殺人貴はダンジョンに行く   作:あるにき

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こんばんは
メッッッチャ短いです
あと、これからは毎日は難しいそうなんですが、なるベル早く短いのをポンポン出していく感じか、少しゆっくりになりながらも長い話の方がいいですか?もし感想書いてくださるならその時教えてください。

ではどうぞ


パーティでの出来事 5

「あら、残念」

 

一方でフレイヤがおかしそうに微笑んだ。

アルテミスと俺の問答を一頻り楽しんだ後、あっさりと身を引く。

 

「アルテミスの機嫌を損ねてしまったようだし、もう行くわ。それじゃあ」

 

固まる俺達を置いて、背を向ける。「オッタル」と側にいた従者に声をかけ、彼女は歩み出した。従者——2メートル(この世界ではM(メドル))を超す猪人(ボアズ)に一瞥されるが無視して、俺はフレイヤの後ろ姿を目で追う。

美しい銀の長髪は、再び人の群れに囲まれながら、ゆっくりと遠ざかっていった。

 

「———早速、あの色ボケにちょっかい出されたなぁ」

 

嵐が過ぎ去ったような間を置き、誰もが口を開かないでいた時。

今度は別の方向から声がかかる。

驚きながら振り向くと、男性用の正装をした赤い髪の人と薄い緑色を基調にした美しいドレスを見に纏った、金髪金眼の少女がいた。

 

「———」

 

不意に、その髪に目がいく。アイツとは色の質が違うが同じ金髪。

 

「ロキ!!」

 

「よぉーアルテミスー。久しぶりやなー。ドレス着ててめっちゃ可愛いやん!」

 

俺は意識を切り替える。さっきの男かと思ったが、声を聞く限り女のようだ。態度から察するに神だろうし。

 

「………!?」

 

ベル君はその金髪の女性を見て赤面する。

 

「いつの間に来たんだよ、君は!?音もなく現れるんじゃない!」

 

フレイヤの時のようにヘスティアが吠える。

 

「うっさいわボケーー!!意気揚々と会場入りしたらあの腐れおっぱいに全部持っていかれたんじゃー?!」

 

どうやら2人は今来たところらしい。フレイヤとのやり取りがあって、広間へ入室したことに気づけなかったのだ。

2人はまるで令嬢に付き従う護衛のような、主従逆転した絵はとても様になっていた。

何故だろうか。全く似てないのにどことなくアイツ……アルクェイドを思い出してしまう。金髪金眼少女。

その少女とベル君。

男装女神とアルテミスとヘスティア。

二つのグループで話が始まってしまい取り残される。

1人でぼーっとするのもどうかと思って、ナァーザさんや(ミコト)さんと話す。

 

「2人とも、あの2人って誰なんですか?」

 

あの2人とか金髪金眼少女と男装女神のことだ。

 

「シキ……知らないの?」

 

「ええ、世界に名を轟かせているものだと思っておりましたが、シキ殿はご存知ありませんでしたか」

 

一呼吸置いて

 

「彼女はアイズ・ヴァレンシュタイン殿。オラリオ最大派閥、【ロキ・ファミリア】のLevel6にして、【剣姫】の二つ名を冠する第一級冒険者です」

 

「【ロキ・ファミリア】?ならあの男装女神がロキなのか。……なんで男装なんてしてるんだろうな?」

 

「それは自分にも……」

 

「それにしてもなんでシキ知らないの?………極東の方にはオラリオの話があまり流れていない……とか?」

 

「…………そうですね、俺のいたところだとあんまり」

 

「確かに自分のいた地域でもそうでしたね。全く聞かないというわけではありませんでしたが」

 

なんだか、いい感じに誤解してくれたので心苦しいが乗っておく。

やがて、その【剣姫】と言われたアイズさん——ヴァレンシュタインさんとロキさんがこちらに寄って来た。




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