カルカノ姉「よし、新しい衣装もできたし妹にみせにいこうかな」
姉「ん?なにか落ちてる……反転感情増幅銃?」
コトリ
姉「ふむふむ、感情を反転させると……」
姉「これを使ったら妹が素直になったりするかしら」
カルカノ妹「あれ、お姉さん?こんなところでなにを」
姉「なんてタイミングがいいのかしら、それ」
ギョーン
妹「?」
姉「あ、ごめんね。これはちがうの」
妹「お姉ちゃん?もうびっくりしちゃったよ。かまってくれるのはうれしいけどさ」
姉「!?」
妹「に?どうしたのお姉ちゃん、鳩が豆鉄砲をくらったみたいな顔をして」
姉「お、お、お姉ちゃん?」
妹「だ、だめでしたか?」
あざとく首をかしげる
姉「ぜんぜん良いよ!むしろそっちのほうが良いよ!」
妹「それは良かったです。それよりもその手に持ってる銃はなんでしょうか?」
姉「こ、これ?……そ、それよりもこの服つくったの良かったら着てみてくれない?」
妹「そ、それは……いわゆるメイド服というものでは?」
姉「あ、嫌ならいいんだよ、断ってくれて」
妹「ぜ、是非お願いします。お姉ちゃんが作ってくれた服はその……私も好きなので」
姉「……カハッ(吐血)」
妹「お姉ちゃん!?お姉ちゃ~ん!」
=*=*=*=*=
姉「はっ!ワタシったら妹の可愛さについ意識を失ってしまったみたい」
姉「いったいどれくらいの時間眠ってたんでしょうか」
妹「お姉ちゃん、起きましたか?」
姉「あれ?どうしてここに」
妹「ワタシ突然倒れてしまったお姉ちゃんが心配で心配で」
姉「……そう、ごめんね」
妹「いえ、存分に堪能しましたから」
姉「た、堪能?」
妹「ええ」
姉「それは何を?」
妹「……それは秘密です(顔真っ赤)」
姉(いったい何をされたんだワタシは……)
指揮官「おっと手が滑った!」
妹「強制スリープコマンドを確認。スリープモードに移行します……zzz」
指揮官「あぶないところだった」
姉「指揮官!?どうしてここに」
指揮官「それよりもカルカノ姉、変な銃を妹に使わなかった?」
姉「な、なんのことかわかりません」
指揮官「うーん、ダウト。妹に続いて姉までも嘘つきになっちゃったのかな~?」
姉「そんな!ワタシも妹も元から素直で――」
指揮官「認めなさい。あなたの妹は元々は本音を言えない性格のはず」
姉「……ん?そうです!これは感情を反転させるものであって性格を捻じ曲げるものでは」
指揮官「かかったな!その銃は没収!」
姉「うわーん!でもどうして妹は素直に?」
ガラガラガラ(救護室に入ってくる猫耳シルエット)
????「それはその銃が未完成品だからよ」
姉「その白衣を着ていそうな声は!?」
指揮官「まずい!これは貰っていく。妹はもう直してあるから気をつけて。あばよ~!」
姉「あっ指揮官!……行ってしまった」
????「まったく。あんな未完成品を持ち出されるこっちの気持ちにもなってくれよ」
姉「まさか指揮官があの銃を盗んで?」
????「いや、私が適当な被検体で試そうとするのを阻止されているだけさ。それじゃあ私は指揮官を追うよ」
姉「あっ……行ってしまった」
ガラガラガラ
妹「あれ、お姉さん起きてたんですか」
姉「お見舞い?それに花まで、ありがとう」
妹「!べ、別にお姉さんのことが心配で来たわけではありません」
姉「着ている服が私が作ってあげた物なのは?」
妹「た、たまたまです!ちょうど着る服を切らしていたから仕方なくです」
姉「……なんかやっぱりこっちのほうが落ち着くな~」
妹「何がですか!」
????「増幅幅はいい感じだった。でも感情の反転というよりも性格の反転な気がしなくも……でもこれを技術化できれば……」
指揮官「そんなものをうちの基地にばらまくな!」
????「指揮官にも効いてくれると助かるんだけどなぁ。ナノマシン一つ埋め込んでないなんて旧時代的だね」