見習い軍師は夢を見る   作:サキナデッタ

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※お久しぶりです! FEHとドラガリのコラボが来ましたね。遊んでみたら案外面白くて他のソシャゲがおざなりになるレベルでハマっていますw

※やっぱボイス付きの話はいいですね、マギレコもそうだけどもより一層ストーリーに引き込まれる感じがします(*'ω'*)


いつか償える日を

 

 

「アスクの召喚士…ですか?」

 

 ある日、私はエンブラ帝国のヴェロニカ皇女と異界という場所に連れてこられてある契約をさせられました。その契約の内容は……

 

「そう。あなたはなかまのふりをしてはいりこんで、あのおとこをあんさつするの」

 

「暗殺……」

 

「できるでしょ? むかしそうやってマルスをおいつめたんだから」

 

「……でもそれは過去のことで今の私は__」

 

「けいやくはぜったい。こばむことはできない」

 

「ううっ……」

 

「しんぱいはいらない。あなたのなかまもここにつれてきてる。

 かれらといっしょならアスクもころせるでしょう?」

 

「仲間…?」

 

「あっちにあつまってるわ。あとはすきにして、あたしはへやにもどる」

 

「ちょ…ちょっと待ってください! ……行っちゃいました。とりあえず彼女が言っていた仲間のところに向かいましょう」

 

 何がなんだか分からないまま、私はヴェロニカ皇女の言っていた場所に行きました。そこに私は意外な人達と再会することになったのです。

 

「おー、アイネー」

 

「やっと来たわね…全くいつまで待たせるのよ」

 

「く、クライネにローロー!?どうしてここに!?」

 

「どうしてってアンタと同じよ。あの王女にこの場所に連れてこられて、いきなり契約だの命令だの言われて……ホントむかつく」

 

「そうだったんですね」

 

「マルス暗殺のための準備をしていたっていうのに……」

 

「えっ?」

 

「何よ?」

 

「い、いえ…別に……」

 

 マルス様の暗殺…それはとっくの前に失敗して組織もなくなったはず……

 いや、それより前にクライネとりローローは既に……

 

 

『ウ…キ……なんで……バレ…た……?』

 

『ふん…ほんとにもう、むかつくわ…

 ……姉さ……ん…。… …… …』

 

 

 ここはヴェロニカ皇女が言っていた通り、私の知らない別の世界なんですね。

 

「…………」

 

「アイネ何ぼーっとしてんのよ」

 

「あ……はい。すみません」

 

「ホントどうしようもないクズね。ほらさっさと行くわよ」

 

「行くってどこへ?」

 

「決まってるでしょ? 契約とかいうのを果たすためにあの王女が言ってた奴等を殺しに行くのよ。

 ほらローローもグズグズしてないで行くわよ」

 

「あいあい、久々の仕事だ。ウキキ」

 

「…………」

 

 せっかく争いも終わって平和な日々を過ごせていたのに、また逆戻りなんて……

 そう落ち込む私でしたが、その反面で失った家族とこんな形ではあるもの、また再会できたことに少し嬉しく感じてもいました。

 

 

 

 

 それから私達は召喚士の暗殺計画を企てました。

 計画は…私が彼らの元に仲間として潜り込んでクライネ達が待っている罠の場所まで誘導し、その後の戦闘の間に私が召喚士を後ろから暗殺する。というものでした。

 

 しかし暗殺は失敗しました。私のワガママのせいで。

 だけども、力を示されたお蔭で私達は契約から解放されて、元いた世界に戻れるようになりました。

 

「クライネ…ごめんなさい。私のせいで……」

 

「ふん、もういいわよ。アンタの好きにすればいいって言った私がバカだっただけだから」

 

「ありがとう。またあなた達と会えて本当に良かった……」

 

「やっぱりアンタは私が知ってるアイネじゃなかったのね」

 

「えっ?」

 

「気づいてないとでも思ってたの?」

 

「ウキキ。ホントのこと話してくれなくてクライネ悲しがってた」

 

「バッ…! 何言ってんのよ!!」

 

「ふふっ…気遣ってくれてありがとうございます。じゃあそっちの私にもよろしくお願いしますね」

 

「ふん。覚えていたらね」

 

「じゃーなーアイネー」

 

 こうして二人は光に包まれ、元いた世界へと消えていきました。そして私も……

 

「カタリナさん!!」

 

「シャロンさん…どうして!?」

 

「どうしてもカタリナさんに言いたいことがあって…」

 

「どんな恨み言も仕返しもされる覚悟は出来ています…」

 

「いやいや!そうじゃなくて! カタリナさん、さっき友達と言ってくれて嬉しいって言っていたじゃないですか」

 

「はい……」

 

「今でも、これから離れ離れになったとしても私と友達でいてくれますか?」

 

「えっ…? 私はあなたを騙していたんですよ…それなのにどうして」

 

「確かにそうですけども、カタリナさんは本当のことを話してエクラさんを助けてくれたじゃないですか」

 

「…………」

 

「ダメですか…?」

 

「と、とんでもないです! もし許してもらえるならこれからもずっと友達でいさせてください!!」

 

「約束ですよ?」

 

「はい…約束です」

 

 この時私は新しく決意しました。契約で従わされたとはいえ、シャロンさん達を裏切ったことには変わらない…だからもしまた次に会うことがあるなら、私は自分の出来る全てでこの罪を償うと……

 

「シャロンさん…ありがとう。そしてさようなら……」

 

 悲しそうな表情のシャロンさんを励ますように私は精一杯の笑顔を向けて、元の世界へと戻っていきました。

 また会いましょう。そしてその時が来たら私は……!

 

 固く決心する私でしたが、その再会の時は意外と早く訪れました。

 

 

 

 

 

「あの…シャロンさん」

 

「はい! 何ですか」

 

「一つ気になったのですが、私が探してる英雄をエクラさんの力で召喚することは出来ないのでしょうか?」

 

「うーん、前にエクラさんから聞いた話だと召喚する英雄は彼自身でも決めることが出来ないみたいなんです」

 

「そうなんですか?」

 

「はい。何でもアスクとその英雄との繋がり、その縁がないと英雄はこの世界にやって来れないみたいなんです」

 

「じゃあまだ彼はこの世界と繋がりがないのですね……」

 

「……でも妙ですね、この書庫にはまだここに来てない英雄さんの情報も書いてあるはずなのに、カタリナさんの探してる人についての文献はどこにもないなんて」

 

「実は前にもアルフォンスさんから私のいた世界"新たなる紋章の世界"についての文書を借りて読ませて貰ったんですけども、そのどこにも彼についてのことは載ってなかったんです」

 

「でしたら他の英雄さんに聞いてみてはどうです? 同じ世界から来たルークさんやロディさんなら何か知ってるかも!」

 

「それも前にしたことがあったのですがダメでした。その二人もクライネやローロー、アテナさんに聞いても彼のことは知らなかったんです」

 

「困りましたねぇ…完全に手詰まりです」

 

「ごめんなさい。せっかく力になってくれたのに……」

 

「あれ? シャロンにカタリナ、二人ともどうしたんだい。難しい顔をして」

 

「あっ、アルフォンスさん」

 

「今カタリナさんと一緒にある英雄さんについて調べていたんですよ。でもいくら探しても全然それに関する情報が見つからなくて……」

 

「そうだったのか、その英雄の名前は何ていうんだい?」

 

「……クリスです。マルス様の近衛騎士で私の世界では影の英雄と呼ばれていました」

 

「英雄王マルスの……か」

 

「お兄様、何か知っていませんか?」

 

「すまない、僕にも分からないな。でもエクラならクリスという英雄を知っているかもしれない。彼はこの世界に来ていない英雄たちについても詳しいみたいだし」

 

「でしたら早速エクラさんの所へ向かいましょう! どこにいるか分かります?」

 

「さっき中庭で英雄たちと話をしていたはずだよ」

 

「庭ですか! カタリナさん早速行きましょう」

 

「はい」

 

「僕もついていこうかな。どんな英雄なのか興味があるし」

 

「よーし、いざ中庭へしゅっぱーつ!」

 

 エクラさんとは以前、ここに来ていないセシルさんやエレミヤ様について話したことがありましたっけ…彼ならもしかしたらあの人について何か知ってるかもしれません…!!

 

 

 

 

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