ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

40 / 52
第40話

真二の話が終わると、一人の教会関係者の男性がそろそろ時間だと、呼びに来た。

 

 

男性「元村さん、そろそろ作戦開始のお時間です。」

 

 

真二「わかった。みんなに配置に着くように伝えてくれ。」

 

 

男性「わかりました。」

 

 

その男性は真二の指示を聞くと、それを教会関係者達に伝えて回っていった。

 

 

真二「神村くんもそろそろ準備を。」

 

 

流斗「わかりました。守口さんと山室さんはオレから離れないで。」

 

 

守口「わかった。」

 

 

楓「わかったよ。」

 

 

真二「全員準備は出来たな?」

 

 

真二はそう念話で、全員に確認を取った。

 

 

全員「準備完了しました。」

 

 

真二「よし、シスター・エリーゼ。お願いします。」

 

 

エリーゼ「わかりました。」

 

 

シスター・エリーゼは真二の指示に従い、魔法で鐘の音を発生させた。

 

 

真二「どうだ?神村くん。」

 

 

流斗「かなりの数のザンビが近付いて来ています。」

 

 

流斗は多くのザンビ達が音につられ、近づいて来てる気配を感じ取っていた。

 

 

流斗「来ます!!」

 

 

その瞬間、辺りの雑木林からかなりの数のザンビの群れが飛び出して来た。

 

 

ザンビ「ガァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

 

ザンビ「グキャアァァァァァァァァァ!!!!」

 

 

そのザンビ達はその鐘の音の方へ、集まって行く。

 

 

シスター・エリーゼはその場から離れ、ザンビ達と距離を取った。

 

 

エリーゼ「流斗、今です!!」

 

 

流斗「はい!!」

 

 

シスター・エリーゼに促され、すかさず流斗はデュランダルを構えた。

 

 

流斗「聖剣【デュランダル】!!!アストラルモード!!さらにエクステンシヴモード!!!!」

 

 

流斗(このザンビはおそらく村人たちだ。だがまだ、カミビトとはなっていないようだな。)

 

 

流斗はこの時、このザンビの群れの中にカミビトがいないか探してみたが、どうやらまだ全員通常のザンビだった。

 

 

まだザンビの状態のなら、元に戻すことができる。

 

 

流斗「行っけえええぇぇええええ!!!!!!!」

 

 

流斗は光の奔流を放つデュランダルをザンビの群れ相手に振りかざした。

 

 

光の奔流がザンビ達を包み込む。

 

 

ズドドドォォォォォン!!!!!!!!

 

 

その光の奔流に呑まれたザンビ達は断末魔の声を上げることなくその場に崩れ落ちた。

 

 

当然アストラルモードで攻撃した為、肉体には一切傷が無く、呪いだけを破壊したため、その場にただ崩れ落ちるだけだった。

 

 

真二「その人たちは全員無事なようだな?」

 

 

流斗「はい、アストラルモードで攻撃したので、外傷はありません。呪いの方も完全に無くなってます。」

 

 

こうして、村人達は流斗によって呪いを断ち切られ、元に戻った。

 

 

その場にいた全員はひとまず、作戦の第一関門突破に安堵した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定