まぁ、勢いで書いている趣味の産物だし、心を穏やかに。
どうぞ。
31日目
どうやって一号を生き返らせるか。
昨日、スーパー死神博士の知識と技術をもって、超科学的蘇生手術を行ったが、失敗した。
蘇生ということで、真っ先に『NEVER』をイメージして、試作した疑似細胞活性酵素も試してみたが効果なしだった。
彼らが施された物よりはるかに高度な化学技術・クローニング技術を用いて行ったというのに、だ。
目覚めなかった。
肉体的には蘇生は成功した。
だが『生き返らなかった』。
………仮定だが、きっと魂的な何かが足りないのだろう。生きるためのエネルギー、存在の核になるようなものが消えてしまっている。だから生き返らない。
一号の肉体は「悪魔」だ。そして…魂も「悪魔」の物だったんだろう。この世界は、僕のいた世界とも、死神博士のいた世界とも違う。
悪魔も神も魔物も普通に存在する世界だ。当然、魔力も生命力も魂も、作中で言及されている。田足井を取り戻さない限り、彼女は帰ってこない。
あるいは、不完全な蘇生で別の人格や魂を持って蘇ってしまう可能性がある。『仮面ライダーウィザード』の“コヨミ”のように。あれだって、笛木は自分の娘である暦を蘇らせたかったはずなのにコヨミとなってしまったわけであるし。
………魂を取り戻すといってもなぁ…。オルフェウスのように冥界まで直談判に行くわけにはいかないし。自分のことは自分がよくわかっている。どんなことをしてでも一号を生き返らせるつもりではあるが、僕の
どうすれば………。
っ! 唇噛んだ、口内炎出来るかも。痛い。
ごちそうさまでした。
っとと。………つい、寄りかかろうとしてしまった。
ずっと「ある」と思っていたものが「なくなる」喪失感というか、悲しさは、慣れないな。
面白い二次小説が消されていたり、R-18のが非公開設定にされていたり、サイトやブログが前起きなく消滅していたり。
小説サイト ハーメルンで一気読みした翌日に消えてた『ハイループD×D』とか。一回しか読めなっかったからうろ覚えだが、悲しかった。あれ以来、家族や自分がいつ死んでもおかしくないということに気づいた。………気づいたはずだったのに。
泣いてる場合じゃない。
一刻も早く、生き返らせなければ。
平成仮面ライダーで、完全に死んだ状態からの蘇生と言うと、
・アマダムの五代さん。
・真魚ちゃんの葦原さん。
・20回目の誕生日の優衣ちゃんさん。
・オルフェノクや流星塾生。
・反魂の術の斬鬼さん。
・ファンガイア化の嶋さん。
・パーフェクターの夏ミカン。
・ネクロオーバーのNEVER。
・ホムンクルスの織田信長。
・コズミック臨死体験の弦ちゃん。
・賢者の石の笛木コヨミ
・禁断の果実の紘汰さん。あるいは呪術パワーで復活しかけた王妃。
・トライドロン泊巡査。意識をコピーしたベルトさんと蛮野。
・グレートアイのタケル殿。
・コンテニュー神。
…………………。
それだ!
神だ! 神が答えだったのか! 要するにデータだ。魂なんて、ファンタジーな考え方をしていたからいけなかったんだ。良く知りもしないで分かるはずがない。
神は言った――『データまで削除したわけじゃないんだから、いいだろう』――
魂ではなく、データと考えるべきだったんだ。データ、つまり記録………記憶。
地の底まで魂を取りに行く必要はない。行ったところで、多分イザナミ状態だ。ヨモツヘグリだ。ハデスの嫁(名前忘れた)みたいに帰ってこれないかもだ。
ならば、直接一号のデータを引っ張ってきて蘇生させた肉体に入力すればいい。
やはり神は偉大だった。ありがとう神。ありがとう檀黎斗。あなたこそ神だ。
そうと決まれば「●●●●との●●●●●●●●」たる「●●●●●●●」を探すということになるか。
………きっとある。あるはず。世界が違っても、地球という星の日本という国に僕は今いるのだから。大丈夫。
もし仮に、なかったとしたら、強引に作ればいいだけのこと。
探すには………火山に飛び込んでみるか。火山活動、ひいてはマグマのエネルギーを肌で感じることで、わかることもきっとあるはず。世界中の活火山にドリルして飛び込む必要があるな。
………パスポートはないが、ドーパントなら貨物室で十分。海外に無賃乗車させてもらえばいい。
やるべきことは決まった。
ならそれに備えて、僕自身の準備をしなければならないな。
海外には危険がつきものだ。普通に歩いてるだけでも撃たれるかもしれないし、手首を切り取られるかもしれない。
変身しようとメモリを手にしたら、それだけで殺される可能性すらある。
ウイルスや伝染病、食事や水も気を付ける必要がある。
逃げるにせよ戦うにせよ、今の自分の体力では話にならない。
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全身麻酔がかかる。スっと意識が薄れていく。
………うまくやってくれるはずだ。
目が覚める。
くらくらする。感覚が暴走している。鋭敏になりすぎだ。調節調節。
用意しておいた神経鈍化薬*1
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚。五感すべてが、手術前の僕とは比較すらできないほど性能向上している。
………そして、今の自分を客観視してみる限り、脳改造によるストレス耐性アップもうまく機能しているようだ。前の僕なら発狂していたであろう感覚暴走も冷静に受け止められている。
あ………。注射器砕いちゃった。
素の力も増している…、と。
改造手術により、手術前…普通の人間だった頃と比べて、今の状態でも10倍くらい? パワーアップしているわけだからな…。早く慣れないと。
慎重に立つ。
拳を握り、開く。
ガイアメモリでドーパントになったときとは違う。ドーパントになったときは、その体で何ができるか、どう動くのが最適か全部感覚的に分かったけど、今はまるでわからない。
これが、改造人間か………。
「 変…身… 」
頭の中で、「変身する」スイッチを入れる。
瞬く間に僕の体が怪人に変わっていく。
『恐怖! コブラ男! 』
といったところか。改造手術は成功していたらしい。ちゃんと、怪人になれた。そして、
動けない。
………………………。動こうとすれば、動けるが、動いた瞬間に転ぶということが勘で分かる。
変身した瞬間に感じる感覚器官・運動機関の圧倒的な機能向上。
気分的には10万馬力とか抜かしたいぐらいだ。そこまでではもちろんないが、とてもコントロールできなさそうな感じはびんびんに感じる。
自転車に初めて乗ったときのごとく、転びまくる予感がする。
痛覚遮断の機能も付ける必要があるな。あれだ、『トリコ』の闇料理人ライブベアラーが歯に痛覚遮断スイッチをつけていたように。
おい、姿見を持ってきてくれ。
………ふーん。
なかなかかっこいいんじゃないか?
結構イケメンな怪人に見える。生命力を重視し、かつ相性の良い生物としてコブラを選んでコブラ男になってみたが、なかなかいい感じじゃないか。
全身艶やかな鱗で………ディノサウロイドってよりは、ディエゴ・ブランド―のスケアリー・モンスターズ発動の半恐竜モードというか?
とにかく、怪人っぽさはありつつも、けっこうヒーローっぽさもあるかっこいい外見だ。嬉しい。原作のコブラ男どんななのか知らないけど、僕の方が100倍かっこいい。断言できる。
改造手術で強くなったおかげで、銃やナイフくらいでは傷一つつかず、かすり傷程度なら一瞬で完治し、バイ菌やウイルスにもある程度の耐性と、汚れた食い物も水も関係ない悪食差も身につけることができた。
これで一安心だ。
これであとは、感覚の調整の再改造手術と訓練を行えば、すぐにでも調査に向かうことができる。
待っていてくれ、一号。
もう少しでお前を生き返らせられる。
――その後。脳手術と訓練に徹夜で取り組むのだった。
はい。
おかしいなぁ…シリアスにしたはずなのに、読み返したらあんまりシリアス感ないぞ?
本文中の●●●←は伏せ字です。ネタバレになってしまいますので。………まぁ、勘のいい人は気づいてるかもしれませんが。
それでは次回。ちゃおちゃお~。