みやこ「ふぁ~・・・朝から大学とかだるい・・・」
珍しく早起きと思いきや、今日は朝から大学だった。
ひなた「おはよーみゃー姉ー!」
元気いっぱいのひなたがみやこに飛び込んだ。
みやこ「ひなた・・・危ないから急に抱き付くのお止め・・・」
ひなた「あ、ごめんみゃー姉。」
みやこ「ひなたは朝から元気だね・・・」
ひなた「おう!」
祐太「居た居た。ひなた、姉ちゃんに移ったらどうすんだ?」
みやこ「ん?移るってどう言う事?』
祐太「姉ちゃん、ひなたの顔見ろ。」
みやこ「顔?・・・ん?ひなた、おでこ出して?」
ひなた「はい。」
おでこに自分のおでこを当てると。
ひなた「へへ〜。・・・はっ!みゃー姉おでこ冷たいぞ!病気か!?」
みやこ・祐太「病気なのはひなただよ・・・」
リビングでひなたの熱を計る。
祐太「母さんどうだ?」
千鶴「う~ん。風邪みたいだな。元気そうだし大丈夫だと思うけど、念の為学校休んで様子見ようか。」
祐太「だね。そのまま学校行ったら他の子に移っちゃう可能性大だからね。」
ひなた「今日休みになった!ゆー兄は学校だけど、みゃー姉遊ぼ!」
みやこ「熱での休みなんだから寝てなさいよ・・・それに私は大学行くから家に居ないよ。」
ひなた「むぅ・・・みゃー姉居ないなら家に居ても仕方ないから学校行く事にする!」
千鶴「熱あるから休めって言ってるの。」
そう言ってひなたを脇に抱える。
千鶴「私は仕事休んでひなた見てるから、みやこと祐太は早く学校行きな。」
ひなた「みゃー姉~・・・行ってらっしゃい・・・早く帰って来てね・・・」
みやこ「はぁ・・・仕方ないなぁ。今日の授業必修じゃないから私が休んでひなた見ておくよ。」
ひなた「ほんとか!やったー!」
みやこ「ほら部屋戻れよ。」
ひなた「はーい!」
千鶴(姉妹仲良いのは喜ばしい事だけど、母親としては少し寂しい・・・)
祐太「おっと、そろそろ行かなきゃな。じゃあ姉ちゃん、母さん行って来る。」
みやこ「行ってらっしゃい。」
千鶴「行ってらっしゃい。」
祐太「それとひなた、無茶して姉ちゃんに熱移すんじゃねえぞ?」
ひなた「はーい!」
祐太「じゃ。」
高等学校へ行った。
こうしてみやこがひなたの看病をしてあげる事に。
ひなた「〜♪」
部屋でウキウキしてるひなた。
みやこ「熱出して学校休んでるのに何か嬉しそうだね・・・学校休めるのは嬉しいか。」
ひなた「だって今日はみゃー姉独り占め出来るんだぞ!嬉しいに決まってる!それで何して遊ぶ!?」
みやこ「いや寝なさいよ。熱あるんだから。」
ひなた「何言ってるんだ!みゃー姉独り占め出来るのに寝てる場合じゃねぇ!」
みやこ「いいから寝ろ・・・」
高等学校では。
建「何?ひなたちゃんが風邪だと?」
祐太「元気良い癖に熱出しやがったんだ。」
建「もしかして、みやこ姉さんの何かに取り憑かれたのか?」
祐太「おい、それだと姉ちゃんが常に病気患ってるみたいに思っちゃうじゃねえか。」
同じ頃、ひなたがようやく寝た。
みやこ「やっと寝た・・・まったく可愛い顔して。それにしても風邪引いてると寝相よくなるのなんでだろ。本能で体休めてるのかな~。」
寝てるひなたをそっとさせて部屋を出た。
時間が流れ、午前11時10分。
ひなた「・・・はっ!!」
隣のみやこの部屋。
ひなた「みゃー姉遊ぼー!」
みやこ「寝てなきゃ駄目でしょ・・・」
再度熱を計ると、36度まで下がってた。
みやこ「って熱殆ど下がってるし・・・」
”ぐぅ〜”
ひなた「みゃー姉お腹空いた!」
みやこ「本能のままか!」
リビングでお粥を作った。
みやこ「はい。お食べ。」
ひなた「あーん。」
みやこ「も~しょうがないな~。今日だけだよ~。」
ひなた「うんうん!」
みやこ「はい。あーん。」
ひなた「あーん。・・・熱っつー!!」
みやこ「ごめん冷ますの忘れてた・・・」
お粥を食べ終えて、部屋に戻って漫画を読んでると、花達が来た。
乃愛「ひなたちゃん大丈夫!?」
ひなた「おう!もう熱も下がって殆ど元気だぞ!」
乃愛「良かった~。」
夏音「大勢ですみません。」
みやこ「大丈夫大丈夫・・・」
祐太「ひなた、具合はどうだ?」
ひなた「めちゃくちゃ元気だぞ!」
花「これプリント。それと給食で出たゼリー。」
ひなた「ありがとー!」
小依「後ネギが風邪に良いらしいけど、コンビニに売ってなかったから、代わりにねぎま買って来たわ!」
ひなた「おぉ〜!」
建「焼き鳥!!」
祐太「食い付くな。」
ねぎまを美味しそうに食べる。
祐太「そうだひなた、帰りに薬局寄って風邪薬買って来た。」
風邪薬をひなたに渡す。
祐太「また風邪引いたらと思ってな。」
ひなた「ありがとー!」
乃愛「みゃーさんがずっと見ててくれたんだって?ひなたちゃんにはみゃーさんが一番の薬だもんね。」
ひなた「おー!それに乃愛達も来てくれたからな!薬も2倍でもう完璧だ!」
乃愛「そっか・・・」
花「ひなた居ないと乃愛もしょんぼりして元気なくなるから、明日は来てね。」
乃愛「あ!それ内緒にしてって言ったのに!」
愛梨「隠しても駄目よ?ひなたが誤解しそうだから。」
乃愛「もぉ〜!」
千鶴「賑やかね~。」
みやこ「お母さん。帰って来るの早いね。」
祐太「ただいま母さん。」
千鶴「随分良くなったみたいね。」
みやこ「もう熱も下がったから、後は大人しくしてるだけで大丈夫だと思う。」
祐太「それと俺、薬局寄って風邪薬買って来たから万全だと思う。」
千鶴「そっか。しっかり看病してくれたんだね。偉い偉い。」
褒めてみやこを撫でる。
みやこ「わ!ちょ・・・止めてよ子供じゃないんだから・・・」
千鶴「あんた褒められる機会少ないんだから、こう言う時は褒めさせなさいよ。」
みやこ「・・・・・・」
祐太(姉ちゃん、そう言う所弱いもんなぁ〜。)
千鶴「皆お見舞いありがとう。でも移ったらいけないからまた明日学校でね。」
乃愛「はーい!」
夏音「はい!」
乃愛「ひなたちゃんまたねー!」
ひなた「うん・・・」
小依「お大事に!」
花「また明日。」
愛梨「じゃあね。」
建「元気でな。」
夏音「お邪魔しました。」
祐太「ありがとね皆。」
千鶴「皆気を付けて帰るんだよ。」
祐太「建、皆を頼むな。」
建「おう!任せとけ!」
皆が帰ると。
ひなた「みゃー姉・・・私ずっと一緒に居たからみゃー姉移っちゃってるかも・・・」
みやこ「人に移すと治るって言われてるね。」
ひなた「私の熱が下がったのってもしかして・・・」
祐太「いやいや考え過ぎだひなた。」
みやこ「私に移してひなたが元気になるならいいよ。」
ひなた「みゃー姉・・・」
みやこ「それに風邪引いたらお母さんに怒られずに学校休めるからね~。」
ひなた「そっか!」
祐太「何それせこ。」
翌朝。
みやこ「ふぁ〜・・・」
ひなた「みゃー姉!おっはよー!」
みやこ「だから急に飛び付くの止めなさいって・・・」
ひなた「はっ!ごめんみゃー姉・・・」
みやこ「もう・・・ほんとにひなたは朝から元気だね。」
ひなた「おう!」
祐太「はぁ!?」
みやこ・ひなた「ん?」
祐太「何だよ急に!あ、おいちょ!・・・」
みやこ「何何?祐太どうしたの?」
祐太「風邪引いちゃった・・・」
みやこ「え!?」
ひなた「ま、まさか・・・私の風邪がゆー兄に!?」
祐太「いや、建が。」
みやこ「え?」
ひなた「たけ兄が?」
祐太「何か建が急に風邪引いちゃったって・・・」
ひなた「まさか、私の風邪が移っちゃった!?」
祐太「いや、分からん・・・」
日下部家。
建「ゲホッ・・・ゲホッ!一体何がどうやって風邪引いちまったんだ俺ちゃんは・・・」
数日後の星野家。
みやこ「あ。今日私の誕生日だ。」
花「へー。おめでとうございます。」
建「マジか!おめでとう姉さん!」
祐太「そうだ、今日だった。」
乃愛「じゃあパーティーしようパーティー!」
ひなた「わ・・・私が・・・みゃー姉の誕生日・・・わ・・・忘れ・・・」
みやこ「ひなたどうしたの?」
ひなた「わ、私が花達と遊ぶのに夢中になって誕生日忘れてたせいで・・・みゃー姉の誕生日が~!私が忘れたらみゃー姉誰にも祝ってもらえないのに~!そんなのあんまりだ~!」
みやこ「ひなたって無意識に私を傷付けて来るよ・・・」
ひなた「あ。そうだ。誕生日プレゼント!みゃー姉の欲しいもの何でもあげるぞ!」
みやこ「別に欲しいものなんて無いしいいよ・・・祝ってくれるだけで十分だよ。」
ひなた「何でも良いんだぞ!」
みやこ「何でもは用意出来ないでしょ?」
建「今何でもって・・・」
祐太・愛梨「五月蝿い。」
乃愛「私達で用意出来てみゃーさんの好きなものって言ったら・・・」
全員が花を見る。
花「え?」
みやこ「え?」
ひなた「頼む花!1日だけで良いから!」
みやこ「本当に!?花ちゃんを貰えるの!?」
祐太「いやいやそれは流石に・・・」
花「嫌!」
祐太「ほら見ろ。花ちゃん嫌がってるぞ。」
乃愛「良いじゃんちょっと位なら~。」
花「いい?お菓子の代わりにあんな如何わしい服を着せてくるんだよ?」
建「如何わしい・・・まぁ間違ってないな。」
花「そんなお姉さんに私を差し出すとどうなると思う?」
ひなた「ん〜・・・分からん。」
花「お姉さんが刑務所に入る。」
みやこ(花ちゃんの私のイメージ!)
ひなた「みゃー姉捕まるのか!?」
乃愛「花ちゃんに何する気!?」
愛梨「まさか色々と・・・!?」
みやこ「濡れ衣だ!幾ら何でもそんな事にならないよ!」
花「本当ですか?今までやってきた事考えてそんな事ないって言えますか?」
みやこ「言え・・・言える・・・よ・・・」
花「今の間は何ですか?と言うかそもそも私だけって不公平だと思う。」
愛梨「確かに。」
ひなた「それもそうだな。それじゃ私達も同じ事やるか!」
乃愛「そうだね。花ちゃんだけにやらせるの違うよね。」
花「え?」
ひなた「そうだ!折角だからちゃんと形にしてプレゼントしないか?肩たたき券みたいに。」
乃愛「それ楽しそう!作ろ作ろ!」
ひなた「よし!作るぞ!花!乃愛!愛梨!」
乃愛「おー!」
愛梨「え?私も?」
花(もしかして、私もやる事になった感じ・・・?)
祐太「・・・花ちゃん。」
花「お兄さん・・・」
祐太「何かあったら、俺が相談に乗ってあげるよ。」
愛梨「私にも相談してよね?」
花「あ、はい・・・」
こうして出来上がったプレゼントは。
ひなた「はいみゃー姉。なんでもやる券4人分!」
みやこ「わー!ありがとう!凄い嬉しいよ!」
ひなた・乃愛「イエーイ!」
建「祐太・・・俺あれ欲しい・・・」
祐太「黙らっしゃい。」
みやこ(こ・・・これがあれば何でも・・・コスプレ・・・は何時もやってもらってるし・・・いや待て・・・絶対着てくれなさそうなあの服とか・・・でもどうせなら普段出来ないような思い切った事したいな~・・・)
花「何でも良いですが、ひなたを悲しませるような事しないで下さいね。」
愛梨「それはプレゼントだけど、間違った方向に使わないでよね?」
みやこ「も・・・も勿論分かってるよ~・・・(ま・・・まぁこれはまた今度これは思い付いた時に使うとして~・・・)」
花(何か弱み握られたみたいで嫌だな~・・・)
みやこ「そうだ。プレゼント貰ったお礼って訳じゃないけど、誕生日だしケーキでも作ろうか。」
ひなた「マジか!」
乃愛「やったー!」
愛梨「本当に!?」
花「ケーキ!」
みやこ「皆も手伝ってね〜。」
祐太「ほいほい。」
建「行くぜ〜!」
花「頑張ります!ケーキ!ケーキ!」
祐太(花ちゃんが心配だなぁ・・・)
みやこ「あ、花ちゃんは見てるだけで良いから。」
花「え。」
ひなた「ここは私達の出番だ!」
乃愛「花ちゃん料理苦手だもんね。」
愛梨「あんまり無茶しちゃ駄目よ?」
リビング。
みやこ「それじゃあひなたは、乃愛ちゃんと生クリーム作っておいて?」
ひなた「任せろ!」
祐太「建と愛梨ちゃんはこっちで生地作るぞ。」
建「OK!任せとけ!」
愛梨「はいはーい!」
乃愛「ひなたちゃん作り方分かるんだぁ〜!凄〜い!」
みやこ「・・・」
花「・・・・」
みやこ(て言うか花ちゃんめっちゃ見てくる・・・)
祐太「えっと花ちゃん・・・」
みやこ「えっと・・・花ちゃん・・・あんま見られてるとちょっとやりにくいから・・・」
花「あ・・・分かりました。1時間位出掛けて来ます。」
みやこ「え・・・?いやそこまでは言ってないよ?」
花「いえ。用事思い出したので序でに済ませて来ます。」
みやこ「あ・・・」
愛梨「ちょっと花?」
花が何処かへ行ってしまった。
しばらくして。
みやこ「これで完成っと。」
祐太「出来た!」
生クリームでデコレーションした。
ひなた・乃愛・愛梨「イエーイ!」
建「本格的に仕上がったな。」
祐太「お菓子作りは大変だけど楽しいなぁ〜やっぱ。」
ひなた「洗い物しよ!」
乃愛「おー!」
みやこ(花ちゃん遅いな・・・用事って何だろ?)
花「・・・・・」
みやこ「花ちゃん!?何時の間に戻って!?」
建「おわああ!!」
祐太がびっくりして絞って飛んだ生クリームを口でキャッチした。
愛梨「もう戻ったの!?ってかビックリした!」
建「生クリーム旨し!」
花「お姉さん。お兄さん。手に持ってるそれ貰っても良いですか?」
みやこ「それは超えちゃいけない一線だよ花ちゃん!」
祐太「欲しい気持ちは分かるけど、胸焼けするよ?」
建「その先はデブだよ?」
ひなた「と言う訳でみゃー姉!」
乃愛「お誕生日おめでとう!」
愛梨「おめでとうみやこさん。」
メイド姿のひなたと乃愛と愛梨が誕生日を祝う。
みやこ「え・・・?何でメイド?」
乃愛「サービス!撮影もOKだよ!」
みやこ「へ~・・・」
花「私は着ませんよ。」
乃愛「なんでも券を使うと私とデート出来るよ!」
みやこ「あ。結構です。」
乃愛「な!?」
花「そうだ。これプレゼントです。」
プレゼントをみやこに。
みやこ「え!プレゼント!?」
花「ケーキ出来るの待ってる時に買って来ました。」
みやこ「用事って・・・これの事だったの?」
花「はい。」
みやこ「(花ちゃんが・・・私の為に買ってくれたもの・・・やばい!凄い嬉しい!)ありがとう花ちゃん!」
花「じゃあプレゼントあげたので、なんでも券返して下さい。」
みやこ「え・・・?待って待って!何で!?」
花「だってあれプレゼントの代わりに用意したものですよ。ちゃんとしたプレゼントあげたんだから返して下さい。」
祐太「花ちゃんの凄い保身術攻撃・・・」
みやこ「(え~嫌だ~!どっちも欲しい!どうにかしてどっちも手に入れたい~!はっ!)花ちゃんこれ幾らした?」
花「はい?」
みやこ「3倍!いや・・・良い値で買い取るよ!」
花「最低ですか?」
祐太「チェイサー!」
みやこ「痛い・・・!!」
後ろから祐太に頭を叩かれた。
みやこ「何すんのよ祐太!」
祐太「買収しようとすんじゃねえよ!折角の花ちゃんからのプレゼントが台無しになるだろうが!」
花「はぁ・・・冗談ですよ。普通にあげます。」
みやこ「え!?本当!?」
花「はい。それは・・・美味しいお菓子のお礼とかそんな感じですから。」
乃愛「花ちゃんってさ~。」
花「何?」
乃愛「何だかんだ言いながら、みゃーさんの事好きだよね。」
花「は?」
ひなた「みゃー姉の事一番好きなのは私だからな!」
そして花から貰ったプレゼントは。
乃愛「ヘアピン!花ちゃんが選んだにしては普通に可愛いね!」
みやこ「ねぇ・・・びっくり・・・」
ひなた「だな!」
花「ちょっと・・・」
愛梨「何か貶してない?」
祐太「いやでも良いプレゼントだね。」
建「うんうん!」
乃愛「そうだ!折角かわいいヘアピン貰ったんだから服も可愛いのにしよ!」
ひなた「おぉ〜!」
みやこ「いやいいよ・・・私はこのままで・・・」
乃愛「駄目だよ。ジャージとか折角の可愛いヘアピンが台無しでしょ。」
みやこ「え・・・?ごめん・・・」
祐太・建「乃愛ちゃん怖え・・・」
そんなみやこの誕生日を忘れてない人物がもう1人居た。
松本「ふふふ・・・サプライズで誕生日祝い・・・しかもメイド姿でなんてみやこさん驚くだろうな~。」
それは松本だった。家に忍び寄り、靴を脱いで窓からこっそり覗く。
松本「はっ!!」
リビングを見ると、みやこがメイド姿になっていた。
ひなた・乃愛「かーわいー!」
祐太「もう姉ちゃんのメイド姿見ると何故か惚れちまう・・・」
松本「被ったー!」
みやこが「何!?泥棒!?」
祐太「松本ぉ!?」
あれから数日後。みやこに悩みが。
みやこ(最近ひなたが何処に行くのにもくっ付いて来る・・・)
それは、何処でもくっ付いて来るひなたに悩んでる。洗濯物の取り込みや、部屋で本を読んでる時にも。
更に風呂でも。
みやこ「あのさ・・・窮屈じゃない?」
ひなた「全然大丈夫だ~。」
終いにはトイレにまで。
みやこ「いやいやいや!トイレの中は流石に来ないで~!」
ひなた「嫌だ~!」
みやこ「やばいから!そろそろ限界だから!」
頑張ってひなたを廊下に出してドアを閉めようとするが、ひなたが抵抗してドアを開けようとしてる。
後日の休日。今日もひなたはみやこにくっ付いてる。
みやこ「一体何なの最近のひなた~何がしたいの~・・・」
ひなた「気にしないでくれ!」
みやこ「気にするよ・・・」
乃愛「確かに最近ひなたちゃん、何時もよりみゃーさんにべったりだよね。」
花「うん。べったりなのは前からだけど今は酷くなってる。学校も終わったらすぐ帰るし休みの日も家以外じゃ遊びたくないって言うし。」
愛梨「本当に何かあったのかな?」
みやこ「ほら~。花ちゃん達もこう言ってるし理由を話してひなた。それによっては私も協力するから。」
祐太「俺にも話してくれ。姉ちゃんにべったりくっ付く理由を。」
ひなた「今は・・・今はみゃー姉強化期間なんだ!」
みやこ「何て・・・?」
祐太「みゃー姉強化期間・・・?」
みやこ「えっとつまり・・・私の誕生日忘れてたのがショックだったからその強化期間とやらに入ったの・・・?」
ひなた「うん!」
建「成る程、その為にオナモミ状態に入ったのか。」
みやこ(このままじゃ私が1人になる時間が・・・それにひなたがこのまま私に付き合ってずっと家に居るようになったら・・・ひなたまで私みたいになっちゃうかも!)
このままだとひなたが自分と同じ道に歩んじゃうかと心配する。
みやこ(もしそんな事になっちゃったら・・・私がお母さんに殺される!)
すぐにひなたを離した。
みやこ「ひなた!私の命が惜しかったら今すぐ止めて!」
ひなた「命!?」
花・乃愛・愛梨・祐太・建「っ!?」
みやこ「私の為にその強化期間っての止めてくれない?」
ひなた「え?やだ!」
みやこ「え、いやひなたの為でもあるんだから・・・お願い。」
ひなた「や!!」
祐太「駄々っ子か。」
みやこ「私の事好きなら、ずーっと一緒じゃなくて少ーし離れて?ね?」
ひなた「みゃー姉が何いってるかわかんない!好きだからずっと一緒に居たいんでしょ!」
祐太「ちょっと何言ってるか分からない・・・」
みやこ(駄目だ、理屈が通じない・・・仕方ない・・・この手はあんまり使いたくなかったけど・・・!)
そこで彼女はあるアイテムを使用する事にした。
ひなた「そ・・・それは!」
前の誕生日にプレゼントされたなんでもやる券を使用した。
みやこ「ひなたは明日から5日間私と距離を置いて、祐太に相手をするように!」
ひなた「みゃー姉待って!それ以外なら何でもするから!」
みやこ「駄目!いい機会だから少しはお姉ちゃん離れもして!祐太、ひなたをお願い!」
祐太「お、おう!」
ひなた「みゃー姉・・・」
みやこは振り返らず、自分の部屋へ戻って行った。
乃愛「こう言うの恋愛ドラマで見た事ある!」
祐太「ひなた、おいで?」
ひなた「うん・・・・」
落ち込みながら祐太に抱き付く。祐太がひなたを撫でる。
祐太「俺じゃなくて何で姉ちゃんに?」
ひなた「ゆー兄も好きだけど・・・みゃー姉が人一倍いい・・・」
祐太「そっか。正直で宜しい。(何か可哀想・・・だがこれは姉ちゃんが決めた事だ。)」
1日目。
ひなた「・・・・・」
学校で今もショック受けてるひなた。
乃愛「どうしたのひなたちゃん?大丈夫?」
ひなた「今日から5日間・・・みゃー姉とお風呂に入ったり・・・一緒に寝ちゃ駄目だって・・・」
花「あぁ〜・・・」
寝相が悪いひなたを思い出す。
花(良かったですね、お姉さん・・・)
愛梨「でも祐太さんが居るし問題無いんじゃない?」
ひなた「ゆー兄・・・でもみゃー姉がいい・・・」
2日目。
ひなた「なぁみゃー姉。ちゃんと聞いてるか?」
学校で何かと会話してるひなたが。
乃愛「ひなたちゃんが何か変なのと喋ってる!」
それは紙粘土で作ったみやこの生首だった。
愛梨「禁断症状・・・?」
3日目。
ひなた「・・・・・・」
燃え尽きてしまったひなたが。
乃愛「大変!ひなたちゃんがへにょへにょしてる!」
愛梨「ちょっとひなた大丈夫!?」
乃愛「元気出して・・・ほらみゃーさんだよ!」
ひなた「・・・・・・」
乃愛「何て言ってるの・・・?」
今日のみやこの部屋。
花「お姉さん。ひなたがもう限界です。」
愛梨「このままだとひなたが壊れてしまうよ・・・」
乃愛「私もう見てられない!」
みやこ「あ~やっぱり・・・そろそろだと思った。でもここで止めたら結局また元通りになるだけだから・・・はいこれ。」
自分のコスプレセットを渡した。
愛梨「これは?」
みやこ「星野みやこ変身セット作っておいたから、私のコスプレしてひなたの相手してあげて?」
花「正気ですか・・・?」
乃愛「・・・・・」
リビングでは、ひなたが燃え尽きながら祐太に抱き付いてる。
祐太「ひなた、元気出せよ・・・」
建「姉ちゃん離れは辛いよなぁ・・・たけ兄も気持ち分かるぞ・・・」
ひなた「・・・・・・・」
乃愛「ひなたちゃーん!後2日私がみゃーさんの代わりになるから頑張ろ!」
みやこのコスプレしてる乃愛が居た。
ひなた「・・・・・・・」
花「やっぱり駄目なんじゃない?」
愛梨「流石に無理ありそうね・・・」
乃愛「あぁ・・・」
祐太「乃愛ちゃん。それでひなたが元気に成る訳・・・」
ひなた「みゃー姉!!」
花「良いんだ!?」
愛梨「えぇ!?」
祐太・建「元気になった!?」
ひなた「みゃー姉〜!!」
嬉しくなって乃愛に抱き付いた。
乃愛「ひなたちゃん・・・!うわっ!!」
転んでしまった。
花「大丈夫!?」
愛梨「乃愛!?」
ひなた「みゃー姉〜!」
乃愛(ひなたちゃんが凄いべたべたして来る!これ・・・良い!)
何かに目覚めてしまった。
4日目。
乃愛「わしゃわしゃわしゃ〜!」
ひなたの髪をわしゃわしゃする。
祐太「ひなたが元気になってる。」
建「ま、まあ本人が元気になったから良いじゃねえのか?」
5日目。
乃愛「あ〜ん。」
ひなた「あ〜ん。」
アイスクリームを食べさせる。
花「ちょっと甘やかし過ぎじゃない?」
愛梨「流石にやり過ぎだと思うけど?」
乃愛「えぇ〜?そぉ〜?うへへへへへ!」
建「乃愛ちゃん?何か笑い声可笑しいぞ?」
花「何か気持ち悪い時のお姉さんみたいになってる・・・」
みやこ「え!?」
祐太「えっと・・・」
花「今日の5時までで良いんですよね?」
腕時計を確認する祐太とスマホで時間を確認する花。
みやこ「え?あぁ、そうだね。」
乃愛「うへへへへ、ひなたちゃんはもう私にべったり〜!5時になっても私から離れないよ〜?にゅふふふ〜!」
建「3。」
花「2。」
祐太「1。」
花・祐太・建「5時。」
ひなた「あ!!」
5時になり、ひなたが乃愛から離れた。
ひなた「みゃー姉ー!みゃー姉!みゃー姉!本物のみゃー姉だー!」
本物のみやこに抱き付いて人一倍元気になった。
建「ひなたちゃん、元気になって良かったな。」
愛梨「乃愛、大丈夫?やさぐれてるけど・・・」
乃愛「分かってた・・・私は所詮みゃーさんの代わりだって・・・私分かってた・・・」
ひなた「ん?乃愛!今日までありがとな!」
乃愛「いいよいいよ。私大した事してないし。みゃーさんのコスプレして、ひなたちゃんを慰めるなんて誰でも出来るし。」
花・愛(誰でもは出来ないと思う・・・)
ひなた「何言ってんだ。誰でも良い訳じゃないぞ。」
乃愛「え?」
ひなた「みゃー姉の代わり出来たのは、みゃー姉と同じ位好きな乃愛だからだぞ。」
乃愛「あ・・・あ・・・うん・・・ありがとう・・・」
ひなた「ゆー兄もありがとな。私を慰めてくれて。」
祐太「ひなたの兄だから当然だろ?」
みやこ「うんうん。これでひなたも私から少しは離れても大丈夫だね・・・」
ひなた「みゃー姉!みゃー姉!みゃー姉!」
飛び付いてみやこの肩に乗って叫んだ。
乃愛「何かもう、この光景落ち着くね。」
花「そだね。」
愛梨「だね。」
祐太「やっぱ2人は仲良いな〜。」
建「流石姉妹愛。」
みやこ「何か・・・ひなたの甘え方酷くなってるんだけど・・・乃愛ちゃん何してたの~!?」
ひなた「みゃー姉!」
姉離れするのはまだまだ先になりそうです。
同じ頃外では。
女の子「みゃーこ!みゃーこ!みゃーこ!」
1人の女の子が、飼い犬を呼んでいる。
女の子「ばーん!」
威嚇射撃すると、飼い犬のみゃーこが倒れた。
『END』
キャスト
星野みやこ:上田麗奈
白咲花:指出毬亜
星野ひなた:長江里加
姫坂乃愛:鬼頭明里
種村小依:大和田仁美
小之森夏音:大空直美
日下部愛梨:鈴木亜里沙
松本香子:Lynn
女の子:木野日菜
星野千鶴:小清水亜美
星野祐太:千葉翔也
日下部建:石川界人
みやこ「誕生日お祝いしてくれてありがとね。ひなたの誕生日には何が欲しい?」
祐太「欲しい物はあるか?ゲームとかおもちゃとか。」
ひなた「みゃー姉!!」
祐太「でしょうね。」
みやこ「う〜ん・・・」
次回「知らないほうが幸せなことってあるよ」
みやこ「なんでもやる券で良い?」