ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第13話

女子寮に入ると、ザンビたちの気配がかなりあるのがわかった。

 

 

だが、結界を張ったおかげか、動きが少し鈍ってるように流斗は感じていた。

 

 

流斗「結構気配があるな。」

 

 

亜須未「やっぱり結構いるの?」

 

 

流斗「ああ、でも結界の効力でザンビたちはこの女子寮からは出られない。結界に触れようとすると浄化されるからね。ザンビたちにはそれが分かってるみたいだ。」

 

 

流斗がその説明をし終わると、亜須未は先程の流斗が言いかけていたことを訊いて来た。

 

 

亜須未「そう言えば、さっき後をつけられているって言ってたよね?一体何につけられていたの?」

 

 

流斗「ああ、そうだったね。」

 

 

流斗はザンビの成れの果て、カミビトについて話し始めた。

 

 

流斗「さっきオレたちをつけていたモノの正体、それはザンビの成れの果て、カミビトというモノだ。」

 

 

亜須未「カミビト·····?」

 

 

流斗「うん、オレがこの学園に来て、最初に見つけた手記に書かれていたものだ。」

 

 

さらに流斗は説明をし続ける。

 

 

流斗「カミビトとは、ザンビの成れの果てで、感情も記憶も失ったザンビを超えた存在。こうなってはもう殺すことできない。さらには100年前の女の呪い消滅させるしか元に戻す方法がない。そういう存在らしいんだ。」

 

 

亜須未「だから、さっきあんなに怖い顔だったんだね。」

 

 

亜須未はそう言って、納得した表情を浮かべた。

 

 

流斗「そうだ、一つ聞きたいんだけどこの建物の中で一番広い場所は?」

 

 

亜須未「多目的ホールと言って少し広い場所があるの。そこが一番広いかな。」

 

 

流斗「今、気配を探ってるんだけど、ザンビたちみんなは広い場所に集まってるようなんだ。」

 

 

亜須未「じゃあ多分そこに行ってるみたいだね。」

 

 

結界の効力のおかげか、ザンビたちを一気に広い場所へ集めることが出来ていた。

 

 

だが、その時奥の部屋から人影が現れた。

 

 

流斗「ッ!お出ましだよ!オレの後ろに隠れて!」

 

 

亜須未「わかった!!」

 

 

ザンビはそのまま流斗たちに襲い掛かって来た。

 

 

ザンビ「ガァァァァァァ!!」

 

 

流斗「くっ!【セイントバインド】!!」

 

 

すかさず流斗は拘束魔法でザンビの動きを止める。

 

 

流斗「聖剣【デュランダル】!!アストラルモード!!呪いよ!消え去れ!!」

 

 

ザシュッ!!

 

 

流斗はそのままザンビを、アストラルモードで斬り裂いた。

 

 

斬り裂かれたザンビは外傷を負うことなくそのまま崩れ落ちた。

 

 

だが、まだ奥から二人のザンビが湧いて来た。

 

 

流斗「まだいたのか!!このままいくしかないか!」

 

 

流斗はさらに襲い掛かって来たザンビ二人をそのままアストラルモードで、斬り裂いた。

 

 

ザシュッ!!ズシャッ!!

 

 

斬り裂かれた二人のザンビも外傷を負うことなく、そのまま崩れ落ちた。

 

 

流斗「ふぅ、これで終わりみたいだな。」

 

 

亜須未「大丈夫?ケガはない?」

 

 

流斗「オレの方は大丈夫。この3人も外傷はないよ。」

 

 

亜須未「良かった。」

 

 

流斗と亜須未は呪いから解放した3人を近くの部屋まで運んで寝かせた。

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