ディアボロ「ヴァサーゴぉおおお!!」
手を伸ばすがスピードワゴンの人型スタンド
『ブラックオパール』に腕ごと心臓を貫通された彼女は
ヴァサーゴはドサリと吹き飛ばされる。
承太郎「やったか?」
ヴァサーゴ「うぅぅ.......化物なの?お前ら.......何者?」
スピードワゴン「!!」
彼女は立ち上がった。
承太郎「こいつ.......ぶっ壊した腕とぶち抜いた心臓
が再生じてやがる.......!!やれやれ.......野郎は吸血鬼か
何かか?」
ヴァサーゴ「私のスタンド『セルローズ』は
意識が残ってる限り脳だろうが心臓だろうが
破壊されても無尽蔵に再生する。
不老不死じゃないのが残念だけど
お前の得体の知れない能力がなんだろうと
私は死なない.......!!」
スピードワゴン「どうやら俺じゃなきゃだめ
みたいだな、安心しろ今すぐ楽にしてやる。
ちょっとグタるが罪をこれ以上重ねずに
この世を去れるぜ?」
ヴァサーゴ「ぬかせクソジジイ!!今度こそ死ねえ!!」
ディアボロはエピタフで未来を見た。
それは彼女が宙に浮いて腹を貫通されて
肌から完全に命が消えた姿が。
ディアボロ(ダメだ....!!今度こそ無茶をすれば
あいつは死ぬ...!!)
放っておけばいいのに。
そう思っていたのにディアボロの体が動いた。
ディアボロの何かがそうさせた。
ディアボロ『キングクリムゾン!!』
『キングクリムゾン』で彼女の近くに行くと
時間をすっ飛ばして彼女はキングクリムゾンに
体当たりされて別方向に吹き飛ぶ。
スピードワゴン「何!?」
ヴァサーゴ「なに邪魔すんだよ!?」
ディアボロ「馬鹿者!!今度あいつの得体の知れない
攻撃をうけたら確実に死ぬ!!再生できずにだ!!」
ヴァサーゴ「何ふざけたことを抜かすんだよ!!
お前に未来でも見えているのかよ!!」
ディアボロ「見えているから言っている!!
悪いことは言わない!!お前は逃げろ!!
ここは俺がやる!!」
ディアボロは前へ出る。
承太郎「仲間か?」
スピードワゴン「わからねえ。だがこいつから
仕止めなきゃならねえようだ!!」
ヴァサーゴ「おい!!ナイト気取ってなにやって
くれちゃってんだよ!!邪魔すん.....。」
ディアボロ「いいから黙って見てろ.....あいつらは
お前の勝てる相手じゃない。」
釈然とせずにディアボロを睨み付けるヴァサーゴ。
ディアボロはゆっくりと間合いを計って.....
左に寄って走り出す。
承太郎「『スタープラチナ・ザ・ワールド!!』」
時が止まる。
一気に迫る承太郎。パンチの射程圏内にディアボロを
捉える。
スタープラチナ「オラァ!!」
一発目の拳が『キングクリムゾン』に着弾する寸前。
ディアボロ「今だ!!『キングクリムゾン!!』セェイ!!」
止まった時間が吹き飛び、承太郎の動きがスローになる
ディアボロ「『エピタフ』で貴様の能力は
見切っている!!たとえ時が止まろうと認識できれば
我が『キングクリムゾン』でも十分対応できる!!
そして、この『キングクリムゾン』の中では
例え時間が止まっていようがこの我が射程距離内なら
無力なのだ。」
背後に回るディアボロ。
ディアボロ「まず一人.....。」
とんとんとん。
背後から肩を誰か叩いた。
ディアボロ「え?(゜.゜)」
振り向くと
黒いシルクハットの紳士と黒いマッチョなスタンドが
こっちを見ていた。
スピードワゴン&ブラックオパール
「(・ω・)(・ω・)」→「(・∀・)(・∀・)ニィー」
ディアボロ「え?(゜.゜;;)」
(°o°C=ズパァアアアアアアン!!
ディアボロ「なにぃいいいいいいいいい!?」
思いっきりぶん殴られた。
吹き飛んだ。
すっ飛ばしたはずの時間のなかで
奴は普通に動いていた。
ディアボロ(なにぃ!?どういうことだ!?すっ飛ばした
時間の中で優々と何故動ける!?どうなっている⁉)
吹き飛んで尻餅をついているディアボロが
恐怖のあまりに叫ぶ。
ディアボロ「き、貴様『すっ飛ばした時間の中を
動く能力』でも持っているのか!?」
スピードワゴン「そんな複雑な能力じゃあねえよ。
シンプルよ、想像以上にシンプルな能力よ。
まあ、初見だとやっぱり恐怖するかも
しれねえけどよぉ.....さて、あんたまで始末する
羽目になっちまったけど。」
承太郎「すまないプレジデント.....相手の能力が
異次元で想定外だったぜ.....。」
スピードワゴン「承太郎さん、妻子がいるなら
帰るためにもちったあ気をつけて下さい。」
ディアボロ「くっ.....くそお.....。」
ヴァサーゴ「え?何が起こった?感覚が.....
すっ飛んで.....一体どうなってんの?」
ディアボロは立ち上がって走り出す。
そこらにあった大型車を『キングクリムゾン』で
スピードワゴンにぶん投げる。
キングクリムゾン「セェイ!!」
ブゥン!!グルグルグルグル!!
ブラックオパール「デアァァ!!」
ズパァン!!
ブラックオパールは難なく車を地面に叩きつける。
スピードワゴンは頭上を見上げる。
スピードワゴン「こいつ!!投げた車を踏み台にして!!」
ディアボロ「お前は生半可な奇襲では到底仕止めきれん
だから俺はまず安易にぶちのめせる方をまず葬る!!」
飛び上がったディアボロの行く方向に
空条承太郎がいた。
スピードワゴン「承太郎さん!!そいつの処理は
あんたじゃ.....!!」
上にはディアボロ、下には承太郎。
二人は向かい合い激突する。
承太郎「俺も舐められたもんだな.....
『スタープラチナ・サ・ワールド』!!」
ディアボロ「『キングクリムゾン』!!」
この激突の勝敗は.....ディアボロに軍配が上がる。
ディアボロ「時を止めた時間をすっ飛ばし、
時を止められず俺に止めを刺された結果だけが残る!」
スピードワゴン「空条承太郎ーーーーー!!」
グチャッ!!
ディアボロは背後から承太郎の心臓を握りつぶす。
リアルタイムでスピードワゴンが走っても
間に合わなかった。
ディアボロ「やった!!まずは一人殺った!!
次はお前.....。」
承太郎「この空条承太郎には悩みがある。」
ディアボロ「!?」
どういうわけか余裕をかましているのか
淡々と愚痴をこぼし出す承太郎。
承太郎「会社を立ち上げて紆余曲折を経て
安定してきたのはいいが、俺より有能なやつが
ほいほい入ってきて嬉しい事ではあるが
俺の立場上では少し肩身の狭い思いをしている。」
ディアボロ「ハァ!?」
承太郎「別にあいつらを嫌っている訳じゃない。
だがこのまま実力不足のまんまじゃあ面子も
連中にも申し訳も立たないまんまだ。
だからこの空条承太郎はもうちょっと成長
しなくちゃあならないなあ.....もう少し威厳を
保つためにも。」
ディアボロ「なにを訳のわからない事を言っている!!?
お前は心臓を握りつぶされて死んだ!!
お前には成長する余裕も時間も何処にも.....!?」
右の手のひらを覗くと.....。
ディアボロ「心臓が.....消えている.....!?
握りつぶしたはずの心臓が!?」
承太郎「だからこの空条承太郎はお前を踏み台にして
成長すべきだと思っている.....
だ か ら こ う す る 。
『スタープラチナ・ザ・クリムゾン!!』」
ディアボロ「!!」
『スタープラチナ』オラァ!!
スタープラチナの額にプラチナ色の宝石が現れる。
ディアボロ「まさか.....!!この感覚は.....!!」
承太郎『てめえが心臓を握り潰した過程をすっ飛ばして
.....俺の心臓は握り潰されず.....
テメエをぶちのめしたって言う.....結果だけが残る!!』
至近距離に接近されて戦慄するディアボロ。
ディアボロ「なにぃいいいいいいいいい(;゚Д゚)!!」
まさかの時間消滅返し。
ズパァン!!(°o°C=オラァ!!
回避できるはずもなくラッシュを食らっていく
ディアボロ。
ドカ=○)´ドカ=○=○)°o°C=ドカC=(C=ドカ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!
ディアボロ「ぐぁぁああああああああ!!」
ディアボロは吹き飛ぶ。
ズパァン!!
壁に食い込むディアボロ。
ディアボロ「そんな.....。」
まさか『キングクリムゾン』をパクられるとは
思わなかった。
承太郎「あのとき別の波長と感覚を感じ取った。
これはやれるかと思ったら案の定可能だったな。
『時間をすっ飛ばす』とはなかなか面白いものだ。
だが.....やれやれ.....あのアマ殴った時に拳が
少し割れちまったせいで止めを刺すほどのクリーン
ヒットが出なかった事が残念だ...
いいや残念じゃねえな.....これからもう一度
殴ればいいだけなんだからな。」
スピードワゴン「承太郎さん....心配しててなんですが
主人公補正にしては酷すぎじゃあねえかな?」
承太郎「そんなことより任務を済ませるぞ。
殺人鬼達を野放しにはできねえからな。
念のためこれで決める
『スタープラチナ・サ・ワールド』。」
時が止まる。
承太郎「周りに追い抜かれないために今では最大20秒は
時を止められる。仕事の合間にちょくちょく
練習している。」
スピードワゴン「お陰でパソコン端末がイライラ
するほど使えなくて仕事の整理が影響を受けない
書類一択っていう迷惑を俺は被っているけどな。」
承太郎「すまないな。さあ、終わらせるぞ。」
迫る二人。
ディアボロは絶望していた。
もう自分の時代は完全に終わりきったのだと。
もう、パッショーネのボスに戻る以前に
チンピラ以下の自尊心に落ち込んでいる。
いい気になっていたライオンが自分より遥かに強い
象と北極熊に挟まれて萎縮してるような気分だ。
ディアボロは時の止まった世界で虚ろに空を見上げた。
いずれはこうなる運命だったのだろうか。
どんなに何処より輝く一等星もいずれは寿命を
終えて消えていく。
そんな儚い現実に心が空虚に空いていく。
ああ
俺がもうだめだと諦めきった状態で
止めを刺そうと迫ってくる空条承太郎
もう『キングクリムゾン』を使っても
オウム返しされて俺は殺されてしまう。
詰みだ。
目を反らして視線を移す。
!!!
クシャァアア!!
自分では無い方向に肉がえぐれた音がする
ディアボロはそっちを向くと。
ディアボロ「!!!.....ヴァサーゴ!!」
スピードワゴンのスタンド『ブラックオパール』が
が時の止まった世界でヴァサーゴの胸を貫通して
そのまま中に持ち上げている。
ヴァサーゴの胸から時が止まっているにも関わらず
流血が止まらない。
ヴァサーゴ(.....なにこれ.....!?)
どういうわけか止まった世界で
彼女・ヴァサーゴは意識が覚める。
胸から血が流れ落ちていく。
ヴァサーゴ(さ.....再生しなきゃ.....できない!?)
『ブラックオパール』の手は潰した心臓をしっかり
握ったままだ。
ヴァサーゴ(心臓の代替フォローで動脈を.....
ダメ.....形成できない!!)
止まった時の世界で何の抵抗もできず何故か流血が
滴っていく。
止まっている世界で滴る筈の無い流血が
公園にある水飲み場が壊れたように滴る。
スピードワゴン「悪いな.....お前がこの先
多くの善良な市民の家族の命を奪うなら野放しに
できねえ。なぶり殺しみたいで気が引けるが.....
すまねえ.....安らかに眠ってくれ。」
ディアボロ(やめろ.....。)
ヴァサーゴ(やめろ.....死にたくない....誰か.....
助けて....このままじゃ...何もできないまま.....あ.....。)
ヴァサーゴから涙が落ちる。
命が胸からこぼれていく。
時が止まっているのに何故か胸の流血が止まらない。
体から正気が消えつつある。
このままじゃ確実に死ぬ。
ディアボロ(やめろぉおおおおおおおおおお!!!)
手を伸ばすも残酷に止まった時はディアボロを
鎖のように縛り付ける。
ディアボロ(何故そんなに会って数分しか話していない
俺同様のクズの事をそんなに気にかけるのか。
いいや、内心クズだと思っていない。
ようやく見つけた.....俺の一部を失うぐらい
辛くなっていく。
失いたくない。
やめろ。
俺は殺されても諦めがつくが....そいつだけは....やめろ)
ディアボロ「やめろ.....!!」
別の『恐怖』が心を支配する。
その恐怖もいずれ消えた。
それは『怒り』だった。
スピードワゴン「俺だって女に手をかけたくなんか
ねえ.....だがお前を生かしておいたらもっと多くの
平和に暮らしている家族が涙を見ることになるんだ
お前が殺人や犯罪を押さえられないばっかりに.....
すまねえなお嬢ちゃん.....神よ.....この罪故の俺を
お許し下さい.....。」
ディアボロ「やめろぉおおおおおおおおおお!!!」
承太郎「!!?」
その時ディアボロが承太郎の眼前から消える。
ディアボロは限界を突破して止まった時間を
空間を二度すっ飛ばして『キングクリムゾン』が
『ブラックオパール』をぶん殴って彼女を奪還する
スピードワゴン「くっ!?」
彼女をスピードワゴンからひっぺがして
やや離れた場所にお姫様抱っこして
逃げたのだ。
時は静かに動き出す.....。
ディアボロ「これは.....この力は.....成長したのか
.....俺の『キングクリムゾン』が.....この土壇場で
成長したのか.....!!」
ヴァサーゴ「どう.....して?」
ディアボロ
『ネオ・キングクリムゾン』
破壊力A スピードA 射程C 持続力E
精密動作性B 成長性D
時間と空間を二回連続ですっ飛ばせるようになった
パワーアップしたキングクリムゾン
射程距離が2mから10mに跳ね上がっており
空間をすっ飛ばして『跳躍』することで
一回の射程を2mから5mに伸ばしている。