流斗が投げ放ったロンギヌスは、またもや、カミビトの胸に突き刺さった。
カミビト「ギャァァァ!!!!」
そしてカミビトは聖なる光に包まれながら、祠の中に吸い込まれて行った。
ミカエル「これでもう大丈夫なはずです。」
流斗「ミカエル、本当に助かったよ。」
ミカエル「今度お礼にパンケーキを作ってください。」
流斗「分かったよ。」
ミカエルはそこで少しお茶目な一面を見せた。
そしてミカエルは流斗の返事を聞くと、天へと帰って行った。
流斗「これでもう大丈夫です。」
楓「私、天使様とお話しちゃった。」
守口「そうか、ならこれで次の目標も問題なく達成出来そうだな。」
流斗「山室さん、このことはあまり口外しないでくれると助かるよ。」
三人はそう言い合うと、守口の隠れ家に向かうため、再び歩き出した。
それから大体20分歩くと、守口が言っていた隠れ家が見えて来た。
守口「あれが、私の隠れ家だ。」
守口が指さす先には、それなりに立派な家があった。
流斗「いい隠れ家じゃないですか。」
守口「たまたま運良く手に入っただけだよ。さあ、二人とも入ってくれ。」
守口はそう言って、楓と流斗を隠れ家に招き入れた。
守口「私は娘を寝かせて来るから、キミたちはそれぞれ二階に部屋が余ってるからそこを使ってくれ。」
二人「わかりました。」
流斗と楓はそう言って、二階に上がって行った。
二階に上がると、流斗と楓はどの部屋を使うか、すぐさま決めた。
楓「じゃあまた後でね。」
流斗「うん、後でね。」
部屋を決め終えたら、一旦そこで解散となった。
流斗は部屋に入ると、まず結界魔法を発動させた。
流斗「【エンシェントアーク・ブレイヴ】!!!!」
その瞬間、隠れ家全体を白い結界が包み込んだ。
流斗「ふぅーこれでザンビは近寄って来れないだろう。」
幸い守口の隠れ家にはザンビの気配は無く、その結界を張ると、隠れ家の中は安全地帯となった。
流斗「だいぶ日が暮れてきたな。」
明日はいよいよ、100年前の生き埋めにされた女性と対面することになり、その呪いを浄化した後、村を破壊するという任務を遂行する。
流斗「明日はいよいよ決戦か。」
流斗はその時、100年前の女性の事を考えていた。
その女性も元は人間で、幸せに暮らしていた。
なのになぜ、生き埋めにまでされなければ無かったのか。
そこには、嫉妬という人間の醜い感情が見え隠れしているのが、流斗にはわかった。
流斗「嫉妬か。キリスト教じゃ七つの大罪とまで言われる感情だな。」
流斗は女性の想いををどうにか受け止めてやろうと、決意しながら、そう思っていた。