖に落ちた。

 

ひなた・乃愛・愛梨「あはははははは!」

 

みやこ「ぷはぁ!(あぁ・・・帰りたい・・・)」

 

乃愛「えい!」

 

水を2人に飛ばした。

 

みやこ・ひなた「うわ!」

 

みやこ「ちょっと・・・乃愛ちゃん!?」

 

乃愛「あははははは!」

 

ひなた「みゃー姉!こっちも行くぞ!えい!」

 

負けじとひなたも水を飛ばす。

 

乃愛「きゃあ!」

 

花「うわっ!ちょっと・・・」

 

乃愛「やったな〜?」

 

祐太「俺達も混ぜろー!」

 

建「第3勢力の参戦だ!」

 

愛梨「行くよー!」

 

祐太「どりゃああ!」

 

ひなた「うわっ!中々やるなぁ!そりゃああ!」

 

建「おあっと!中々だなぁ!だが負けん!よいしょー!」

 

乃愛「負けないよ〜!それ!」

 

愛梨「きゃあ!乃愛!お返しよー!」

 

花「フッ。ふん!」

 

みやこ「うわっ!・・・・ん?」

 

楽しく遊ぶ6人を見たみやこに何かが走った。

 

みやこ「こ・・・これは!!」

 

シャッターをひなた達に向けて切る。

 

みやこ「えへへ〜・・・」

 

 

 

 

遊び終えた後。

 

千鶴「じゃあ準備するよ!」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨「はーい!」

 

 

 

みやこ、祐太、建、千鶴でテントを張る。

 

ひなた、花、乃愛、愛梨でバーベキューの準備を進める。

 

 

 

夕方になった。

 

千鶴「皆のお陰で思ったより早く出来たねぇ!」

 

ひなた「早く食べたい!」

 

花「うん!」

 

千鶴「すぐだよ。後は火を点ければ。」

 

チャッカマンで紙に火を着火。しかし紙だけ燃えてすぐに消えてしまった。

 

千鶴「可笑しいなぁ・・・もう1回。」

 

再び点ける。しかしまた紙だけ燃えて消えてしまった。

 

千鶴「可笑しいなぁ・・・何で点かないんだ・・・?」

 

建「もっと炭を用意するか?」

 

祐太「そんなにいらんだろ?」

 

すると乃愛が、バッグからある物を出した。

 

乃愛「みゃーさん、これ何?」

 

みやこ「ん?あ!」

 

着火剤だった。

 

 

 

 

着火剤に火を点けて、今度こそ炭に火が点いた。

 

千鶴「そう言えば着火剤って言うのがあったねぇ・・・」

 

みやこ「あはは・・・」

 

祐太「俺が用意したのを忘れてたな・・・」

 

建「祐太の家族って、天然な一面があるのか?」

 

祐太「分からん。」

 

バーベキューコンロに炭を入れた。

 

ひなた「もう良いのか?」

 

千鶴「良いよ!」

 

建「どんどん持って来い!」

 

乃愛「やったー!」

 

愛梨「来たー!」

 

花「肉!」

 

みやこ「じゃあ適当に焼いていくね。」

 

祐太「バーベキュー開始!」

 

バーベキューコンロの上に肉を綺麗に置く。

 

花「手伝います!」

 

不器用に肉を置くと、落ちてしまった。

 

全員「あ・・・」

 

落ちた肉は、燃え続けて小さくなってしまった。花がもう1度焼こうとするが。

 

乃愛「花ちゃん!私が焼いてあげる!」

 

花「ん?」

 

建(不器用に自覚が無いのって本当怖ぇなぁ・・・)

 

 

 

 

バーベキュー完食。祐太と千鶴は何かを焼いている。

 

ひなた「あ〜、美味しかったなぁ〜。」

 

みやこ「皆よく食べたねぇ。」

 

建「あ〜食った食った〜。」

 

愛梨「もうお兄ちゃん食べ過ぎだよ。」

 

乃愛「お腹いっぱ〜い。」

 

花「ん。」

 

千鶴「これは別腹でしょ?」

 

祐太「ほらほら〜。」

 

焼きマシュマロを皆に見せる。

 

みやこ「マシュマロ?」

 

千鶴「あんたは知らないでしょ〜?」

 

建「WAO!焼きマシュマロ!」

 

乃愛「あぁ!焼いて食べるの美味しいよね!」

 

愛梨「そうそう!焼きマシュマロ美味しいのよ!」

 

ひなた「そうなのか!?」

 

花「やってみたい!」

 

千鶴「はいどうぞ!」

 

ひなた達の分のマシュマロを渡す。

 

祐太「建、愛梨ちゃん、2人の分だ。」

 

建「ワッホイ!サンキュー!」

 

愛梨「ありがとう!」

 

マシュマロを丁寧に焼く。

 

ひなた「おぉ〜!焼けてきたぞー!」

 

乃愛「もう良いかな?」

 

ひなた「もうちょっと焼いた方がきっと美味いぞ?」

 

乃愛「そうだね!」

 

もうちょっと焼いてみるが、焼き過ぎて焦げてしまった。

 

乃愛「焦げちゃったぁ!」

 

ひなた「難しいな!」

 

愛梨「こっちも焦げたよぉ!」

 

建「ん〜、結構ハードだな。」

 

そんな中花は、焦がさずに丁寧に焼いている。

 

花「フフン。」

 

みやこ「花ちゃん上手に焼けたね!」

 

乃愛「花ちゃんに負けるなんて・・・」

 

ひなた「ん?」

 

花「フフン。あーーーー・・・」

 

食べようとするが、焼きマシュマロが落ちてしまった。

 

祐太「落ちちゃった・・・」

 

乃愛「花ちゃん、期待を裏切らないね。」

 

それを見た千鶴が、焼きマシュマロをクッキーで挟んでスモアに。

 

祐太「スモアにしたか。」

 

千鶴「こうすれば落ちないよ。」

 

花「っ!ありがとうございます!」

 

みやこ「わぁ〜!」

 

ひなた「美味そう!」

 

乃愛「私も作ろう!」

 

ひなた「私も!」

 

愛梨「私も!」

 

建「俺も!」

 

 

 

 

夜になり、皆が花火を楽しむ。ひなたと花と乃愛と愛梨がハートを作り、祐太が建にネズミハナビを飛ばして、建が逃げる。

 

 

 

星空が輝く夜空を皆で見上げる。

 

乃愛「あれ、夏の大三角形じゃない?」

 

祐太「あ、本当だ!」

 

花「どれ?」

 

乃愛「彼処と、彼処と、彼処を結んで。」

 

ひなた「おぉ!乃愛凄いなぁ!」

 

乃愛「フフーン!」

 

みやこ(来て良かったかも。)

 

するとその時、ガサガサと言う音が聞こえた。

 

みやこ「っ!?」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨「っ!?」

 

花「な・・・何・・・?」

 

後ろの茂みから音が聞こえた。

 

花「こっち来る・・・!」

 

乃愛「怖ーい・・・!」

 

花「っ・・・!」

 

祐太「・・・建。」

 

建「・・・おう。」

 

2人が勇気を出してみやこの前に出る。茂みの音がどんどん大きくなる。

 

花「お・・・お姉さん・・・何か来ます・・・!」

 

みやこ「う・・・うん・・・」

 

ひなた「クマか・・・!?」

 

花「お・・・お化けかも・・・!?」

 

乃愛「きゃあーーー・・・」

 

愛梨「怖い・・・!」

 

みやこ「お、お母さん!お母さん!」

 

だが千鶴は爆睡している。

 

祐太「乃愛ちゃん、そこのチャッカマン貸して。」

 

愛梨「う、うん・・・」

 

チャッカマンを祐太に渡す。

 

建「さぁ来いクマ・・・!」

 

祐太「出て来たら火で炙ってやる・・・!」

 

チャッカマンを構える。ひなた達が怖がる。

 

みやこ(わ・・・私も守らなきゃ・・・!)

 

傍に落ちてる木の棒を拾って構える。すると茂みから影が現れた。それは、全身が緑色に染まっている怪物だった。

 

祐太・建「っ!」

 

2人が勇気を出して走り出す。

 

みやこ・花・ひなた・乃愛・愛梨「きゃあああああああ!!!」

 

祐太「この野郎!火で炙ってバーベキューだああああ!!!」

 

建「必殺!建キーーーック!!」

 

チャッカマンと飛び蹴りで怪物を倒そうとすると・・・

 

 

 

 

 

 

松本「やだ!私よ私!」

 

 

 

 

 

 

怪物の正体は松本香子だった。

 

みやこ「ま、松本さん!?」

 

祐太・建「松本!?あばばばばばぐへっ!!」

 

怪物の正体が松本だと知って、同時に地面に転んだ。

 

乃愛「もう!何してるの!?そんな格好して!」

 

祐太「何だそれ!?ギリースーツ!?」

 

松本「勿論、みやこさんがキャンプに行くって言うから来たのよぉ!でもちょっとトイレに行こうとしたら道に迷ってしまって・・・」

 

みやこ「えぇ・・・・」

 

乃愛「こんな所まで・・・」

 

建「ビビらせやがって・・・クマかと思ったじゃねえか・・・!!」

 

花「通報レベル越えてる・・・」

 

 

 

 

 

 

翌朝。

 

松本「みやこさぁ〜ん、朝よ〜。」

 

テントをこっそり開けて、千鶴と一緒に寝ているみやこの寝顔を撮った。

 

そして朝食は、松本と一緒に食べましたとさ。

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『EP02・常に寄り添い』

 

松本香子・18歳。星野みやこと出会ったのは、彼女が高校1年生の頃。

 

 

 

女子高等学校の被服部。みやこは1人で服を作っていた。

 

その孤高な心に衝撃を受けた松本は、みやこに憧れ、同時に強烈なライバル心を抱いたのである。そしてその日から、香子とみやこは、固い絆で結ばれた心の友となったのです。

 

下校中に、みやこに憧れてカラコンでオッドアイをしてみやこを尾行する。

 

 

 

 

姫坂家の引っ越しのアルバイトをしていた時にみやこのコスプレ姿を隠し撮りした時も常に寄り添い。

 

妹の友奈と飼い犬のみやこと散歩中も、雨の日も星野家を通りすがって寄り添い。

 

夏祭りのチョコバナナの店のアルバイトしている時も寄り添い。

 

寄り添い続け・・・そして遂に・・・出会ったのでした。寝ていたみやこの頭が自分の顔面にぶつかって、嬉しくなった松本香子なのであった。

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『EP03・これに着替えましょう!』

 

10月31日。今日はハロウィン。星野家ではハロウィンの飾り付けがしてあった。

 

みやこ「う〜ん・・・ちゃんと撮れてる。」

 

ビデオカメラで綺麗に撮れるか確認している。

 

みやこ「これで準備はOK!・・・そろそろかなぁ?」

 

 

 

 

数日前。ひなたと風呂入ってる時。

 

みやこ「え?ハロウィン?」

 

ひなた「うん!町内会のイベントに、皆で参加する事になったんだ!」

 

みやこ「それってあの・・・悪戯されたくなかったらお菓子頂戴って、家回る奴?」

 

ひなた「そう!それ!」

 

みやこ「はぁ・・・私が小学生の時にそう言うの無くて助かった・・・」

 

ひなた「それで、皆仮装するんだって。」

 

みやこ(そうだ!ハロウィンと言えばコスプレ!思いっ切り花ちゃんのコスプレ姿を撮影出来る!ハロウィン・・・何て素晴らしい日なんだ!)

 

ひなた「おーい、みゃー姉?」

 

 

 

 

そして現在。

 

みやこ(皆に渡すかぼちゃのクッキーも用意出来たし、後は到着を待つのみ!)

 

そこに、祐太がトイレから戻って来た。

 

祐太「皆まだ来てない?」

 

みやこ「うん、まだだよ。(花ちゃん、どんな衣装を着て来るのかなぁ〜?ハロウィンと言えばやっぱり・・・)」

 

 

小悪魔コスプレの花をイメージする。

 

花『お姉さん、お菓子くれないと・・・悪戯しちゃうぞ☆』

 

 

 

みやこ(ん〜・・・良い!凄く良い!花ちゃんデビル最高!あ、花ちゃんの事だから・・・)

 

 

 

狼コスプレの花をイメージする。

 

花『お姉さんを食っちまう!ガオー!』

 

 

 

みやこ(ん〜・・・これはこれでアリ!それとも・・・)

 

 

 

魔女コスプレの花をイメージする。

 

花『お菓子になっちゃえー!』

 

 

 

みやこ(あ〜・・・これも可愛い!でも、もしかして・・・!)

 

 

 

吸血鬼コスプレの花をイメージする。

 

花『あなたの血は何味かしら?』

 

 

 

みやこ(ヒョーーー!これも凄くアリだけど・・・こんなのもアリなんじゃない!?)

 

 

 

妖精コスプレの花をイメージする。

 

花『お姉さん、私にお菓子をくれないと、どうなっても知りませんよ?』

 

 

 

みやこ(ヒャアアアーーー!!良い・・・!それも良い!)

 

祐太「おーい?姉ちゃん?」

 

みやこ(ハロウィン終わるまで・・・私の心臓保つかなぁ・・・?)

 

”ピンポーン”

 

みやこ(来た!)

 

祐太「はーい。」

 

みやこ(すぅ・・・はぁ・・・よし!)

 

祐太「どうぞー。」

 

ドアを開けると、立っていたのは・・・

 

 

 

 

 

 

松本と妹の友奈だった。

 

 

 

 

 

 

みやこ「あれ?松本さん、友ちゃん!」

 

祐太「あらお2人さん」

 

松本「こんにちはみやこさん、祐太君。」

 

みやこ「こんにちは。」

 

友奈「みゃーこ!おかしかいたじゅらか!」

 

みやこ「松本達さんもハロウィンイベント参加してるんだ。」

 

松本「えぇ!」

 

みやこ「あの、それは何のコスプレなの?」

 

松本「何とかを探せ的なアレよ!」

 

祐太「ウォーリー?」

 

松本「それよりみやこさん!」

 

みやこ「な、何・・・?」

 

2人が押し寄せて来た。

 

松本「これに着替えましょう!」

 

妖精コスを出した。

 

みやこ「え・・・?いや私はそう言うのは・・・」

 

友奈「みゃーこ!おねがい!」

 

みやこ「え?」

 

友奈「みゃーこ!おねがい!おねがい!」

 

期待の眼差しをみやこに向ける。

 

みやこ「うぅ・・・・」

 

 

 

 

妖精コス着装。友奈はかぼちゃのクッキーを食べてる。

 

松本「素敵ーーーー!!流石みやこさんだーーーー!!とても似合ってるーーーー!!」

 

祐太「う、麗しい・・・」

 

松本「みやこさんが私の作った衣装を着てくれてる・・・あぁ〜この幸せの為に私は生きている!」

 

みやこ「(友ちゃんにあんな目でお願いされたら断れない・・・)でもこれ、本当に丁寧に作ってあるね・・・」

 

松本「それはそうよ!大切な心の友の、大切な体を包み込む衣装ですものぉ!一針一針私の心血を注ぎ込んだわ〜!」

 

 

 

 

数日前。

 

松本『みやこさぁ〜ん。みやこさぁ〜ん。みやこさぁ〜ん。みやこさぁ〜ん!みやこさぁ〜ん。みやこさぁ〜ん。みやこさぁ〜ん!』

 

 

 

 

みやこ・祐太(呪い・・・)

 

ただの呪いだとしか思わない。

 

松本「みやこさん、ハッピーハロウィン。」

 

友奈「みゃーこ!」

 

みやこ「ん?」

 

友奈「はろういーん!」

 

みやこ「う、うん。」

 

友奈「ゆーゆー!はろういーん!」

 

祐太「うん、ハッピーハロウィン。」

 

 

 

 

松本達が出た後、インターホンが鳴った。

 

祐太「はーい。」

 

5人「トリックオアトリート!」

 

祐太「おぉ!来たか皆!」

 

みやこ「おぉ〜!皆良いねぇ!」

 

乃愛「お菓子くれないとぉ〜、悪戯しちゃうぞ?」

 

小悪魔コスの乃愛。

 

みやこ「はい、どうぞ。」

 

乃愛「ありがと〜!」

 

ひなた「みゃー姉!ゆー兄!お菓子くれないとぉ〜、食べちゃうぞー!」

 

狼コスのひなた。

 

祐太「はいひなた。お菓子をどうぞ。」

 

ひなた「やったー!」

 

愛梨「お菓子をくれないとぉ〜、悪戯するよ!」

 

アリスコスの愛梨。

 

祐太「どうぞ愛梨ちゃん。」

 

愛梨「ありがとう!」

 

祐太「建は一緒じゃないの?」

 

愛梨「うん。お兄ちゃん今こっちに向かってるよ?」

 

祐太「そっか。」

 

建「グオォォォォォ・・・!」

 

そこにゾンビコスの建が現れた。

 

ひなた「おぉ!たけ兄だ!」

 

みやこ「いらっしゃい建君。」

 

建「ユウタ〜・・・オカシヲオクレ〜・・・デナイトオマエヲクウゾ〜・・・」

 

祐太「ほれお菓子だ。だから食うの止めてくれ。」

 

お菓子を建に渡す。

 

建「どうだった?俺のゾンビプレイ。」

 

祐太「完全になりきってたな。」

 

夏音「お姉さんとお兄さんに、魔法をかけちゃいますよ〜!」

 

魔女コスの夏音。

 

みやこ「はい夏音ちゃん!」

 

夏音「ありがとうございます。」

 

みやこ「もしかして、自分で衣装を作ったの?」

 

夏音「はい。依ちゃんと一緒に。」

 

祐太「小依ちゃんと作ったんだ!」

 

建「凄えじゃん!」

 

小依「そうよ!かのにはちょっとだけ手伝って貰ったけど!」

 

祐太「そうなんだぁ!凄いね!(ってか、夏音ちゃんが殆どやってくれたとしか思えないけど・・・)」

 

小依「お菓子を渡しなさい!さもないと・・・かのの血を吸うわよ!」

 

夏音「わぁ〜、お姉さんお兄さん助けてぇ〜!」

 

みやこ「これでご勘弁を〜。」

 

祐太「ささ、どうぞどうぞ。」

 

小依「ありがと!かぼちゃのクッキーね!」

 

みやこ「うん!」

 

祐太「俺と姉ちゃんで作ったんだ。」

 

みやこ「ん?えっと・・・」

 

だがまだ1人足りなかった。

 

みやこ「花ちゃんは?」

 

祐太「あれ?来てないの?」

 

建「本当だ、肝心の花ちゃんの姿は何処へ?」

 

ひなた「もうすぐ来ると思うぞ?」

 

乃愛「準備に時間がかかるって言ってたから。」

 

みやこ「そうなんだ。(コスプレ頑張ってるのかな?花ちゃん、どんな衣装で来るんだろう?)」

 

するとそこに・・・ゾンビ化したヒゲローが現れた。

 

みやこ「っ!?」

 

祐太・建「何じゃ!?」

 

乃愛・小依・夏音「わぁ!?」

 

ひなた「ヒゲローだぁ!」

 

ゾンビヒゲローがどんどん近付いて来る。

 

みやこ「花ちゃん・・・」

 

ゾンビヒゲロー「うん。」

 

このゾンビヒゲローは花だった。

 

祐太「まさかヒゲローで来るとは。まあヒゲローで来る事は分かってたけど。」

 

みやこ「そう来たかぁ・・・」

 

建「俺と同じゾンビになったのか。」

 

妖精でも、吸血鬼でも、狼でも、小悪魔でも、魔女でもなく、ヒゲローで来た花だった。

 

ひなた「良いな!ヒゲローゾンビ!」

 

こうして、楽しいハロウィンは幕を閉じた。

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『EP04・私がお姉ちゃんで、僕がお兄ちゃんだよ』

 

これは、みやこと祐太がまだ子供の頃の話。もうすぐ2人に下の兄弟が生まれるのです。赤ちゃん用のベッドにぬいぐるみを寝かせます。みやこは、沢山のぬいぐるみをベッドに寝かせました。

 

みやこ「えへへ〜。」

 

ぬいぐるみを抱っこして、あやす練習をします。

 

みやこ「早く会いたいな〜。」

 

祐太「男の子かな〜?女の子かな〜?」

 

そして、遂にその時が来ました。

 

 

 

 

ひなた「うわーーーーん!!」

 

待望の妹、ひなたが生まれました。

 

みやこ・祐太「・・・」

 

千鶴「ほ〜らひなた、よーしよし。」

 

祐太「うわぁ〜、結構泣くね〜・・・」

 

千鶴「ほぉら、お姉ちゃんとお兄ちゃんが見てるよ〜。」

 

ひなた「うわーーーーん!!」

 

それでもひなたは泣き止みません。

 

千鶴「みやこと祐太も抱いてみる?」

 

みやこ「え?」

 

祐太「僕も?姉ちゃん先に抱いてみて?」

 

みやこ「う、うん・・・」

 

勇気を出してひなたを抱いてみます。するとひなたがすぐに泣き止みました。

 

千鶴「ん?」

 

祐太「あ、泣き止んだ。」

 

みやこ「・・・・」

 

ジッとひなたを見ると、ひなたが笑い始めました。みやこは笑顔になりました。

 

祐太「お姉ちゃん、僕にも抱っこさせて!」

 

みやこ「うん。」

 

今度は祐太がひなた抱くと、ひなたが笑いました。

 

みやこ「私がお姉ちゃんで。」

 

祐太「僕がお兄ちゃんだよ。」

 

 

 

 

赤ちゃん用のベッドの上でひなたが笑っています。

 

ひなた「みゃー、みゃー、ゆー、ゆー。」

 

みやこと祐太は、ひなたの頬を優しく触ります。

 

ひなた「キャッキャ!」

 

またひなたが笑い、2人の指を握りました。

 

ひなた「みゃー!」

 

祐太「可愛い・・・」

 

ひなた「ゆー!」

 

みやこ「ずーっと、仲良くしようね。」

 

祐太「ひなた、宜しくね。」

 

『END』




         キャスト

     星野みやこ:上田麗奈
       白咲花:指出毬亜
     星野ひなた:長江里加
      姫坂乃愛:鬼頭明里
      種村小依:大和田仁美
     小之森夏音:大空直美
     日下部愛梨:鈴木亜里沙
      松本香子:Lynn
      松本友奈:木野日菜
      星野千鶴:小清水亜美

      星野祐太:千葉翔也
      日下部建:石川界人
 星野祐太(幼少期):藤原夏海
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