一瞬だけ誤投稿しちゃったことがありましたけども....ま、まぁ誰も見てないよね.....?
アポロン陣営レベル少しあげてます
だってそうしないと勝負にすら....
ま、まあレベルをあげた人達はぶっちゃけ原作においても今後一切でないでしょうし、気にしないで置いてください。
レベル上がったひと。
ヒュアキン君 level.3→4
モブ 以下同様
モブ 以下同様
ではどうぞ
アルテミスとアポロンの
同時に開催される運びとなり都市の動きは活発に、そして慌ただしくなっていく。
割を食らったのは都市管理機関であるギルドだ。派閥同士の総力戦という物騒な催しによって間違ってもオラリオに被害が及ばぬよう、物資や人員の手配、宣伝、戦争遊戯ウォーゲームの舞台候補となる戦場の絞込みなど、近隣地域への呼びかけも含め様々な作業に追われることとなった。
神々の身勝手な要望もそれに拍車をかける。
件くだんの話題が冒険者や一般人問わず持ちきりとなり、都市内外での注目を集める中、
「ではこれより
そう口にしたのはアルテミスだった。
オラリオ中央、バベル三十階。
列柱が高い天井を支え、円卓が一つの配置されている大広間には、現在多くの神々が集まっている。
そして、都市を騒がせた奇襲騒動から一日。
こうして打ち合わせが始まった。
時間的には丁度志貴やアイズ等らが試合をするという話が持ちあがったくらいの時間だろうか。
まず
「我々が勝ったら、シキ・トオノをもらう」
「いいでしょう。もとより負けることはありません。願うだけならタダですから、好きな願いを口に出しなさい ? 」
さすがいがみ合う仲なだけあって口を開けば煽りが出る。
「君も変わったな ? 以前ならそのような丁寧な口調など使わなかったろう ? 一体何があったんだい ? 」
言葉だけ見れば優しい言葉のように聞こえるがその実表情が一致せずいやらしく笑っている。要は下衆の勘繰りだ。
「......ではこちらは昨日言ったようにこちらの要求をなんでも呑んでもらいましょう」
それが【ヘスティア・ファミリア】のホーム、及び【アルテミス・ファミリア】に出た被害を申告せず黙っておいてやる、という条件だった。
あの奇襲が成功していればたとえ被害申告を出されたところで痛くも痒くもなかった。
何せ他【ファミリア】にも協力させていたのだ。二つのそれなりに大手【ファミリア】が口裏合わせをすればギルドからの
しかし、それは失敗し探せば状況証拠はたんまり。
もはや中小【ファミリア】が握りつぶせる問題ではなくなっている。
「ーーーーいいだろう」
苦渋の決断。
苦虫を噛み潰したよう、というか正しくそんな表情で肯定の意を示す。それには先程の虚勢的にもアルテミスを煽ったときの余裕はない。いや、昨日の時点でなかったのだ。
己が勝つことを微塵も疑っていないアルテミスは、自分の要求を言い放ち、アポロンはそれに同意してから何も言わない中、会議の記録を取る書記の神へ『ほーい』と明文化させる。
やがて、
「まず前提として、一対一は論外だ」
「当然ね。【アルテミス・ファミリア】の団員は一人とはいえlevel.6 分が悪すぎるわ」
「俺も支持する」
誰かの意見にこれまた誰かが賛同する。
言うまでもなく当たり前なので当然のように了承された。
「闘技場を使って複数対一、っていうのは ? 確かアポロンのところの最高levelは4よね ? 団長とあと二人ぐらい同じlevelの
「なるほど。level.4三人対level.6 勝てるかは怪しいが試合にはなるだろうな」
「ならハンデを付けるのはどうか ? 例えばアルテミスのところの
「そもそもアルテミスのとこの
「ーーーいえ、志貴は【魔法】は使いませんね」
アルテミスは少し言うか考えて、本当のことを言うことにした。
どうせ
なら正直に言ってしまおうと。それに闘技場のような開けた場所で使えるような短文のものとは限らないのだ。もしかしたら長文詠唱なのかと深読みしてくれる神もいるかもしれない。
とはいえ話は進む。
「アルテミスの他の
アルテミスにとって最悪の話題が振られた。
「そうだ ! シキ・トオノは出場させず、他の
希望を見いだしたアポロンが声を上げる。
ここはアルテミスの決断が強いられる。
ずっとトラウマで、今ですら克服できていないのだ。
思い出すだけで戻してしまいそうになるほどに。
この場で言えるのか ? どんな態度で言えばいい ? 今までは志貴はカバーしてくれていたが、ここには志貴もレンも居ないのだ。こんな風に他の
一度克服するためにレンにあの光景を夢で見せるように頼んだ。
ダメだった。
必死になってレンにやめてくれと懇願するほどに、私はあの
真に神であるのなら、あの
でも出来ない。
体が熱い。
砂漠にいるのかもしれない、と想像した。
けれど喉は渇いていない。
熱いのは体ではなく頭だ。
はあ、と。
一際高く、あえぐように呼吸した。
熱い。
何か、得体の知れない泥を食べてしまったかのよう。
溶岩のような泥は胃に溜まって、けれど溶岩なので消化などできず、グツグツと中から体を焼いている。
熱い。
呼吸は荒くなる一方で、苛立ちだけが増していく。
ここでハッキリ言えない自分にではなく、無力すぎた自分に。血の気が引く、なんて言葉があるが今の状態は真逆。暑くて熱くて仕方ない。視界はぼやけて息はしずらい。
熱い
......熱い。
熱い
......熱い。
熱い
......何か。
頼むから、
......熱い。
この熱を、
......熱い。
どうか。
......熱い。
消して、ほしい。
「はーい、そこまで。アルテミスは【ファミリア】の
「ーーーーーー」
声をかけたのはヘルメスだった。
..........なるほど。
どうやら私は、
あの日から一歩も前に進んでいないらしい。
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あの後ヘルメスに「アンタレスの件なら知っている」と周りに聞こえないように伝えられた。
礼は言わないが後で問い詰めないといけない。
しかし、私の他の眷族のことは無理だということで決定した。
この
しかしすでに話は切り替わっているのだから、それと同様に私も切り替えないといけない。
月桂冠を被る金髪の男神は、冷静な仮面を被り、フッとせせら笑う。
「【ファミリア】の団員がオラリオに一人しかいないのは、他の団員をホームに置いてくる決断をした、君の責任だ」
「ーーーええ。その通りですね」
「故に、君の都合に合わせる道理はこちらには無い。そうだろう ? 」
「はい。では勝負形式の決定に関しては他の
先程も言ったが、どのような状況であれ負けることはないだろう。これは慢心ではなく信用だ。志貴が
「ここは公平に、くじで決めようじゃないか」
その提案は認められた。ヘイ、と準備のいい神が箱をどこからか取り出し円卓に置く。
そのばにいる神が一柱一枚
くじが完成すれば、誰が引くかとなる。
辺りを見渡し、いろいろな意味で常に中立のヘルメスが選ばれた。
「どうかお手柔らかに......」
呟きながら箱をゴソゴソとあさるヘルメス。
固唾を呑む神々の前で、彼は取り出した一枚の羊皮紙を確認すると......あ、と。
1度固まって、空々しく笑いながら、ぴらりと広げた羊皮紙を公開する。
『攻城戦』
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その日の夜。
いわゆる城でのディナーなので屋敷にいた頃と同じようにマナーにうるさいのかも、と思ったがあまりそういうルールは無かった。
志貴の聞いていた話だと、三日後、ということだったが勝負に使われる城はすぐ抑えができたが、城の設備云々とかで四日後に変更された。
移動時間に一日半程度かかるのでオラリオにいられるのはあと二日ぐらいだ。
攻城戦。
要は城を攻め落とせば勝ち、できなかったり捕縛されれば負け。基本ルールは結構簡単だ。
そして攻め落とせば勝ち、といっただけあって俺は攻める側らしい。
一人で相手【ファミリア】全員を相手どれというのだから無茶がすぎると焦ったが、level差の問題で妥当なのだとか。
むしろ城のような室内だと罠なども仕掛けられて、それでようやく
そういえば、あの試合のあとあれこれあって買い出しに付き合わされ、その先で知り合いができた。
アミッドという俺と同じぐらいの少女で、ディアん....とかいう販売系の最王手【ファミリア】の看板娘だ。
ずっと仏頂面なんでほんとに客商売やってるのかと不安になったが、女っ気の薄い冒険者には美人な店員が居るというだけで来る価値があるらしい。主神の性格以外全てが他の派閥より良好なのも好かれる理由だ。
ちなみに主神は客の足元を見るような性格らしい。店の奥にいたらしいが俺は見えなかったから体格とか顔とか、そういうのは知らないが名前的に男神っぽい。
アミッドには採集クエストを依頼するときには【ロキ・ファミリア】同様、贔屓にさせてもらいます。と言われたが、最後の方にボソッと「安価で」なんて声が聞こえたような気がする。
素材 ? を売にいく時は誰か冒険者の知り合いを付けてこよう。うん
戦争前にしてはやたら危機感のないことを考えながら、遠野志貴はその一日を終えた。
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夜明けの前の街、肌寒い冷気が漂っている。
鎧戸を締め切った店がならぶ大通りは日中の活気が嘘のように閑散としていた。高い市壁に囲まれる街並みは巨大な影に覆われていて薄暗い。
都市が朝の静寂を纏っている中、うっすらと白み始めている東の空を目指すように、三つの影が東のメインストリートを歩いている。
「志貴、東門が見えてきましたよ」
「あ、ホントだ。アレって俺達が入ってきたときの門 ? 」
「私達が入ってきたのは西です」
「え ? でもこんな感じの道じゃなかったか ? ....あ、でも地面のタイルの色が違うような.... ? 」
「門の付近は四方全て似たような造りです。違うところといったら地面の色ですね」
「やっぱり。....って
歩いているのは志貴とアルテミス。そしてレンだ。
彼等は話しながら東門前に向かって歩いている。
「
「おっけーおっけー」
「....む。なんですか、その気の抜けた返事は」
「え ? フレンドリーっていうか、親しみを込めてみたんだけど....」
「ーーー次、私に対してそのような挨拶をしたら問答無用で殴りますよ」
「あ、はい。すみません。解かりました」
目が、
戦争前だというのに気の抜けた言葉を発するこの男は開催場たる『古城跡地』に向かうためにこの世界に来て、二回目の馬車に乗る。
実際のところ、馬車というのはパーティの時に乗った豪華なものではなく、夢も希望もないものすごくおしりの痛くなるような代物なのだが、本人は快適な旅ができると信じきっている。
あの時の馬車が快適なものだったのはきちんと整備された道に低スピードで馬を走らせていたからであって、なんのても加えられていない道というのはそりゃもうガッタンゴットン揺れる。
それに本当だったら自分用に馬車と馬、そして運転( ? )手を雇うはずだったのだがちょうど同じ方向に進む集団がいたからという理由でそっちに乗せてもらいお金を節約したのだ。
小学生で10万貯金した男はやることが違う。どちらかと言うと悪い意味で。
「私やレン。
「ああ、大丈夫だって。あ、でもレンはどうする ? 猫の一匹くらいなら別に文句を言われることは無いだろうけど」
「………………………………………………………………」
しばしの沈黙のあと、レンはコクリと頷いて志貴の服の裾を引っ張った
「ん、わかった。それじゃあアルテミスーー」
「......ええ、貴方達が凱旋してくるのを、ここで待っています」
「おう。行ってきます ! 」
そして物語はようやく山場に。
神や人や猫の思考が入り交じり、太陽と月が交差する。
太陽は僅かな希望に賭け、
月は僅かにも進歩せずに、
月が沈み太陽が顔を出すこの刻、
唐突に七夜の作品書きたいな、なんて思いつきまして。
もしなにか七夜をぶち込んで欲しい作品などあればこちらにお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=220690&uid=265584
↑これです。
感想は希望作者の創作意欲の糧となっていますのでどんどんお願いします。m(*_ _)m
酷評以外で(重要)
メンタルが辛くなりますw
ほかにも評価や誤字などありましたら、よろしくお願いします!
戦争遊戯の内容についてアンケとります
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原作通り城で
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闘技場で
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その他(感想に意見をお願いします)