※"見習い軍師"2話続けての投稿です。"マギクロ"はもうちっとだけ待ってください(´・ω・`)
※もう少しで新英雄が発表されますね。次こそは紋章のキャラが来てくれると期待してもう1年経っている事実……テリウスとif以外の新英雄なら正直何でもいいよ(本音は紋章、トラキア、エコーズを期待してますw)
「残念だけど、僕もそのクリスという英雄は知らないな」
「そんなー。エクラさんなら何か知ってると思ったのにー」
「そう言われてもだな…僕にだって知らない英雄くらいいるさ」
「エクラにも分からない……か。すまないカタリナ、期待をあおるようなことを言ってしまって」
「いえ、大丈夫です……」
「そうあからさまに落ち込んだ顔をされちゃうとなぁ…そのクリスって英雄は前にカタリナが話してくれた大切な人のことなのかい?」
「はい。その通りです」
「あー、ハッキリとあの時に伝えておくべきだったね…その英雄のことは知らないって」
「エクラさん。どんなことを話したんですか?」
「僕がカタリナの大切な人、クリスって人と似ているって」
「なるほど。ちなみにそのクリスって英雄さんはどんな人なんですか、カタリナさん」
「えっと……彼はですね……
正義感が強くて優しくて、努力家で仲間想いで、
どんな人とでも打ち解けられ、とっても頼りで素敵な人なんです」
「おお!凄い英雄さんなんですね!! でもエクラさんとそんなに共通点がないような……」
「おい、シャロン」
「エクラはよくルフレやカムイにも似ているとも言われていたね」
「それについては、雰囲気が似てるってことで解釈してるよ」
「私もエクラさんのそこが似ているって思っていたんです」
「そうだったのか、だけどこれでまた振り出しに戻ってしまったね」
「ごめんよ、力になれなくて」
「気にしないでくれ。他に何かクリスについて知れるいい方法はないかな?」
「うーん……あっ、そうだ!」
「どしたのシャロン、急に大きな声出して」
「私、いい方法を思いついたんですよ」
「本当ですか!? シャロンさん!?」
「ほ、本当ですからそ、そんなに詰め寄らないで……」
「ごめんなさい。つい興奮してしまって」
「あそこまで真剣な顔したカタリナ初めて見た」
「僕もだよ。それでシャロン、その方法は何だい?」
「ふっふっふっ、よくぞ聞いてくれました。その方法はズバリッ!
カタリナさんの世界に行って直接クリスさんに会いに行くことですッ!!」
「なるほど……」
「思ってたよりはまともな方法でよかった」
「エクラさん、どんなのを想像してたんですか。でもシャロンさん、そんなこと出来るんですか?」
「はい! このアスクには異界への【扉】を開く力がありますからね」
「そういえばそんなのあったねー」
「もしかしてエクラ今まで忘れていたのかい…? でもシャロン、勝手に【扉】を開くのは父上が許さないと思うけど」
「た、確かに…そのことを忘れていました……」
「別にいいんじゃないかな? ムスペルの軍勢からアスクを守った形跡もあるんだし、それによくアンナ隊長と一緒に海やら祭りやってる異界に行ってるじゃん」
「案外【扉】を開けるのって自由なんですね……」
「別にそういうわけじゃないんだけども」
「このまま放置しておくのもモヤモヤするし、さっさと解決してスッキリしようよ」
「……とりあえずアンナ隊長に事情を話してくるよ」
★
「あっさり了承してくれた」
「やったね」
「じゃあこれでカタリナさんの世界に行けるんですね!」
「元の世界に戻るのは久しぶりだから何だかワクワクします。アンナ隊長ありがとうございます、私のワガママを聞いてくれて」
「いいのよ気にしなくて、そっちの世界にも私の姉妹がいるみたいだから、うまく話を通せば向こうの世界でも一儲け出来るかもしれないし」
「アンナ隊長は相変わらずだねぇ……じゃあアルフォンス【扉】を開けてくれ」
「分かった。それじゃあ行こう! 新たなる紋章の世界へ!」
こうして私とエクラさん達は、クリスの手掛かりを探しに私のいた世界へと向かいました。
でもこの時の私達は知りませんでした。訪れたあの世界で"巨大な戦渦"に巻き込まれることを、そして"彼"と最悪の再会を果たしてしまうことに……