光属性、中級の拘束魔法。相手を光の輪で縛り付け、動きを封じる。
光属性最上級魔法【エンシェントアーク・ブレイヴ】
光属性、最上級の結界魔法。浄化の効果を持つ結界を広範囲に展開する魔法。上達させればさらに範囲を広げられ、さらに極めれば、結界の範囲を自在に操ることもできる。
流斗「これで良し!」
亜須未「お疲れ様。」
楓「お疲れ〜」
結果を張り終わった流斗に二人は労いの言葉を掛けてくれた。
流斗「さて、ここからは食料と水の調達だな。」
楓「そうだね。」
亜須未「確かにこのままじゃ、どっちにしろ餓死しちゃうもんね。」
流斗はここで一つ疑問が浮かび上がった。
流斗(そういや、この二人。ザンビになっている間、食事や水分補給は行えなかったはずだ。今現在の二人は、腹を空かせていたり、脱水症状を起こしていたりしないのか?)
その疑問を流斗は二人にぶつけてみることにした。
流斗「そう言えば、二人は酷い空腹感や、体の怠さとかないの?」
亜須未「そう言えば、空腹感とか喉の渇きとかは特にないな〜楓はどう?」
楓「うーん、私も特にないかな。」
流斗「そっか。ならいいんだけど。」
流斗(ザンビになっている間は空腹感とかは表れていなかったのか。これも謎だな。)
疑問に感じたことだが結局ザンビに関する謎が深まるだけだったので、流斗はそこで考えるのを止めた。
流斗「それじゃ、食料と水を調達しに行く訳だけども、オレはフリージア学園の構造はほとんど知らない。だからまた案内を山室さんに頼んでもいい?」
楓「うん、わかった。任せて。」
亜須未「私はどうすればいい?」
流斗「結界を張ったとはいえ、まだ完全に安全とは言えないから、オレたちについてきて。」
そうして、3人はまたザンビたちの蔓延る、校舎内の探索を始めた。
流斗「あ、一つ聞きたいんだけども。」
楓「なに?」
流斗「聖堂から一番遠い所ってどこかな?」
楓「音楽室だよ。なんで?」
流斗「いや、そこを第2の拠点にしようかなと思って。」
その話を聞いていた亜須未が流斗に問い掛ける。
亜須未「なんでまたそんな遠い所を拠点に?」
流斗「この今、食料調達の途中助けた人達をそこに集めるためだよ。そうすれば、いちいち聖堂に戻らずに安全を確保できる。安全な場所を増やせば少しは安心できるでしょ?」
亜須未「なるほど、そういう事ね。」
流斗の答えに亜須未は感心した様子で返事を返した。
その時、どこからともなく流斗が最初に聴いたわらべ歌のような歌が聞こえてきた。
「ドコヘイッタ?·····カエッタカ?·····ドコヘイッタ?·····カエッタカ?·····」
同時に流斗が持っている風車がまたもや勝手に回り出した。
流斗「二人とも来るよ!!」
亜須未&楓「ッ!!」
流斗は二人にそう声をかけ、ザンビの気配を探りに入る。
流斗「聖剣【デュランダル】アストラルモード!!」
流斗「チッ、どうやら今回は複数来るようだよ!二人ともオレの側を離れないで!!!」
亜須未&楓「うん!わかった!!」
流斗が二人にそう促した瞬間、ザンビと化したフリージア学園の制服を着た少女が3人現れた。
流斗「今の所は3人だけのようだね。山室さん、あの子達が誰か分かる?」
流斗がそう訊くと、楓は必死に答えた。
楓「あのジャージを来ているのが榊瀬奈、その後ろの子が秋吉凛、その隣の子が一条詩織だよ。」
凛「キシャァァァァァ!!!!」
瀬奈「ガァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
詩織「グアァァァァァァァァ!!!!!」
楓が答え終わると同時にその3人は一斉に襲い掛かってきた。
流斗「まずは動きを止めよう。」
流斗「痛いけどちょっと我慢してね。【セイントバインド】!!」
流斗は光属性上級の拘束魔法を唱え、光の輪が三つ現れ、3人の身体を縛り付け動きを封じた。
その3人はなんとか脱出しようと、もがいてはいるがビクともしない。