ザンビ〜生と死の狭間を彷徨う者達への鎮魂歌〜   作:ルコル

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第7話

流斗「さて、行動を開始しようか。」

 

 

楓「そうだね」

 

 

亜須未「このままここにいても埒が開かないしね。」

 

 

凛「ちょっとお腹空いてきちゃった。」

 

 

瀬奈「凛、もうちょっとの辛抱だよ。」

 

 

詩織「はい。」

 

 

流斗が行動開始の合図を取ると、全員が各々返事を返して来た。

 

 

流斗「じゃあ行こうか。」

 

 

流斗を先頭に楓たちは教室を後にした。

 

 

教室を出ると楓の案内に従い、食堂に向かい歩き出す。

 

 

その道中、凛たちは流斗にある質問をして来た。

 

 

それは流斗はどういう人物なのかというものだった。

 

 

凛「そう言えば、神村さんはどういう人なの?」

 

 

流斗「そう言えば、秋吉さんたちには話してなかったね。オレはキリスト教の悪魔祓い師なんだ。」

 

 

瀬奈「悪魔祓い師って、あのエクソシストなのか?」

 

 

流斗「うん、それにオレは普通の悪魔祓い師と違って特別な力を持って生まれてきた。その力とはあらゆる呪い、邪なる物を完全に消滅させる力だ。」

 

 

詩織「なるほど。じゃあということは、呪いそのものを消滅させ、ザンビになった私たちを元に戻してくれた。ということですね?」

 

 

流斗「うん、そういう事だよ。」

 

 

詩織の問いかけに流斗は真剣な顔で返した。

 

 

亜須未「そろそろ食堂だよ。」

 

 

亜須未がそう言うと、次第に食堂が見えて来た。

 

 

食堂は暗闇と静寂に包まれ、誰もおらずただ不気味な雰囲気を醸し出していた。

 

 

楓「ザンビたちがいないね。溢れ返ってると思ったのに。」

 

 

流斗「いや、いるよ。かなりの数がね」

 

 

流斗がそう言った瞬間、手に持っている風車が回り出し、ザンビとなった人たちが食堂の奥の廊下から十人くらい現れた。

 

 

だが、向こうはまだこちらに気付いていない様子だった。

 

 

流斗「よし、オレが拘束魔法をかけてヤツらの動きを封じるからその隙に調理室に入って食料を手に入れて来て。動きが止まったらオレも行くから。」

 

 

流斗は楓たちに小声で気付かれないように、作戦を伝えた。

 

 

流斗「よし、じゃあ行くよ!!」

 

 

流斗はそう言うと、ザンビの群れに飛び出して行った。

 

 

「ガァァァァァァ!!!!!」

 

 

「グオオオオオオオオ!!!!」

 

 

流斗が飛び出した瞬間、ザンビの群れが一斉に襲い掛かって来る。

 

 

そのほとんどがフリージア学園の女子生徒だった。

 

 

流斗「今、元に戻してやる!!」

 

 

流斗はそう言って、拘束魔法を発動する。

 

 

流斗「光よ、来たれ!我求めるは聖なる鎖!!【ブライディング・チェーン】!!」

 

 

流斗の魔法が発動され、白く輝く鎖が地面から現れ、ザンビたちの身体を縛り付けた。

 

 

「ガァァァァァァ!?」

 

 

ザンビたちは身動きを封じられ、必死に脱出しようとするが、鎖はビクともしない。

 

 

それと同時に楓たちが調理室の前に到着したの確認した。

 

 

流斗「よし、行くか!」

 

 

とりあえず、ザンビの群れを止めることには成功したので、流斗は楓たちと合流する。

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