ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第49話

弥生「あ、神村さん!」

 

 

美琴「楓先輩から聞きました。本当にありがとうございました。」

 

 

恵美「本当に終わったんですね。」

 

 

流斗「うん、これからは普通の生活に戻れるよ。」

 

 

麻里奈「いろいろ大変だったけど、元に戻って良かったです。」

 

 

流斗は一年生のその元気な姿を見れて、ここまで奮闘してきて良かったと改めてそう思った。

 

 

麻里奈「そう言えば、弥生と美琴、やけに神村さんに懐いてるね。」

 

 

恵美「そう言えば、そうだね。いつもは二人だけの世界に入っちゃってるのに。」

 

 

流斗「え、そうなの?」

 

 

弥生「そうかな?」

 

 

美琴「別にそんな事はないと思うけど。」

 

 

そんな一年生のやりとりを見ながら、次は鈴音の元に行った

 

 

鈴音「あ、神村さん。本当にありがとうございました。」

 

 

流斗「いや、オレは仕事をしただけだよ。でも君らを助けられて本当に良かった。」

 

 

鈴音「はい。」

 

 

流斗「そう言えば、金村さん達とはどう?」

 

 

鈴音「はい、打ち解けては来ていますが、まだ時間がかかりそうです。」

 

 

流斗「そっか。それじゃ他の人の所に様子を見に行くから、また後でね。」

 

 

流斗はそう言って、次は麗奈達とのところへ向かった。

 

 

流斗「やあ。全部終わったよ。」

 

 

麗奈「神村さん、本当にありがとうございました。」

 

 

砂羽「感謝してるよ。」

 

 

そこで剣斗は、残美村に向かう前には、見た事のない女子生徒が二人いるのに気付く。

 

 

剣斗「あれ?そこの二人は?」

 

 

麗奈「ああ、神村さんは二人が目を覚ます前に残美村に行っちゃったから、知らないですよね。あの二人は、倉田友里恵と山中莉子です。」

 

 

剣斗は二人の元へ近づき、話しかけた。

 

 

剣斗「どうも。」

 

 

莉子「あ、どうも。」

 

 

友里恵「あの、神村さんですよね?」

 

 

剣斗「初めまして。神村流斗です。ごめんね、挨拶が遅れて。」

 

 

莉子「いえいえ、大丈夫です。」

 

 

友里恵「そして今回は本当にありがとうございました。話は麗奈達に聞きました。」

 

 

二人にお礼を言われ、流斗は少し照れていた。

 

 

その後、剣斗はフリージア学園の生徒と先生全員と、挨拶を交わして行った。

 

 

その全員が安堵しきった様子をしていた。

 

 

フリージア学園の人達と、挨拶を交わし終えた剣斗は、楓に呼ばれ、屋上に来ていた。

 

 

楓「神村さん、本当にありがとう。これでまたみんなと一緒に学園生活を送れるよ。」

 

 

流斗「オレもみんなを助けられて良かった。」

 

 

流斗がそう言うと、楓は剣斗に抱きついて来た。

 

 

流斗「山室さん!?急にどうしたの?」

 

 

流斗がそう聞くと、楓は肩を震わせていた。

 

 

楓は声を押し殺して、剣斗の胸の中で泣いていた。

 

 

楓「グスッ・・・」

 

 

流斗「山室さん・・・」

 

 

流斗は何も言わず、楓を優しく抱き締め、頭を撫でてあげた。

 

 

そうすると、楓は今までの辛い思いを流すかのように、号泣した。

 

 

それから数分後、落ち着いた楓と共に、生徒と先生達がいる、体育館へ戻った。

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