姉に天使が舞い降りた?   作:naogran

14 / 14
東京都多摩市。夏のある日。

ひなた・花・乃愛・愛梨「じゃんけんぽい!」

階段でじゃんけんする4人の少女達。

ひなた「勝ったー!」

星野ひなた。

乃愛「もーまた負けたー!」

姫坂乃愛。

ひなた「大丈夫かー乃愛ー!」

乃愛「大・丈・夫!」

じゃんけんに負けた乃愛が4人のランドセルを持って階段を上がる。

花「今日のお菓子は何だろう?」

白咲花。

乃愛「私チョコ系が良いなー!」

愛梨「私はパン食べたいなー。」

日下部愛梨。

花「クッキーが良い。」

乃愛「良いね!」

ひなた「後ちょっとだから、ダーッシュ!!」

乃愛「オーー!」

愛梨「負けないぞー!」

花「フフッ。」

4人が星野家へ向かってダッシュ。






星野宅。この家の部屋に1人の人物が爆睡中。

みやこ「zzz・・・・」

星野みやこ。ひなたの姉で大学生。普段は引きこもり同然の生活を送ってる。




ひなた「たっだいみゃー姉ー!」

乃愛「お邪魔しまーす!」

花「お邪魔します。」

愛梨「みやこさん居るー?」

星野宅に到着した4人。階段を上がってみやこの部屋へ。




みやこの部屋のドアをひなたが開けた。

ひなた「みゃー姉!おっはよーーーーー!!!」

みやこ「ぐふっ!!」

挨拶ダイブがみやこに直撃した。

乃愛「・・・・」

愛梨「相変わらず寝てるね・・・」

ひなた「みゃー姉!みゃー姉!みゃー姉ーーーー!!」

寝てるみやこの上をゴロゴロ転がる。

花「ひなた。お姉さん死んじゃう。」

ひなた「みゃー姉起きたかー!?」

みやこ「お・・・おはよう・・・」

やっとみやこが起きた。




小依・夏音「ひなたちゃーーん!!」

ひなた「おー!小依!夏音!」

クラスメイトの種村小依と小之森夏音が外からひなたを呼んだ。

ひなた「入って良いぞー!」

小依・夏音「お邪魔しまーす!」




乃愛「みゃーさん起きたし。下降りよ?」

花「うん・・・」






リビングで写真撮影大会。

みやこ「うんうん良いね!皆可愛いよー!」

6人がコスプレし、みやこが撮影。夏音は少し引いてる。

みやこ「ゴホッゴホッ!」

花「大丈夫ですか?」

愛梨「無理してない?」

小依「夏音!転んだ方が格好良いわよ!」

夏音「あ!依ちゃん!無理しないで?」

転ぼうとする小依を受け止めた。

小依「あ、ありがとう夏音。」

みやこ「はぁ・・・花ちゃん・・・今日も可愛い・・・」

花「・・・」

乃愛「もう!またみゃーさん、花ちゃんばっかり!私だって可愛いと思う。」

ひなた「そうだな!乃愛もサイコーに可愛いぞ!」

乃愛「え?・・・・」

可愛いと言われて照れた。

みやこ「花ちゃん、ちょっと振り向いてみて?」

花「・・・・・」

死んだ目をしながら、みやこを振り向いた。

みやこ「ヒャーーーーー!可愛いーーーよーーー花ちゃーーーーん!!!」

ハイテンションで連射。

みやこ「ハァ・・・ハァ・・・今日も良いの撮れたな〜。」

???「まーた花ちゃんのコレクションか?」

みやこ「おわ!?祐太!建君!」

祐太「相変わらずだな姉ちゃんは。」

星野祐太。高校生。みやこの弟でひなたの兄。

建「楽しそうですな〜みやこ姉さん。」

日下部建。高校生。愛梨の兄。

ひなた「おかえり!ゆー兄!」

祐太「ああ。ただいま。」

愛梨「お兄ちゃんおかえり。」

建「ただいま!アンドお邪魔してまーす!」

祐太「しかも夏音ちゃんまでコスプレさせて・・・」

花「今日のお菓子は何ですか?」

みやこ「ん?今日はクッキーだよ?」




お菓子のクッキー。

小学生組「おーーー!美味しそー!」

みやこ「召し上がれ!」

小学生組・建「頂きまーす!」

祐太「どれどれ。」

皆がクッキーを頂く。

夏音「美味しいね!」

小依「そうね!夏音が作ったクッキーの次くらいに美味しいわね!」

夏音「・・・ありがとう依ちゃん。」

花「パクパクパクパク。」

祐太「今日のクッキーも甘さと食感が絶品だな。」

ひなた「お?これ花の髪飾りみたいだな!」

花型のクッキーを見てそう言った。

乃愛「本当だ!」

花「ん?」

ひなた「花。服は何時もダサいけど、その髪飾りは可愛いな!」

花「ちょっと?」

祐太「ナチュラルにディスるなよ。」

乃愛「あ!もしかして、誰かのプレゼント〜?」

花「うん。小さい時、お祖母ちゃんに貰った。」

みやこ「お祖母ちゃん?」

建「ほほう。花ちゃんのお祖母様からのプレゼントとな。」

花「はい。」




小さい頃。花は大好きな祖母から花の髪飾りをプレゼントされた。

花『ありがとうお祖母ちゃん!』

祖母『ーーーーーー』

花『?』




現在。

花「だから、ずっと大切にしている。」

乃愛「花ちゃんのお祖母ちゃんは何処に居るの?」

花「電車で2時間行った所。山の近くで綺麗な川があって。毎年遊びに行く。」

スマホを取り出し、祖母の家へ遊びに行った時の写真を見せた。

乃愛「良いなー!行ってみたーい!」

祐太「ん?花ちゃん、ここって長瀞?」

花「はい。」

建「お祖母様、埼玉に住んでるんだ。」

乃愛「イギリスのお祖母ちゃんにもずっと会ってないから、お祖母ちゃんにも会いたい!」

花「乃愛のお祖母ちゃんじゃないけど。」

乃愛「えー?良いじゃん!お祖母ちゃんって大体可愛いって褒めてくれるし!」

愛梨「確かに。孫が可愛くてしょうがないってこの前テレビでやってたし。」

ひなた「こう言う山とか川で、皆と遊びたいな!」

夏音「楽しそう!あ、でも泊まりじゃないと難しいかも。」

祐太「そうだよな。埼玉だもんな。」

ひなた「じゃあ泊まりで行くぞ!」

小依「練習になるわね!」

小学生組「ん?」

ひなた「何のだ?」

小依「私達、何時か修学旅行へ行くでしょ?その練習旅行よ!」

小学生組「おおー!」

祐太「修学旅行かぁ。小学校はそろそろだもんな。」

ひなた「良いな!練習旅行!」

乃愛「行きたーい!」

小依「リーダーは私ね!行先は?何処が良い?」

乃愛「日本のこう言う所行った事ないから、こんな感じの所行きたい!」

花「だったら、ウチのお祖母ちゃん家で良くない?」

小学生組「おーーー!」

ひなた「よーし!花のお祖母ちゃん家に皆で行くぞー!な?みゃー姉!ゆー兄!」

みやこ「え?本当に行くの?私も?」

祐太「ってか俺も?」

愛梨「お兄ちゃんも行くでしょ?」

建「え?俺もかよ?」

みやこ「でも、皆で行ったらご迷惑じゃないかな?」

祐太「修学旅行の練習旅行なんでしょ?だったらひなた達だけの方が・・・」

夏音「あ、そうですね・・・」

乃愛「そっか・・・」

残念がるひなた達。

花「お母さんに聞いてみる。」

スマホで母の春香に電話して聞いてみる。






一方母親組は、カフェのテラスでティータイムしていた。

エミリー「私、温泉に行きたいデス!」

姫坂エミリー。乃愛の母親。

千鶴「温泉?」

星野千鶴。みやこと祐太とひなたの母親。

エミリー「ハイ!温泉は、私が日本で好きなものベスト10の、堂々殿堂入りのLEGENDなのデス!」

千鶴「へぇー!確かに。たまには温泉でのんびりってのも良いよなー!」

エミリー「デショー?」

春香「あ!それなら、母の家の近くに良い温泉がありますよ?」

白咲春香。花の母親。

エミリー「Oh!皆で行きまショー!女子会デース!」

千鶴「女子会?」

春香「あ!楽しそう!」

”ブーブーブー”

スマホが振動してる。

春香「ん?花ちゃん、どうしたの?・・・え?お祖母ちゃんの家に?練習旅行?あー、そう言う事ね?んー・・・そうね。分かったわ。ちょっと聞いてみるから、待っててね?」

千鶴・エミリー「ん?」






星野宅。通話終了数秒で春香から着信が来た。

乃愛「早!」

建「春香さんもう!?」

花「はい。・・・うん。本当?お祖母ちゃん、来ても良いって。」

小学生組「やったー!」

ひなた「楽しみだな!みゃー姉!ゆー兄!」

みやこ「え?」

祐太「はえ?」

愛梨「これで大丈夫だよ!お兄ちゃん!」

建「え、ええ!?」

みやこ「私行くなんて言ってない・・・」

祐太「高校生の俺達まで行く事になってるの!?」

建「これは愛梨達の企画じゃないのか!?」

ひなた「良いだろ?みゃー姉!ゆー兄!」

愛梨「折角だからお兄ちゃんの行こうよ!」

小依「お姉さん!お願い!」

夏音「お兄さん!お願いします!」

祐太・建「ええー・・・・」

みやこ「私旅行とか苦手だし・・・家に居たい・・・」

乃愛「皆で行けば楽しいよ!」

ひなた「みゃー姉!ゆー兄!たけ兄!一緒に行こ!」

花「お姉さん。お兄さん。」

小依「一緒に行きましょ!」

愛梨「ね!」

みやこ・祐太・建「・・・・・・」

小学生組の期待の眼差しに3人が戸惑う。

祐太「う〜ん・・・そこまで言うなら。行こっか。」

建「だな。俺も行ってやるか。」

祐太「姉ちゃんはどうする?行くか?留守番か?」

みやこ「うぅぅ・・・分かった・・・行くよ・・・」

ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音「やったーーー!!」

祐太「小学生の練習旅行に高校生が混じるとか・・・」

建「よくよく考えたら、案外楽しそうじゃね?」

祐太「まぁ、変なルートに入らなければの話だが。」

みやこ「ああ・・・」

祐太「でも、行く前に。小依ちゃん。夏音ちゃん。2人は親御さんに電話して許可を貰う事。話はそれから。」

小依「分かったわ!」

夏音「はい!」






カフェのテラス。

春香「みやこさんと祐太君と建君が一緒なら安心ですね!」

エミリー「はい!みやさんと祐太君と建君と子供達はとっての仲良しデス!」

千鶴「うーん・・・とは言っても、祐太や建君が居てもみやこが一緒だと心配だし。こう言うのはどお?」

春香・エミリー「うん?」






星野宅。小依と夏音が親に電話してる。

夏音「そう。花ちゃんのお祖母ちゃん家に。」

小依「皆で行こうって言ってて。」

そんな中。みやこ達はビデオ通話で親達と通話してる。

春香『行き帰りはお母さん達も一緒に行くわね。』

花「行き帰りはって?」

祐太「3人で何処かプチ旅行?」

エミリー「はい!私達は、近くの温泉旅館に泊まりマース!」

千鶴『丁度3人で温泉に行きたいねって話してた所だったんだよ。』

みやこ「へぇー。」

建「温泉かー。気持ち良さそうだなー。」

春香『お祖母ちゃんもゆっくりしておいでって言ってくれて。じゃあそう言う事だから、またね。花ちゃん。』

花「うん。」

ビデオ通話終了。同じく小依と夏音の通話も終わった。

祐太「ん?2人共どうだった?」

小依「お母さん、旅行行って良いって!」

夏音「ウチも大丈夫です!」

祐太「よし、これでOKだな。」

ひなた「よーし!じゃあ皆で行くぞー!」

花・乃愛・愛梨・小依・夏音「オーーー!」

ひなた「みゃー姉!旅行だぞー!楽しみだな!」

みやこ「ウ、ウン。タノシミダネ。」

祐太・建「何故カタコト?」

小依「夏音!準備手伝ってあげる!」

夏音「ありがとう依ちゃん!」

建「俺も一緒に行くって事は、親父のカメラ貸して貰わなきゃだな。」

愛梨「うん。長瀞の景色とか撮らないとだね。」

乃愛「私、友達と旅行行くの初めて!」

花「?」

ひなた「早く行きたいなー!みゃー姉!」

みやこ「ソーダネー。」

ひなた「楽しみだな!ゆー兄!」

祐太「ああ。旅行だからいっぱい楽しまなきゃだな!」






夕方。松本香子は妹の友奈と愛犬のみやこと散歩してる。

友奈「お姉。みゃーこ楽しそう。」

松本「そうね〜。私もみやこと一緒だと楽しいわ〜。」

彼女は何を企んでいるのか。






練習旅行前日。種村宅にて。

夏音「依ちゃん。明日の準備は出来た?」

小依「勿論よ!」

マジックハンド、縄跳び、水鉄砲。

夏音「う〜ん・・・」

小依「こんなものかしらね!さぁ!詰めて行くわ!」

夏音「う、うん。」

小依「これと!これと!これと・・・ん?」

縄跳びと水鉄砲とマジックハンドを詰めてる途中。小依がダウジングを発見した。

小依「これがあれば、山で遭難しても大丈夫よ!」

夏音「行くのは花ちゃんのお祖母ちゃんのお家だから、遭難はしないよ?それは置いてこ?」

小依「そうなの?分かった!」

ダウジングを置いて、荷物を詰めてる途中。

夏音「ん?依ちゃん、これは?」

しおりの作り方ガイドブックを発見した夏音が小依に聞いた。

小依「あ!それは旅のしおり!夏音と一緒に作ろうと思って!」

夏音「あ・・・しおりかぁ。」

小依「エヘヘ。」






白咲宅。

花「ん。ん。」

荷物を詰めてる花。春香は花の祖母と通話してる。

春香「うん。そうなの。みやこちゃんって言って。お菓子作りが凄く上手なお姉さんでね。」

祖母『お姉さん?』

春香「花ちゃんともとっても仲良しなの。それにみやこちゃんは、祐太君って言う弟さんが居るの。」

祖母『そう・・・』

春香「じゃあ、明日は宜しく。」

祖母『ええ、またね。』






日下部宅。

建「愛梨ー。荷造り終わったか?」

愛梨「今終わったよ。」

建「にしても珍しいな。愛梨が俺を旅行に誘うとか。」

愛梨「折角なんだし、お兄ちゃんにも楽しんで貰おうって。」

建「そっかぁ。んで本音は?」

愛梨「休日は家でグーラタしてるお兄ちゃんを引き出したかったから。」

建「だろうな。まぁでも誘ってくれてありがとな。」

愛梨「どういたしまして。それで、お父さんからカメラ借りたの?」

建「ああ!これだ!最新の4Kカメラ!長瀞の景色をバッチリ収めてやるからな!」






星野宅。みやこが部屋で服を作ってる。

ひなた「みゃー姉!一緒に風呂に入ろー!」

みやこ「あー。今日中にこれやっておかなきゃだから、1人で入って?」

ひなた「えー?」

みやこ「早く寝ないと、明日起きられないよー?」

ひなた「ブー。」

祐太「何だひなた?姉ちゃんと風呂入れず拗ねたのか?」

ひなた「そうだぞー・・・お!だったらゆー兄と一緒に風呂入る!」

祐太「・・・今日は特別だぞ?」

ひなた「やったー!」

2人が風呂へ向かう。

みやこ「フフ。」






浴室。

祐太「ふぅー。明日の旅行楽しみだな。」

ひなた「おう!」

乃愛「ーーーー♪」

ひなた「ん?乃愛だ!」

祐太「本当だ。鼻歌歌ってる。」

隣の姫坂宅の浴槽から乃愛の鼻歌が聞こえた。

ひなた「ーーー♪」

彼女の鼻歌に乗せてひなたが鼻歌を歌う。

乃愛「ん?ひなたちゃん!何で?」

ひなた「乃愛が何時も歌ってるからな!覚えたぞー!」

乃愛「えー?聞こえてたのー?」

祐太「乃愛ちゃーん。」

乃愛「あ。ゆーさん!」

祐太「ひなたがどうしてもって言うから一緒に入ってるの。」

乃愛「ひなたちゃん、ゆーさんも好きなんだね。」

ひなた「おー!花のお祖母ちゃん家、どんな所だろうな!」

乃愛「楽しみだねー!(ひなたちゃんと一緒なら・・・)」

ひなた「乃愛と一緒なら何処でも楽しいけどな!」

だが乃愛からの返事がない。

ひなた「ん?乃愛ー?」

祐太「乃愛ちゃん?」

そんな乃愛は、ひなたの口説きで真っ赤になってる。

乃愛(そう言うとこだよー!)

ひなた「乃愛ー!大丈夫かー?」

窓から顔を出して乃愛を呼ぶ。

乃愛「だ、大丈夫!」

ひなた「楽しみだな!乃愛!」

乃愛「うん!」

ひなた「ヘヘッ!」

乃愛(この旅行で、ひなたちゃんと急接近しちゃうぞ!)




一方みやこは荷造りを終えてた。

みやこ「これで準備OKかな?あ。」

机の引き出しから髪留めを出した。

みやこ(これ着けて行こうかな?)

それは、誕生日の時に花から貰ったプレゼント。みやこがその髪留めを着けて鏡を見る。

みやこ(はっ!旅行先で失くしたら一生後悔する。)

失くしちゃダメと思い、髪留めを机の引き出しに仕舞った。

みやこ「うん!」






一方花は、ベッドで横になって、机にある髪飾りを眺めた。

花「・・・・」




乃愛『私、友達と旅行行くの初めて!』

ひなた『早く行きたいなー!みゃー姉!』

みやこ『ソーダネー。』

ひなた『楽しみだな!ゆー兄!』

祐太『ああ。旅行だからいっぱい楽しまなきゃだな!』




あの時の会話を思い出していた。

花「・・・」

彼女はそのまま眠って朝を待った。






翌日。旅行当日。駅に集合。

ひなた「おっはよー!」

小学生組・建「おはよー!」

祐太「おはよう皆!」

春香「おはようございます!」

エミリー「Good Morning!」

みやこ「お、おはようございます・・・」

星野一家が合流。

ひなた「花、今日もヒゲローか?」

花「これはお出掛け用。」

乃愛「そうなんだ・・・可愛いねー・・・」

愛梨「心が込もってない。」

花「お姉さん。何持って来たんですか?」

デカいリュックを背負ってるみやこに疑問を抱いてる。

みやこ「ん?ああ。遭難したらいけないから、色々持って来た。」

祐太「遭難しねえよ。」

小依「ホラ!やっぱり必要だったのよ!」

夏音「多分違うものだと思うけど・・・」

花「・・・・」

ひなた「よーし!出発だー!」

花・乃愛・愛梨・小依・夏音「オーーーー!」

祐太・建「レッツゴー!」




電車に乗り長瀞へ。




途中の飯能駅で降りて特急電車へ。建がひなたと乃愛と小依の3ショット写真を撮る。

特急電車に乗り換えて出発。

芝桜駅で蒸気機関車に乗り換え。


プレシャス・フレンズ

長瀞駅に到着。

 

ひなた・乃愛・小依「着いたーーー!!」

 

建「ビバ!長瀞駅ー!」

 

祐太「いや〜、蒸気機関車の乗り心地サイコーだったな!」

 

建「それな!あの汽笛の音たまらねえよなー!」

 

春香「折角だし、お家までハイキングしませんか?」

 

エミリー「良いデスね!」

 

みやこ「ええ!?」

 

千鶴「アンタ運動不足なんだし、丁度良いでしょ?」

 

祐太「引きこもり同然の姉ちゃんには打って付けだぞ?」

 

春香「そんなに遠くありませんから。」

 

エミリー「ファイトデス!みやさん!」

 

祐太「春香さんとエミリーさんも言ってるんだし。な?」

 

みやこ「ああ・・・はい・・・」

 

グルグル環境整備協力金箱に5円玉を入れると、5円玉が回りながら入った。

 

ひなた・乃愛・小依「おおーーー!」

 

夏音「皆ー!行くってー!」

 

ひなた・乃愛・小依「はーーーい!」

 

 

 

 

 

 

祖母の家までハイキング。

 

祐太「気持ちの良いなー。」

 

建「な。自然に囲まれてのハイキングとか、贅沢極まりないぜ。」

 

みやこ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 

 

 

遂に、花の祖母の家に着いた。

 

ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音「おーーー!」

 

祐太・建「おー!」

 

ひなた「ここが花のお祖母ちゃん家かー!」

 

花「うん。」

 

みやこ(はっ!!そう言えば、知らない人の家に泊まるのなんて初めてだ!怖いお祖母ちゃんだったらどうしよう!)

 

心の中で不安を抱えるみやこ。そこに、花の祖母が出迎えてくれた。

 

花「あ。お祖母ちゃん!」

 

春香「お母さん!」

 

祖母「いらっしゃい。」

 

花の祖母の桜。

 

ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音「こんにちはー!」

 

みやこ「こ、こんにちは!」

 

祐太・建「こんにちは。」

 

千鶴「この度はお世話になります。」

 

エミリー「宜しくお願いしマース!」

 

桜「はい。楽しみに待ってましたよ。」

 

みやこ「?」

 

花の髪飾りを見た。

 

桜「あら!その服!」

 

みやこ「ん?」

 

花が着てるヒゲローの服を見て声を上げた。

 

桜「・・・良いね!」

 

みやこ「え?」

 

祐太「ほえ?」

 

花「これ、お気に入りだから!」

 

褒められた花がドヤ顔した。

 

桜「やっぱり。コーディネートはこーでねーとね。」

 

全員「え?」

 

祐太・建「ダ、ダジャレ?」

 

春香「い、今のは服のコーディネートとこーでねーとをかけたダジャレで・・・」

 

祐太「え、ええそれは分かってますよ?」

 

ひなた「あはは!コーディネートはこーでねーと!面白いなー!」

 

建「ひなたちゃん笑ってる!?」

 

乃愛「えー・・・面白いのかな・・・」

 

愛梨「いや、笑いポイント0ね。」

 

エミリー「Japanese Jokeデスね!」

 

みやこ(お祖母ちゃん、何か面白い人だな・・・)

 

千鶴「アンタ、本当に大丈夫?」

 

みやこ「え?・・・も、勿論・・・」

 

千鶴「祐太。建君。みやこのフォローを頼むわね。」

 

祐太「任せとけ母さん。」

 

建「了解です。」

 

ひなた「みゃー姉には私も着いてるから心配いらないぞ!」

 

みやこ「だ、大丈夫だって!温泉でゆっくりして来て!」

 

春香「お願いね。お母さん。」

 

千鶴「宜しくお願いします。」

エミリー「宜しくお願いしマス。」

 

桜「はい。子供達の事は私に任せて、楽しんでらっしゃい。」

 

春香「花ちゃん。明後日の昼に迎えに来るから。」

 

エミリー「乃愛ちゃん。楽しんで下サーイ。」

 

千鶴「頼んだよ。」

 

ひなた「はーい!」

 

祐太「ああ。」

 

花「うん。」

 

みやこ「うん!」

 

乃愛「ママもね!」

 

千鶴・春香・エミリー「行って来まーす。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「行ってらっしゃーい!」

 

母親組は温泉へ向かって行った。

 

 

 

 

家にお邪魔する。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「お邪魔しまーす!」

 

家の中は広い。

 

祐太・建「広ーい!」

 

夏音「広いお家ですね。」

 

桜「古い家だからね。2階、案内してあげて?」

 

花「うん。」

 

 

 

 

居間。

 

乃愛「広ーい!」

 

愛梨「結構広いんだね。」

 

花「お祖母ちゃんが住む前は旅館なんだって。」

 

愛梨「そうなんだ!」

 

ひなた「広いなー!」

 

小依「広いねー!」

 

乃愛「何処行くのー?」

 

ひなた「探検だー!」

 

乃愛「私もー!」

 

 

 

 

庭に飛び出した。

 

祐太「皆元気だなー。」

 

建「活発にありふれてるねー。」

 

ビデオカメラでひなた達が遊ぶ光景を撮影してる。

 

 

 

 

ひなた・乃愛・小依「わぁー!」

 

石橋の下に流れる川を眺める。

 

夏音「皆ー!おやつだってー!」

 

祐太「来ないと無くなるよー!」

 

ひなた・乃愛・小依「はーい!」

 

 

 

 

 

 

家に戻る。タルト、和菓子、プリンが揃ってる。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依「わぁー!」

 

乃愛「すっごーい!」

 

愛梨「タルトにプリンに和菓子!どれも美味しそう!」

 

ひなた「何だ!パーティーか!」

 

桜「そっ!折角皆が来てくれたから、歓迎パーティーよ!」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「頂きまーす!」

 

お菓子を食べる小学生組。みやこと桜と祐太と建が笑顔で見てる。

 

桜「皆可愛いね。」

 

祐太「はい。」

 

乃愛「ね?可愛いって言ってくれるでしょ?」

 

ひなた・花「あーん。もぐもぐ。」

 

乃愛「聞いてる?」

 

愛梨「聞いてるよ。」

 

ひなた「んまーい!」

 

小依「これだけあれば、何時でも遭難出来るわね!」

 

夏音「遭難したいの・・・?」

 

乃愛「お婆ちゃん。お婆ちゃんも花ちゃんと一緒でお菓子が好きなの?」

 

桜「そうね。好きね。」

 

乃愛「そうなんだ!」

 

夏音「どれも美味しいです!もしかして手作りですか?」

 

桜「え?ええ。全部私が作ったの。」

 

乃愛「凄ーい!」

 

愛梨「プロレベルですね!」

 

みやこ「美味しい・・・」

 

祐太「俺より甘い!」

 

建「それも美味え!」

 

花「お祖母ちゃん。作れるようになったの?」

 

桜「っ!」

 

みやこ「ん?」

 

ひなた「みゃー姉とゆー兄もお菓子作るの得意なんだぞー!」

 

みやこ「ひなた!」

 

祐太「ひなたの言う通りです。俺もお菓子の他に料理も出来るんです。」

 

小依「皆!お菓子食べ終わったら、早速出掛けるわよ!」

 

ひなた「何処へ行くんだ?」

 

小依「じゃーん!」

 

たびのしおりを出した。

 

乃愛「何それ!」

 

小依「旅のしおり!夏音と作ったのよ?」

 

夏音「面白そうな所を調べてみたの!」

 

ひなた「おー!」

 

乃愛「流石学級員!」

 

小依「リーダーの私に任せなさい!」

 

ひなた「っで、何処へ行くんだ?」

 

 

 

 

 

 

ラフティングで川下り。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「わあーーーー!!」

 

みやこ「きゃああーーーーー!!(何でこんな事に・・・!!)」

 

ひなた「お!みゃー姉カメラだぞー!」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「オーーーーイ!!」

 

カメラに向かって手を振る。

 

 

 

 

次は祐太と建も乗る。

 

祐太・建「イヤッホーーー!!!」

 

川下りのアクティビティに2人はハイテンション。

 

祐太・建「イエーーーーイ!!!」

 

カメラに向かってポーズを取る。

 

 

 

 

男子更衣室。2人は私服に着替え終えた。

 

祐太「ふぅ。」

 

建「いやぁ〜。川下りのアクテビティ面白かったな〜!」

 

祐太「ああ言う絶叫系、久々に堪能したな。」

 

建「皆着替え終えてるかな?」

 

祐太「いや、もしかすると・・・」

 

建「ん?」

 

 

 

女子更衣室。

 

ひなた「面白かったなー!」

 

愛梨「最高だったね!」

 

花「まあまあ。」

 

乃愛「もうビチョビチョだよ〜。」

 

みやこ「はい。着替え。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨「ん?」

 

アイドル衣装っぽい服。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨「え?」

 

花「やっぱり・・・」

 

小依「遭難した時用の荷物じゃなかったの?」

 

みやこ「え?あー、遭難した時用にも使えるかな〜って・・・」

 

愛梨「どう言う事?」

 

みやこ「ホラ!寒い時とか、これがあれば安心でしょ?」

 

小依「成る程!安心ね!」

 

花「いや・・・寒いとかないですし・・・」

 

乃愛「みゃーさん!これ可愛い!」

 

愛梨「全員分揃ってる。」

 

ひなた「私はどれ着れば良いんだ?」

 

みやこ「はい。これひなたの分。」

 

ひなた「おー!」

 

みやこ「それは乃愛ちゃんね。」

 

乃愛「わー!」

 

みやこ「そっちは愛梨ちゃんの分ね。」

 

愛梨「へぇー。」

 

みやこ「小依ちゃんと夏音ちゃんはこれ。」

 

小依「分かったわ!夏音!着替えましょ!」

 

夏音「う、うん・・・」

 

みやこ「はーい。花ちゃん♪」

 

花「・・・」

 

ひなた「花。着替えないのか?」

 

花「え?・・・・」

 

着るの躊躇っていると。

 

みやこ「花ちゃん。」

 

花「ん?」

 

みやこが花にカップケーキを出した。

 

花「しょうがないですね。」

 

カップケーキを食べた。買収成功。

 

 

 

 

 

 

一方祐太と建は、女性陣が出て来るのを待っていた。

 

建「皆遅いなー。」

 

祐太「悪い予感がする・・・」

 

みやこ「お待たせー。」

 

建「お!皆やっと来た・・・か!?」

 

みやこと一緒に出て来たのは、アイドル衣装を着たひなた達だった。

 

祐太「やっぱり・・・」

 

乃愛「可愛いー!」

 

小依「良いわね!」

 

夏音「ちょっと恥ずかしいけど・・・」

 

ひなた「みゃー姉!どうだー?」

 

みやこ「うん!皆凄く似合ってる!」

 

建「遭難用じゃなく衣装用か。」

 

祐太「姉ちゃんの思考が遭難してるけどな。」

 

建「座布団1枚。」

 

ひなた「ゆー兄どうだー?」

 

祐太「あ、ああ。似合ってるぞ。」

 

愛梨「お兄ちゃんどう?」

 

建「良いね可愛い!新たなアイドル誕生だ!」

 

ビデオカメラで愛梨を写す。

 

祐太「花ちゃん、無理矢理着せられちゃったの?」

 

花「いえ、お姉さんがお菓子をくれたので。」

 

祐太「買収か・・・夏音ちゃんも大丈夫?」

 

夏音「は、はい。大丈夫です・・・」

 

祐太「なぁ姉ちゃん。この子達に衣装着せて大丈夫なのか?」

 

花「そうですよ。こんなの恥ずかしいですよ・・・」

 

みやこ「ここはね、申請すればコスプレして外で撮影しても良いって言う素晴らしい町なんだよ?」

 

祐太「しまった!長瀞にはそう言うサービスがあったんだ!」

 

みやこ「いやぁ〜!旅行なんて行くのやだなーって思ってたんだけど、ここだったら良いかな?いや、寧ろ行きたいってなったんだよねー!」

 

花「はあ・・・」

 

乃愛「じゃあ早速撮影会だね!」

 

小依「良い場所があるわよ!リーダーの私に着いて来て!」

 

 

 

 

 

 

岩畳で撮影会。みやこと建が写真撮影する。

 

みやこ「うん・・・良いね!」

 

建「良いねえコレ!もうちょっと上がってみようか!」

 

ひなた「オッケー!」

 

乃愛(ひなたちゃんと急接近するチャンス!)

 

 

 

 

イメージ。

 

乃愛『うーん、登れないー!』

 

登れない乃愛の手を握ったのは。

 

乃愛『あ!ひなたちゃん!』

 

クールな顔のひなた。ひなたが乃愛を引っ張ったが、ひなたが後ろに倒れ、乃愛がひなたの上に倒れた。

 

ひなた『大丈夫か?乃愛。』

 

乃愛『うん・・・』

 

 

 

 

イメージ完了。

 

乃愛(よーし。)

 

早速作戦開始。

 

乃愛「うーん、登れないー!」

 

手を伸ばす乃愛の手を掴んだ人物は。

 

乃愛「あ!ひなたちゃ・・・」

 

みやこ「大丈夫?」

 

姉の方だった。

 

乃愛「違ーう!」

 

みやこ「え?」

 

祐太「あはは・・・」

 

小依「あ!おーい!」

 

川下りしてる観光客に手を振った。観光客も小依に手を振った。

 

みやこ「花ちゃん良いよ!ちょっと上向いてみようか!」

 

花「はあ・・・」

 

顔を上に上げる。

 

みやこ「はああ〜!」

 

花「お姉さん。これじゃ何時もやってる事と同じじゃないですか?」

 

みやこ「良いよ良いよ!次は振り返る感じで!」

 

祐太「話聞いてねえ・・・花ちゃん、後でお詫びのお菓子あげるよ。」

 

花「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

長瀞の町を歩く。

 

女性A「ん?」

 

女性B「わあ!可愛い!」

 

乃愛「ありがとー!」

 

花「うぅぅ・・・」

 

夏音「目立ってるね・・・」

 

愛梨「恥ずかしい・・・」

 

女性A「何かのイベントですか?」

 

小依「修学旅行の練習旅行よ!」

 

女性A「え?」

 

祐太(何か誤解されてる・・・)

 

 

 

 

町を歩く途中、乃愛が何かを見付けた。

 

乃愛「あ!」

 

ひなた「どうした?」

 

乃愛「レンタル衣装屋さんだって!」

 

フォトハウス萩原。

 

建「お!はいから衣装が展示してある!」

 

ひなた「おー!みゃー姉が作る服みたいだな!」

 

みやこ「こんなお店があるんだね。」

 

乃愛「みゃーさんも着ようよ!」

 

みやこ「え?」

 

ひなた「そうだな!みゃー姉も着よう!」

 

みやこ「わわわわ、私はいいよ!」

 

夏音「お姉さん似合いそう!」

 

小依「そうね!きっと格好良いわ!」

 

愛梨「みやこさん着てみてよ!」

 

みやこ「いやいやいやいや無理無理無理無理!」

 

花「私達だけこんな格好で歩かせる気ですか?」

 

祐太「この際の穴埋めとして姉ちゃん何か着ろ。」

 

建「大丈夫!みやこ姉さんなら似合うって!」

 

みやこ「うう・・・」

 

祐太「ホラ行くぞ!」

 

建「みやこ姉さんのイメチェン作戦開始ー!」

 

みやこ「ちょっと祐太!建君!」

 

2人が無理矢理みやこを引っ張ってフォトハウス萩原へ入って行った。

 

 

 

 

その間、ひなた達は町を散策。

 

乃愛「恋みくじ?やってみよう!」

 

恋みくじを引いてみる。引いたのは、『好きな人においしいものをアーンしてもらったら急接近☆』。

 

ひなた「乃愛。何か良いものあったか?」

 

乃愛「う、ううん別に?」

 

みやこ「お、お待たせ・・・」

 

祐太「皆ー来たよー!」

 

そこにみやこが祐太と建と一緒に戻って来た。

 

ひなた「おー!」

 

はいから衣装のみやこと、大日本帝国陸軍衣装の祐太と建。

 

ひなた「格好良いな!みゃー姉!」

 

愛梨「はいからみやこさん可愛い!」

 

みやこ「うぅぅ・・・」

 

ひなた「ゆー兄とたけ兄も格好良いな!」

 

小依「そうね!格好良いわね!」

 

建「軍服があったから、俺達も着ようってなってな。」

 

祐太「大日本帝国陸軍の軍服、凄えオシャレだな。」

 

みやこ「こ、これで歩くの恥ずかしい・・・」

 

花「お姉さんがそれを言いますか?」

祐太「姉ちゃんがそれを言うか?」

 

乃愛「似合ってるよみゃーさん!ゆーさん!建さん!」

 

夏音「とっても綺麗です!」

 

女性C「綺麗ー!」

 

女性D「ええ!素敵!」

 

通り掛かった2人の女性から綺麗と褒められた。祐太と健は褒めてくれた2人の女性に敬礼した。

 

みやこ「うぅぅ・・・」

 

乃愛「じゃあ、そろそろ移動しよっか!」

 

ひなた「小依!次は何処へ行くんだ?」

 

小依「次は・・・ぶどう狩りよ!」

 

夏音「甘くて美味しいんだって!」

 

花「甘い!?」

 

乃愛・愛梨「甘ければ何でも良いの?」

 

祐太「この近くのぶどう狩りだと・・・長瀞果樹園だな。」

 

 

 

 

 

 

長瀞果樹園。

 

ひなた「おー!いっぱい穫るぞー!」

 

みやこ「食べられる分だけにしときなー!」

 

ひなた「はーい!」

 

ぶどう狩り開始。

 

夏音「お土産に持って帰ろ?」

 

小依「そうね!」

 

祐太「このぶどう、お菓子に使うか。」

 

愛梨「お兄ちゃん、このぶどうお母さんとお父さんにお土産にしよっか。」

 

建「良いな!父さんと母さんに長瀞のぶどうを食べさせたい!」

 

花「・・・・」

 

”パシャ”

 

花「ん?ぶどう狩りしないんですか?」

 

祐太「姉ちゃん撮影だけか?」

 

みやこ「うん。私はいいよ。」

 

花「・・・」

 

祐太「花ちゃん。」

 

花「はい。」

 

2人は顔を合わせて頷いた。

 

花「お姉さん、こっち向いて下さい。」

 

みやこ「ん?」

 

こっちを見ると、花と祐太がスマホを持ってる。

 

花「撮ってあげます。」

 

祐太「ぶどう狩りで撮影だけなんて寂しいだろ?」

 

みやこ「わ、私はいいよ・・・」

 

花「ダメです。折角そんな綺麗な衣装で着てるんですから。」

 

祐太「はいからな姉ちゃんをスマホに焼き付けたいんだ。」

 

みやこ「うう・・・」

 

被写体のみやこに、花と祐太がスマホを向ける。

 

花「行きますよー。」

 

祐太「そのままそのまま。」

 

みやこ「うう・・・」

 

シャッターを切ったと同時に。

 

ひなた「みゃー姉!」

 

みやこ「おわっ!」

 

横からひなたが現れ、みやこに抱き付いた。

 

乃愛「あ!良いなー!私も!」

 

祐太「だったら皆で撮れば良いかも。」

 

夏音「まだ皆で撮ってなかったね。」

 

小依「そうね!皆で撮りましょ!」

 

 

 

 

祐太がスマホを持ち、自撮りで自分達を向ける。

 

祐太「ああ・・・皆入らねえ・・・」

 

小依「どうすれば良いのー!」

 

夏音「ポショポショ。」

 

小依「あ!こう言う時は、誰かに撮って貰えれば良いのよ!すみませーん!」

 

近くに女性スタッフを発見。建がカメラを渡し、撮って貰う。

 

女性スタッフ「行きますよー!はい、チーズ!」

 

集合写真を撮って貰った。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「ありがとうございました!」

 

建「すみません。」

 

女性スタッフ「いえ。」

 

 

 

 

フォトハウス萩原でみやこと祐太と建は衣装を返した。

 

 

 

 

 

 

夕方。桜の家へ帰って来た。桜が1人の女性と話していた。

 

全員「ただいまー!」

 

桜「あ、早かったのね。」

 

女性「花ちゃん、久し振りね。」

 

花「マチお婆ちゃん。来てたんだ。」

 

マチ「そうなの。桜ちゃんとお茶飲んでお喋りしてたのよ。」

 

祐太「知り合い?」

 

花「はい。お祖母ちゃんの友達のマチお婆ちゃん。」

 

マチ「こんにちは。」

 

ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音「こんにちはー!」

 

みやこ「こ、こんにちは。」

 

祐太・建「初めまして。」

 

マチ「皆可愛いわね〜。」

 

桜「本当。どうしたの?その格好。」

 

花「あ、ああ・・・」

 

愛梨「そうだった忘れてた・・・」

 

乃愛「コスプレだよ?」

 

桜「コスプレ?」

 

ひなた「みゃー姉が作ったんだぞ!」

 

桜「え!?作ったの?」

 

みやこ「はい、趣味で・・・」

 

花「困った趣味ですよね。」

 

祐太「全くですな。」

 

みやこ「ちょっと花ちゃん祐太・・・」

 

祐太「じゃあ違うって言い訳出来るか?」

 

みやこ「それを言われると・・・」

 

桜・マチ「うふふ。」

 

マチ「それじゃあ、私は帰るわね。」

 

花「あ、うん。またね。」

 

ひなた「さようならー!」

 

マチは家へ帰って行った。

 

夏音「これ、お土産です。」

 

お土産のぶどう。

 

小依「皆で獲ったのよ!花ちゃんが摘み食いしちゃったから大分減ったけど。」

 

花「気のせいだよ。」

 

桜「まあ!美味しそう!ありがとね。ご飯出来てるわよ。」

 

ひなた「やったー!」

 

乃愛「お祖母ちゃんのご飯楽しみー!」

 

桜「・・・・」

 

祐太「?」

 

 

 

 

 

 

皆で夕食。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「わぁー!美味しそー!」

 

オムライス、味噌汁、サラダ、シュウマイ、唐揚げ

 

ひなた「いっぱいあるな!」

 

小依「ご馳走ね!」

 

夏音「本当に!」

 

建「どれも美味そうだ!」

 

乃愛「これ全部お祖母ちゃんが作ったの?」

 

桜「え?ええ、そうよ。さ、さぁ食べてちょうだい?」

 

小依「そうね!食べましょ!」

 

夏音「うん!」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「頂きまーす!」

 

祐太・建「頂きます!」

 

小依「・・・美味しい!」

 

夏音「美味しいね!」

 

花「モグモグモグモグ。」

 

乃愛(はっ!チャンス!)

 

恋みくじの作戦のチャンスが来た。

 

乃愛「ひなたちゃんの前にある唐揚げ、美味しそう!」

 

ひなた「ん?おー!唐揚げ!あー・・・」

 

乃愛「あーーー・・・」

 

ひなた「ん!」

 

唐揚げを取ったひなたが、そのまま自分の口に入れた。

 

乃愛「・・・・」

 

ひなた「美味いぞ!」

 

乃愛「あ、うん・・・ありがと・・・」

 

作戦失敗。

 

小依「私も唐揚げ頂くわ!」

 

建「サラダとシュウマイ美味いな!」

 

愛梨「本当、どれも美味しいね!」

 

ひなた「みゃー姉とゆー兄のご飯も美味しいけど、お祖母ちゃんのご飯も凄く美味しい!」

 

みやこ「これだけのおかず、1人で作るのなんて私にはとても出来ないよ。」

 

祐太「まぁ姉ちゃんと一緒だったら出来るけどな。」

 

桜「・・・皆どお?味噌汁の味は。神の味噌汁。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「え?」

 

祐太・建「へ?」

 

ひなた「神の味噌汁、神の味噌汁・・・神のみぞ知るかー!あはははは!」

 

祐太「またひなたがツボに入った・・・」

 

小依「どう言う事?」

 

夏音「お味噌の味は、神のみぞ知ると、神様の味噌汁とかけてあるの。」

 

小依「ふ〜ん・・・よく分からないけど美味しいわ!」

 

桜「それなら良かった。あ、そうそう。今日は何処行ったの?」

 

小依「川に流されたわ!」

 

桜「え?だ、大丈夫だった?」

 

花「川下りの事。」

 

夏音「ラフティングしたんです。」

 

桜「あ!そう。」

 

建「小依ちゃん、もうちょっと言葉選ぼ?誤解を招くから。」

 

小依「ん?」

 

ひなた「面白かったな〜!」

 

乃愛「迫力あったよねー!」

 

小依「本当!」

 

夏音「後は岩畳に行って、その後ぶどう狩りをしました!」

 

桜「そう!お土産のぶどう、食後のデザートに頂こうね。ぶどう一粒どう?」

 

祐太「また?」

 

ひなた「ぶどう一粒どう?はーっはっはっはっは!」

 

乃愛・愛梨「ははは・・・」

 

小依「何なの?」

 

夏音「ダジャレだね。」

 

小依「ん?」

 

花「はぁ・・・私、今日はもうぶどうはいい。」

 

桜「え?」

 

祐太「まぁ花ちゃん、ぶどう摘み食いしてたもんね。」

 

花「だからそんなに食べてないですって。でも、今日はもういい。」

 

ひなた「そうだ!みゃー姉とゆー兄にぶどうのお菓子作って貰えば良いんじゃないか?」

 

花「お菓子!」

 

小依「良いわね!」

 

みやこ・祐太「ええ!?」

 

ひなた「お菓子なら花も食べるだろ?」

 

乃愛「ひなたちゃんナイスアイデアだね!」

 

建「是非とも食いたい!」

 

花「お姉さん!お兄さん!お願いします!」

 

期待の眼差しで2人を見る。

 

みやこ「ええ・・・」

 

祐太「そんな目で見ないで・・・」

 

ひなた「みゃー姉!ゆー兄!作って作って!」

 

みやこ「うう・・・でもご迷惑だよ。」

 

祐太「桜さんが許してくれるかどうか・・・」

 

花「え?良いよね?お祖母ちゃん。」

 

桜「え?あ、うん勿論。台所使って頂戴。」

 

みやこ「あ、ありがとうございます。」

 

祐太「すみません。」

 

ひなた「やったー!」

 

乃愛「ぶどうスイーツ!」

 

小依「楽しみね!」

 

愛梨「うん!」

 

みやこ「折角だし、皆で作ろっか。」

 

桜「え!?」

 

ひなた「作るー!」

 

乃愛「良いねー!」

 

夏音「うん!」

 

建「クッキングを撮るぜー!」

 

桜「皆で・・・楽しそうだね・・・」

 

 

 

 

 

 

台所でスイーツ作り。

 

祐太「桜さん。薄力粉は何処にありますか?」

 

桜「薄力粉?」

 

祐太「はい。姉ちゃんと企画して、ぶどうのタルトを作ろうかと思いまして。」

 

ひなた「良いな!」

 

みやこ「今日作って頂いたお菓子の中にタルトがあったので、材料揃ってるかなって思いまして。」

 

桜「ああ!材料。薄力粉ね?アレね。アレよね?何処へ仕舞ってたかしら?」

 

探し回って、半分以下残ってる薄力小麦粉を見付けた。

 

愛梨「半分以下あるね。」

 

桜「あんまり残ってないわね。」

 

花「足りますか?」

 

みやこ「う〜ん・・・ちょっと少ないかな?」

 

祐太「これだけだと、2〜3人分になっちゃうな。」

 

ひなた「じゃあ、お菓子は無しか。」

 

花「無し!?」

 

みやこ「あ、えっと・・・」

 

祐太「無しと言いたいが・・・あ!ゼラチン。」

 

食器棚にあるゼラチンを見付けた。

 

祐太「花ちゃん。ぶどうゼリーはどうかな?」

 

花「ゼリー!」

 

乃愛「ひんやりスイーツ!良いかも!」

 

小依「そうね!ゼリーも良いわね!」

 

みやこ「じゃあ、私と祐太はゼリーの用意をするから。皆はぶどうの皮剥きをお願い。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「はーい!」

 

 

 

 

ゼリークッキング開始。

 

建「さぁ、皆で美味しいぶどうゼリーを作りましょう。」

 

ビデオカメラで皆を写す。

 

小依「さぁ!皆で皮剥きよ!」

 

花「うん!」

 

桜「わ、私もやるわ。」

 

洗ったぶどうの皮を剥くと、果汁が飛び出た。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「うわあ!」

 

みやこ「ん?」

 

祐太「皆どうしたの?」

 

乃愛「ゆーさん、これ全部剥くの大変!」

 

祐太「それだったら、湯剥きしたら良いかも。」

 

夏音「トマトみたいにですか?」

 

祐太「うん。そうすれば皮が剥きやすくなるよ。」

 

桜「そ、そうね。」

 

水が入った鍋にぶどうを入れて、沸騰させる。こうする事で、皮が簡単に剥けた。

 

桜「まあ!」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「おぉー!」

 

桜「凄いのね!こんなに簡単に出来ちゃうのよね〜!」

 

みやこ「生クリームは残ってますか?あったら飾りに使おうかと思って。」

 

桜「な、生クリームね?どうだったかしら?」

 

冷蔵庫を開ける。

 

桜「あったわ!」

 

 

 

 

早速小依が生クリームを不器用に泡立てる。

 

小依「難しいわね!」

 

夏音「うん・・・」

 

愛梨「生クリーム飛び散ってるけど・・・」

 

今度は花も不器用に泡立てる。

 

花「ん!?」

 

鼻に付いた生クリームを舌で舐めようとするが、届かない。

 

乃愛「花ちゃん、それは無理だと思う。」

 

建「自分の舌を舐めるの無理ゲーだよ?」

 

次は桜。不器用に泡立てる。

 

ひなた「ん?お祖母ちゃんも下手っぴだな!」

 

みやこ「ちょっとひなた!」

 

祐太「触れちゃいけない事言っちゃダメ!」

 

桜「・・・やっぱり私には無理。」

 

花「お祖母ちゃん?」

 

祐太「桜さん?もしかして。」

 

桜「ごめんなさい。実は、昼間のお菓子も晩御飯も。私が作ったんじゃないの・・・」

 

みやこ・ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音・建「え!?」

 

花「やっぱりね。お祖母ちゃん、あんまり料理得意じゃないし。」

 

乃愛「そうなの?」

 

花「うん。遊びに来た時は、お母さんが作るかマチお婆ちゃんが作ってくれるかどっちかだから。だからさっきマチお婆ちゃんが来てたの?」

 

桜「うん・・・」

 

花「何でそんな事を?」

 

桜「春香から、みやこちゃんと祐太君の事を聞いて。」

 

みやこ・祐太「え?」

 

桜「お菓子作りがとっても上手で、花とも仲良しだって聞いたから。」

 

花「それでどうして嘘なんか?」

 

桜「花を、みやこちゃんと祐太君に取られちゃうような気がして・・・」

 

花「え?」

 

桜「だって、そんな素敵な友達が出来たら、お祖母ちゃんの所にはもう遊びに来てくれないんじゃないかと思って・・・恥ずかしいお祖母ちゃんだね・・・」

 

花「恥ずかしくなんてないよ。」

 

桜「え・・・?」

 

花「お祖母ちゃんの事大好きだし。皆を連れて来られて良かった。後、これからもいっぱい遊びに来る。」

 

桜「花・・・」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「ふふっ。」

 

桜「私も!みやこちゃんと祐太君みたいに!お菓子作れるように頑張るわ!!」

 

頑張って生クリームを泡立てるが、相変わらず不器用。

 

祐太「桜さん、無理なさらない方が・・・」

 

 

 

 

戦力外通告を受けてしまった。

 

桜「うぅぅ・・・」

 

花「お祖母ちゃん・・・」

 

小依「私達の仲間ね!」

 

 

 

 

ひなた「花そっくりだな!」

 

みやこ・乃愛・愛梨・夏音・祐太「あはは・・・」

 

建「クッキングからドキュメンタリーになったな。」

 

 

 

 

冷蔵庫にゼリーを入れて冷やす。

 

桜「固まるまでお風呂に入っておいで。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「はい!」

 

 

 

 

 

 

一方母親組は、ホテルの露天風呂を満喫していた。

 

千鶴「はぁ〜・・・極楽極楽〜♪」

 

エミリー「ゴクラク?何デスか?」

 

千鶴「あ〜、ヘブン?いやパラダイスか。」

 

エミリー「Oh!女子会はParadiseデース!」

 

千鶴「本当。良い所だね〜。春香のお陰だよ。ありがとう。」

 

春香「いえ。花ちゃんが皆と行きたいって、自分から言った事が嬉しかったんです。そんな事初めてだったから。どうしても行かせてあげたくて。」

 

千鶴「ウチもね〜。みやこが一緒に行くって言うなんて、大人びたよ。最近何だか楽しそうだしね。」

 

エミリー「みやさんは素敵なお姉さんデス!」

 

春香「ええ。花ちゃんとずっと仲良くして欲しいです。」

 

エミリー「子供達も私達も、ずーっと仲良しデス!ね?春香!」

 

春香「はい!」

 

エミリー「ね?千鶴。」

 

千鶴「・・・あ〜はいはい。」

 

春香・エミリー「ふふっ。」

 

エミリー「乃愛ちゃん達も、今頃お風呂かな〜?」

 

 

 

 

 

 

小学生組も入浴中。

 

ひなた「6人でお風呂、初めてだな〜!」

 

愛梨「だね〜。」

 

小依「もう出るわ!」

 

夏音「依ちゃん。もうちょっとあったまろ?」

 

小依「そうね!」

 

ひなた「はぁ〜・・・花、お祖母ちゃん楽しい人だな。」

 

花「そお?」

 

小依「何言ってるか分からない時あるけど、面白いわね!」

 

乃愛「花ちゃんに良い所見せたいって頑張っちゃって。可愛いよね〜。」

 

夏音「花ちゃんの事、大好きなんだね。」

 

ひなた「みゃー姉と一緒だな!」

 

乃愛「そうかも!」

 

愛梨「言えてる!」

 

花「えぇ・・・?」

 

ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音「あははは!」

 

 

 

 

 

 

ゼリーを食べ終えた後、みやこと祐太と桜が食器を洗う。

 

桜「自分で料理したなんて言って、ごめんなさいね。」

 

祐太「いえ、気にしないで下さい。」

 

みやこ「・・・あの、私も似たような事があったんです。」

 

桜「そうなの?」

 

みやこ「はい。でも耐え切れなくて、すぐバレちゃいました。あの時は恥ずかしかったな・・・」

 

祐太「俺もです。最初は失敗続きでしたが。」

 

桜「そう。」

 

みやこ「あ。あの、その髪飾り花ちゃんがしてるのと似てますね。」

 

桜「あ、これはね。子供の時にマチさんに貰ったの。」

 

祐太「あ、お友達のマチさんの。」

 

 

 

 

 

 

桜が子供の頃、当時中学生のマチから髪飾りをプレゼントされた。

 

 

 

 

 

 

桜「私のとっても、大切なお友達。」

 

みやこ「羨ましいです。そんな素敵な友達が居て。私にはそう言う友達が居ないから。」

 

祐太(まぁ姉ちゃんは極度のコミュ障だからな。)

 

桜「花とみやこちゃんはとっても良いお友達に見えたけど、違うのかしら?」

 

みやこ「え?ああでも、花ちゃんと私は歳は離れていますし・・・」

 

桜「お友達になるのに、年齢は関係無いわ。」

 

みやこ「そう・・・ですか。」

 

桜「ええ!」

 

みやこ「・・・・」

 

 

 

 

 

 

寝室。みやこ達女性陣と、隣の部屋には祐太と建の布団が敷かれてある。

 

ひなた「うおおおおおーーーーー!!」

 

布団の上を走り回る。

 

乃愛「もうひなたちゃんったら。子供みたい。」

 

ひなた「子供だぞ!!」

 

乃愛(そうだった!!)

 

ひなた達はまだ小学生。

 

乃愛「じゃあ私もやろーっと!」

 

小依「面白そうね!」

 

布団の上を転がる。

 

花「朝早かったのにテンション高・・・」

 

愛梨「やっぱり子供は元気ね。」

 

建「いやお前も子供だぞ?」

 

愛梨「それは分かってる。」

 

みやこ「あはは・・・ん?」

 

柱に横線と身長が刻まれてるのを見付けた。

 

みやこ「これって?」

 

花「ちっちゃい頃は泊まる度に身長の印を付けてたんです。」

 

祐太「はしらのきずだね。」

 

みやこ「何か良いね。こう言うの。」

 

花「お姉さんに昔の身長を知られるのはちょっと嫌ですね。悪用しそうで。」

 

みやこ「し、しないよ!?」

 

祐太「何故動揺する?」

 

みやこ「こう言うのって、後で良い思い出になるからさ。本人だけじゃなくて、家族でも友達でも。その時一緒に居た人にとっても。」

 

花「・・・・お姉さんが言うと、ちょっと説得力が減りますね。」

 

祐太「うん。ちょっとキモい。」

 

みやこ「あれぇ!?」

 

ひなた「何かあったのか!?」

 

 

 

 

子供達が柱に背中をくっ付けて、祐太が線を引く。

 

小依「次は私ね!」

 

 

 

 

しばらくして。

 

花「ふあぁ〜・・・」

 

みやこ「そろそろ寝ようか。」

 

祐太「そうだな。」

 

建「ふぁ〜・・・眠い。俺先に寝るわ。」

 

先に建が隣の部屋の布団に入って熟睡。

 

祐太「んじゃあ寝る場所は・・・」

 

小依「まだよ!」

 

祐太「え?まだって?」

 

夏音「ここを見て下さい。」

 

祐太「旅のしおり?えっと・・・1日目のメインイベント?」

 

乃愛「メインイベント?」

 

ひなた「何だ?」

 

祐太「下に描かれてるこの枕の絵・・・もしかして?」

 

小依「そう!それは!」

 

持ってる枕をひなたに投げた。

 

ひなた「むぐっ!?」

 

小依「枕投げよ!」

 

夏音「修学旅行の定番なんだって!」

 

花「そうなの?」

 

小依「そうなの!」

 

ひなた「よぉ〜し!やるぞー!」

 

枕投げするひなたと小依。

 

みやこ「ちょっとひなた!止めなさい!」

 

祐太「小依ちゃんも止めなさい!」

 

花「はぁ・・・もう寝たい・・・」

 

愛梨「私も眠い・・・」

 

乃愛「私も!えい!」

 

2つの枕が、花と愛梨の顔面にヒットした。

 

みやこ・祐太「あ・・・」

 

夏音「花ちゃん・・・愛梨ちゃん・・・?」

 

花「ふふふ・・・」

 

愛梨「面白い・・・」

 

 

 

 

リビングでは桜がお茶を飲んでる。2階から枕投げ大会の音が聞こえた。桜は微笑ましい表情で枕投げ大会の音を聞く。

 

桜「うふふ♪」

 

 

 

 

 

 

就寝時間。

 

ひなた「zzzz・・・」

 

乃愛「・・・・!!」

 

寝相の悪いひなたに、乃愛が首を絞められてる。

 

夏音「依ちゃん・・・危ない・・・」

 

小依「夏音・・・ありがとう・・・」

 

夢の中でシンクロしてる小依と夏音。

 

花「・・・・・・?」

 

目を開けた花が、隣で寝てるみやこを見る。

 

花「・・・・」

 

そのまま再び眠りに入った。

 

 

 

 

隣の部屋。

 

建「zzz・・・俺はもやし炒めですぅ・・・」

 

祐太「あぁ・・・メイドがこんなに・・・ここはユートピアか・・・?」

 

 

 

 

 

 

翌朝。

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「行って来まーす!」

 

みやこ・祐太・建「行って来ます。」

 

桜「行ってらっしゃい。今日は少し早く帰ってらっしゃい。」

 

花「どうして?」

 

桜「だって今日は、お祭りでしょ?」

 

乃愛「お祭り!?」

 

花「あ〜。」

 

建「そっか。長瀞の夏祭りか。」

 

 

 

 

外出して、夏祭りの看板を見る。

 

花「灯りの付いた船とか灯篭とか流して綺麗。」

 

祐太「長瀞船玉祭りかぁ。」

 

みやこ「へぇ〜!」

 

ひなた「船か〜!良いな〜!」

 

乃愛「花ちゃんは見た事あるの?」

 

花「うん。」

 

小依「お祭りに行くなら、今日の予定は変更ね!私に着いて来て!きゃあ!」

 

夏音「依ちゃん!」

 

転びそうになる小依を夏音が助けた。

 

小依「ありがとう夏音!」

 

愛梨「もう気を付けてよ小依。」

 

小依「ありがとう愛梨。」

 

 

 

 

宝登山ロープウェイ駅。

 

花「わあぁ〜!ヒゲローだー!前はこんなのなかったー!」

 

車掌ヒゲローのパネルを発見し、花のテンション爆上がり。

 

愛梨「あ、車掌さんの衣装がある。」

 

乃愛「花ちゃん。これ着て写真撮れば?」

 

花「ありがとう!」

 

車掌の服を着て、ヒゲローと同じ敬礼のポーズを撮る。

 

花「お姉さん!写真撮って下さい!」

 

みやこ「良いよ!!」

 

車掌の花を凡ゆるアングルから撮りまくる。

 

祐太「朝からテンション高い2人だな・・・」

 

夏音「皆ー!ロープウェイ来たよー!」

 

小依「行くわよー!」

 

 

 

 

ロープウェイに乗って登る。

 

 

 

 

山頂駅に到着。

 

乃愛「良い眺めだねー!」

 

ひなた「気持ち良いなー!」

 

建「この景色、撮らずにはいられない!!」

 

小依「ここから動物園まで歩くわよ!」

 

 

 

 

宝登山小動物公園まで歩く。

 

祐太「朝のハイキング気持ち良い〜。」

 

みやこ「ふぁ〜・・・結構遠いんだね・・・」

 

花「そうです。」

 

夏音「お姉さん、大丈夫ですか?」

 

みやこ「う、うん。大丈夫だよ。」

 

ひなた「わああーーーー!!」

 

木の棒を持って走る。

 

花「子供・・・」

 

愛梨「元気ね・・・」

 

みやこ「ひなたー。転ぶよー。」

 

祐太「危ないぞー。」

 

ひなた「みゃー姉ー!ゆー兄ー!早くー!」

 

 

 

 

 

 

宝登山小動物公園に到着。

 

みやこ「はぁ・・・歩いた・・・」

 

モルモットの橋渡りイベント。モルモットが橋を渡る。

 

ひなた「おぉー!」

 

建「モルモット可愛いー!」

 

愛梨「モルカーに見える。」

 

乃愛「可愛いー!」

 

小依「大きなネズミね!」

 

夏音「モルモットだよ?依ちゃん。」

 

みやこ(早起きだったし・・・もう限界・・・)

 

ひなた「みゃー姉!あっちに猿が居るぞ!」

 

みやこ「ここで待ってるから行っておいで・・・」

 

ひなた「え?みゃー姉猿見ないのか?猿だぞ?」

 

みやこ「猿・・・zzz・・・」

 

普段昼頃に起きるみやこは、そのまま眠りに入ってしまった。

 

乃愛「みゃーさん寝ちゃった?」

 

夏音「疲れたんだよ。少し寝かせといてあげよ?」

 

ひなた「そうだな。じゃあ猿は止める。」

 

祐太「いや見に行けよ。」

 

花「私も疲れたから、ここで待ってる。」

 

祐太「俺も待っとく。皆で行っておいで。」

 

夏音「花ちゃんはいいの?」

 

建「おい祐太。折角の動物園だぞ?」

 

花「何度か来た事あるから。」

 

祐太「姉ちゃん心配だし。」

 

ひなた「でもみゃー姉ほっとけない!」

 

祐太「俺が見とくから心配するな。」

 

花「私も見とくから。」

 

乃愛「ひなたちゃん行こ?猿が待ってるよ?」

 

ひなた「うぅぅ・・・んじゃあ!すぐ戻って来るからな!」

 

建「俺が祐太の代わりに動物見まくって写真撮って来るからな!」

 

祐太「ああ。お前に託した。」

 

小依「行って来るねー!」

 

花「うん!」

 

祐太「気を付けてねー!」

 

ひなた達が動物園へ入って行った。

 

 

 

 

目の前のアルパカを眺める。

 

祐太「アルパカ、もふもふしてるな。」

 

花「そうですね。」

 

みやこ「zzz・・・」

 

花「ん?」

 

眠ってるみやこが、花の肩に寄った。

 

祐太「お、おい姉ちゃん。」

 

花「お兄さん、大丈夫ですよ。」

 

祐太「そお?」

 

 

 

 

 

 

動物園内。

 

ひなた「猿だー!」

 

小依「可愛いわね!」

 

夏音「うん!」

 

愛梨「お尻赤ーい!」

 

建「ん?お!皆!餌売ってるぞ!」

 

ひなた「おー!やろう!」

 

小依「私もあげたいわ!」

 

夏音「私もあげようかなー!」

 

 

 

 

餌を買って、猿にあげる。

 

小依「いっぱい食べて大きくなるのよ〜!」

 

建「たーんとお食べ!」

 

ひなた「あれがボスだな!」

 

乃愛「あっちが奥さんかな?」

 

 

 

 

 

 

一方休憩所では。みやこが目を開けると、花の顔が映った。今みやこは花の膝枕で寝ていたのだ。

 

みやこ「・・・?はっ!!ごめんね花ちゃん!!」

 

花「別に良いですけど。」

 

祐太「起きたか姉ちゃん。」

 

みやこ「あ、祐太。ひなた達は?」

 

祐太「猿見に行ってるぞ。」

 

みやこ「そっか・・・花ちゃんと祐太はいいの?」

 

花「前にも来た事ありますから。」

 

祐太「俺は姉ちゃんが心配なだけだから。」

 

みやこ「そお・・・」

 

花「大丈夫ですか?」

 

みやこ「ちょっと寝たからかな?元気になった。」

 

花「そうじゃなくて。旅行とか、あまり好きじゃないのに。」

 

みやこ「・・・確かに旅行とか殆ど行った事ないけど、凄く楽しいよ!」

 

花「・・・」

 

みやこ「本当に、すっごく楽しい!来て良かった!」

 

花「・・・それなら、良かったです。」

 

ひなた「おー!みゃー姉!」

 

皆が戻って来た。

 

ひなた「猿居たぞー!」

 

みやこ「ひなたー。良かったねー。」

 

乃愛「おはようみゃーさん。」

 

みやこ「おはよう。」

 

愛梨「祐太さん、ライオンの赤ちゃん可愛かったよ!」

 

祐太「ライオンの赤ちゃんかぁ。」

 

小依「そろそろ帰りましょ!」

 

夏音「ロープウェイの時間なので。」

 

みやこ「そうだね。帰ったら・・・」

 

ひなた「祭りだー!」

 

建「イエーイ!!」

 

 

 

 

 

 

夕方。桜の家でひなた達小学生組が着物に着替えた。

 

桜「折角のお祭りだからと思って。ご近所さんから借りておいたの。」

 

乃愛「私達サイキョーに可愛い!」

 

桜「ええ本当!皆可愛いわ!」

 

同じくみやこも。祐太と建は私服。

 

みやこ「よく似合ってるよ。ひなた。」

 

ひなた「本当か!?みゃー姉もバッチリだぞ!」

 

みやこ「うっ・・・」

 

桜「そうね。本当によく似合ってるわ!」

 

みやこ「あの・・・ありがとうございます。」

 

桜「いいのよ。私も楽しいの。」

 

花の髪に髪飾りを着けてあげた。

 

桜「はい完成!」

 

花「ありがとうお祖母ちゃん。」

 

桜「じゃあ、行きましょうか!」

 

 

 

 

 

 

夏祭りへ向かう。

 

乃愛「あ!ひなたちゃん、ソフトクリーム美味しそうだよ!」

 

ひなた「ん?」

 

 

 

 

イメージ。

 

ひなた『乃愛。あーん。』

 

乃愛『トゥンク!』

 

 

 

 

イメージ完了。

 

ひなた「あー、今はいいや。」

 

乃愛「え!?」

 

ひなた「後でかき氷食べるって小依が言ってたからな。」

 

乃愛「あー・・・そだね・・・」

 

 

 

 

みやこ「へぇ〜。長瀞プリン。」

 

祐太「どれも美味しそう。」

 

桜「美味しいよ?」

 

花「食べてみます?」

 

祐太「いや花ちゃんが食べたいだけでしょ?それ。」

 

花「違います。私は何時も食べてるので、お姉さんとお兄さんにも食べさせてあげたいと思って。」

 

みやこ「え?じ、じゃあ食べてみようかな?」

 

祐太「そう言ってくれるなら。俺も食べようかな?」

 

花「やっぱり私が食べたいだけです。」

 

祐太「でしょうね。」

 

女性店員「美味しいよ?」

 

祐太「すみません。プリン3つ下さい。」

 

女性店員「ありがとうね。」

 

 

 

 

射的場銀次。

 

小依「夏音。遂に来たわね。」

 

夏音「う、うん。」

 

建「射的場?」

 

 

 

 

旅のしおり製作中。

 

小依『この辺にお土産屋さんとか色々ありそうね!』

 

夏音『そうだね〜!』

 

小依『あ!私ここ行きたい!』

 

夏音『何何?』

 

射的場銀次のサイトを見せた。

 

夏音『射的?』

 

小依『夏音!私に任せて!』

 

夏音『え?』

 

 

 

 

愛梨「小依、リベンジするの?」

 

小依「うん!夏祭りの時は夏音に取って貰ったから。今度は私が取るわ!リベンジよ!」

 

夏音「依ちゃん・・・」

 

建「愛梨。行ってみようか。」

 

愛梨「うん。」

 

 

 

 

射的場銀次へ入った。

 

小依「こんにちは!」

 

射的屋のおじさん「いらっしゃい。」

 

小依「夏音、何か欲しい物ある?」

 

夏音「う〜ん・・・あ!あれかな?」

 

クマのぬいぐるみ。

 

射的屋のおじさん「お目が高いね〜!あれは1番人気だよ!」

 

夏音「そ、そうなんですか?」

 

小依「分かったわ!私に任せて!」

 

建「小依ちゃん、君の活躍を撮るから頑張って!」

 

小依「うん!しっかり撮ってね!」

 

お代を払う。

 

小依「お願いします!」

 

射的屋のおじさん「はい!弾は5発。ちゃんと下まで落としてね?」

 

小依「はい!」

 

銃にコルクを詰めて、クマのぬいぐるみに狙いを定める。

 

夏音「・・・!」

 

愛梨「頑張って小依・・・!」

 

建「・・・!」

 

まずは1発。クマのぬいぐるみの横に外れた。

 

小依「・・・!」

 

2発目はクマのぬいぐるみの右腕に当たった。

 

小依・夏音「うぅ・・・」

 

建「惜しい・・・!」

 

3発目。クマのぬいぐるみを倒した。

 

夏音「あ!」

 

愛梨「倒れた!」

 

小依「もうちょっと・・・!」

 

4発目。上に外れてしまった。

 

夏音「後1発・・・!」

 

愛梨「これを外したらリベンジ失敗・・・!」

 

建「小依ちゃん・・・!」

 

小依「すぅ・・・はぁ・・・夏音!」

 

夏音「え?」

 

小依「大丈夫!絶対に取るから!」

 

夏音「・・・うん!」

 

建「小依ちゃん、ファイト!」

 

小依「うん!」

 

慎重に狙いを定める。そして、最後の1発が放たれた。

 

 

 

 

 

 

阿左美冷蔵でかき氷を食べる。

 

小依「ここの氷は天然の氷なのよ!ね?夏音!」

 

夏音「うん!」

 

小依の横にはクマのぬいぐるみ。リベンジ成功したのだ。

 

みやこ「美味しいね〜!」

 

祐太「天然は良いね〜!」

 

建「美味え〜!」

 

愛梨「ん〜!頭がキーンとする〜!」

 

桜「花は昔から好きだったね〜。」

 

花「うん!」

 

小依「夏音!」

 

夏音「ん?」

 

スプーンでかき氷を掬って、夏音に食べさせる。

 

夏音「美味しい〜!私のも!」

 

小依「夏音のも美味しいわ!」

 

乃愛(そうだよ!今がチャンス!)

 

今度こそ成功なるか。

 

乃愛「ひたなちゃんのも美味しそうだな〜。」

 

ひなた「うん!美味いぞ!」

 

そう言ってかき氷を食べる。

 

乃愛「・・・・・」

 

小依「来て良かったね!夏音!」

 

夏音「うん!」

 

乃愛「はぁ・・・」

 

アーンしてくれないひなたに絶望する乃愛だが。

 

ひなた「乃愛!」

 

乃愛「ん?」

 

ひなた「ヘヘッ。」

 

掬ったかき氷を乃愛に。

 

乃愛「っ!」

 

ようやく、ひなたが乃愛にアーンしてくれた。

 

ひなた「な?美味いだろ!」

 

乃愛「うん、美味しい・・・!」

 

ひなた「だろー!」

 

 

 

 

 

 

岩畳。

 

ひなた「船だー!」

 

乃愛「凄っ!!」

 

ひなた「お!見ろ乃愛!!」

 

川に船が流れた。

 

夏音「人がいっぱい!」

 

花「毎年こんな感じ。」

 

桜「遠くからも沢山の人が来てくれるからね。」

 

夏音「そうなんですね!」

 

小依「皆!私から離れちゃダメだよ!」

 

乃愛・建「はーい!」

 

みやこ「うぅぅ・・・」

 

ひなた「みゃー姉。平気か?」

 

祐太「顔真っ青だぞ?人混み恐怖症か。」

 

みやこ「へ、平気だよ・・・ありがとう・・・」

 

乃愛「これだけ人が居たら、松本さんが混じってそうだね。」

 

ひなた「おぉ!松本か!そうだな!居るかもな!」

 

みやこ「あはは。まさか。」

 

祐太(フラグとしか思えない台詞・・・)

 

みやこ「ここに来ると言ってないし。」

 

乃愛「そうだよね〜。幾ら何でもないよね〜。ひなたちゃん、綿飴食べよ?」

 

ひなた「おー!」

 

花「綿飴!」

 

 

 

 

屋台で綿飴を買った。

 

みやこ「・・・・」

 

祐太「ん?姉ちゃん?」

 

みやこの歩き方が変。

 

花「足、痛いんですか?」

 

みやこ「ううん。大丈夫。」

 

 

 

 

 

 

夜になると、川に灯籠が流れた。

 

建「おぉー!灯籠綺麗ー!」

 

夏音「綺麗だね!」

 

小依「そうね!綺麗だね!」

 

乃愛「・・・・」

 

ひなた「ん?へへ。」

 

乃愛「・・・ふふっ。」

 

みやこ「・・・・・・」

 

花「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

長瀞船玉祭りが終わりに近付いた。

 

桜「それじゃあ、そろそろ帰りましょうか。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「はーい!」

 

乃愛「あれ?花ちゃん髪飾りは?」

 

花「え?・・・」

 

髪飾りが無い事に気付いた。

 

花「無い・・・」

 

全員「え!?」

 

桜「何処かで落としちゃったのかも知れないわね。」

 

みやこ「え・・・!?」

 

花「探して来る!」

 

髪飾り探しに走り出した。

 

桜「あ!走ると危ないよ!」

 

みやこ「わ、私も行きます!」

 

祐太「俺も行って来ます!」

 

みやこ、花、祐太の3人が髪飾りを探しに行った。

 

ひなた「乃愛!」

 

乃愛「うん!」

 

小依「私達も行くわよ!」

 

夏音「うん!」

 

建「愛梨!俺達も!」

 

愛梨「そうだね!」

 

他の皆も探しに行った。

 

桜「気を付けてー!」

 

 

 

 

皆が手分けして花の髪飾りを探す。

 

 

 

 

他の人達に聞き込みをする。

 

男性A「髪飾り?」

 

男性B「見てないな。」

 

 

 

 

女性D「届いてないわね・・・」

 

 

 

 

建「花の形の髪飾り見ませんでした?」

 

女性E「ごめんなさい。見てないわ。」

 

 

 

 

 

 

手分けした皆が合流した。

 

小依「あった?」

 

ひなた「無かった・・・」

 

愛梨「そっちはどう?」

 

夏音「こっちも・・・」

 

乃愛「何処行っちゃったんだろう・・・」

 

小依「もう少し探してみましょう!」

 

夏音「まだ探してない所もあるし!」

 

桜「皆、ありがとうね。花、また作ってあげるから。」

 

花「・・・・・うん。」

 

みやこ「私、もうちょっとだけ探して来ます。」

 

祐太「俺も一緒に。」

 

花「え?」

 

みやこ「みゃー姉とゆー兄が探すなら、私も探すぞ!」

 

乃愛「私も!」

 

小依「勿論!私も行くわ!ね?夏音!」

 

夏音「うん!」

 

愛梨「私も探す!花の大事な髪飾りが見付けるまで!」

 

祐太「でももう暗いし。皆は先に帰ってて。」

 

みやこ「皆をお願いします。」

 

桜「え、ええ。」

 

祐太「建。皆を頼む。」

 

建「ああ。任せろ。」

 

ひなた「でもみゃー姉!ゆー兄!」

 

みやこ「大丈夫だから。」

 

祐太「俺達の事は心配するな。」

 

花「・・・・」

 

ひなた「うん・・・」

 

祐太「姉ちゃん行こう。」

 

みやこ「うん。」

 

2人は再び髪飾り探しに行った。

 

ひなた「みゃー姉・・・ゆー兄・・・」

 

乃愛「ひなたちゃん・・・」

 

花「ひなた。」

 

ひなた「ん?」

 

花「お姉さんとお兄さんは任せて。私なら迷わないから。」

 

ひなた「花・・・うん!」

 

桜「気を付けてね?花。」

 

花「うん!」

 

建「そうだ花ちゃん。万が一の為に防犯ブザー貸してあげる。」

 

防犯ブザーを花に貸してあげた。

 

花「ありがとうございます。」

 

桜「さっ。帰って待ちましょ?」

 

ひなた・乃愛・愛梨・小依・夏音「はーい。」

 

花「・・・・」

 

 

 

 

 

 

髪飾りを探しに行ったみやこと祐太を発見した。2人は屋台の方々に聞き込みをしていた。

 

探してくれてるみやこと祐太の後ろに花が来た。2人は驚いた。

 

3人で聞き込みしながら髪飾りを探し続ける。

 

夜空に花火が咲き誇る。

 

 

 

 

岩畳に、花の髪飾りを発見した。

 

 

 

 

 

 

先に帰った皆は、玄関で3人が帰って来るのを待っている。

 

ひなた「・・・・・」

 

乃愛「きっともうすぐ帰って来るよ。中で待とう?」

 

ひなた「うん・・・」

 

小依「あ!帰って来た!」

 

スマホのライトが見えた。

 

祐太「おーーーーい!!」

 

ひなた「みゃー姉!ゆー兄!」

 

乃愛「ひなたちゃん止めるの大変だったんだから。」

 

桜「お帰りなさい!」

 

みやこ・花・祐太「ただいま。」

 

ひなた「みゃー姉もゆー兄も花も心配したんだぞ!」

 

みやこ「ごめんね。ひなた。」

 

祐太「ひなたごめんな。」

 

花「ごめん。」

 

ひなた「うん・・・許す・・・」

 

夏音「3人共無事で良かった!」

 

小依「それで髪飾りは?」

 

花「お姉さんが見付けてくれた。」

 

建「良かった!」

 

愛梨「見付かって良かった!」

 

桜「良かったね。花。」

 

花「うん。」

 

桜「みやこちゃん。祐太君もありがとうね。」

 

みやこ「い、いえ・・・」

 

祐太「でも花火大会が終わっちゃいましたけど・・・」

 

小依「花火ならあるわよ!」

 

買った花火を見せた。

 

マチ「それは楽しそう!」

 

花「マチお婆ちゃん!」

 

マチ「花ちゃん。皆さん。こんばんは。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音・建「こんばんは!」

 

みやこ「あ。」

 

マチの花の髪飾りを見た。

 

桜「さぁ、皆!中に入りましょ!」

 

 

 

 

庭で花火を楽しむ。

 

ひなた「点いたぞ!」

 

乃愛「あ!良いな!その色!」

 

祐太「行くぜ!ネズミ花火ベイブレード!」

 

建「行け行け!頑張れ!」

 

 

 

 

マチ「桜ちゃん。ぶどう一粒どう?」

 

桜「それ、昨日私も言ったわ。」

 

マチ「あら?そうなの?」

 

桜「しっかりマチさんのダジャレが移っちゃった。」

 

マチ「え?桜ちゃんのが移ったのよ?」

 

桜「マチさんでしょ?」

 

マチ「桜ちゃん!」

 

桜「マチさんだってば!」

 

マチ「うふふ。もう忘れたわね〜。」

 

桜「そうね。長い付き合いだものね。」

 

マチ「本当に。花ちゃん、良いお友達が出来たわよね〜。」

 

桜「そうね。」

 

 

 

 

小依「次はどれにしようかしら?」

 

”ーーーーーー”

 

小依「ん?何これ?」

 

何処からか鳴き声が聞こえた。

 

ひなた「何だ!?お化けか!?」

 

乃愛「いやー!怖ーい!」

 

花「カエルだよ。」

 

夏音「え?これが?」

 

祐太「山の中だとカエルの鳴き声が聞こえるもんな。」

 

ひなた「見に行くぞー!」

 

小依「そうね!」

 

愛梨「あ!私も行きたい!」

 

建「俺も行くぜー!」

 

乃愛「私も行くー!」

 

夏音「依ちゃん気を付けてー!」

 

カエルを探しに行った。

 

花「・・・」

 

 

 

 

桜「この間のプリン、美味しかったわ。」

 

マチ「昔から甘党よね〜。」

 

 

 

 

花「お姉さん。お兄さん。下の沢って行きました?」

 

みやこ「え?あ、ううん。まだ。」

 

祐太「俺もまだ見てないけど。」

 

花「良いものが見れるんです。見に行きませんか?」

 

祐太「え?うん。」

 

 

 

 

暗い夜道を歩き沢へ向かう。

 

花「・・・・・・」

 

みやこ「花ちゃん、大丈夫?」

 

祐太「顔真っ青だよ?」

 

花「全然平気です・・・もうちょっとなので・・・」

 

 

 

 

沢に到着。

 

花「暗いので気を付けて下さい。」

 

祐太「ありがとう。」

 

みやこ「寧ろ人が居なくて落ち着く。」

 

花「あー。」

 

祐太「姉ちゃんにとって最適な場所か。」

 

花「お姉さん、お兄さん。あの・・・髪飾り探してくれてありがとうございました。」

 

みやこ「ううん。見付かって良かった。」

 

祐太「お祖母ちゃんから貰った大事な髪飾りだもんね。」

 

花「はい。」

 

みやこ「明日帰るのか〜。ずっとこうやって、花ちゃんと一緒に居られたら良いのにな〜。」

 

花「ん?」

 

祐太「姉ちゃん?」

 

みやこ「あ、ああ!何言ってんだろう私!ごめんね?」

 

 

 

 

 

 

小さい頃。

 

桜『お祖母ちゃんになってもずーっと一緒。そんなお友達が、花にも出来ると良いね〜。』

 

花『ん?』

 

 

 

 

 

 

現在。

 

花「お姉さん。私が前にあげたヘアピン、しないんですか?」

 

みやこ「え?失くしちゃいけないと思って。仕舞って来た。」

 

祐太「宝の持ち腐れかよ。」

 

花「はぁ・・・着けなきゃ意味ないじゃないですか。」

 

みやこ「でも・・・」

 

花「そんなに大事にしてくれてるなら良いですけど。」

 

みやこ「え?何?」

 

花「何でもないです。」

 

みやこ「花ちゃんは、髪飾り着けないの?」

 

花「あ、はい。・・・着けて貰っても良いですか?」

 

みやこ「え?」

 

髪飾りを花に着けてあげた。

 

花「ありがとうございます。」

 

祐太「ん?あ!2人共見て!」

 

花「あ。」

 

みやこ「わぁ〜!」

 

沢にホタルが光った。

 

祐太「ホタル綺麗だな〜。」

 

みやこ「・・・綺麗だね!」

 

花「え?あ、はい。」

 

 

 

 

ひなた「わぁー!何だこれー!」

 

 

 

 

カエルを探しに行ったひなた達がやって来た。

 

夏音「ホタルだー!」

 

建「ホタル綺麗ー!」

 

小依「光ってるわねー!」

 

乃愛「3人で何してたの?」

 

祐太「え?」

 

花「別に?」

 

みやこ「ホタル見てたんだ〜。」

 

乃愛「ふぅ〜ん。まぁ良いけど〜。」

 

みやこ・花「・・・・・」

 

 

 

 

 

 

翌朝。

 

千鶴・春香・エミリー「お世話になりました。」

 

桜「温泉はどうだった?」

 

エミリー「ゴクラクでシター!」

 

祐太「凄え肌スベスベ・・・」

 

桜「それは良かったわ〜。」

 

春香「お母さん、ありがとう。」

 

みやこ・ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音・祐太・建「ありがとうございました!」

 

桜「とっても楽しかったよ〜。また遊びにいらっしゃい。」

 

ひなた・花・乃愛・愛梨・小依・夏音「はーい!」

 

乃愛「お祭り行ったの!」

 

エミリー「Oh!」

 

春香「毎年賑やかだものね〜。」

 

千鶴「へぇ〜!良いね〜!」

 

小依「練習旅行は大成功ね!でも、帰るまでが練習旅行よ!皆!気を付けて帰りましょう!」

 

みやこ・ひなた・愛梨・夏音・祐太・建「はーい!」

 

桜「花。」

 

花「ん?」

 

桜「良いお友達が出来て、良かったわね。」

 

花「・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

再び桜の幼少期。

 

桜『マチさん!お婆ちゃんになっても、お友達で居ようね!』

 

マチ『うん!お婆ちゃんになっても一緒だよ!』

 

 

 

 

 

 

帰りの電車。

 

春香・エミリー「うふふ。」

 

千鶴「ふふっ。」

 

眠ってるみやこ達を写真に撮ってる。

 

祐太「楽しかった〜。また旅行行きたいな。」

 

建「俺達の修学旅行、何処行くんだろうな〜。」

 

祐太「もう2年後の話かよ。まぁでも楽しみだ。」

 

建「見ろよ祐太。皆気持ち良さそうに寝てるぞ?」

 

眠ってるみやこ達を見る。

 

祐太「姉ちゃん達の寝顔、収めよう。」

 

彼もスマホでみやこ達の写真を撮った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、松本宅では。

 

松本「うふ♪みやこさん。楽しかったわ〜♪うふっ、うふふふふふふ♪」

 

友奈「・・・・・」

 

相変わらず、松本はヤバい女であった

 

『THE END』




         キャスト

     星野みやこ:上田麗奈
       白咲花:指出毬亜
     星野ひなた:長江里加
      姫坂乃愛:鬼頭明里
      種村小依:大和田仁美
     小之森夏音:大空直美
     日下部愛梨:鈴木亜里沙
      松本香子:Lynn
      松本友奈:木野日菜
      星野千鶴:小清水亜美
      白咲春香:後藤麻衣
    姫坂エミリー:豊崎愛生
         桜:高島雅羅
        マチ:深雪さなえ
  射的屋のおじさん:若林佑
       その他:蟹江祐介
           盆子原康
           堀金蒼平
           竹内恵美子
           依田菜津
           小林麻衣
           飯田ヒカル

      星野祐太:千葉翔也
      日下部建:石川界人
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。