僕は 『生きたガイアメモリ製造機』   作:しゃしゃしゃ

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初めて10評価を貰うことができました。とても嬉しい。とても嬉しい。
 評価してくれる人も感想をくれる人もちょっとずつ増えていって、嬉しくてうれしくてたまらない。感謝します、本当にありがとうです。


 では、どうぞ。



16日目「デレデレでS/一号矯正エロ手術」

16日目

 

 朝方、目が覚める。

 瞼を開けばそこには くぅくぅお休みの一号がいた。

 

 原作一巻の兵藤一誠さんもこんな感じだったのでしょうかなー………図らずもハーレム主人公と似た体験をしてしまった。

 「起き抜けに、全裸の美女と同衾していた展開に驚く」の図。

 

 

 まぁ、あっちは未遂でこっちは…ではあるのだけど。

 なんというか、昨日は楽しかった。

 快楽のまま、動物的に何も考えず溺れられた。「リリス」のことを忘れられた。

 

 ………リリス。

 

 

 

 思い出したら泣けてきた。女々しいなーと自分でも思う。引きずるのは気持ちのいい事じゃないから、乗り越えようとは思っているんだけど………そう簡単に最愛の娘のこと忘れられたら、笛木さんサバト開いてないよな、って。

 物理的に…というか、能力的に、忘れることはできる。記憶を抜き取って消去して、ダンブルドア先生がしていたように、抜いた後保存することも…出来るは…出来る。でも、したくない。かけがえのない記憶だから。僕が平凡に生きて成長した20年とは比べる必要さえないほどに、輝いていた20年だった。その思い出を、捨ててしまうことなんてできない。

 

 

 

 

 泣いたらすっきりした、そう言うとなんだかエシディシのようけど、あんなに激しくはない。シクシクえぐえぐと泣いただけ。特に声を上げることもなく、悲しくて悲しくて。

 

 

 嫌な気持ちになったから、吐き出してしまいたかった。うじうじ悩んで、自分を慰めたかった。不快にさせたらごめんなさい、とまた自分を責めてしまいそうだ。

 思っている以上にネガティブ思考になっている。

 

 

 ここは素直に甘えよう。

 一人で悩むから そんなネガティブになるんだ。別のことに注意を反らしてしまえば、悲しみを忘れていられる。

 

 ごそごそ。

 目の前のピンク色の突起を口に含む。

 

 ちゅーちゅー吸って、ぺろぺろ舌で(ねぶ)って、くにっ と甘噛みする。

 

 あー…癒される。

 もうなんかなにもかもどうでもいいやー…。

 

 

 あ、起きた。一号おはよう。甘えたいから、頭撫でて。ゆっくり、愛を込めてね。………あ~、そうそう。いい感じ。

 

 

 ………。

 

 

 

 態勢を変え、一号の顔を正面から見つめる。

 全くの無反応・無感情だ。そうしたのは僕だけど、でもそれが実に心地よい。

 正直今一号は、欠片も気持ちよくないと思うんだよ。むしろ気持ち悪いと思ってしかるべきだと思うんだよ。僕昨日まで童貞で、女体に触ったことなんて一度も…一度も……一度もなかったわけだし。当然テクニシャンなアレコレは知らないし出来ないわけだ。

 昨日の初体験も、今日のおっぱいチューチューペロペロはむはむも、顔を顰められ「痛っ………! 」「もっと優しくしてよ! 」「強く揉みすぎ! 痛いって! 」とか言われてたんだろうなぁ、って思うわけ。それでもって僕は強く出れないから、気をもんで全然気持ちよくなれないで終わっちゃうんじゃないかなって。

 

 

 

 一号は無反応で無感情だから、不満を表さない。だから僕はとても気が楽でいられる。恥も気遣いもなく思いっきり甘えることができる。衝動をぶつけてもまるで心が痛まない。一号が正負問わず感情を抱くことはないと理解しているから“同情”しないでいられる。「きっとこう思っているんだろう…」とか「こんな気持ちにさせてしまっているんじゃあ…」と不安になることがない。

 身もふたもない表現をすると、オ●ホなわけだね。生きてはいるけど、心を動かさない以上、()と変わらない。愛着を持つし、大事にはするだろうけど…物が自分をどう思っているかを考えるほど、僕はアニミズムな考えは持っていないよ。

 日本人だから付喪神的な概念もちゃんとわかってるけどそれはそれとして、ね。

 

 

 

 両手を彼女の肩に置き、滑らせるように首、頬へと移す。

 柔らかいし、つるつる。生後2日程度なわけだから、そこらの赤ん坊以上にたまご肌なのかもしれない。とりあえず、17年前後生きて体を紫外線やら何やらに晒しているリアス・グレモリーと比べてはるかに良い状態の肌だとは思う。

 

 むにゅ、と唇を親指で弄んで楽しむ。

 あったかくて、柔らかくて、ぷるぷるで、ほとんど無表情な一号がなすがまま変顔をしているようで面白い。

 

 

 自然と笑顔になってくる。

 自然と笑えたら、テンションも戻ってきた。

 ふはははー! 我こそは“裏駒王”の主にして、上級悪魔相当の兵士たちを操る超人(ドーパント)、郷敏秋なるぞー!

 

 テンション上がって、元気になったら、僕の愚息も「俺の出番か」と言わんばかりに元気溌剌になってきた。今まで意識してなかったからおとなしかっただけのようだ。俗に言う朝勃ちというやつですな。

 

 

 ……………………………。

 

 心臓の鼓動が早まる。僕は………。

 

 

 

 

***R-18 見せられないよ! ***

 

 

 

 

 

 行為を終え、朝シャンする。

 んっん~♪

 実にすがすがしい、いい気分だ。やっぱり出すものは「出したい! 」と感じたときに出すのが一番やね。小便もうんちとおんなじでさ。

 ………あ、もちろん僕にはその手の変態趣味はありませんよ? 誰に言うまでもなくね。…あーいうのちょっと僕には理解できないわ………。ドン引きですよ………。

 

 

 

 シャワーを浴びて、バスタオルで体を拭き、服を着る。

 朝食の準備でもしますかね…。

 

 

 

 と思ったけど、掃除が先だなこれは。

 なんというか、『行為』独特の匂いがする。起きたときはそれに慣れちゃってて気にならなかったけど、風呂から上がってみれば一嗅ぎで分かる。これはちょっと…だ。

 

 それに、寝具のもね。

 残念なことに? 僕は絶倫じゃないから、出した量も微々たる…微々………平均的な量だったけど、初めてのことだったりで色々あって汚してしまった。これをどうにかしないと明日の寝床が、うん。

 

 

 

 

 掃除その他完了ー。

 朝食の準備でございます。

 まぁそうはいっても疲れたし、今日は電子レンジで作る、ミートスパゲティ!

 そういえば、二人分だ…。まさかミートソースの袋をちゃんと「二人分」で使える日が来るなんて………。

 

 

 完成ー。

 一号座ってー、一緒に食べましょー。

 

 手を合わせてください。合わせました。

 いただきます。

 っつあー! うまし!

 

 

 パスタは飲み物。

 至言だな…、なんちゃって。

 なかなかどうしてうまかった。手間とか全然かかってないのに、やっぱり現代日本の料理文化は偉大だなぁ………中世ファンタジーの世界とかに飛ばされなくてよかった。これを食べられないだけでも「異世界転生しない」理由になるよ。ほんとに、それだけの理由でもさ。

 あー、うまかった。ちょっとぐらい芯の残ってる方がおいしいよね。家の親は芯残してくれないからさー、あんまり美味しくなくて………はぁ。

 考えるな。

 ちょっと寂しいなんて思ってどうする。落ち着け。

 

 

 一号に後ろから抱き着いて、たわわな胸を揉みつつ長髪ゆえにまだしっとりとしている髪に顔をうずめる。

 

 ……………………………。落ち着いた。

 

 

 おっぱいって不思議だ。

 なんか兵藤一誠のようなことを考えてしまっているな…。

 でも実際、おっぱ…もとい胸に触れていると心が安らぐ。耳を当てて、心臓の音を聞いていると、安心する。とくんとくん、と規則正しく鼓動するのが心を安らかにしてくれる。

 

 

 

 

 

 落ち着いたところで、さて。何をすべきであろうか。やることはあるんだけど、アイデアが浮かばない。

 

 例えば幹部育成だが、「どういう人物を」「どういう経緯で」幹部として定めて育てるのか、まだまだ決まらないのよね。頭の中で、さっぱり。

 だから保留するしかないし…。

 

 あとは…戦闘訓練とかなんだけど…、気分じゃないっていうか~。

 

 

 

 

 んー………。

 今の僕の心情は「試験勉強をしようとするがなんとなく気が乗らず…、他に何か仕事とかあったっけ? 」ともやもやする学生の如しだ。

 

 

 

 

 

 

 一号、ちょっと立ってみて。

 ……………………………。

 まじまじと爪先から頭の先まで見てみると、改めて彼女は絶世の美女だと理解させられる。

 

 長身で、美の極致と言っても過言ではないだろう肢体の持ち主。

 一点のシミも傷もない人並外れた乳白色の肌。顔は小さく首は細く、華奢でありながら女性的な柔らかな曲線を描く肩。

 手足は彼女自身の身長に調和するかの如く細く、長く、滑らかで、それでいて肉付きもいい。

 胸と尻は美しく大きく、腰はくびれている抜群のプロポーション。

 彼女を見て一番に注目するであろう、燃えるような紅色の髪。肩口どころか膝裏まで伸びる、長い長い髪。人間ではそこまで伸びることはない…彼女の人外性を表している。古来、女性の髪には魔力が宿るといわれていたようだが、それを想わずにはいられない妖しく美しい髪。

 当然、顔のパーツはどれか一つとっても形容ができないほど整い美しく造形されている。そしてそれらが最高の位置に誂えられているわけだから、まさに絶世の美貌と言って遜色ない。

 彼女たちを解剖したわけではないが、外からみても分かる。一号は、悪魔は、骨格からして優れている。美しいといってもいい。骨は肉体の基礎。骨組みが悪ければその上に重なる肉は美しく有れない。そして、基礎が美しいということは、そこを土台にして成り立つものも影響を受け美しくなるということだ。一号は、姿勢も美しい。矯正するまでもなく、自然に美しい姿勢をとることができている。他にも彼女は声が美しかった。似た声質の人を挙げろと言われると困ってしまうが、「低すぎず・高すぎず・耳触りがよく・よく通る声」だ。

 

 

 

 長々分析して、わかった。

 エロが足りない。

 美しいだけなんだ、一号は。

 なんつーか、求めるのとは違うんだ。エロさが足りない。昨日の初体験と今日の朝チュン、ぶっちゃけて言うと僕は「こんなもんか………」とちょっとがっかりしてたんだ。『めだかボックス』十三組の十三人(サーティン・パーティ)表の六人(フロントシックス)・献体名枯れた樹海(ラストカーペット)、宗像形が初めて人を殺したときの

 

――そして生まれて初めて人を殺した

――けれど意外とつまらないぞ 殺人(これ)

 

 に通ずる感はあった。

 

 僕の拙さも原因ではあったと思うけど、僕も一号も性感の開発とか全く何もしていないし。

 でもさー、なんつーかさー、いまいち乗り切れないのはあったのよ。それが今観察して分かった。

 つまりはさぁ! いくら美人だなんだといっても、ヌけるかヌけないかは別問題ということよ! いや?! 十分以上に好みだけどね? 好みの外見だけどね? けどさぁ…びっっっみょーーーにストライクから外れているというかさー………。

 

 

 

 ラブコメのヒロインっぽいんだよな。端的に言ってしまうと。

 性欲のはけ口にするなら、もとい抱いて溺れるなら、18禁系のヒロインでいいんだよ。そっちがいいんだよ。

 

 

 

 

 よし、改造しよう。

 正確には美容整形ということになるのかな?

 ヤルゾー!

 

 

 

 “裏風都”、いつもの手術室。

 一号を手術台の上に横たわらせ、生えてきた病院にあった機器で麻酔をかける。

 

 

「死神博士」

 

「ジーン」

 

【変身】

 

 

 

 

 

 

 手術終了。

 手術痕はジーンの能力で元通りにしたし、手術による不具合は考えられる限りゼロであるはずだ。

 肉体的には手術を受けたことにすら気づいていないのではないか、とは「死神博士」の知識からの推論。

 

 何をしたかと言うと、まぁ簡単な話なのだけど、一号の女性器をミミズ千匹? 数の子天井? 蛸壺? ………ともかく僕からすると超絶気持ちよく感じるように改造した。その上で、彼女が自分の女性器を、自分の手足のように繊細かつ器用に動かせるように、筋肉と神経を移植して繋げた。

 性感帯は開発するとリンクするという話だったから、膣と陰核を基点に、全身が性感帯になるように、神経と頭の中身を改造(いじくりまわ)した。

 対魔忍は感度3000倍だっけ? ま、そこまでいかなくても、『乳首に風が当たっただけで気持ちよくて絶頂する』。そんな感じまで盛り上がりによっては至れるように、調整した。

 常時そうであったら日常生活に支障が出るしね。ON/OFF切り替えはスイッチが入ったら。

 あとやったことと言えば、首から下全身永久脱毛…という名の毛母細胞遺伝子組み換え。

 メスを入れない、超自然的なバストアップ・ヒップアップ。

 ぐらい。不格好にならないように、不自然にならないように、細心の注意を払い成し遂げたゼ。一号は元々ナイスバディの爆乳ボインだったけど、せっかくだから溢れるぐらい欲しかったのよ。僕が。クーパーさんは強化したし垂れたりはしないはず。美しい双球のままだ。僕はこれを美しいと思う。大きいことはいいことだ、だからね。

 

 ただ、一号にとってはに普通に生活の邪魔であろうとは考えるけどね。

 女性からすると、大きすぎても良いことない、なんてのはよく聞く話ですし。

 まぁ一号は僕の所有物だから彼女の不便なんて『知ったこっちゃねー』なんですけどね。

 

 

 

 

 それはともかく、彼女の目覚めを待つ時間がもったいないので、手術休憩中に思いついたことをしに行く。

 

 

 

 

 人造悪魔兵士生産塔へ移動。

 よっすよっす。

 命令「行程追加・人造悪魔兵士として完成させた後、「ジーン」で顔を醜く変えろ」

 

 

 了解と答える。

 これでいい。

 さっきまで気づかなかったが、僕が兵士として運用しようとしている人造悪魔兵士は皆美しい。

 正直遺伝子がよすぎるというか………。誕生するのが男であれ女であれ、成人まで成長させると、どいつもこいつも図ったように美男美女に育ちやがる。

 

 “それ”で狙われることになったらたまったもんじゃないってのよ。

 つまり、美貌を持つ者が転生悪魔に誘われるように、兵士たちもこのまま、美しいままでいられると、いざ戦場に出さざるを得なくなったときに、『欲しい』と思われてしまうかもしれないということだ。

 それは勘弁だ。

 

 

 原作主人公たる兵藤一誠と、後にどう関係することになるかはまだわからないけど、彼の馬鹿みたいな女性特攻の技の数々を封じるためにも、こうしておいた方がいいんだ。

 彼の技は性欲を元に展開されるという。なら性欲を抱かせないぐらいに醜くゆがんだ相手なら、発動しないんじゃね? と思うのよ。

 

 だからだね。

 そもそも、一兵士が煌めくような美貌を持っていても仕方がないんだから。

 人造悪魔兵士は基本的に、遠距離から消滅の魔力を叩きこんでいくのが基本戦術となるわけで、いざ囲まれたときは、体術で敵を固め、自爆する。そういう運用を考えている。

 

 だからま、そんな感じだ。

 

 

 

 一仕事を終え、一号のもとに行く。

 

 パーフェクト…!

 

 

 現実世界に戻ってしっぽり行こうやないですか…げっへっへ。

 

 

 

 




 主人公と一号ちゃんの“行為”は
 山羊野メェ吉先生の『無防備・無抵抗 巨乳美少女すみれちゃん』シリーズの感じを作者的には頭の中でイメージしています。
 あ、一号ちゃんのほうが「すみれちゃん」よりもおっぱい大きいです。


 今回のタイトルの元ネタはネット版の17話「デレデレでQ/狙われたクイーン」から。
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