東方紅魔導 あり得た世界の物語   作:百合の戦士

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さあ、開幕だ。
あり得たかもしれない世界の、物語。


その者、吸血鬼の魔女にて

レミリア・スカーレットは悩んでいた。

「うーん、どっちのドレスが良いのかしら・・・」

この日の夜、とある魔女の屋敷にてパーティーが開かれ、そのパーティーにレミリアが招待されたのだ。

しかし、レミリアはこのような物になれてなく、更にパーティー用の服は二つしか持っていない。

青い、落ち着いたドレスか、赤い少し派手なドレス。

「こっち!」

すると妹であるフランは赤いドレスを指差した。

「こっちが良いと思う・・・」

するともう一人の妹であるロランが青いドレスを指差す。

「うーん、そうねえ」

そうして、レミリアは悩む。

そしてある案を思い付いた。

「どうせならくっつけちゃいましょ?」

「「え?」」

流石双子、フランとロランは全く同じタイミングで驚き、そして首を傾げた。

フフッ、と笑いながらレミリアは棚に入れておいた裁縫箱を取りに向かった。

 

その夜、赤と青で作られた清楚で、なおかつ魅惑的な、その様なドレスを着たレミリアがパーティー会場に現れ、魔女達の間で違う色で作られたドレスが流行り出した。

しかし、彼女は意図して行った訳ではなく、ただの気まぐれであったのだが。

 

ん?何かがおかしい?まあそうだろう。

何せこれは君達の知っている物語ではない、それどころか妹が一人増えている。

簡潔に言えば・・・

この物語は、始まりの歯車が少しずれた結果、何もかもが全く別の物になった物語。

 

おっと、説明はこれぐらいにしよう。

ほら、物語が再開するよ。

 

 

レミリア・スカーレットは少々特殊な吸血鬼である。

まず、彼女が物心付いたとき、バンパイアハンター達がスカーレット一族を皆殺しにするために行動しており、時には館にさえも侵入し、館を荒らし、一番ひどい時には使用人の吸血鬼が灰になった場面等も見たことがある。

そして、フランとロランが産まれ、バンパイアハンター達の侵攻も落ち着いてきた時、事件が起こった。

父親の死である。

あるハンターにつけられた傷が体を蝕み、そして・・・今まで取り込んで来た人間の血液が熱を持ち、父親を焼き殺した。

更にその血は父の側で必死に「死なないで!」と泣いていたレミリアの顔にべったりと父が吐血した血がこびりつき、そして、彼女は直ぐに「ああ、自分の父を殺したのはコレなのだな」と直感的に思った。

・・・それが人間の血液だとも。

それ以来、彼女は人間の血液に対してトラウマを持つようになり、彼女は現在でも人間の血液は飲まない様にしており、妹達にも飲んではいけないと言っている。

そして、当主である父が死んだとわかるとハンター達は本格的に攻め始め、その日に吸血鬼の中でも上位の貴族であったスカーレット家は終わりを迎える・・・はずだったが。

彼女達は生きていた。

母親に連れられ、人が恐れ全く足を踏み入れない魔の森へと逃げ込んだのだ。

そして彼女達は森の中でひっそりと暮らしていた。

母親は逃げている時に負った傷が原因で死んでしまったが、「穏やかに生きて欲しい」という母の遺言に従い人間に復讐しようとは考えず、ただの森の住人としてフランとロランを育てながら生活をしていた。

森に元々住んでいた魔女達ともいい関係を築き上げ、ついには魔女の力を持った。

のだが・・・

(フランとロランが魔法でケガしたらどうしよう?)

と思い最近まで危険だと判断した魔法を教えていなかったのだが、知り合いが

「もう子供じゃあないじゃろ、大丈夫大丈夫」

と魔法を教えてしまい、良く問題を起こしてしまうようになってしまった。

例えば

 

フランが浮遊魔法を使って天井に突き刺さって屋根からフランの頭だけ出ててつい笑ってしまったり、

 

ロランがベッドから物を取ろうとして転移魔法を使い頭に分厚い本を落としてしまい涙目になったり、

 

風魔法で薪割りしようとして風が切った薪を二人のおでこにぶつけてしまい、一緒におでこを押さえてたりと失敗を繰り返していたので仕方なく魔法をおしえている。

まあつまり・・・

かなり平和なのである。

 

その後森が開拓され、造られた街に移り住んでいた三人。

フランとロランは仲の良い友達(魔女や悪魔)と一緒に遊んでいて、レミリアは街で買い物や世間話等、

正直吸血鬼とは思えない生活を送っている。

一応レミリアは二人に自分達が吸血鬼の末裔的な存在であるとしか伝えていない。

ちなみに収入等は薬等を作り、それを売って生活している。

 

そんな平和な三人にちょっとした転機が訪れる。

「娘?」

「ええ、貴女の家であずかってくれないかしら?」

ここは街の魔女や魔法使い達をまとめる役目を持つノーレッジ家の屋敷。

その屋敷の客間で、レミリアはそのノーレッジ家の当主、エメリアと話をしていた。

以前に行われたパーティーもノーレッジ家が主催でこの屋敷で行われた。

しかし、そのパーティーの内容は明かされなかったが、何時もマイペースに紅茶を飲んでいるだけの彼女が自分から話かけていた為、何となく嫌な予感がしていたのだ。

ちなみにレミリアは何故か運命を操る能力ではなく才能を開花させるという能力を持っているのでこの展開は分からなかった。

「一体何故?まずそれを聞かないと判断出来ないわよ?」

「そんなに重要な事じゃないのよ、ただ友人に呼ばれてちょっと手伝いに行くだけ」

「・・・帰る時期は?」

「わからない、でも当主には有望な魔女に譲るつもり」

「貴女・・・」

「分かってる、でも」

そういって彼女は立ち上がった。

「いずれ、あの子や、貴女達の為になることなの」

エメリアの眼は真剣その物だった。




すいっませんでしたーーー!!!
やってみたかったんです!やってみたかっただけなんです!
原作崩壊どころか能力まで勝手に変えて、本当に申し訳ないです!

とりあえず、始まりはおぜうじゃないおぜうをみたかったっていうのとそもそも二次創作しか読んだことないし原作もやってなかったのでそもそもの展開を変えるという暴挙に。

とにかく、こんな駄文でも読んでくださり、ありがとうございます!
亀投稿か失踪になると思いますがそれでもいいというかたは応援よろしくお願いいたします!
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