弥生「あ、神村さん!」
美琴「楓先輩から聞きました。本当にありがとうございました。」
恵美「本当に終わったんですね。」
流斗「うん、これからは普通の生活に戻れるよ。」
麻里奈「いろいろ大変だったけど、元に戻って良かったです。」
流斗は一年生のその元気な姿を見れて、ここまで奮闘してきて良かったと改めてそう思った。
麻里奈「そう言えば、弥生と美琴、やけに神村さんに懐いてるね。」
恵美「そう言えば、そうだね。いつもは二人だけの世界に入っちゃってるのに。」
流斗「え、そうなの?」
弥生「そうかな?」
美琴「別にそんな事はないと思うけど。」
そんな一年生のやりとりを見ながら、次は鈴音の元に行った
鈴音「あ、神村さん。本当にありがとうございました。」
流斗「いや、オレは仕事をしただけだよ。でも君らを助けられて本当に良かった。」
鈴音「はい。」
流斗「そう言えば、金村さん達とはどう?」
鈴音「はい、打ち解けては来ていますが、まだ時間がかかりそうです。」
流斗「そっか。それじゃ他の人の所に様子を見に行くから、また後でね。」
流斗はそう言って、次は麗奈達とのところへ向かった。
流斗「やあ。全部終わったよ。」
麗奈「神村さん、本当にありがとうございました。」
砂羽「感謝してるよ。」
そこで剣斗は、残美村に向かう前には、見た事のない女子生徒が二人いるのに気付く。
剣斗「あれ?そこの二人は?」
麗奈「ああ、神村さんは二人が目を覚ます前に残美村に行っちゃったから、知らないですよね。あの二人は、倉田友里恵と山中莉子です。」
剣斗は二人の元へ近づき、話しかけた。
剣斗「どうも。」
莉子「あ、どうも。」
友里恵「あの、神村さんですよね?」
剣斗「初めまして。神村流斗です。ごめんね、挨拶が遅れて。」
莉子「いえいえ、大丈夫です。」
友里恵「そして今回は本当にありがとうございました。話は麗奈達に聞きました。」
二人にお礼を言われ、流斗は少し照れていた。
その後、剣斗はフリージア学園の生徒と先生全員と、挨拶を交わして行った。
その全員が安堵しきった様子をしていた。
フリージア学園の人達と、挨拶を交わし終えた剣斗は、楓に呼ばれ、屋上に来ていた。
楓「神村さん、本当にありがとう。これでまたみんなと一緒に学園生活を送れるよ。」
流斗「オレもみんなを助けられて良かった。」
流斗がそう言うと、楓は剣斗に抱きついて来た。
流斗「山室さん!?急にどうしたの?」
流斗がそう聞くと、楓は肩を震わせていた。
楓は声を押し殺して、剣斗の胸の中で泣いていた。
楓「グスッ・・・」
流斗「山室さん・・・」
流斗は何も言わず、楓を優しく抱き締め、頭を撫でてあげた。
そうすると、楓は今までの辛い思いを流すかのように、号泣した。
それから数分後、落ち着いた楓と共に、生徒と先生達がいる、体育館へ戻った。