流斗「行っけぇぇぇ!!!!」
流斗の投げ放った槍は正確にカミビトの心臓を貫いた。
ズシャァァァァァァァァ!!!!
カミビト「ギャアアアアアアア!!!!!!!!」
流斗「さらにもう一丁!!」
流斗「光よ来たれ!我求めるは白き聖なる鎖!!【ブライディング・チェーン】!!」
次に流斗はさらに拘束魔法を重ねがけした。
白く輝く鎖がカミビトのの身体に巻き付き自由を奪った。
流斗「しばらく大人しくててくれよ。【ディメンション・ルーム】!!」
そして空間魔法を使い、カミビトを異空間に閉じ込めた。
その様子を見ていた守口は信じられないという顔をしていた。
守口「凄いな君は。こんな事が出来るなんて。」
流斗「いや、まだまだですよ。それより、いいですか?そろそろ残美村に案内してもらっても。」
流斗がそう言うと、守口は慌てて頷いた。
楓「ねぇ、私も連れて行ってもらってもいいかな?」
流斗「それはダメだ。」
楓「なんで?」
流斗「残美村はおそらくザンビの巣窟になっしまっているよ。そんな危険な所にキミは連れて行けない。」
楓「私も事件の当事者なんだよ。この事件を最後まで見届けたい。」
楓は流斗の目を真っ直ぐ見ながら、そう訴えた。
守口「キミが守ってやれば問題はないだろう。彼女には事の行く末を見届ける権利がある。」
守口にそう言われ、流斗はそこで折れた。
流斗「わかった。そこまで言うなら、連れて行くよ。」
流斗がそう承諾すると楓は笑顔で礼を言ってきた。
だが流斗は、一つそこで付け加える。
流斗「ただし、本当に最悪の事態に陥ったら、オレを置いて守口さんと二人で逃げてくれ。」
楓「え?」
流斗「残美村に行ったら何が起こるかわからない。それだけは守ってくれ。オレはキミたち誰一人もを死なせたくない。」
楓「わかったよ。」
流斗「守口さんもいいですね?」
守口「わかった。もしもの時は彼女を連れて逃げるよ。」
流斗はそこで一つ聞き忘れた事に気付いた。
流斗「そう言えば、守口さんの娘さんは今どこに?」
守口「おそらく、残美村にいるだろう。」
流斗「残美村に?また何故そこに?」
流斗は何故守口の娘が残美村にいるのか、そこで疑問に思う。
守口「彼女がザンビの封印を解いた事はもう聞いただろう?」
流斗「はい、聞きましたけど。」
守口「その封印が解かれたせいで、村で祀っていた物がなくなってしまった。」
流斗はそこで一つの真実に気づく。
流斗「まさか、守口さんの娘さんは!?」
守口「ああ、今は残美村で祀られていた物の変わりに祀られている。」
流斗は驚愕の真実を知り、言葉を失ってしまった。