ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第45話

エリーゼ「クッ!【エンシェントアーク・ブレイヴ】!!」

 

 

すかさずシスター・エリーゼは、結界魔法を発動させ、カミビトの侵攻を押し留めた。

 

 

真二「雷よ来たれ!我求めるは稲妻の鎖!!【サンダーバインド】!!」

 

 

真二もシスター・エリーゼに合わせ、雷属性の拘束魔法を発動させ、カミビト達の動きを止めた。

 

 

流斗「大丈夫ですか!?」

 

 

流斗はもみじの攻撃を凌ぎながら、そう聞くが二人は余裕そうな表情で頷いた。

 

 

エリーゼ「当たり前です。私はあなたの魔法の師匠ですよ?遅れをとるはずがありません。」

 

 

真二「私だってキミの上司だぞ?まだまだ部下に負ける訳には行かないさ。」

 

 

二人はそう言いながら、不敵な笑みを浮かべる。

 

 

流斗もその二人の表情を見ると、安堵したような表情を浮かべ、再びもみじと対峙した。

 

 

流斗「しかたない。少し本気を出そう。」

 

 

エリーゼ「ええ、どうやらそうするしかないようですね。」

 

 

真二「やむを得ないか。神村くん、魔力制御の指輪を一つ外すんだ。」

 

 

流斗は真二の指示に従い、魔力制御の指輪を外した。

 

 

ゴォォォッ!!!!

 

 

もみじ「!?」

 

 

カミビト「ガァァァ!?」

 

 

指輪が外され魔力が少し解放されると、もみじとカミビト達は、流斗から溢れ出る魔力に怯え出した。

 

 

流斗「行くぞ!!」

 

 

これまでを動きと変わって、流斗は俊敏な動きでもみじとカミビト達を翻弄して行く。

 

 

もみじ「ガァァァァァァ!!!!」

 

 

カミビト「グォォォォァァァ!!!!」

 

 

同時にもみじとカミビト達も、流斗にさらに襲い掛かった。

 

 

流斗「遅い·····」

 

 

流斗「光臨御影流、壱ノ型【竜頭蛇尾】」

 

 

だが、魔力が一部解放された流斗は、目にも止まらぬ速さで、カミビト達を一刀両断して行った。

 

 

カミビト達「ギャァァァァァァァ!!!!!」

 

 

カミビト達は、そのまま呪いを浄化され、その場に倒れ伏した。

 

 

もみじ「ガァァァ!?」

 

 

流斗「さて、次はもみじさんの番です。いい加減に呪いを振りまくのはやめてもらう!!!!」

 

 

その時、流斗に彼女からの訴える声が頭の中に流れ込んで来た。

 

 

流斗「!?」

 

 

流斗はその声に耳を傾けた。

 

 

もみじ(お願いじゃ、私を止めてはくれんか?)

 

 

もみじ(もうこれ以上苦しみたこうはない。早くあの世へ送ってくれ。)

 

 

その声は楓にも届いていた。

 

 

楓「この声は、もみじさんの声?」

 

 

守口「どうした?」

 

 

楓「あのもみじさんが頭の中に訴えて来ているんです。私を止めてくれって。」

 

 

守口「そうか。彼女ももう十分苦しんだ。そろそろ解放してやろう、神村くん。」

 

 

守口のその言葉を聞き、流斗は精一杯、神刀【カグツチ】に力を込めた。

 

 

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