剣に化けるまで   作:にんころ

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どうも始めまして。にんころです!
かなり勢いで書いたので拙いですがどうぞよろしくお願いします。
読みやすい工夫などのアドバイスを貰えるとありがたいです。
それでは本編どうぞ!


第1巻:剣と兎とダンジョンと
プロローグ:出会いを求めるのは間違ってないがダンジョンは許してくれない


ここは迷宮都市オラリオ。数多の欲望犇めく場所、ある者は富を、ある者は夢を、そんなダンジョンに出会いを求める白髪の少年と正義を求める青年は今まさに、、、

 ミノタウロスから絶賛逃走中

「ヴモォォォォォォオオオオッ‼︎」

 

「おいベル!どうすんだこれ!」

この少年、名をシロウ・エミヤ

「どうすることもできないよ!」

この少年、名をベル・クラネル

 

この二人、上層に居るにも関わらずミノタウロスに追われているのである。

 

「どわっ!?」「 でえっ!?」

ミノタウロスの蹄。

背後からの一撃は当たることはなかったが足場を巻き込んだ。

足をとられ、無様に転がる俺とベル

「フゥー、フゥーッ・・・!?」

「うわわわわわわわっ・・・!?」

「まずったっ・・・!?」

ドンッと背中がぶつかる。行き止まりだ。何十もの通路を抜けて、辿り着いた広いフロア。正方形の空間の隅に俺たちは追い込まれた。

(自分の正義を見つけられないまま死ぬのか、師匠から貰った全てを台無しにしてしまうのか。)

隣を見れば緊張して力んだ笑みを浮かべたベル。

(そうだ諦めても二人で仲良く死ぬだけだっ!!歯を食いしばれ!笑う膝を立たせろ!)そう思い立ち上がった瞬間、ミノタウロスの胴体に一線が走った。

「っ!」

「え?」

「ヴォ?」

間抜けな声を出している間に何かに切り刻まれるミノタウロス、上腕から、大腿部、下肢、肩口、そして首と、いつのまにか目の前の怪物は肉塊へと成り下がっていた。

「グブォ!?ヴゥ、ヴゥモォォォォオオオーー!?」

断末魔が響き渡る。

鮮血が舞い大量の血のシャワーを全身に浴びて、俺達は呆然としていた

「・・・大丈夫ですか?」

目の前に現れたのは青色の軽装を着た金髪の、俺から見ても美少女だった。

この人を見た瞬間変な感覚に陥った。血が沸騰するような、だが冷めているような感覚。

ギルドで一度見た事がある、ロキ・ファミリアの第一級冒険者。[剣姫]アイズ・ヴァレンシュタイン

「あの・・大丈夫、ですか?」

「あっはい俺は大丈夫です。」

そう答えたのも束の間、後ろから「うわぁぁ!!」と絶叫が聞こえ振り返って見ると。居ない、唯一にして無二の兎みたいな家族が、辛うじて通路の先に砂埃が見えただけであった。

「・・・」

「ベル、お前はまったく」

俺は余りの情けなさに頭を抑え。逃げられたアイズさんは立ちつくしていた。

「・・っ、・・・っっ、・・くくっ!」

笑みを噛み殺した様な声が聞こえたと思って見れば狼男が居た。体を折ってヒーヒーと言っている

「助けていただいてありがとうございます。」

喋り掛けてようやく現実に戻ったのか此方を向いてくれた

「私達の失態だから助けるのは当然」

そう言って俯いてしまった。逃げられた事が余程ショックだったのだろう。

「すみません、仲間が失礼な振る舞いをしてしまいました。」

「ううん、別に謝られる事じゃないよ」

普通の人だったらここで文句を言うだろうがこの女性はそんな事ないようだ、正直大手のファミリアに目をつけられないかハラハラ物だった。

「ありがとうございました。」最後にそう言い残してギルドを目指して階段を駆け上がった。

 

 

 

 

 

 

 




少し短いですがここまでです。
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