流斗「とりあえず、足止めには成功した!後は食料と水を確保して、ザンビたちを元に戻すだけ。」
楓「そっか、良かった。」
亜須未「あとは、どれだけ食料があるかだよね。」
瀬奈「ああ、何日分くらいあるかだよな。」
凛「とりあえず、見てみよ?」
詩織「そうですね。」
調理室に入った流斗たちはそんな話し合いをしながら、辺りを警戒しつつ、食料と水を探し始めた。
流斗「お、水結構あるな。」
亜須未「楓、食料も結構あるよ。」
楓「ほんと!?」
凛「良かった〜」
瀬奈「これだけ、あればしばらくは持つな。」
詩織「はい、こんなたくさん見つけられて良かったです。」
流斗たちかなりの量の水と食料を確保し、ようやく一旦安堵することが出来た。
流斗「でも、材料のままだから、調理しないと食べられないな。」
楓「そうだね。誰かこの中で料理作れる人は?」
亜須未たちは全員、首を横に振った。
だが、流斗だけは首を縦に振った。
流斗「え?オレだけ?」
亜須未「ごめんね。私たち料理の経験がほとんどないの。」
凛「お米すら炊いたことない。」
楓「私も。」
瀬奈「残念ながら私もだ·····」
詩織「ごめんなさい。」
流斗はそこで少しため息をつく。
そして、何かを決心したかのように話始めた。
流斗「わかった。じゃあ食堂も含めてここも拠点の一つにしよう。」
楓たち「え!?」
流斗「材料もこんなに多いんじゃ持ち運びも結構苦労するとも思う。」
楓「確かに。」
亜須未「ちょっとこの量は大変かな。」
凛「全部持ったら重そう。」
瀬奈「いくらなんでもさすがに全部は持てないよ。」
詩織「拠点が増えれば安全な所がまた増えますしね。」
流斗の提案に楓は文句一つ言わず、賛成した。
流斗「よし、じゃあまずはさっきのザンビになった人達を元に戻しますか!」
楓「うん、気を付けてね。」
楓がそう言うと、流斗は調理室を出て、拘束魔法かけたザンビたちの所へ向かった。
「ガァァァァァァ!!!!ガァァァァァァ!!!!」
流斗が食堂に出るとザンビたちが必死に拘束から逃れようとしているが、やはり外れない。
流斗「今、元に戻す!ちょっと待ってて!!」
流斗「聖剣【デュランダル】アストラルモード&エクステンシヴモード!!」
流斗はデュランダルを出し、アストラルモードとさらに広範囲に衝撃波を放つエクステンシヴモードを発動する。
もちろん、アストラルモードなので外傷は与えない。
流斗「ハァァァァッ!!」
流斗がデュランダルをひと薙ぎすると、衝撃波が放たれ、ザンビたちに襲い掛かった。
ズドォォォォォン!!!!
その衝撃波をもろに受けたザンビたちは、外傷を受けてはいないが、そのまま崩れ落ちた。
その音に驚いたのか、楓たちが調理室から飛び出して来た。
亜須未「今のなんの音!?」
楓「びっくりした·····」
瀬奈「もしかして、ザンビたちを元に戻せたのか!?」
凛「え、すごい!!」
詩織「ええ、すごいです。」
流斗「ごめん、数が多かったから少し広範囲にわたって能力を使わせてもらった。」
流斗がそう説明すると、楓たちは納得したかのような表情を浮かべた。
流斗「さて、今の音で他の所からザンビたちが寄ってくるかもしれない。早めに結界を張ろう。」
流斗はそう言って、呪文を唱え始めた。
流斗「光よ、来たれ!我求めるは浄化をもたらす白き障壁!!【エンシェントアーク・ブレイヴ】!!!!」
その瞬間、食堂全体に白く輝く結界が張られて行った。