次の日、朝日の光が多目的ホールを包み込む。
流斗はその光が差し込むの感じて、目を覚ますのだった。
流斗「よし、魔力も戻ってる。これでまたちゃんと戦えるな。」
魔力の回復を感じた流斗は、一度気を引き締め、起き上がった。
その時、多目的ホールの扉が開き、楓と聖が入って来た。
楓「おはよう。昨日はよく眠れた?」
流斗「うん、バッチリだよ。」
楓「ごめんね、本当はちゃんと部屋のベッド寝かせてあげたかったんだけど、さすがに女子の部屋に入らせるわけにいかないから。」
流斗「いやいや、それはさすがにしょうがないよ。」
聖は二人の話を不安そうに聞いていた。
おそらく昨日の事がショックだったのだろう。
そんな聖を楓が小突きながら、言う。
楓「ほら、聖。昨日の事謝るんでしょ?」
聖「う、うん。」
聖は俯きながら、そう返事した。
聖「昨日はごめんなさい!あんなんじゃ見捨てられても文句は言えないですよね·····」
聖は泣きながら、そう言って来た。
聖「でも、お願いします。見捨てないでください。ちゃんとみんなと協力し合いますから!」
流斗は聖の言葉を聞いて、少しホッとした。
流斗「もういいよ、わかってくれれば。オレも昨日はやりすぎた。ごめんね。」
楓「ほらね。ちゃんと謝れば許してもらえたでしょ?」
聖「楓、ありがとう。」
そこで昨日の揉めた件は一旦、収まった。
楓「さてっと、この後はどうしよっか。」
流斗「まずは、食堂に集まって朝食にしようか。」
楓「ザンビたちの気配は?」
流斗「あるのはあるけど、活動はしてないみたいだ。」
流斗はそう言って、気配を探ったが活動している様子は感じられなかった。
その後、楓たちはみんなを連れて来て、食堂に案内した。
もちろん、朝食は流斗一人で全員分作ることになった。
流斗「クソォ、なんでオレだけで·····」
流斗は奮闘しながらも、なんとか朝食を作り終えて行った。
流斗「みんな、お待たせ。」
全員「わぁー!!」
流斗の作った豪華すぎる朝食にみんなは感激していた。
優衣「ま、負けた·····」
加奈「な、なんて女子力!!」
恭子「本当だよ·····」
あずさ「これを一人でなんて凄すぎる!」
流斗の料理を食べた事のない女の子たちは言葉を失っていた。
楓「そう言えば、これからどうするの?」
そんな様子を見ていた楓が、そう訊いてくる。
流斗「まずは、守口さんを元に戻して、他に残ったザンビもすべて元に戻す。そして残美村に連れて行ってもらう。」
実乃梨「守口さんを?でもまた楓を生贄しようとするンじゃない?」
その話を聞いていた実乃梨がそう訊いてくる。
流斗「大丈夫。そんな事をしようとしたら、オレが止める。」
流斗は真剣な顔をしながら、そう返した。