もみじに案内されて、流斗達はは開けた場所で残美村が一望出来る高台の上に来ていた。
楓「す、すごい。」
真二「ああ、ここなら破壊魔法を発動出来るな。」
エリーゼ「ええ、終わらせましょう。」
流斗「はい!」
もみじ「頼む。もう私のような者が生まれぬように、この村を徹底的に破壊してくれ。」
もみじは残美村にはもう何も未練がなくそう言った。
流斗「わかりました。」
真二「ああ。」
エリーゼ「それでは、行きますよ!!」
シスター・エリーゼの合図に合わせ、流斗と真二は一斉に魔法を発動した。
エリーゼ「光よ来たれ!我求めるは終焉に導く聖なる裁き!!!【ノヴァジャッジメント】!!!!」
真二「風よ来たれ!我求めるは終焉に導く最期の暴風!!!【ノヴァサイクロン】!!!」
流斗「あらゆる元素よ来たれ!我求めるはすべてに終焉をもたらす神の如き怒り!!!!【ノヴァ・ストーリア・ファンタズム】!!!」
ズドオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!
ビュオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
ドガアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!
三人の魔法は、村の家屋全てを破壊し、あらゆる物を吹き飛ばし、そして最後には跡形もなく消滅させた。
そしてあとに残ったのは、何も無い更地だけだった。
こうして、残美村は地図上だけでなく、この地球上からも跡形もなく消滅したのだった。
守口「これで終わったんだな。」
楓「はい。私が封印を解かなければこの村も無くなることはなかったのに·····」
もみじ「いや、それは違うぞ。すべてはこの村のヤツらの自業自得じゃ。ヤツらは自分たちのやった事の報いが帰ってきただけの事じゃ。」
もみじはそう言いながら、楓の頭を優しく撫でた。
真二「これで任務完了だな。」
エリーゼ「はい。この後は教会本部に報告ですか?」
真二「はい、この後はそうなりますね。神村くんはどうする?」
流斗「オレはフリージア学園に戻って事の顛末をすべて話して来ます。」
真二「わかった。教会本部に報告は私だけで行こう。」
流斗「すいません、お願いします。」
流斗はそう言いながら、真二に頭を下げた。
守口「フリージア学園までは私が送って行こう。」
流斗「よろしくお願いします。」
楓「またお願いします。」
そこで、シスター・エリーゼはもみじに一つの提案する。
エリーゼ「もみじさんは私の方で保護しますが、大丈夫でしょうか?」
もみじ「ああ、よろしく頼む。」
もみじはその提案を飲み、シスター・エリーゼに保護されることになった。
真二「では、今回の任務はこれにて終了だ。みんなお疲れ様でした。」
全員「お疲れ様でした!!!!」
こうして、一人の女性の悲劇から始まり、フリージア学園と東京全土を巻き込んだザンビ騒動はその幕を下ろした。
結果として、一人の尊い命が失われてしまった。
各々、その犠牲となった者の冥福を祈りながら、流斗達と教会関係者は残美村跡地から、撤収して行った。