流斗は崩れ落ちた人達から呪いが消滅したことを確認すると、亜須未達を中に入っても大丈夫だと呼びかけた。
亜須未「良かった。みんな元に戻ってる。」
亜須未は胸をなで下ろしながら、そう言った。
流斗「この中で誰か知ってる人はいるかな?」
流斗は呪いから解放した人達を指しながら、亜須未達に問い掛けた。
優衣「いえ、おそらくみんな一年生だと思います。顔は何度か見かけた子もいますけど。」
穂花「はい、優衣の言う通りです。」
麗奈「確かに、顔は見た事あるけどね。」
亜須未「私も同じだよ。」
流斗「そっか、わかった。」
流斗は亜須未達のその言葉を聞くと、これで女子寮の安全は確保されたと伝える。
流斗「これで女子寮の安全は確保されたよ。もう大丈夫。」
それを聞いた亜須未以外の3人は安堵した表情を浮かべた。
優衣「これで少しは落ち着けます。」
麗奈「ほんと、良かったよぉ。」
穂花「はい、少しは安心できます。」
亜須未「それでこの後は、食堂のみんなを連れてくるの?」
流斗は亜須未のその言葉を聞くと、首を横に振った。
流斗「いや、まずはカミビトをどうするかが先だね。」
流斗は女子寮に来る途中、後をつけてきていたカミビトの対処を提案した。
優衣「カミビトってなんですか?」
流斗は優衣にそう聞かれ、麗奈と穂花にもカミビトについて説明した。
麗奈「ザンビを超えた存在ですか·····」
穂花「殺すこともできないなんて·····」
優衣「私達もあのままザンビのままだったら、そのカミビトに·····」
優衣達はもし自分達があのままザンビのままだったら、そう考えると戦慄を禁じ得なかった。
亜須未「元に戻すには100年前のあの女の呪いを消滅させなきゃだよね?」
流斗は亜須未の言葉に頷いた。
流斗「だけど、少しの間だけ封印する事はできる。」
流斗のその言葉に亜須未達は少し安堵の表情浮かべた。
流斗「それでも封印できる時間は10分くらいまでだ。」
亜須未「え?そうなの?」
流斗「ああ、あまりにもカミビトにかけられた怨念が強くてね。」
流斗は少し焦りに表情を見せながら、そう言った。
流斗「だから、食堂まではオレ一人で行く。」
亜須未「大丈夫なの?」
流斗「ああ、一人なら少し本気を出して戦える。」
亜須未「わかった。楓達をちゃんとここまで連れて来てね。」
流斗「わかった。みんなはここにいて。今、女子寮には結界を張ってあるから、女子寮から出なければ移動しても大丈夫だよ。」
流斗のその言葉に亜須未達は、安心した顔で頷いた。
その後、流斗は多目的ホールから外に出て、食堂を目指した。