東国戦遊志(東国幻想郷シリーズ)   作:JAFW500/ma183(関ケ原雅之)

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【注意】
この作品は2次創作。
東方×ドラゴンボールとその他(特別編扱い)のクロスです。
戦闘力は撤廃し、相性などの相対関係での強さになります。
時系列は旧作終了の時点で、そこから先はちょっと(?)原作本来の流れと違う流れになります。
このシリーズでは「オリジナルキャラクター」・「大幅のオリジナル設定」が出ます。
東方とドラゴンボール二つの要素を持ちながら、「どちらでもない」、「新しいお話」です。思い切って始まった新しい「幻想郷」を心ゆくまでお楽しみください。(どちらかというと東方っぽいような…。)
(注)第弐幕(東国戦遊志#6以降、東国戦遊志~紅~#6以降)のだいたいの流れ
・東国戦遊志    フリーザ軍・バーダックがメイン
・東国戦遊志~紅~ ラディッツ、妹紅、輝夜チームがメイン
・東国戦遊志~夢~ レイム、ルーミア、がメイン
東国戦遊志【番外編】 それ以外メイン
(注)pixivでも同じ話を載せています。もしよかったら、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


東国戦遊志#5 復活の帝王F

2日後

「ハクレイじんじゃ…?」

「そう、博麗神社。だが、行くのはあそこじゃない。里とその神社を結ぶ道の丁度折り返しのあたりにある小さな小屋、あそこならお前にうってつけの奴がいるってね。」

妹紅はバーダックを連れてその場所に向かっている。

「その元巫女とやらは相当強いのか。」

「かなり、まあ娘さんの方でも十分強いらしいけど。」

「で、そいつの待っているその広場とやらがあれか…。」

右の路肩を覆っていた木々が途切れ、草に覆われた場所が見える。

「それじゃ、この辺で。」

妹紅はそう言い残すと里の方へ戻っていった。

「仕方ねえ、それじゃ――――」

 

シュッ、シュッ

 

何かが耳の付近をかすめた。

「…ほう、早速仕掛けてきやがったか。」

バーダックは後ろを振り返った。

「珍しい服装ね。」

「こっちからすれば、貴様のその服装の方が変わっているがな。」

黒のアンダーウェアの上に赤い巫女服。さらに、顔には狐のような仮面がついている。元巫女と思われる者の相方がその巫女に尋ねた。

「あとは私がやる。」

その言葉を聞くと、相方の方が何か細長いものを取り出し何かを唱える。そして次の瞬間、彼女の周りが青く光り彼女の姿が消えた。

「な…。なんだ…。」

驚くバーダック。魔法というものを初めてみたのだ。

「さて、貴方。戦うからには、『覚悟』してもらうわ…。」

バーダックは、『覚悟』という言葉にちょっと突っかかるものがあったが、全力で来いという意味だと信じ、思いっきり立ち向かった。

 

 

辺りに舞った砂埃が流され十六夜の月の光が差し込み視界が晴れる。しかし、そこには絶望という言葉が横たわる状況になっていた。

「…っ。」

バーダックの傷口が開き血が流れだしているのだ。

「…まだいきているのね…。」

「う…るせ…え…、お前、何者だ…。」

かすれ声になりつつもバーダックは戦おうとする。しかし、もうすでにおかしいことになっている。明らかに相手は殺す気でかかってきている。

「まだ…、戦うつもりなのかしら…。」

「…そういうことだ…。」

バーダックは力を入れ立ち上がり、再びしっかりと相手をとらえる。

「せっかくだ、貴様にいいものを見せてやる…。」

そう言い放つとすこし足を肩幅に取り、そして

「はああああああああ!!!」

まぶしい白い光が辺り一面を覆った。

「変わった…。」

「これが、サイヤ人の壁を越えた『超サイヤ人』だ。」

「面白い技ね。」

「まあ、見ていろ…。」

背を向けつつ返すバーダック、風が舞い上がったその瞬間

「っ!?」

仮面の巫女の胴に強烈な一撃が入る。そして

「だあっ!!」

凄まじい風切り音と共にその体は吹っ飛ばされていった。

「…。」

金色を帯びた髪と暗闇の中青く輝く二つの光が辺りを満月のごとくぬ照らす。

「ぐっ!?」

バーダックが突然顔をゆがませた。よく見るとあの傷口に巻かれていた包帯から血が染み出て落ちているのだ。

「…。」

あまり長く戦っているわけにもいかない。また傷口が痛みだしている。

「油断しやがったな…、次の一撃でケリをつけてやる。」

バーダックは右手に光を集めるとそのままとどめを刺すために倒れているそいつに向かっていく。そして、

「とどめだぁ!!」

拳を振り下ろす、がその時!

「なっ…。」

彼の周りが赤く光り始めている。

「油断…なんの事かしら…。」

後ろからの声だった。

「しまっ…。」

後ろを振り向こうとするバーダック。しかし、体が動かない。よく見ると手と足に札が絡みついており動けないのだ。そして、目の前にあったあの巫女の体を成していた札がはがれ彼の周りに並び始めていた。

「これが、余裕というもの。」

 

  神技「八方龍殺陣」

 

 

「なかなかいい攻撃だった。だけど、詰めが甘い…。」

「はあっ…はあっ…。」

バーダックは息が切れ始めていた。さらに、超サイヤ人の輝きは消えもう残っているものはなかった。

「…わかりました。始末します…。」

さっきまで明るく静寂の漂う空が、変わって雲がかかり風が吹き始めている。

「…(なんだ…、さっきまで感じていなかったが、この不気味な感じは…)。」

気味の悪い汗がバーダックの手に浮き上がっている

そして、雲が月をを覆い尽くした瞬間、彼女の体に何か黒いものが浮かび上がってきた。そして、肌だけでなく服や髪留めそして仮面も黒一色に染まっていき、さっきの超サイヤ人とは、また異なるそこのない威圧感があたりを覆い始めている。

そして、かかっていた雲が一閃の風と共にすべて流れた。

 

究極奥義――――夢想テンセイ――――

 

「なっ…。」

すでに、巫女の一蹴が入っていた。

「ガっ……!!」

バーダックの意識が一瞬でとぶ。

そして、

 

「博麗拳術奥義…。」

巫女はその手を止めることなく次の攻撃に移った。

「夢。」

鋭い膝蹴りが胸をへこませ、

「想っ!!」

上から鋭い鉄槌が肩を直撃。肩の骨を砕き、彼の体が地面に叩きつけられた。

「封!」

跳ね返った体をかちあげるがごとくアッパーの一撃が傷口にめり込む。すでに、着ていた服は砕けきっておりなんの効果も果たしていない。

そして、仰向けになった体に

「印っ!!!」

天から、雷光のように鋭いかかと落としで、とどめの一蹴りが決まった。

 

「…。」

バーダックの体は流れ出た血で赤く染まっている。すでに呼吸が弱くなっており死の足音が近づいている。

「これで、死――――。」

そう言いかけた時、重い衝撃が背後から撃ち込まれ、彼女の意識は切れた。

 

 

<フリーザ軍基地>

「そうですか…、ドドリアさんたちが…。」

「はっ!!ですが、命と引き換えに相手にもかなりの深手を負わせた模様です。」

「…。」

報告に参った兵士からドドリア達の訃報を聞くフリーザ。初めは圧勝でおわるだろうと思っていたが、金色の戦士の登場で何か思ったところがあるらしい。

「フリーザ様おそらくあいつは…。」

「ええ、きっとそうでしょう。」

側近のザーボンも思い当たるところがあった。以前ナメック星でベジータが言っていた超サイヤ人の伝説、直接戦ったことは無いのだが地獄で見たフリーザと孫悟空の死闘からその強さの異常性を認識し、軍の再結成以来彼はそれを一番注意しているのだ。

「…わかりました。報告ありがとうございます、もう下がりなさい。」

「はっ!!」

フリーザは兵士を下がらせると乗っていた小型ポッドから降り、何か決意をした顔でザーボンに伝えた。

「ザーボンさん、そこのハッチを開けなさい。」

「…っ!了解致しました。」

そして、外へ直通する道を眺め側近のザーボンを背に一つ、こう言い残した。

「ドドリアさんがいない今…、彼の代わりの者はあなたが選びなさい。私がいない間のことは彼と二人で任せましたよ…。」

それは、ザーボンにとって初めて聞く言葉だった。フリーザは厳しく冷酷な面が多いが、部下のことをしっかり見ていたのだ。

「はっ!どうかお気を付けて…。」

その言葉を背にフリーザは黙ってその道を進んでいった。

 

 

<慧音の寺子屋>

「もういいのですか。」

「これ以上、寝てるわけにいくか。」

あれから、2日後バーダックは傷が完全に治り切ってない中トレーニングをしに行こうとしている。

「こんなボロ負け続きじゃあ、あいつらに顔向けもできやしねえ。」

バーダックが意識を取り戻したのは翌日で、気が付くとここに寝かされていた。そして、こいつからあの元巫女がなぜ暴走したのかを聞いたが、どうやら先日ここを襲撃しに来た奴らの中に人を操ることができる者がいたらしい。このまま、指をくわえて黙ってみているわけにはいかないのだ。

「そうですか…。ならば、お気をつけて。」

「言われるまでもねえ。」

そう言い放つと彼は里の外へと向かっていった。

[newpage]

<人間の里のちょっとはずれにある滝>

「はっ!!!」

「…(やはり鋭さが足りねえか、クソッタレ)。」

試しに岩に向かって気を掌に集中させ球を作り出し鋭く投げてみたが今一鋭さに欠けたようだった。

「こんなんで勝てるかどうか…。」

そんなことをひたすら考えていた。が、ふと背後が明るくなり声が聞こえた。

「こんな朝から修業とはずいぶん熱心だねえ。」

また、面倒ごとが増えたような感じだった。

「だれだ、貴様は…。」

「まだ怒っているのかい。」

いきなり、意表を突かれた。しかし、

「そんなんじゃねぇ…。」

そう言い返した。

「いや『怒っている』ね、自分の情けなさに、そのせいかさっきの技のキレ味もない、ただボールをぶつけているだけといったところかしら…。」

言わせてみれば図星のことばかり言われるバーダック、そして目の前にいるこいつは一体何なのか。

「それと、あの金色になるくらいなら、ずっとなっていた方がもっと強いと思うけど。」

「貴様一体、何者――――」

問いかけようとしたところ、少し遠くで爆発が起きた。

「(この感じ…、まさか…。)」

気をようやく察知できるようになったバーダックには今はっきりと分かる。どうやら本命がやっと出てきたらしい。

「あら、爆発かな…。」

「くそっ!!!」

バーダックは、爆発した方に向かって飛び出した。

 

 

<人間の里のちょっとはずれにある花畑>

「ゲホッ…ゴホッ。」

「フフフ…なかなかいい攻撃だったよ、やはり妖怪ならばそうこなきゃねぇ…。」

長い金髪の妖怪、ルーミア。かつて人食い妖怪として恐れられていた彼女だがやはり宇宙最強の帝王にはかなわず、ボロボロになってしまっている。

「くそっ…、お前のような奴ごときに!!!」

鋭い闇の一閃がフリーザを貫いた。

「ギッ!!」

貫かれた肩から血がしたたり落ち、さすがのフリーザも苦痛で顔がゆがんでいる。

「はあっ…はあっ…、どうよ…。」

妖怪としてのプライドを捨てていないルーミア、たとえ汚いやり方であっても負けたくはなかった。

「…。」

急にフリーザは目をつぶり黙り込んだ。そして、さっきまで歪んでいた顔も冷静になった。

「なっ…、なんだよ…。」

さすがのルーミアもこれは分からない。普通なら必死で抵抗したりするはずだが、あの白紫は静かになっているのだ。そして、貫いた闇の串を持ちこう言った。

「この俺は宇宙の帝王フリーザだ、宇宙最強はあの生意気な兄でも口うるさいパパでもない…そう宇宙最強は…このフリーザぁ様だぁ!!!!!!」

パキンっ!!

フリーザの喝と同時に彼を貫いた闇の一閃が真っ二つに折れた。そして、凍てつく目で怯え始めたルーミアをにらみつけまたこう続けた。

「さっきの勢いはどうしたんだ…ええ、オイ…。この僕の体をこんなにして…。今のは痛かった…痛かったぞ――――っ!!!!!」

凄まじい蹴りの一撃が彼女の腹に直撃し、そのままボールのように地面を弾みながら百メートル近く蹴り飛ばされ止まった。

「さて、それじゃあ…。」

動けなくなっている彼女に向かってフリーザの人差し指が向けられた。

「死ねぇ!!!!!」

 

「ちょっと甘いんじゃないかしら…。」

 

ふと、フリーザの後ろから一つの声が聞こえた。

「なっ、なにぃ!?」

咄嗟に後ろを向くフリーザだが、

「宝具「陰陽飛鳥井」。」

あの博麗レイム(霊夢母ちゃん)が陰陽玉を蹴り込ませる方が一瞬早かった。

「ぐふぅ!!」

めり込んだ陰陽玉と共にフリーザの体がくの字になって彼方の森へぶっ飛ばされた。

「さっさと出てきたらどうかしら。その程度でくたばる貴方じゃないでしょう…。」

フリーザの飛んでいった方の闇に向かって言葉をとばすレイム。もうすでにフリーザの気をとらえているらしい。

「…こいつは意外だった…。まさか君にやられるとはねぇ…さすがにこうも簡単に不意打ちをくらってしまった…。ちょっとアタマにきたよ…。」

フリーザの顔にはいくつか筋が見え始めている。しかし、彼女はお構いなしに続けた。

「しぶといわねえ…ところで、貴方誰よ。」

フリーザは満面の笑みを以て答えた。

「これは失礼、自己紹介がまだでしたねぇ…。私、フリーザと申します。貴方たちのお世話になった部下、つまりフリーザ軍のトップですよ…。」

しかし、

「フリーザか…、またなんか涼しそうな名前ね…。でも、この寒い季節じゃあまだ早い、もう半年したら来てほしいけど…。」

言われたい放題だった。

「ホホホ…夏ですか…。」

ついに、フリーザの顔から笑顔が消えた瞬間だった。

「そんなにこの俺を怒らせたいのですか…。いいでしょう、季節外れの肝試しと生きましょうか。」

しかし、そんなフリーザのゆすりに臆することなく切り返した。

「そっちこそ覚悟することね…。何秒間意識を保っていられるかしら…。」

「減らず口をぉ!!!キイヤ――――っ!!」

一気にフリーザがそのまま霊夢に襲い掛かる。

「死ねい!!」

フリーザが手刀を彼女に突き刺そうと鋭い一突きを出した。だが、

「なっ…。」

なんと、その攻撃が体をすり抜けているのだ。

そして、レイムは彼の下につき、

「一気に決める…。」

一気に奥義、夢想封印 瞬 をその体に打ち込みまくった。その回数1秒間に15発。合計150発の拳の雨が彼を貫く。

「ぐふっ…。」

フリーザの意識がとび、目は完全にあさっての方を向いている。

「ダメ押し…。」

体勢を立て直し地面を思いっきり蹴り上げ、

一気に宙に打ち上げられたフリーザを飛び越えた。

そして、一回転すると締めに

強烈なかかと落としがフリーザの胸にめり込んだ。

 

 

反撃の余地のない一連の技。これを受け切って立ち上がる者はそう多くはない。だが、舞い上がった煙の彼方にその影はあった。

「…ハクレイレイム…たしか、巫女デシタネ…。」

フリーザだった、しかしどこか様子がおかしい。

そして、埃の中からその顔が見えた。

白目をむきながらしゃべっている。そして、ちょっと色が暗くなっていた。

「…。(白目のまましゃべるとは…、さすがに私でも無理だわ…。)。」

最強クラスの強さをもつこの巫女でもやはりこれにはドン引きするしかなかった。

「ダが…。」

フリーザの目がやっと戻った。しかしその体には、なにか黒いものが混ざりかかていた。

「ここからが、このフリーザ様の新の力だ…。初めての変身だ…、この俺にもどうなるか分からない…。」

「!?」

彼女の目の色が変わった。突然フリーザの力がぐんと上がったのだ。そして、空に雲がかかり始め雨が降り始めた。

「それと…、これは返すよ…。」

レイムの前にボロ雑巾みたいに何かが投げ捨てられた。

「ルーミア…。」

それは変わり果てた人食い妖怪ルーミアの体だった。彼女の持っていた闇が抜かれ、ミイラみたいにカスカスになっている。

「貴方…これが狙いだったのね…。」

「フフフ…やっと気が付きましたか…。」

フリーザが今回出撃した狙いは二つあった。一つはドドリアを倒したサイヤ人を調査し、あわよくば殺すこと。そして、もう一つは長年探らせていた究極の力を得ることだったのだ。そして、その力でベストマッチに近いものが彼女の持つ闇だったのだ。

「さて、それでは見せてやろう…。このフリーザ様のさらなる進化を!!」

一閃の稲妻がフリーザに直撃し、辺りが闇に包まれた。

 

白紫の入っていた場所には黒と紫の混じった色、赤一色だった瞳はは黒い瞳に紅い淵が入っていた。

「さすがにこれはまずいわね…。」

レイムの額に一筋の汗が流れた。先ほどまでの威圧感が消えうせ、そこのない不気味さが漂い始めている。

「…。」

無表情だったフリーザの口元が吊り上がった。

ビッ!!

さっきまで、目の前にいたフリーザの姿がない。

「う…っ!?」」

次の瞬間、腹に重い衝撃が走る。

呼吸が上手くできず、その場に倒れ込む。攻撃が当たる瞬間無意識で体が後ろに向いたらしいがフリーザの攻撃をまともにくらってしまった。

「…フフフフフ…、フッハハハハハ…、ハーハッハッハッハ!!!素晴らしい…。やはりうるさいパパでも、あの気にくわない兄さんでもない、宇宙最強はこの…フリーザぁ様だ!!!。」

ついに圧倒的な力を得て念願の宇宙最強に返り咲いたフリーザ、あの帝王の椅子にまたついてしまったのだ。

「…っ。」

だがレイムも負けてはいられない。すぐになんとか立て直すと懐から札を取り出した。

「神技「八方鬼縛じ―。」

「遅いっ!!!」

言い切る前に背後にフリーザが回り込んでいた。

そして、その尻尾がレイムの首に巻き付いた。

「ぐ…あ…。」

必死で外そうとする。だが、きつくて一向に外れそうもなくむしろどんどんしまっていく一方だった。

「さあ、死ねい!!」

 

フリーザが一気に締めを強くしようとした途端、その尻尾が切られた。

「…。」

長年、自分を苦しめ続けたあの瞳、あの髪。かつて自分を2度も葬ったあいつと同じ姿がそこにあった。

「……やっと見つけましたよ。」

「オレもだ。」

そして、彼の左ほおについた傷を見た瞬間察した。あの時、たった一人で立ち向かい散っていった戦士のことを。

「なるほどならば。」

フリーザは、纏っていた闇を解くと出てきた空間の狭間を見つめ、

「最終決戦の続きを、あちらでするのはどうです?」

と投げ掛けた。

「言われるまでもねぇな。」

バーダックは、フリーザが入るのに続いてその後を追った。

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