ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第26話

流斗「行っけぇぇぇ!!!!」

 

 

流斗の投げ放った槍は正確にカミビトの心臓を貫いた。

 

 

ズシャァァァァァァァァ!!!!

 

 

カミビト「ギャアアアアアアア!!!!!!!!」

 

 

流斗「さらにもう一丁!!」

 

 

流斗「光よ来たれ!我求めるは白き聖なる鎖!!【ブライディング・チェーン】!!」

 

 

次に流斗はさらに拘束魔法を重ねがけした。

 

 

白く輝く鎖がカミビトのの身体に巻き付き自由を奪った。

 

 

流斗「しばらく大人しくててくれよ。【ディメンション・ルーム】!!」

 

 

そして空間魔法を使い、カミビトを異空間に閉じ込めた。

 

 

その様子を見ていた守口は信じられないという顔をしていた。

 

 

守口「凄いな君は。こんな事が出来るなんて。」

 

 

流斗「いや、まだまだですよ。それより、いいですか?そろそろ残美村に案内してもらっても。」

 

 

流斗がそう言うと、守口は慌てて頷いた。

 

 

楓「ねぇ、私も連れて行ってもらってもいいかな?」

 

 

流斗「それはダメだ。」

 

 

楓「なんで?」

 

 

流斗「残美村はおそらくザンビの巣窟になっしまっているよ。そんな危険な所にキミは連れて行けない。」

 

 

楓「私も事件の当事者なんだよ。この事件を最後まで見届けたい。」

 

 

楓は流斗の目を真っ直ぐ見ながら、そう訴えた。

 

 

守口「キミが守ってやれば問題はないだろう。彼女には事の行く末を見届ける権利がある。」

 

 

守口にそう言われ、流斗はそこで折れた。

 

 

流斗「わかった。そこまで言うなら、連れて行くよ。」

 

 

流斗がそう承諾すると楓は笑顔で礼を言ってきた。

 

 

だが流斗は、一つそこで付け加える。

 

 

流斗「ただし、本当に最悪の事態に陥ったら、オレを置いて守口さんと二人で逃げてくれ。」

 

 

楓「え?」

 

 

流斗「残美村に行ったら何が起こるかわからない。それだけは守ってくれ。オレはキミたち誰一人もを死なせたくない。」

 

 

楓「わかったよ。」

 

 

流斗「守口さんもいいですね?」

 

 

守口「わかった。もしもの時は彼女を連れて逃げるよ。」

 

 

流斗はそこで一つ聞き忘れた事に気付いた。

 

 

流斗「そう言えば、守口さんの娘さんは今どこに?」

 

 

守口「おそらく、残美村にいるだろう。」

 

 

流斗「残美村に?また何故そこに?」

 

 

流斗は何故守口の娘が残美村にいるのか、そこで疑問に思う。

 

 

守口「彼女がザンビの封印を解いた事はもう聞いただろう?」

 

 

流斗「はい、聞きましたけど。」

 

 

守口「その封印が解かれたせいで、村で祀っていた物がなくなってしまった。」

 

 

流斗はそこで一つの真実に気づく。

 

 

流斗「まさか、守口さんの娘さんは!?」

 

 

守口「ああ、今は残美村で祀られていた物の変わりに祀られている。」

 

 

流斗は驚愕の真実を知り、言葉を失ってしまった。

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