ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第6話

流斗「ごめんね。今、元に戻してあげるから。呪いよ!!消え失せろ!!」

 

 

ザシュッ!!ザシュッ!!ザシュッ!!

 

 

身動きが取れない3人を聖剣【デュランダル】で斬り付け、3人にかけられた呪いを断ち切り、消滅させた。

 

 

呪いから解放された3人はその場に崩れ落ちた。

 

 

楓「瀬奈!!凛!!詩織!!」

 

 

亜須未「す、すごい!!」

 

 

流斗「うん、3人とも大丈夫みたいだ。呪いも消えてる。」

 

 

流斗達はそのまま3人を近くの教室へ連れていき、安全を確保した。

 

 

それから程なくして、3人は目を覚ました。

 

 

瀬奈&凛&詩織「う、うーん·····」

 

 

亜須未「3人とも気がついた?」

 

 

瀬奈「うん。ここは?」

 

 

楓「教室だよ。たまたま私たちの教室だったみたい。」

 

 

凛「あれ?私なにしてたんだろ?」

 

 

詩織「あれ?ここは?」

 

 

流斗「良かった。気がついたみたいだね。」

 

 

流斗は3人の元気な姿を見て、少し安心した様子でそう言った。

 

 

凛「あれ?見たことない顔ですね。」

 

 

瀬奈「確かに見たことない顔だな。」

 

 

詩織「そうですね。」

 

 

流斗「あ、自己紹介がまだだったね。オレは神村流斗。よろしくね。」

 

 

凛「私は秋吉凛だよ。」

 

 

瀬奈「私は榊瀬奈だ。よろしく。」

 

 

詩織「一条詩織です。よろしくお願いします。」

 

 

3人の自己紹介が終わると流斗はこれまでにあった経緯を説明する。

 

 

瀬奈「そんな事になってるのか今は。」

 

 

凛「怖いよぉ〜」

 

 

詩織「状況把握です。」

 

 

流斗の説明は3人にとってにわかに信じられないことだったのだが、現状を目の当たりにし、信じざるを得なかった。

 

 

瀬奈「凛と私を助けてくれて感謝する。できればお礼がしたい。」

 

 

流斗「お礼はこの事件がちゃんと収束してからでいいよ。」

 

 

瀬奈「そっか、わかった。」

 

 

瀬奈のお礼に関して流斗は保留にし、事件が収束するまで待ってもらう事にした。

 

 

楓「あ、神村くん。ここ実は私たちの教室なの。」

 

 

流斗「そうなのか?じゃあ何か荷物持って行く?」

 

 

楓に対して流斗はそう提案した。

 

 

楓「ううん、大丈夫。」

 

 

流斗「そっか、わかった。他の皆は荷物とか大丈夫?」

 

 

他の皆にもそう訊くと全員大丈夫という返事が返ってきた。

 

 

亜須未「そう言えば、まだ食料と水がどこにあるか言ってなかったよね。」

 

 

流斗「そう言えばまだ訊いていなかったね。」

 

 

亜須未「食料と水は確か、食堂と家庭科室にある筈だよ。」

 

 

流斗「食堂と家庭科室か。」

 

 

詩織「ここからなら、食堂の方が近いですよ。」

 

 

詩織がそう提案してくるが、楓は少し渋い顔で言う。

 

 

楓「でも、食堂はザンビの群れで溢れ返ってそうだよ。」

 

 

流斗「そっか。でもそれはチャンスかもしれない。広範囲の拘束魔法で、ザンビたちの動きを止めて、デュランダルで一気に元に戻す。その間に山室さんたちで食料と水を確保する。」

 

 

流斗はそう作戦を立てると、皆は納得した様に頷いた。

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