光属性上級の拘束魔法。ライトバインドと同系統の拘束魔法で、強化版みたいな物。だが、持続時間はこちらの方が断然上である。
ブライディング・チェーン
光属性最上級の拘束魔法。地面から鎖が飛び出して、相手の動きを封じる魔法。主に多数の敵を相手の動きを封じる時に効果的である。上達させれば、さらに多くの敵を止めることも可能。極めれば、鎖を操って攻撃することも可能になる。
セイント・クロス
光属性最上級の拘束魔法。相手を聖なる十字架に磔にして、動きを封じる魔法。特に何かを一時的に封印する時に使う。
流斗が多目的ホールに入ると、楓達が出迎えてくれた。
楓「神村さん!無事で良かった。」
聖「はい、ザンビに噛まれちゃったかと思いました〜!!」
流斗「この通り無事だよ。どこも噛まれてない。」
流斗はそう言って、首筋や足、腕などを見せた。
楓「そう言えば、さっき連れてきた3人は?」
流斗「ああ、あの3人なら、そこで寝かせてるよ。」
楓に聞かれ、流斗は窓際に寝かせてる3人を指してそう言った。
その時、その3人は同時に目を覚ました。
流斗「お、起きたみたいだ。」
楓「ホントだ。ちょっと様子を見に行って見ようか。」
流斗と楓はそう言って、目を覚ました3人の様子を窺った。
その3人も楓達と同じ、フリージア学園の制服を着ていたのですぐにここの生徒だとわかった。
女の子「う、ぅぅぅ。」
女の子「あ、あれ?ここは?」
女の子「イタタ····」
楓「三人とも起きた?」
女の子「楓?楓なの?」
楓「うん、私だよ。」
女の子「無事だったんだ。」
楓「うん、この通り。」
三人のうち二人の女の子はどうやら、楓と同級生だったらしく、目が合うと、すぐに話し始めた。
女の子「あの、ここはどこですか?」
楓「君は、一年生だね?」
女の子「あ、はい。そ、そうです。」
もう一人の女の子は一年生だったみたいで、少し緊張しながら、楓に話し掛けた。
流斗「三人とも、呪いが解けてて良かったよ。」
流斗がそう話し掛けると、三人は少し怪訝な顔して見てきた。
女の子「あのー、どなたですか?」
流斗「ああ、ごめん。オレは神村流斗。この事件の調査に来たんだ。」
三人はその言葉を聞いて、安堵した表情を浮かべた。
柚月「私は先川柚月です。フリージア学園の二年生です。」
砂羽「同じく上杉砂羽。よろしく…」
美琴「し、椎名美琴です。一年生です。よろしくお願いします。」
三人がそれぞれ自己紹介をし終わると、流斗はこれまでの経緯と自分が何者なのかを包み隠さず、説明した。
柚月「もうそんな事になってたんですか!?」
砂羽「あんたの言う事、にわかに信じられないけど、真実みたいだから、信じる。」
美琴「た、助けに来てくれてありがとうございます!!」
流斗たちがそんな話をしていると、聖がこちらに近寄って来た。
その時、砂羽は聖を睨み付けていた。
砂羽「聖ッ·····あんたも生きてたのね。」
聖「砂羽こそ、元に戻してもらえて良かったわね。麗奈に裏切られて本当にざまぁ無いよ。」
流斗は何か二人の間に険悪なムードを感じ取っていた。
流斗(おいおい、まさかこの二人仲が悪いのか?)
砂羽「なんですって!!!」
その騒ぎを聞き付けた楓が二人を止めようとする。
楓「ほら、二人ともやめなって!」
聖「だって砂羽が!」
砂羽「楓もなんでこんなヤツと仲良くするのよ!?」
楓「なんでって困ってるなら、気に掛けるのが普通じゃない?」
砂羽と聖の言い争いがさらに、ヒートアップして行く。
流斗「おい、その辺にしとけよ。」
砂羽「あんたは黙ってて!!よそ者のクセに!」
流斗はそこでカチンと来て、ドスの効いた声で怒鳴り声を放った。
流斗「いい加減しろ!!」
流斗「今は協力し合うべき状況だ!!そんな状況下で喧嘩なんて二人とも死にたいのか!!!」
だが、構わず砂羽は聖を罵倒し続ける。
砂羽「聖なんて死ねば良かったのに!!」
流斗はその言葉で何かが自分の中で切れたのがわかった。
流斗「そうか、そんなに死にたいのか?だったら、殺してやるよ。」
流斗は殺気を放ちながら、デュランダルをノーマルモードで顕現させ、砂羽に突き付ける。
流斗「いいか、よく聞け。今、この協力し合わなきゃ状況下でそんな人を貶すような発言が許されると思うか?」
砂羽「ヒッ!」
流斗「今は、協力しわなければすぐに全滅だ。それを乱すようなヤツを守ってやるほどオレは甘い人間じゃない!!」
流斗はそう言い放つと、今度は聖に向き直る。
聖「や、やめて·····」
流斗「甲斐さん、君もだ。次やったら、お前ら二人は見捨てる。いいな?」
流斗は釘を刺すように二人に向けてそう言い、デュランダルをしまった。
楓「ちょっと、やりすぎじゃない?」
流斗「ごめん、こうでもしないと二人は協力し合ってくれないと思ったからさ。」
楓「あまり、みんなを怖がらせないようにしてね?みんな不安なんだから。私だって本当は怖かったんだからね?」
流斗「わかったよ。ごめん。」
流斗はそう言いながら、あくびをしてしまった。
流斗「やべ、そろそろ眠くなって来たな。」
楓「そうだね。そろそろ休もっか。」
流斗「そうだな。」
流斗は全員に部屋に戻って休んでいいと促した。
流斗「それとさっきはごめん!みんなを怖がらせてしまって。オレもカッとなってついあんな風にやってしまったから。」
流斗はそう言って謝ったが、みんなはあまり気にしていない様子だった。
実乃梨「いいよ。今は協力し合わなきゃいけない時だもん。」
優衣「そうそう、その二人はいいお灸になったと思いますよ。」
瀬奈「ああ、私もそう思う。」
詩織「みんな疲れてそうだし、そろそろ休みましょう。」
詩織のその言葉で、みんなはそれぞれ自分の部屋に向かった。
楓「はい、これ使って。」
楓はそう言って、毛布を持ってきてくれた。
流斗「ありがとう。」
楓「それじゃ、おやすみ。」
流斗「うん、おやすみ。」
楓もそこで自分の部屋に戻って行った。
流斗「さて、俺も寝るか。」
流斗も楓を見送ると、その場で横になり、眠りに就いた。