3人を倒し、女子校内部の戦いは終わった。
その同時刻、爽と葵はいじめを6年行った
スタンド使い生徒の確保へ向かう
しかし....敵は....!!
キャラデザ流用
天加護爽=空門蒼
天加護葵=空門藍
情華=友利奈緒
セーラム=立華奏
それは数年前、セーラムが英国公安に勤めていた時の
話だった。
誘拐事件が多発し、捜査関係者が不審死を遂げる事件が
頻発した。
セーラムは仲間の犠牲を元にクーフンという男が
捜査関係者殺害の犯人だということを突き止めたが
司法と捜査の限界に絶望を感じた。
そう、『対スタンド』に司法も捜査も
全く適応しておらず証拠不十分で犯人が釈放
されてしまったのだ。
セーラムは憎悪を燃やし、最早スタンド使いによる
殺人鬼、誘拐犯は『殺す』以外対処ができない事を
思い知らされたのだ。
そんなとき
追っていた誘拐グループを皆殺しにするために
追跡をしていると、既に誘拐グループは打撲で
重症を追い気絶していた。
セーラム「..........。」
条太郎「やれやれ依頼完遂も楽じゃあない
もしもし?警察?ああ、誘拐犯人はここにいる
早くしてくれ、殺さない程度にのめしたから
下手したら逃げちまうじゃあないか。
急いで来てくれ。」
携帯を切ると後ろにはセーラムが拳銃を突きつけていた
セーラム「貴方は何者?警察には電話したけど
警察関係者には見えない。日本人?貴方は一人で
銃持ちを20人ものめせるような男には
見えないんだけど?...武器無しでどうやってやったの?」
条太郎「俺は通りすがりの人間だ。
現場を見て通報しただけさ。
一般人に銃を突き付ける警察はあまり感心しないな。」
セーラム「殺さないようにのめしたって自分で
言ってたわよね?貴方は何者なの?」
条太郎「おいおい、俺はそんなスーパーマンに
見えないだろ?見栄を張っただけだ。
そういう人間だということでその拳銃を
しまってもらえないか?」
カチッ。
セーラム「!?」
引き金を引いた拳銃が消えた。
気がついたら腰に戻っている。
条太郎「素直にしまってくれて嬉しい限りだ
このまま帰らせて貰う。」
いつの間に後ろに!!
セーラム「待て!!」
振り返るとその男は消えていた。
スピードワゴン「お仕事御苦労です条太郎さん。」
条太郎「やれやれ、性別関係なく血の気の多いやつは
いるもんだ、前ぶれなく肩に鉛弾ぶちこもうと
しやがった。」
スピードワゴン「それ本当に警官ですか?」
条太郎「身元をちらっと見たが公安に所属している。」
スピードワゴン「そうですか、後は依頼主に
合流するだけですね。」
時計を見て移動するスピードワゴン。
セーラム「見つけた!!」
条太郎「何?どうやってここを?」
セーラム「不審な挙動の足音を聞けば簡単に
わかるわよ。ありもしない場所を駆け足で走る
貴方ほどの大きさの足音がね。」
条太郎「足音だと....?あれほど離れた距離で
足音を探知するにせよ人も車も大量に通っているのに
何故俺の足音だけが聞こえるのか全く理解できないね」
セーラム「そうね....貴方から同じ臭いがする....
感じがする....同僚を殺した人間と類似した何かを
持つ臭いが....!!」
条太郎は足を何かに捕まれた感覚を感じた。
条太郎「こ、これは!!」
マンホールから染み出た液体の金属が条太郎を
捉えていた。
目の前の警官がどろどろ溶けて服だけ残して消える。
条太郎「こいつ!!スタンド使いだったのか!?
『スタープラチナ・ザ・ワールド』!!」
時を止めて足に絡みついた液体金属を高速で剥がす。
スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラオラァ!!」
スピードワゴン「条太郎さん!!上!!」
上を向くとナイフと銃口を構えて飛来するセーラムの
姿があった。ただし止まっていた。
スピードワゴン「どんだけ度胸あればこんな真似が
できるんだ!?この女性警官ただもんじゃねえ!!
条太郎さん!!こっちに!!」
条太郎「おお!!」
時は動き出す。
セーラム「!!」
地面だけが残った場所に自身のスタンドの液体金属に
キャッチしてもらい逃げた二人を追いかける。
セーラム「逃がすか!!」
追いかけた先に居たのは....。
上官「セーラムか、どうしたそんなに急いで。」
セーラム「!!」
信頼していた上官と合流している例の二人の姿があった
スピードワゴン「俺たちはこの人の依頼を受けて
スタンドによる事件の解決を行っている。
どうか話だけでも聞いてくれないか?」
セーラムは戦闘体制を解除して睨み付ける。
最初は凶悪なマフィアの捜査のつもりで潜入捜査目的で
入社したが、スタンドを取り締まることができる組織が
事実上『スピードワゴン財団』直下民間企業
『スターダスト・ウォール』しか居ないことに気がつき
スピードワゴン社長の誠実な人柄もあって
気がつけば自身の第二活動舞台として共に働き
チーフとして活躍することとなった。
そして今....。
仇であるクーフンを後輩に始末されているという
奇妙な状況に出くわしている。
セーラム「..........。」
情華は最初は条太郎やスピードワゴンの秘書として
大人しくも気品溢れる立ち振舞いで仕事をこなしていて
入社歴だけならセーラムより先で
警察・公安での仕事歴を含めるとセーラムが先輩という
奇妙な上下関係であった。
気がつけば大人しくて可愛いインドア系女子が
どうしてこうなっちゃったのという
バトルガールに育った浄雅崎 情華。
クーフンは心臓部と腹部の傷を破裂させて
驚愕の表情でこっちを見ている。
クーフン「てん....めえ....ぶっころ....。」
最後の力を振り絞って鋼鉄の電導棒スタンド
『ポルノグラフィティ』を振り上げて情華を
ぶっ叩こうとするも。
情華は左手からピンクのポンポン髪止めを
ぐるぐる回してパチン!!とクーフンの手首に当てる。
クーフン「くぅぅぅ!!」
棒を落っことすクーフン。
グルッ....バキッ!!
情華の後ろ回しが顔面に決まって倒れかけた所を
ズガン!!
かかと落としで顔面をえぐられ後頭部を
石畳に打ち付けて絶命するクーフン。
情華「よし、後はもう一人ぶちのめせば終わりです
..........ね。」
ちょっとだけ不機嫌なセーラムがぷすっと
こっちを見ていた。
情華「あ..........あはははははは!!す、すいませんねえ
先輩!!....空気読まずにやっちゃいました。」
乾いた笑いを浮かべて気まずそうに両指先
くるくるして焦る情華。
セーラムはため息をついて答える。
セーラム「いいのよ、私が無傷で勝てなかったのが
悪いわ。仮に....失敗して死んだりしたら....
しかり....つけることも....できないもの。」
悲しそうな声色に変わっていくセーラムの言葉に
反応に困る情華。
セーラム「よく無事に勝てました。さて残り一人....。」
エヴァ「むぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!」
髪の毛みたいな毛でぐるぐる巻きにされた
敵の最後の一人が校舎玄関にいた。
ついでにメッセージカードが刺さっていた。
情華「こいつはラインを引きまくって脳の電気信号に
妨害信号や誤命令を体に発するスタンドの為
形成逆転されて危険な目に会うかもしれないので
気を付けてください、社員コード....と阿寒湖 逸より」
セーラム「新人にしてはやるじゃない。さて....
後片付けについて....報告しなきゃ。」
所々ニュースで大騒ぎされそうな大きな破壊の後が
のこっていた。
焦げまくった壁、根本からポッキリいきかけた電信柱
体育館への廊下の屋根は穴だらけ。
セーラム「あーフェリシアン?後片付けできる人材
いない?」
ため息をしながら携帯電話で会社に報告する。
だが....もうひとつの戦いは....始まろうとしている。
ギネヴィア・ルー・ソーム
高校3年生。
アニュー・メーレ・フレヒトを6年間も虐めていた
優等生。
一人虐めるならまだしも裏番長みたいに影で
女子高生達を脅して女王のように君臨し振る舞っていた
そんな女は、自分では勝てない存在に遭遇し
恐怖で一目散に校舎から逃げた後
自宅への帰路で息を切らせながらぶつくさ
言いながら帰っていた。
ギネヴィア「なんなの!?連続爆破の一件といい
スライムゴーストの一件といい、
いつからここ一帯はゴーストタウンになったの!?」
そこに
ウィロー「久しぶりねギネヴィア。」
ギネヴィア「なあに?迎えにでも来てくれたの?
姉さん。」
姉のウィロー・メー・ソームが
車で迎えに来ていた。
ウィロー「最近物騒だから迎えに来たのよ。」
ギネヴィア「ええ....本当物騒な世の中。」
車に乗って移動する二人。
ギネヴィア「まったく....あれがただのゴーストで
あることを願うわ....私の能力が全く通じない
能力持ちなんて....いるなんて信じたくないわ。」
ウィロー「そうね、でも悲しいかなそういう能力者
って....世の中いくらでもいるもんよ....私とか....ね。」
車が自宅とは別方向に向かっている。
ギネヴィア「なあに?買い物にでも誘ってくれるの?」
ウィロー「いいえ、貴方は自身の能力を自覚した以上
こっちの世界に足を踏み入れるべきだと私は思うわ
....学校の裏で好き勝手楽しんでたでしょ?私もよ。
弱者を虐げる事に喜びを感じる私たちはこのままだと
将来、職場でそれを続けたらボロが出たとき
追い詰められてしまう....だから価値観の共有できる
人間の世界でしか生きていけなくなる。」
ギネヴィア「え?何処につれていくつもりなの?」
ウィロー「さあね....少なくとも貴方と同じ能力を
持ったお友達がいっぱいいる場所にいくわ。」
パァァン!!
車の後部トランクルームが突如爆発した。
ギネヴィア「!?何!?」
ウィロー「ちっ....感づかれたか!?降りて逃げるわよ
この車が連中に追われている!!」
ギネヴィア「もーーーーー今日はなんて日なのよ!!」
パァァン!!
今度は車の屋根が吹き飛ぶ。
ギネヴィア「ファアアアアアアアアアアアア!!」
裏返った声で悲鳴を上げるギネヴィア。
車を人気のない所に止めて姉のウィローが叫ぶ。
ウィロー「力を展開して防衛しなさい!!敵は
近くにいる!!」
ギネヴィア「なんなの!?何が起こってるの!?」
背中合わせで周辺を見回す。
だが怪しい人影はいない。
ギネヴィア「警察に連絡して助けを求めてもらった
方がいいわ!!こんな意味もわからない事態に
私ら単体で適切に対処できるわけがない!!」
『できないでしょうね。』
そんな声が何処からか聞こえた。
電子音の女性の声がこっちに喋りかける。
ギネヴィア・ウィロー「!?」
『盲点だったわね....誘拐グループのスタンド使いが
揃いも揃ってどうして3人も人員を割く必要が
あったのか....そう....2人を迎えに行くのに
3人必要だったから....誘拐グループの息のかかった
お姉さんが迎えに来るなんて本当盲点ね。
別に警察に連絡しちゃっていいわよ?
貴方が誘拐に協力していた87件を警察に証拠つきで暴露
してあげるわ....そう....この前は8歳のミレイっていう
男の子をさらって売ったんでしたっけ?
ウィロー・メー・ソーム23歳!!』
ウィロー「まさか!!携帯が!!いつの間にか
操作されている!!どうやって遠隔操作されたの!?」
いつの間にか携帯が通話スピーカーモードに
なっており女性の声で叫んでいた
『いやあ....人気のない場所に逃げてくれて本当に
ありがとう。こっちとしてはやりやすいわね....
こっちとしては。』
パン!!
バババババババババババババババババババババ!!
びっくり箱のように大量の光る蝶がボンネットと
トランクルームから飛び出してくる。
ウィロー「なにぃいいいいいいいいいい!?
どうやって侵入したの!?いつの間にか
入り込んでいた!?」
『逃がさないわよ!!おまえらぁあああああ!!』
ギネヴィア「何々!?今度は何のゴーストなの!?」
市営バスの中に乗って追跡している
天加護 爽・葵姉妹。
携帯電話を持って話しかけている爽がいた。
爽(メモリーカード・マンボーファイブ』
爆発させて車の動きを止める程度はできるし
蝶を壁抜けさせて車内に侵入させることもできる。
携帯のボタンを押す程度のパワーなら
無いわけでもないし、番号やあなたたちの向かう
位置なら、蝶で記憶を少し覗けばあなたたちの向かう
方向や目的が手に取るようにわかる。後は
蝶に接触させて眠らせて捕縛するだけ。
目的地を把握すれば道中でストップさせることは
お手のもの....!!)
光る無数の蝶は瞬く間に包囲網を形成する。
ギネヴィア「完全に囲まれちゃったじゃない!!
なんなのこの得体も知れない光る蝶は!!」
ウィロー「『ヘビー・ローテーション』!!」
スズメガのスタンドを取り出すウィロー。
高速で動き、高速で口のワイヤーを伸ばして蝶に
突き刺す。
しかし、蝶にスズメガの口のワイヤーを吸収されて
焦りを見せる。
ウィロー「駄目だこの蝶!!スタンドを吸収する!!
ヤバイ!!素手で触れたらいったいどうなるんだ!?」
ギネヴィア「『オレンジ・レンジ』!!」
5匹の蛾のスタンドを展開して圧縮空気弾を発射
して対応を試みる。
ちょっとだけ動くが30羽以上はいるのか囲まれて
打開策にならない。
ギネヴィア「駄目....数が多すぎる!!
くそっ....!!こんな蝶ごときビビってどうすんのよ....!!」
ウィロー「馬鹿!!得体の知れないものにむやみに
触れるんじゃあない!!」
ギネヴィアは手で振り払おうとして触れた
その瞬間
ギネヴィア「うっ....!?」
触れた瞬間強烈な睡魔が自身を襲った。
ギネヴィア「なに....これ!?」
ウィロー「言わんこちゃない!!相手が無策で
こんな弱そうな蝶を展開するわけがない!!
はっきり意識を持ちなさい!!やられちゃうわよ!!」
市営バスで追跡中
爽「さてと....どうするかな?上も右も左も無いから
地面でも掘って逃げるのかしら?」
ウィロー「ギネヴィア!!今すぐ貴方の
スタンドで空気弾をあの車にぶつけなさい!!」
炎上している車を指差すウィロー。
ギネヴィア「でもどうやってこの状況を....。」
ウィロー「いいから!!ありったけぶつけろって
言ってるんでしょ!!」
5匹の蛾のスタンドが体の中央に空気を圧縮して
連射して弾を放つ。
ポンポンポンポンポンポンポンポン!!
爽「残念だけど引火しない場所をピンポイントで
壊しているから爆発はしないわよ~。」
ウィロー「いいや、爆発させるのは..私のスタンドだ!!」
スズメガのスタンド『ヘビー・ローテーション』が
ストローのような口を針を撃ち出すように高速で
発射するとガソリンタンクを撃ち抜き破壊する。
バァァァァン!!
爆発を起こす車。
ウィロー「空気弾を撃ち出したのはこっちに残骸が
飛んでこないように爆風を中和させる為だったのよ。
あのスッとろい蝶のスタンドは破壊できなくとも
爆風で吹き飛ばすことはできる!!」
吹き飛んで包囲網が崩れる光る蝶。
ギネヴィア「姉さん!!車あんなことして大丈夫なの!?」
ウィロー「大丈夫さ、奴等に捕まるよりはマシだ!!」
走って爆風で空いた包囲網の穴に向かって走り出す姉妹
ウィロー(蝶のスタンド使い本体の言ってることが
本当だとしたら....誘拐の証拠を掴んでいるとしたら
ここで警察に捕まるのはマズイ....
私の誘拐人数から誘拐したガキの人数までピタリと
当てやがった....見つけたら絶対に始末しないと
確実に私は牢獄行きになる!!
警察を撒きながらまずは仲間との合流地点に
逃げなくては!!)
ギネヴィア「姉さん!!ここは警察と消防に
逃げるべきよ!!それに走ってる方向が自宅とは違....。」
ウィロー「やかましい!!黙ってろ!!それができりゃ
苦労しな....そうか!!自宅に逃げれば....!!」
ウィロー(親を人質にして盾にできる!!)
ウィロー「よし、自宅に向かうぞ!!
えっと....ちくしょう迷っちまった!!」
電話音『ああ、いいわよ?自宅に案内してあげても
....警察が自宅を警護してくれているから
安心して向かうがいいわ....シニー・フェメルちゃんと
メリー・セリーちゃんの一件で
話はあるみたいだけど?』
ウィロー(ぞぞぞぞっ!!こいつどうして私が
誘拐したガキの名前を知ってるんだ!?)
携帯を握って確認すると驚愕した。
ウィロー「こいつ....ストラップに化けてやがった!!」
光る蝶が携帯のストラップに張り付いて隠れていた
ギネヴィア「それってどういう意味なの!?」
ウィロー「後で説明する!!」
ウィロー(ヤバい....このスタンド想像以上にヤバい....
スタンドを吸収した瞬間吸収した私のスタンド情報も
おそらく、さらにはそれを通じて人の記憶まで
読み取り、睡魔まで伝染させる....これがこの蝶の能力!!
こいつ本体を野放しにしていたら下手をすれば組織が
芋づる式で崩壊する!!)
ウィロー「自宅は駄目だ!!奴等に先回りされている!!」
ギネヴィア「マジで!?」
ウィロー「仲間と合流するしかない!!ともかく
学校へ戻るぞ!!」
ギネヴィア「なんでゴースト今いっぱい出る学校
なぞに戻らなきゃいけないのよ!?」
ウィロー「別の仲間が学校へ迎えに行って私と
合流するはずだったがお前の部活が予想より
早く終わっちまって想定外の連続なんだ
今一番近い学校へ逃げるのが得策だ、
第二合流地点までは距離があまりに遠すぎる!!」
ギネヴィア「嫌よ!!あんな人食いスライムが
襲ってくるような学校!!明日にでも投稿拒否
しそうな位嫌なんだから!!」
ウィロー「人食いスライム?」
ウィロー(私たちの仲間にそんなスタンド使いは....
居なかった気がする....つまり....連中に既に
先回りされて仲間が交戦している可能性もある!!
くっそ....じゃあ残る最後の選択肢....!!)
ギネヴィア「いやあああ!!あの光る蝶!!追っかけて
来たわよ!?」
道の前から後ろから光る蝶がひらひら迫ってくる。
ウィロー「じゃあ残る選択肢は....!!」
スズメガのスタンドの口で自分と妹を吊り上げて
空に一気に引っ張るウィロー。
ウィロー「空に....逃げる!!」
グググググググググググ!!
ロケットにでも引き上げられたように二人の足元は
地面を失い、三半規管から重力を失ったような
感覚に陥る。
ギネヴィア「ひゃぁああああああああ!!こんなの
聞いてない!!」
ウィローのスタンド『ヘビー・ローテーション』
そのスズメガのスタンドは見た目に似合わぬ超パワーと
ハチドリのように高速で動くスピードを誇る
単体遠隔操作型スタンド。
誘拐グループ出身の姉貴の遠隔パワー型のスタンド
である。
ウィロー「空を空けておくとは間抜けなやつめ!!
お前には私のスタンド程のスピードも命中率もな....!!」
『オラァ!!』
ボコォッ!!
ウィロー「は!?」
夜空の何も無い場所から野太い声と共に
突如拳が出現してウィローとスタンド
『ヘビー・ローテーション』をぶん殴ったのだ。
ウィロー「何もないところから拳が....!?」
目を凝らして見るとそのシュールな光景に目を疑った
ウィロー「夜闇に紛れたクロアゲハに化けた
蝶のスタンドから腕が....!!」
バスから外に出ている天加護姉妹
爽「『メモリーカード・スタープラチナ』!!
条太郎さんの中からうっすら消えかけた
貰って影響の無い記憶から『再現(リプレイ)』
させてもらった!!少女をテニール船長から
奪い返すとき、水に潜られる前にぶん殴る『記憶』!!
食らいなさい!!逃げる前に仕留めるラッシュを!!」
青い両拳の生えた蝶
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!』
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
ボコボコボコボコ!!
ウィロー「くっはぁ....!!なんじゃこりゃ....!!」
両腕の生えたシュールな蝶にボコボコにされる
ウィロー。
ギネヴィア「お姉ちゃん!!や、ヤバいっ!!」
ウィロー「こっ....のぉ!!やろろろろろろろろろろろ!!」
ピシピシピシピシピシピシピシピシピシピシピシ
ピシピシピシピシピシピシピシ!!
スズメガのスタンド『ヘビー・ローテーション』
がスタンド蛾姉妹をどこかへぶん投げると
これ以上攻撃を好き勝手食らわないように
ストロー口のムチでラッシュを相殺して防御する。
爽「こいつ....思ったより器用!!」
ギネヴィア「『オレンジ・レンジ』!!」
5羽の蛾が空気弾丸を真下に発射して上昇気流を
産み出し衝撃を緩和させてふわっと着陸する。
爽「よくわかったわね....私たちが本体だって。」
あの時ウィローは適当に自分と妹をぶん投げた
訳ではない。
ギネヴィアがきっちり着地サポートしてくれると言う
期待も含め、地上から強い眼差しでこっちを
睨む瞳を察知して投げたのだ。
ウィロー「そんな目で見てれば誰だってわかるわ。」
爽と葵は攻撃体制に構えて二人を睨む。
爽「誤算と言えば誤算ね、本当は家に来たところを
両親にあんたのいじめによって命を断ちかけた娘の
話をして土下座させるつもりだったけど....
まさか....姉が妹以上に真っ黒な奴だとは
思わなかったわ....歯ぎしりするぐらいに....!!
妹に誘拐の手助けさせて....そうまでしてお金が
惜しいの!?」
ウィロー「あなた達は例の目障りな警備会社の
手先だと思ったけど....まだまだあまちゃんな
ひよっこみたいね...でも...野放しには絶対にできない!!!
私たちの生活と安心の為に!!お前を殺す!!」
ギネヴィア「姉さん....どういうことか教えて?」
ウィロー「端的に言うわ....こいつらを野放しにしたら
私たちの生活から安心が完全に消えるわ。
貴方の胸のやましい記憶を根掘り葉掘り
引きずり出し、証拠を逆算して発見し通報する能力を
持っている。」
ギネヴィア「!!」
ウィロー「わかったわねギネヴィア?こいつらを
殺さなきゃ私たちに明日は無いわ?
こいつ....仲間に通報できないようにさりげなく携帯
を蝶で引っ張り出して落下粉砕させてくれやがってる」
遠距離にバラバラになった二つの携帯が転がってる。
ウィロー「あんたたちの最大のミスはわざわざ
遠隔捜査型のスタンドなのに本体を露呈させた
これであの蝶は殺せなくても貴方達をぶっ殺せるぅ...」
葵「殺す?できるかしら....この日の為に波紋を鍛えた
私に調子乗ったこと言ってくれるわね。
かかってきなさい!!のめしてあげる!!」
爽「ええ、ぶん殴ってやるわ....かかって....
こいやーーー!!」
スタンド
『ヘビー・ローテーション』
破壊力B スピードA 射程A
持続力C 精密動作性A 成長性D
『オレンジ・レンジ』
破壊力C スピードC 射程A
持続力A 精密動作性C 成長性C