ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第44話

イザナミ「ではどうか、よろしくお願いします。ちなみに、カミビトと呼ばれているモノもその刀があれば、元に戻せますので、もし遭遇したら活用してください。」

 

 

イザナミはそう言って、神刀【カグツチ】を流斗に渡すと淡い光を放ち、その場から消え去った。

 

 

真二「まさかイザナミ様が現れるとはな。」

 

 

流斗「ええ、でもこれで、すべてを終わらせられます。」

 

 

守口「そうだな。」

 

 

楓「うん、ようやくだね。」

 

 

エリーゼ「それでは、行きましょうか。」

 

 

シスター・エリーゼがそう言うと、流斗達一行は、奥へと進んで行った。

 

 

そこから数分程奥へと進んで行くと、ようやく女性が生き埋めにされた言われる現場に到着した。

 

 

流斗「ここですね。」

 

 

真二「ああ、ここだな。」

 

 

楓「見て、中央に木桶がある。」

 

 

楓が指を指す先には、流斗がフリージア学園のボイラー室で見た、人が一人入れるくらいの大きさの木桶があった。

 

 

その時、どこからともなく、女性の声が聞こえてきた。

 

 

?「イキテオラレルカ·····シンデオラレルカ·····」

 

 

?「ノロエ·····ノロエェェ!!ノロイコロシテクレルゥゥゥ!!!!」

 

 

流斗はその声を聴き、あの時一時的に封印した100年前の女性が封印を破り、出て来ようとしてるのがわかった。

 

 

流斗「やっぱり、あの封印だけじゃ持たなかったか!!」

 

 

楓「まさか、もう出てきたの!?」

 

 

流斗「ああ、どうやらお出ましのようだよ。」

 

 

流斗がそう言うと、木桶から女性が這い出てきた。

 

 

流斗「もみじさん·····今、あなたを救います!!!!」

 

 

流斗がそう言うが、その女性、もみじは容赦なく襲い掛かって来る。

 

 

もみじ「グォォォォ!!!!」

 

 

流斗はそれに合わせて、神刀【カグツチ】を鞘から引き抜き、刀身に力を込めた。

 

 

ボォォォッ!!

 

 

すると、刀身は紅い炎に包まれた。

 

 

流斗「これがカグツチの浄化の炎·····」

 

 

もみじ「ガァァァァァァァァァ!!!!」

 

 

流斗「ハァァァァッ!!」

 

 

流斗はそのままもみじに斬り掛かった。

 

 

だが、寸でのところで、かわされてしまった。

 

 

流斗「コイツ、今までのザンビと違う!!」

 

 

守口「気を付けろ!そいつは今までのザンビの始まりとなった存在だ!!おそらく、知能を持っている。」

 

 

守口はそう流斗に教えるが、流斗の攻撃はことごとく避けられて行ってしまう。

 

 

真二「しかたない。シスター・エリーゼと一緒にオレも加勢する!シスター・エリーゼ、お願い出来ますか?」

 

 

エリーゼ「ええ、もちろんです。」

 

 

流斗「すいません、お願いします!」

 

 

そこでシスター・エリーゼと真二が流斗の加勢に入った。

 

 

だがそこで予想外のことに、二人は巻き込まれてしまう。

 

 

辺りの林から、ザンビらしき雄叫びが聞こえてきたのだ。

 

 

二人がその声の方へ向くと、ザンビ·····いや、カミビトの群れが這い出てきたのだ。

 

 

守口「何!?カミビトの群れだと!?」

 

 

楓「嘘、なんで!?」

 

 

カミビトの群れは容赦なく、楓たちとその二人に襲い掛かって来た。

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