呪いから解放されたのは小学生くらいの小さな女の子であった。
その時守口は、その女の子に駆け寄って行った。
守口「美玖!!!!」
流斗は咄嗟にその子を見てみたら、さっき守口の車の中で見た、あの写真の女の子であった。
楓「守口さん、その子ってもしかして·····」
守口「ああ、私の娘だ·····ッ!!」
守口はその娘を抱きしめながら、涙を流していた。
流斗「良かった。これで一つの目標は達成できましたね。」
守口「ああ、ありがとう·····グスッ」
守口は娘を抱きしめながら、流斗にそうお礼を言った。
楓「守口さん、これからどうするんですか?」
守口「これからだが、まずはこの祠にカミビトを一時的に封印しようと思う。神村くんは封印魔法を使えるんだったよね?」
流斗「ええ、使えますよ。」
守口「ここの封印はまだ生きているみたいだ。それにこの風車をここに戻す。」
守口は持ってきておいた風車を元あったであろう場所に設置した。
流斗「なるほど、ここならば破られること無く封印して置けます。」
楓「え?大丈夫なの?」
流斗「ああ、封印の術式は既に完成されているから、大丈夫だよ。その風車によってね。」
流斗は守口が設置した風車を指してそう言った。
守口「よし、準備が出来次第、始めよう。」
流斗「わかりました。」
流斗はそう言って、さっそく準備に取り掛かった。
それから少し経って、流斗は準備を終えて、再封印のため、空間魔法で閉じ込めて置いたカミビトを再び祠の前に呼び出した。
カミビト「··········」
カミビトはまだ封印魔法の効果が切れていないのか、十字架に磔にされたままビクともしなかった。
流斗「顕現せよ、我求めるは、神の御本に鎮座せし四大天使が1柱!!【ミカエル】!!!」
その瞬間、天から光を纏う何かが、そこに降り立った。
楓「え!?」
守口「て、天使·····だと?」
そこには、聖書で名が知られている、あの大天使ミカエルの姿があった。
そのミカエルの姿は、純白の6対の翼に黄金の甲冑、光り輝く剣を携えていた。
ミカエル「何事ですか?流斗。私を呼び出すなんて。」
流斗「ごめん、ミカエル。少しだけ力を貸してくれないか?」
ミカエルはその場を見渡し、すぐさま状況を理解した。
ミカエル「ここには邪なる存在が多く存在しますね。わかりました。そこの信徒の少女に免じて、力を貸してあげましょう。」
ミカエルな楓を見ながら、流斗の申し出に承諾した。
楓「わ、私を知っているんですか?」
ミカエル「ええ、もちろんですよ。いつも祈りを捧げてくれてありがとうございます。」
ミカエルはそう言って、いつも祈りを捧げてくれる、楓に微笑んだ。
守口「全く、神村くんには驚かされてばかりだな。」
流斗「オレも最初はまさか天使が実在するなんて、思いませんでしたよ。あ、このことはあまり口外しないと助かるんですが·····」
守口「わかっているよ。キミは娘を救ってくれた恩人だ。そのくらい安いものさ。」
流斗「ありがとうございます。」
その瞬間、カミビトが目を覚まし、封印を破ろうと暴れ始めた。
カミビト「ガァルルァァァァァァァァァ!!!!」
ミカエル「おっと、まずいですね。ハァァァッ!!!!!!」
ミカエルは暴れ始めたカミビトに向かい、聖なる輝きを放った。
ミカエル「今です!流斗!!」
流斗「了解!!聖槍【ロンギヌス】!!シエルモード!!」
流斗はロンギヌスを手に持ち、それをカミビトに向かって投げ放った。