剣に化けるまで   作:にんころ

9 / 18
かなり原作飛ばした、、、正直二巻はシロウに何をさせるか悩みまくってる。オリキャラ出すのも本気で視野に入れてる


第三章:武人と悪女と兎と、、

「おいおい、もう夜中の十二時じゃねぇかよ」

「今日はちょっとながびいちゃったね」

「最後の方は群がられていましたからね、、、」

時間を確認する余裕すらなかったが、多くのドロップアイテムを獲得していた。

やはりサポーターがいるのといないのでは効率は段違いである。

「それじゃあ、リリ、シロウ、今日の報酬も稼いだ分の山分けでいい?」

「構わんぞ」

「ベル様は、もう少し常識と物欲というものを知った方がいいと思います。ありがたく頂戴してるリリが言える立場ではありませんが、、、人が良すぎです」

なんて言ってる顔は嬉しさ半分といった複雑そうな顔をしていた。

 

___________________

 

「そう。また強くなったのね」

呟きが落とされた。

遥か下方に見える小さな白い影。前を行くもう二つの影を追い、走って遠ざかっていく。

黒の薄いナイトドレスに包まれた、細身でありながら豊満な体つき。

冷たい月の光を浴びて一層神秘さを帯びるきめ細かな白替の肌。腰まで届こうかという銀の長髪。

 

「それでいい。貴方はもっと輝ける、、、」

その行き過ぎた己の美貌が映る硝子を、彼女――フレイヤは、手をついてカリと鳴らした。

巨塔バベルの最上階。

塔の中でも最上品質にあたる一室で、彼女はベルを見下ろしていた。

 

「もっと、もっと輝いて? 貴方には、私に見初められた故の義務がある……」

フレイヤは熱心していた。ベルに。事を放り出し、いっそ火のついた痴情を解き放ってしまいたいくらいに、美の女神は一人の少年に夢中になっていた。

フレイヤには、『洞察眼』というべき下界の者の魂の色を、本質を見抜く瞳がある。

それは神達の間で使用禁止と取り決められた絶対無比な「神の力」そのものではなく、あくまで性質、先天的能力なのでタブーには引っかからない。

 

「より強く、より相応しく、、、それがあなたの義務」

フレイヤの魔性の美に逆らえる者は、存在しなかった。

故にフレイヤ・ファミリアの構成員は周囲と隔絶した実力者ばかりだった。最強の一角と豪語できるほどに。

「私も強い男が好きよ?」

偶然見つけた綺麗な宝石ならぬ、綺麗な心の人。

「たのしみだわ。貴方がどこまで強くなるのか、どこまで輝けるのか、、、どんな色に変わるのか」

ベルの背中を見守るその瞳には確かに慈愛がこめられていたが、、、、

 

「あら?、、、うふふ、また気付いたの?」

視線の先、かなり小さくなっているベルが立ち止まり、頻りに頭を振っている。

「そうね。魔法はそろそろ使えてもいいかもしれない」

何となく色でステイタスがわかるフレイヤはベルに魔力加算が無いことに気がついていた。それが少し頼りなく思えたので早速手出しをすることにする。そして本を一冊手に取った。

 

「オッタル」

「はっ」

彼女が一つの名て呼ぶと、厳しい声がそれに応える。

錆色の短髪から猪耳を生やした獣人。ニMを超す大男だ。

「この本を、、、」

本を差し出そうとするが言葉を中途半端に切った。

 

「どうなされたのですか?」

「、、ふふっ、いえら何でもないわ。今のは忘れてちょうだい」

「は」

だがふと興味が湧いたのでオッタルに尋ねてみる。

「貴方から見てベルはどう?」

「あの少年には余りひかれません。それよりも、、」

「あの赤髪の青年の方が気になるの?」

「はい」

あの青年の色は平凡そのもので興味も惹かれなかった。正直英雄や勇者を数多く見てきた私からすればあれは普通の人間だった。だがオッタルが気にしているならと、もう殆ど見えなくなった背中をもう一度見るすると射抜かれたような視線を感じた。だが一瞬だけだった。

 

「気のせいかしら」

そんな事を思っていた私は横で好戦的な顔をしたオッタルを見落としていた。

______________

 

最後にベル達と一緒にダンジョンに行ったのいつだっけと思いながら鍛冶場から出て背を伸ばす。あの日壊れてからまだ形に残る物は出来ていない。なのでさっきまで鉄を叩いていたのだ。

 

「正直出来る気がしないが、、、」

なんて呟いているが実はそうでもなかったりする。設計図も有る。素材も有る。何が足りないのかわからないだと言う感じだが、俺の目にも確かに何かが足りないと言う事だけはわかっていた。

 

(最近同じ夢ばかり見てら気がする)

戦いの記憶ではないが、色々な武器の設計図と錬鉄をひたすらする自分だった。そして最後には身体中から先程見た設計図の剣が体から生えてくる。そんな夢。それをここ何日も見ていた。

 

(そろそろダンジョンに行って運動でもするか)

悪夢の事を考え気が重くなったので憂さ晴らしにダンジョンに向かう今は夜なので余り褒められた行為ではないが。

(まぁ弓の腕が落ちるのも嫌だしな)

自分をそう言いくるめてバベルへと向かう。

 

ダンジョンの三階層にいた俺は前から歩いてきたエルフのは女性に話しかけられた。

「君は白髪の少年の仲間か?」

「ベルの事ですか?」

そう言い振り向き顔を見ると絶句した。あの時狼男の近くに居たエルフの女性だったからだ。

 

(ロキ・ファミリアか)

と自分の中の警戒心がマックスになるのがわかる。

「そうか、さっき魔力枯渇で倒れていたぞ」

「魔力枯渇!?あいついつの間に魔力を覚えたんだ」

驚愕の事実だ。なんと俺が鉄を打ってる間にベルは魔法を習得していた。

 

「いや、すみま「だぁぁぁああああ!!!」うわぁ!?」

聞いた事のある奇声と脱兎の如き速さで何が横を通り抜けて行った。

「ベルお前って奴は」

と頭を抑えながら呟いていたら横から同情したような仲間を見つけたような目で見られていた。

 

疲れた俺はエルフの女性と別れすぐに鍛冶場に戻って寝た。ベルは何をやっているんだと自分の家族に頭を悩ませた夜だった。そしてこの日もまた同じ夢を見る

 




飛ばした三日間で何があったのか
原作
・リリのファミリアの事情が明らかになる。
・豊穣の女主人でグリモアを受け取る
・魔法を習得する
・我慢できずにダンジョンへ向かう
ss

・鍛冶場で倒れながらも剣を打つ。その度に倒れて同じ夢を見る

・リヴェリアと出会いベルに頭を悩ませる
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