姉に天使が舞い降りた?   作:naogran

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小学校・5年3組。ひなたと花と乃愛の教室。

山中先生「今日は班の皆でオリジナルのすごろくを作ります。話し合って一つのテーマを決めてから作って下さい。」

ひなた「すごろくかぁ〜!面白そうだな!」

山中先生「じゃあ後は学級委員さん、お願いね。」

小依「はい!じゃあこれから画用紙を配るわ!」

夏音「マジックやハサミは前に置いてあるから各班で持ってってね。」

学級委員の種村小依と小之森夏音。

小依「分からない事があったら、学級委員の私達を頼るのよ!」

ひなた「はい夏音!テーマって何でもいいのか?」

夏音「うん。いいよー。」

クラスメートA「夏音ちゃん!」
クラスメートB「夏音!」
クラスメートC「夏音ちゃん!」

小依「わ~!何で夏音ばっかり!私も頼ってよ~!」

何故か信頼されてない小依に花が。

花「小依。例えばテーマってどう言うの?」

小依「例えば?えっと・・・」

夏音「こしょこしょ・・・」

横から夏音が小依の耳にこしょこしょ教える。

小依「自分の好きなものや身近な人をテーマにすれば作りやすいと思うよ!」

乃愛「小依ちゃんはそれで満足なの・・・?」

愛梨「本人が満足なら良いんじゃないの?」

ひなた「身近な人~。」




早速テーマを考える。

花「すごろくのテーマ何にする?」

愛梨「テーマって言ってもね・・・」

乃愛「はい!私の可愛さ!」

花「却下。座って。」

乃愛「しゅん・・・」

ひなた「はい!みゃー姉!」

花「は?」
乃愛「え?」
愛梨「ん?」

テーマはみやこになった。




そんなみやこは今・・・

みやこ「zzz・・・・・」

現在爆睡中。


3話「刷り込み」

高等学校では。

 

祐太「建、今日うち来るか?」

 

建「え?良いのか?」

 

祐太「お前どうせ家でゲームやゴロゴロしてるだろ?」

 

建「流石、俺の私生活もお見通しって訳か。」

 

祐太「いや、何時もの事だろ。」

 

建「勿論行くぜ。愛梨も連れて。」

 

祐太「分かった。」

 

 

 

 

 

 

小学校では。

 

ひなた「テーマはみゃー姉で決まりだな!」

 

テーマはみやこに決定した。

 

花「それ、どうやってすごろくにするの・・・?」

 

ひなた「分かんない!分かんないけど・・・みゃー姉の凄いすごろくにしたい!」

 

愛梨「でもひなたの身近な人って、祐太さんとかは?」

 

ひなた「ゆー兄もそうだけど、やっぱみゃー姉が良い!」

 

愛梨「そ、そうなのね。」

 

夏音「みゃー姉さんって、何時もひなたちゃんが話してるお姉さんだよね?」

 

ひなた「おう!そうだぞ!」

 

小依「優しくて頭が良くて綺麗で素敵なお姉さんなんでしょ!」

 

花・乃愛・愛梨「え?」

 

ひなた「そうだぞ!みゃー姉は凄いんだぞ!」

 

完璧に誤解を生んでしまった。

 

夏音「すごろく出来たら見せてね!」

 

ひなた「おう!」

 

乃愛「いいの?」

 

花「いいんじゃない?」

 

愛梨「いいと思うよ?」

 

小依「作り方で何か分からない事があったら何でも聞いていいわよ。私が教えてあげる!」

 

クラスメートA「夏音ちゃん!」

クラスメートB「夏音!」

クラスメートC「夏音ちゃん!」

 

小依「も~!だから私を頼ってってば~!」

 

乃愛「みゃーさんすごろく、こんな感じでどう?」

 

ひなた「お〜!」

 

花「これ・・・」

 

愛梨「これでいいの・・・?」

 

ひなた「いい!いいぞ乃愛!」

 

乃愛「えへへ〜。」

 

 

 

 

 

 

星野家。

 

ひなた「みゃー姉をテーマにしてすごろくを作った!」

 

みやこ「どう言う事?」

 

祐太「姉ちゃんのテーマ?」

 

花「まずこのすごろくは私達4人でやります。お姉さんはそこで見ていて下さい。」

 

建「みやこ姉さんのすごろく、何か気になるな。」

 

祐太「まぁ、どんな感じか見てみるか。」

 

乃愛「私達は順番にサイコロを振って出た分だけ進むの!」

 

ひなた「そんで止まった所に何かやる事書いてあるから、それをみゃー姉がやる!」

 

みやこ「私が!?そこは止まった人がやればよくない・・・?」

 

ひなた「でもこれみゃー姉の為に作ったから!」

 

乃愛「みゃーさんがやらないと意味がないよ!」

 

祐太「とばっちりだね・・・」

 

みやこ「いやでも・・・」

 

祐太「マスに何があるのか見せて。」

 

ひなた「いいぞ!」

 

建「えっと?頭をポンポンされる、ハイタッチ、相手を褒める、笑顔で挨拶する、ん?止まった人にハグする?」

 

みやこ「はっ!(こ、これは・・・!!こここここに花ちゃんが止まったら!!)」

 

花「でもお姉さんがやりたくないなら仕方ないし正直私もやりたくない。やっぱやめに・・・」

 

みやこ「やろうか皆!!」

 

ひなた・乃愛「やったー!!」

 

愛梨「急にやる気になった・・・」

 

ひなた「じゃあ私、乃愛、愛梨、花の順番な?」

 

愛梨「いいよ。」

 

乃愛「任せて〜!」

 

みやこ「任せて?」

 

花「ん、まあやってみる。」

 

建「ハグって考えると・・・いや、止めとこ。」

 

祐太「うん。止めとけ?」

 

 

 

 

すごろくスタート。

 

ひなた「いくぞー!ほい!」

 

サイコロを落とす。出た目は5。

 

ひなた「1、2、3、4、5!笑顔で挨拶!はいみゃー姉!」

 

みやこ(どんな無茶な事やらされるのかと思ったけど、笑顔で挨拶なんてやっぱ子供だな。)

 

4人が期待の眼差しでみやこを見る。

 

みやこ(え・・・?あれ・・・?)

 

変な顔で挨拶し始めた。

 

みやこ「こ・・・こん・・・こんに・・・(これ思ったより恥ずかしいな!!)」

 

建「みやこ姉さん?どしたその顔?」

 

みやこ(あれ・・・?笑顔で挨拶なんてそんな小学生でも簡単な事、幾ら私でもそれくらい・・・)

 

祐太(あ、そう言えば姉ちゃん。)

 

みやこ(小学生の時の通知表に挨拶が出来ない子って書かれてたな・・・)

 

祐太(昔から人見知りだったもんなぁ。)

 

みやこ(でももう私も大人!しかも相手は見知らぬ人とかクラスメイトじゃなくて花ちゃん達!それなら私でも出来る!)

 

4人に注目されている。

 

みやこ「あぁ・・・ちょっと・・・あんまり見ないで・・・注目されるとちょっと・・・こんな・・・挨拶すら私は真面に・・・私は・・・私は・・・」

 

建「まあまあみやこ姉さん、元気出して。」

 

乃愛「みゃーさん駄目そうだから次行くね。てい!」

 

サイコロを落とす。出た目は3。

 

乃愛「1、2、3!相手を褒める!みゃーさん褒めていいよ!」

 

みやこ「あーうん・・・可愛い可愛い。」

 

祐太・建「塩対応!?」

 

乃愛「もっとちゃんと目を見て言って!」

 

みやこ「ちょ・・・!近い近い!」

 

乃愛「言って!」

 

みやこ「可愛い!可愛いから手を離して~・・・」

 

乃愛「100回可愛いって言うまで離さない!」

 

みやこ「面倒臭い彼女みたいな事言いだした!」

 

乃愛「ほら、後96回!」

 

建「祐太これ、乃愛ちゃんの将来が心配になりそうなんだが・・・」

 

祐太「奇遇だな、俺もそう思ってる。」

 

ひなた「みゃー姉、やっぱ駄目そう。次行こう?」

 

花「うん。」

 

愛梨「じゃあ私ね。」

 

サイコロを落とす。出た目は2。

 

愛梨「何もないね。じゃあ花。」

 

花「うん。」

 

サイコロを落とす。出た目は6。

 

花「1、2、3、4、5、6。あ、ハグする。」

 

みやこ「え!?」

 

祐太・建「なぬ!?」

 

みやこ(ま・・・ままままままさか本当に花ちゃんが出すなんてラッキー!こ・・・これで花ちゃんと・・・)

 

花「・・・」

 

嫌そうな目でみやこを見る花。

 

花「何か身の危険感じるから、止めていい?」

 

それでもみやこは花に近寄る。

 

花「お姉さん・・・1回離れて・・・」

 

祐太「おい姉ちゃん?花ちゃん嫌がってるぞ?」

 

建「それ以上やったら花ちゃんが・・・」

 

みやこ「大丈夫だから・・・優しくするから・・・」

 

花「いいから離れて・・・」

 

祐太「おいおいおいおい?」

 

建「ちょいちょいちょいちょい?」

 

みやこ「私に全部任せて花ちゃん・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

痺れを切らせた花が。

 

花「離れてって言ってるでしょー!!」

 

強くみやこにビンタした。

 

みやこ「あっ・・・」

 

花「あー・・・!あ・・・すみませんつい。でも止めて下さい。」

 

みやこ「これはこれで・・・へへ・・・」

 

祐太「花ちゃんの一撃がヒットしたな。」

 

建「みやこ姉さん、花ちゃんに叩かれた気持ち俺にも分かるぞ。」

 

みやこ「でしょでしょ・・・?建君もそう思うでしょ・・・?」

 

祐太(うわぁ・・・ご褒美貰った感想だそれ。)

 

愛梨(バカ兄。)

 

ひなた「次はまた私だな!」

 

みやこ「あぁ、ちょっと待って?」

 

ひなた「何だ?」

 

みやこ「このすごろく何か可笑しくない?何で私だけこんな事やるの?」

 

祐太「他にもあったんじゃないの?姉ちゃんじゃなく俺のすごろくとか。」

 

ひなた「え?だってこのすごろく、お姉さんの人見知りを治す為に作ったすごろくだから。」

 

みやこ「え・・・?」

 

祐太「人見知りを治す?」

 

 

 

 

あの時。

 

ひなた『お〜!』

 

花『これ・・・』

 

愛梨『これでいいの・・・?』

 

ひなた『いい!いいぞ乃愛!』

 

乃愛『えへへ〜。』

 

ひなた『これをみゃー姉にやってもらうんだな!』

 

乃愛『そ!みゃーさんにはこう言うのがいいかなって!』

 

ひなた『そうだな!みゃー姉がこう言うの出来るようになったらいいな!』

 

花『もうこれお姉さん更生すごろくでいいんじゃない?』

 

ひなた『それいいな!そうしよう!』

 

愛梨『いいんだ・・・』

 

 

 

 

今に至る。

 

みやこ「・・・・・」

 

落ち込んでしまった。

 

祐太「因みにそれ、休憩時間に作ったの?」

 

ひなた「ううん。先生から大変よく出来ました貰ったぞ!褒めて!」

 

みやこ「それを学校の授業で作ったの!?」

 

祐太「先生、それでいいんですか!?」

 

花「ひなたがどうしてもって言うから作ったんです。どうですか?人見知り治りそうですか?」

 

みやこ「いや・・・何かもうそれどころじゃないって言うか・・・何て事をしてくれてるの・・・先生になんて思われたか・・・」

 

花「そんな事気にするより、妹にこんなの作らせた事を気にして下さい。」

 

建「ぐう正論!」

 

みやこ「建君、それを言われたら私にぐうの音も出ないなぁ・・・」

 

更生すごろくを見て、みやこが決心した。

 

みやこ「よし!ひなた、お姉ちゃん頑張るよ!ひなたや祐太が心配しなくて済むように頑張るから!」

 

ひなた「みゃー姉!」

 

乃愛「うん!」

 

愛梨「頑張って!」

 

祐太「流石俺達の姉だ!」

 

建「みやこ姉さんバンザーイ!」

 

みやこ「明日から!」

 

花「・・・・・」

 

祐太・建・愛梨「だめだこりゃ!」

 

 

 

 

翌朝。

 

みやこ「今日も何だかやる気出ないから、明日から頑張ろう。」

 

駄目だこの姉・・・

 

 

 

 

 

 

ある日の夜。

 

ひなた「みゃー姉!今日一緒に寝ていい!?」

 

みやこ「今日は駄目~。」

 

ひなた「むー!何で~?」

 

みやこ「明日花ちゃん達来るんでしょ?だからこれ仕上げたいの!今日は遅くまで起きてるから先に寝な。」

 

ひなた「む〜・・・」

 

みやこ「ん?何?」

 

ひなた「何でもない!」

 

拗ねて行ってしまった。

 

 

 

 

そして祐太の部屋へ。

 

ひなた「ゆー兄。」

 

祐太「ん?どうしたひなた?」

 

ひなた「今日一緒に寝ていい?」

 

祐太「え、いいけど。」

 

ひなた「・・・・・」

 

無言で祐太に抱き付く。ひなたを撫でる。

 

祐太「ひなた?何かあったか?」

 

ひなた「何でもない。」

 

 

 

 

 

 

翌日の小学校の体育館。

 

ひなた「行ったぞー!」

 

花「はーい。」

 

今日はバレーボールの授業。

 

ひなた「昨日さ~、みゃー姉が一緒に寝てくれなかったんだ~。」

 

乃愛「毎日みゃーさんと寝てるの?」

 

ひなた「そうじゃないけど・・・たまにゆー兄と一緒に寝てるよ。」

 

花(毎日だったらお姉さん体持たないと思う・・・お兄さんも体持たないと思う・・・)

 

寝相が悪いひなたを思い出す。

 

乃愛「ひなたちゃんはほんとにみゃーさん好きだね!」

 

ひなた「おう!みゃー姉が一番好き!」

 

愛梨「祐太さんは?」

 

ひなた「勿論ゆー兄も好きだぞ!」

 

花「お兄さんは兎も角、どうしてお姉さんがそんなに好きなの?あんなんなのに。」

 

ひなた「どうして・・・?分かんない。」

 

愛梨「分かんないの?」

 

ひなた「分かんないけどみゃー姉が一番好き!」

 

花「何時からそんなお姉ちゃん子なの?」

 

ひなた「え。何時から・・・?分かんないけどずーっとみゃー姉が一番好き!」

 

花(こう言うの刷り込みって言うんだっけ?)

 

インプリンティングとも言う。

 

 

 

 

 

 

下校中。

 

乃愛「今日のお菓子、何だと思う?」

 

花「チョコ系がいいな〜。」

 

愛梨「私はクリームがいいな〜。」

 

乃愛「私はクッキーとかがいいな〜。」

 

花「じゃあチョコクリームクッキーで。」

 

乃愛・愛梨「いいね!」

 

花「いいね。」

 

そんな中ひなたは、草で遊んでる。

 

乃愛「ひなたちゃん、帰るよ〜?」

 

ひなた「お?お〜!」

 

 

 

 

星野家。

 

みやこ「さてさて~。今日のお菓子は何にするかな~?」

 

冷蔵庫を開けると、『食いすぎ注意 母』の置き手紙と板チョコがあった。

 

みやこ「ん〜、板チョコ君かぁ〜。」

 

 

 

 

一方4人は。

 

ひなた「あ!止まれ!花!乃愛!愛梨!」

 

花・乃愛・愛梨「ん?」

 

ひなた「影の外はウイルスが蔓延している。出たら・・・即死だぞ!」

 

花「いきなり何言ってるの?」

 

ひなた「影以外に足をつかずに帰る遊びだー!」

 

乃愛「楽しそう!」

 

愛梨「あ〜あれね。」

 

花「何それ?」

 

ひなた「日向はウイルスで~・・・はっ!日向はひなたウイルスが蔓延してて即死だ!影の中だと大人しくなる!」

 

乃愛「ダジャレ?」

 

花「ひなたがウイルスの発生源みたいになってるけど・・・それにその設定だと影自体から出れないし・・・」

 

ひなた「え?じゃあ影の外はお花畑だから・・・踏んじゃ駄目!」

 

花・乃愛・愛梨「メルヘン!」

 

 

 

 

建「おーい諸君ー!」

 

 

 

 

ひなた「お!ゆー兄ー!たけ兄ー!」

 

下校途中の祐太と建と会った。

 

祐太「何か影とかウイルスとか聞こえたんだけど?」

 

ひなた「私達は今、影以外に足をつかずに帰る遊びをやってるんだ!」

 

建「うわぁ〜懐かしい!ガキの頃めっちゃやったな〜!」

 

祐太「んで今は、影に止まってるのか。」

 

乃愛「う~ん・・・でもここから始めても向こうには行けないよ?」

 

ひなた「そうだ!ゆー兄!たけ兄!彼処に並んでくれ!」

 

祐太「並ぶ?あ、影がないなら作れ作戦?」

 

ひなた「そう!」

 

乃愛「そっか!ゆーさんと建さんが作った影を渡るんだね!!ひなたちゃん凄ーい!」

 

日向に祐太と建が横並びして影を作る。

 

祐太「影完成!」

 

建「さあさあお嬢様方、お通り下さい!」

 

4人が2人の影を渡り、向こう側の影に着地する。

 

 

 

 

その頃みやこはお菓子を作ってる。

 

みやこ「皆喜ぶかな~?」

 

 

 

 

その頃6人は。

 

ひなた「よし!次はこの道を・・・」

 

乃愛「また影が全然ないね。」

 

愛梨「これ、祐太さんとお兄ちゃんでも相当遠いかも。」

 

花「私も影を作るから。」

 

ひなた「え!それだと花が・・・」

 

花「私の事は気にしないでいいから。」

 

ひなた「花~・・・」

 

2人はお互いの手を握る。

 

乃愛「花ちゃん、もしかして上手い事この遊びから抜けようとしてる?」

 

花「う。」

 

愛梨「逃げるなんてズルいよ?」

 

建「お、そうだ!」

 

祐太「ん?」

 

建「私にいい考えがある!」

 

 

 

 

その頃みやこは、オーブンでお菓子を焼いてる。

 

みやこ「後は任せた〜!次は~最後の仕上げ~!」

 

 

 

 

その頃6人は。

 

祐太「・・・・・」

 

建「さぁさぁ渡って下さいませ!」

 

2人が俯せになって倒れてる。建が提案した考えは、2人が倒れて影を長くすると言う事である。

 

建「俺達が受け止めてる間に早く渡るんだ!」

 

祐太「何を受け止めてんだよ!?」

 

ひなた「よ〜し!行くぞー!」

 

4人が2人の影を渡って向こう側の影に着地。

 

ひなた「渡れたぞー!」

 

2人が起きて、4人の元へ。

 

建「無事に渡れて良かった。」

 

祐太「いい考えの割に雑だろこれ・・・」

 

建「どうだ?私のいい考えで渡れただろ?」

 

愛梨「そ、そうね・・・」

 

ひなた「ここまで来たら家までもう少しだな。」

 

トラックの影を渡る。

 

花「あ。ひなたそこ駄目。」

 

トラックが出発した。

 

ひなた「え!わ!」

 

祐太「あ、トラックが行った。ひなた戻れ。」

 

ひなた「おっおっおっ・・・うおーーーーーー!!!!!!!」

 

しかし戻らずにトラックの影を全速力で追う。

 

花「ひなた追い掛けないで!」

 

愛梨「危ない!」

 

建「トラックに轢かれるぞ!!」

 

乃愛「ひなたちゃーん!」

 

 

 

 

 

 

帰宅した。

 

みやこ「それで追い掛けて行ったせいでこんなに疲れてるんだ・・・」

 

花「はい。」

 

祐太「戻れば済む話だったのに。」

 

みやこ「ひなた〜?花ちゃんも言ってたように車の傍走るなんて危ない事二度とやっちゃ駄目だからね?」

 

ひなた「う・・・ごめんなさい・・・」

 

祐太(いや、普段外に出ないアンタの方がある意味危ない。)

 

建「全く、下手したら轢かれるぞ?」

 

ひなた「はい・・・」

 

乃愛「ひなたちゃんを大人しくさせられるのはみゃーさんだけだね。」

 

愛梨「大人しく・・・ひなたウイルス・・・」

 

花・乃愛・愛梨・建「あ!日陰者だからだ!」

 

みやこ「え!?もしかして私の事!?」

 

ひなた「みゃー姉みゃー姉ー♪」

 

建「その証拠にみやこ姉さんに懐いてる。まぁ元からだけど。」

 

花「それでお姉さん。今日のお菓子は何ですか?」

 

みやこ「作ってあるよ!あ!新しい服も出来てるよ~!」

 

ソファから立つ。ひなたが落ちた。

 

祐太「ひなた、大丈夫か?」

 

ひなた「む〜〜〜〜〜〜。」

 

祐太「風船みたいに頬が膨らんでる。」

 

乃愛「やったー!今日はどんなのだろ〜?ワクワク〜!」

 

 

 

 

今日のお菓子はチョコクッキー。

 

花「はむはむはむはむはむ。」

 

ハムスターみたいにクッキーを食べる。

 

乃愛「やったー!チョコクッキー!そして~・・・」

 

みやこ「今日はこれ着てね!」

 

乃愛「はいはいはいはーい!それ私が着る!可愛い私が着てあげるー!」

 

建「愛梨は着ないのか?」

 

愛梨「私はいいよ。」

 

みやこ「大丈夫!乃愛ちゃんにも愛梨ちゃんにも作ってあるから!」

 

乃愛「やったー!」

 

愛梨「え?」

 

ひなた「あ!みゃー姉私のは?私のは?」

 

みやこ「あ~・・・ごめんね。ひなたの分は時間足りなくて作れなかった。また今度ね。」

 

ひなた「え!?」

 

 

 

 

コスプレ開始。

 

みやこ「いいね~!3人共!似合ってるよ!可愛い~!」

 

乃愛「でしょー!」

 

今日はナース服。花と愛梨は恥ずかしがってる。

 

みやこ「花ちゃん愛梨ちゃんこっち向いて〜!」

 

ひなた「みゃー姉!私も何か着るか!?」

 

みやこ「乃愛ちゃんはそのままで!」

 

ひなた「なぁみゃー姉~私も~!」

 

みやこ「ひなた!ちょっといい?」

 

ひなた「何だみゃー姉!」

 

みやこ「光欲しいからカーテン開けて来て!」

 

ひなた「え・・・?むぅ〜!」

 

怒って膨れっ面になる。

 

祐太「ひなた?」

 

みやこ「3人共~可愛いよ~!いいね~いいね~!」

 

そんな中、花と愛梨と建はひなたを心配している。

 

みやこ「いいね〜いいね〜!」

 

怒って泣いたひなたが、みやこの後ろに立つ。

 

みやこ「ひなた?」

 

ひなた「みゃー姉の・・・アホー!」

 

腕でみやこに膝カックン攻撃。

 

みやこ「何ーーー!?」

 

祐太「膝カックン!?」

 

そして部屋から出てってしまった。

 

みやこ「こら!何するの!?」

 

祐太「何処行くんだおい!?」

 

ひなた「みゃー姉の社会不適合者ー!」

 

みやこ・祐太・建「何処で覚えたのそんな言葉!?」

 

祐太「・・・・」

 

みやこ「も~・・・何なのいきなり・・・」

 

乃愛「どしたの?」

 

花「はぁ・・・お姉さんは馬鹿ですね。」

 

みやこ「え!?何花ちゃん!?」

 

愛梨「みやこさんは無自覚ね。」

 

みやこ「愛梨ちゃんまで何!?」

 

乃愛「えっと~・・・穀潰し?」

 

みやこ「もしかして私の事そんな風に思ってるの~!?」

 

建「普段からそう思われてる自覚無し?」

 

みやこ「何で建勲まで加担してるの!?はぁ・・・」

 

花「今日はもう帰ります。」

 

みやこ「う、うん。」

 

花「・・・クッキー、お土産にしてもいいですか?」

 

みやこ「あ、はい。」

 

祐太「俺ひなたの所行ってるわ。」

 

みやこ「うん。お願い。」

 

 

 

 

夕方。

 

花・乃愛・愛梨「お邪魔しました。」

 

建「みやこ姉さん、またな。」

 

4人は帰って行った。

 

 

 

 

その頃ひなたは祐太に抱き付いてる。祐太はひなたを撫でてる。

 

祐太「ひなた、元気出しなよ。」

 

ひなた「む〜〜〜・・・・」

 

みやこ「ひなた~。何で拗ねてるの?」

 

ひなた「ふん。」

 

祐太(構って貰えず拗ねちゃってるね。)

 

みやこ「(仕方ないなぁ。)どうして拗ねてるか教えてくれたら、今日は一緒に寝てあげようかな~。」

 

ひなた「う・・・」

 

祐太(反応した。)

 

みやこ「更に一緒にお風呂に入ってあげようかな~。」

 

ひなた「・・・ほんと?」

 

祐太「ひなた、姉ちゃんと一緒に入りなよ。」

 

ひなた「ゆー兄・・・」

 

 

 

 

2人で入浴。ひなたはまだ拗ねてる。

 

みやこ「それで?ひなたはどうして拗ねてるの?」

 

ひなた「・・・みゃー姉が花と乃愛と愛梨にばかりかまって私に構ってくれない。今日だって私だけ服なかった・・・」

 

みやこ(確かに今日のは良くなかったな・・・でも花ちゃん達帰った後とか居ない時とか結構遊んであげてるはずなんだけど・・・)

 

 

 

 

ひなた『みゃー姉!みゃー姉!みゃー姉!みゃー姉のアホーーーーー!!』

 

 

 

 

みやこ(何で今日はこんなに・・・)

 

拗ねてるひなたにみやこが少し微笑む。

 

みやこ「ひなた。」

 

ひなた「ん?」

 

みやこ「おいで?」

 

ひなた「何?」

 

近付くと、みやこがひなたを優しく抱擁して撫でる。みやこはあの頃を思い出す。

 

 

 

 

 

 

それは、ひなたが生まれた日。

 

ひなた『うわーーーーん!!』

 

千鶴『ほ〜らひなた、よーしよし。』

 

みやこ『お母さん!私にも抱っこさせて!』

 

祐太『僕も僕も!』

 

当時小学生のみやこと祐太。

 

千鶴『大丈夫か?』

 

みやこ『うん!ひなた。お姉ちゃんとこおいでー!』

 

最初にみやこにひなたを抱かせる。その瞬間、ひなたがみやこを見て一瞬で泣き止んだ。

 

千鶴『ん?』

 

みやこ『お姉ちゃんだよ〜ひなた〜。』

 

泣き止んだひなたが笑った。

 

祐太『お姉ちゃん!僕にも!』

 

みやこ『いいよ。』

 

今度は祐太にひなたを抱かせる。

 

祐太『ひなた〜お兄ちゃんだぞ〜。』

 

ひなたが祐太を見て笑った。

 

 

 

 

月日が流れ。

 

みやこ『ん?』

 

ひなた『みゃーみゃー!』

 

ハイハイしながらみやこに付いて行くひなた。

 

みやこ『ひなた〜!』

 

ひなた『みゃー!』

 

 

 

 

そしてソファに座って漫画を読んでる祐太に。

 

祐太『ん?』

 

ひなた『ゆーゆー!』

 

頑張って祐太の足を登って、祐太の膝の上に座った。

 

祐太『ひなた〜!どうしたんだ〜?』

 

ひなた『ゆー!』

 

 

 

 

 

 

現在。

 

みやこ(生まれた時からひなたはずっとこうだったなぁ。)

 

生まれた時からひなたは、みやこと祐太に凄く懐いてる。

 

みやこ「ひなた。今日はごめんね?」

 

ひなた「・・・うん。今日は一緒に寝ていいんだよね?」

 

みやこ「うん。」

 

 

 

 

入浴後のリビング。祐太は入浴中。

 

ひなた「みゃー姉!寝る時間まで遊ぼ!」

 

みやこ「いいよ。何して遊ぶ?」

 

ひなた「何か体動かしたい気分!うずうずする!」

 

みやこ「いいけど・・・外に出るのは駄目だからね。家で出来る遊びにして。」

 

ひなた「そうだ!プロレスしようプロレス!」

 

みやこ「プロレスはちょっと・・・」

 

ひなた「ボクシングでもいいぞ!」

 

みやこ「私の事ボコボコにしようとしてない?もしかしてまだ怒ってる?」

 

 

 

 

その後のみやこの部屋。

 

ひなた「みゃー姉と寝るの久し振り~!」

 

みやこ「いや。3日に1回くらい寝てあげてるでしょ」

 

ひなた「ん~。私は毎日がいいな~。」

 

みやこ「ひなたはお姉ちゃんを殺す気~?」

 

 

 

 

翌日の夜。

 

ひなた「みゃー姉一緒に寝よ!」

 

みやこ「はいはい。」

 

 

 

その翌日。

 

ひなた「みゃー姉一緒に寝よ!」

 

みやこ「また~?」

 

 

 

そのまた翌日。

 

ひなた「みゃー姉・・・」

 

寝ながらみやこの首を絞める。

 

みやこ「ひなたぁ〜・・・」

 

 

 

 

そのまたまた翌日。

 

ひなた「ゆー兄一緒に寝よー!」

 

祐太「おういいぞ。」

 

 

 

 

そのまたまたまた翌日。

 

ひなた「ゆー兄一緒に寝よー!」

 

祐太「今日もか?」

 

 

 

 

そのまたまたまたまた翌日。

 

ひなた「ゆー兄・・・」

 

寝ながら祐太の腹を絞める。

 

祐太「は、腹が・・・俺に天使が迎えに来そう・・・」

 

寝相が悪い事に自覚無しのひなたであった。

 

 

 

 

 

 

翌日の星野家。

 

花「じゃあお姉さんと仲直りしたんだ。」

 

ひなた「おう!毎日一緒にお風呂入って毎日一緒に寝てるぞ!ゆー兄も毎日一緒に寝てるぞ!」

 

花「(お姉さん、お兄さん。お疲れ様です)でもお姉ちゃんとお兄ちゃんが居るのはいいな。私一人っ子だし。」

 

ひなた「え!みゃ・・・みゃー姉は私のお姉ちゃんだけど・・・す、少しだけなら花に貸してあげてもいいぞ・・・」

 

花「いらない。代わりにお兄さん貸して。」

 

祐太「お待たせ〜。」

 

みやこ「乃愛ちゃんと愛梨ちゃん来たよ~。」

 

建「俺も参上!」

 

愛梨「お邪魔します。」

 

乃愛「見て見て~!パパに最強に可愛い水着買ってもらったの!可愛いでしょ〜?」

 

ひなた「お〜!」

 

『END』




         キャスト

     星野みやこ:上田麗奈
       白咲花:指出毬亜
     星野ひなた:長江里加
      姫坂乃愛:鬼頭明里
      種村小依:大和田仁美
     小之森夏音:大空直美
     日下部愛梨:鈴木亜里沙
      星野千鶴:小清水亜美
      山中先生:衣川里佳
    クラスメート:柴田芽衣

      星野祐太:千葉翔也
      日下部建:石川界人
 星野祐太(幼少期):藤原夏海

ひなた「みゃー姉!一緒にお風呂入ろー!一緒に寝よー!明日も明後日もずーっと一緒に寝よー!」

みやこ「ひなた・・・ちょ、ちょっと・・・」

ひなた「ゆー兄も一緒に寝よー!ずーっと一緒に!」

祐太「う〜ん・・・」

次回「ちょっとお話よろしいですか?」

みやこ「みゃー姉!ゆー兄!一緒に読もー!」
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