流斗「ハァァァァッ!!」
そして流斗はそのままもみじに突進して行った。
もみじ「ガァァァ!?」
もみじはそのまま避けることもできず、神刀【カグツチ】によって腹を貫かれた。
ズシャァッ!!
もみじ「ギャァァァァァァァ!!!!」
すると、もみじの姿はみるみると元の姿であろう美しい女性へと変わって行った。
もみじ「あ、ァァァ·····ァァァ·····」
それと同時に、日本中に溢れ出たザンビ達は、皆、元の姿に戻っていくのを流斗は感じ取っていた。
そしてもみじはその場に倒れそうになった。
それを流斗はすぐさま、抱き抱えた。
流斗「大丈夫ですか?」
もみじ「あ、ああ私は大丈夫だ。」
もみじは少し戸惑いながらも、流斗の問いにそう答えた。
守口「彼女は元に戻ったのか?」
流斗「ええ、どうやら元に戻ったようですよ。」
楓「でも、不思議ですね。何故、歳を取らないままの状態のまま元に戻ったんだろう?」
イザナミ「それは、神刀【カグツチ】の能力ですよ。」
突然イザナミが流斗達の前に現れそう言った。
流斗「イザナミ様!?それはどういう事ですか!?」
イザナミ「神刀【カグツチ】の能力の一つに、対象者が刻んた時を戻す能力があるのです。簡単に言えば、斬った者を若返らせる能力ですね。」
流斗「そんな能力があったんですね。でも何故それを言わなかったんですか?」
イザナミ「実は·····」
流斗はイザナミの真剣な表情に息を呑みながら、次の言葉を待った。
イザナミ「単に忘れていました。」
イザナミのその言葉に、全員ズッコケてしまった。
流斗「あ、アハハ(苦笑)」
守口「ま、まあ神様にもミスくらいはあるだろう。」
真二「そ、そうだな·····」
エリーゼ「え、ええ」
楓「アハハ(苦笑)」
そんな変な状況にも関わらず、イザナミは真剣な表情でもみじに問い掛ける。
イザナミ「もみじ。」
もみじ「は、はい。」
イザナミ「あなたにはもう一度、未来をやり直す機会が与えられました。どうしますか?」
もみじ「··········私は、犯してしまった過ちを生きて償いたいです。」
イザナミ「それは何故ですか?」
もみじ「私は詫びをしたい。私の呪いによって人生を狂わされた者達に。」
もみじは震えながらもしっかりとイザナミの問い掛けに答えた。
イザナミ「わかりました。あなたがそこまで思っているのなら、私は何も言いません。」
イザナミはそう言うと、もみじに微笑みかけ、その場から消えて行った。
真二「さて、あとはこの村の破壊任務だな。」
流斗「ええ、そうですね。」
もみじ「そうか、ここは破壊されてしまうのじゃな。」
エリーゼ「ええ、残念ですが。あれだけの騒動の発端となった村ですからね。」
守口「これでようやく、ザンビの恐怖から解放されるんだな。」
楓「いろいろ大変だったけど、こうして最後を見届けることが出来て良かったです。」
もみじ「この先に開けた場所がある。この村を破壊するだけと力があるのだろう?そこまで案内しよう。」
もみじはそう言って、着いてくる様に流斗達に促した。