流斗「さて、行動を開始するよ。みんな。」
麗奈「これからどうするんですか?」
穂花「そう言えば、まだ聞いてませんでしたね。」
優衣「あ、確かに聞いてなかった。」
その話を聞いていた亜須未はザンビたちの様子について、流斗に訊いてきた。
亜須未「そう言えば、今、ザンビたちはどうしているの?」
流斗「今、ザンビたちは多目的ホールに集まってるよ。どうやら、一人残らずそこにいるみたいだ。多分結界そのものから一番遠いからだと思う。」
優衣「悪魔祓い師なのに結界とかも張れるんですか?」
麗奈「未だに信じられないけど、本当みたいなんですね。」
穂花「す、すごいです。」
流斗は褒められ慣れてないせいか、ちょっと照れてしまっていた。
流斗「ま、まあ、そこにいるザンビを全員元に戻せば、この女子寮の安全は確保出来る。」
穂花「そう言えば、安全確保出来たのって他にあったりするんですか?」
穂花は少し期待を込めて流斗にそう訊いてきた。
流斗「今のところ、聖堂と食堂は安全確保出来ているよ。結界を張っておいたから、今は安全だ。ちなみに、呪いから解放した人たちはみんな食堂にいるよ。」
穂花「そうなんですか。良かった。」
穂花は少しホッとした様子でそう言った。
流斗「さて、そろそろ多目的ホールに向かおうか。3人はここに残る?それとも一緒に来る?」
3人「一緒に行きます!」
やはりこの状況がとても怖い様で、即答で答えた。
流斗「じゃあ、西条さん案内を頼んでいいかな?」
亜須未「うん、任せて。」
亜須未の返事を聞くと、流斗たちはまた行動を開始した。
部屋を出ると廊下はゴミなどが散乱してはいるが、ザンビたちが徘徊している様子はない。
亜須未「この廊下まっすぐ行って、突き当たり右に曲がれば、多目的ホールだよ。」
流斗はその亜須未の案内に従い、廊下を進んでいく。
慎重に進んでいくが、ザンビたちの気配はその多目的ホールからの動きはない。
穂花「本当にザンビたちがいませんね。」
優衣「私はまだザンビというのが本当にいるとは思えないけど。」
麗奈「まあ、見れば信じざるを得ない。」
亜須未「私も最初は信じられなかってけど、ホンモノを見ちゃったらね。」
流斗「オレもフリージア学園集団失踪事件の中身がこんな事になってるなんて思わなかったよ。」
流斗がこの事件が外でどう扱われているか、言うと、亜須未は少し怪訝な表情を浮かべた。
亜須未「え?外ではそんな風に扱われているの?」
流斗「うん、たった1週間で生徒も含め学園関係者が謎の失踪ってニュースになってたよ。」
麗奈「とにかく、一刻も早くこの事を外に伝えないと。信じてはもらえないかもだけど。」
流斗たちはそんな話をしながら、進んでいくと突き当たりが見えてきた。