ムース1/2   作:残月

95 / 96
遅くなってスミマセン。
本当ならリメイクの話が出た段階で更新速度を上げるつもりでしたが時間が掛かってしまいました。


恐怖の混浴温泉②

 

 

 

 

無事にホテルに到着……と言いたい所だったが案の定、道に迷い森の中を彷徨う羽目になった。

 

 

「おかしいなぁ……バスからホテルまで一本道の筈なんだが」

「森が生い茂ってますから道を見失ったのかもしれませんね」

 

 

地図を持って先導していた早雲さんが首を傾げている。バスを降りてから一本道との事だったがバスを降りて上手なのか下手なのかの確認もせずに真っ直ぐに上手に向かったから嫌な予感はしていたのだが。

 

 

「ムース、場所わかる?」

「地図見ても森の中じゃ意味もないと思うけど来た道を引き返した方が……あ」

「悪い、俺は先に行く!」

 

 

なびきに道を問われるがこんな森の中で地図を見てもわかる筈もない。道を引き返す事を提案したら小雨が降ってきた。それと同時に良牙が一気に走って行った。ギリギリのタイミングだったな。何故今回に限って傘を忘れたんだアイツは。

 

 

「どうしたのかしら良牙君……」

「大方、先に行って道の確認でもしようとしたんじゃないか?」

「100%道に迷うのがオチネ」

 

 

あかねが心配して乱馬が一応フォローを入れるがシャンプーにバッサリと切られる。因みにシャンプーには速攻で折りたたみの傘を渡したので猫に変身せずに済んだ。

 

 

「まあ、なんやかんやで遅れても合流はするだろうから先に行こうか。濡れちゃったしホテルを探す方が良さそうだ」

「そうそう。ホテルまでは一本道なんだから」

 

 

本当なら今まで歩いた道を引き返したい所だけど時間が惜しいという事で、このまま進む事に。早雲さんは楽観的に考えているが遭難の確率の方が高いんだよなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Now Loading

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーむ……これはもしかすると道に迷ったかもしれんなぁ……」

「「「「迷ったに決まってんだろ(んでしょ(たの(たんです!!!」」」」

 

 

 

早雲さんがキメ顔で現状を告げるが道に迷ったで確定。まあ、こうなるとは思ってたけどさ。早雲さんは全員から総ツッコミを食らっていた。

しかも現在位置が森を抜けた先にある崖だったりする。だがこの崖から下を一望すると一応建築物は見える。

 

 

「どうしたアルか、ムース?」

「うーん……崖下にホテルらしき物が見えるけど彼処がロイヤルプリンスオークラかな?」

 

 

シャンプーが俺と同様に下を覗き見る。俺は指差しでホテルらしき建築物を示した。

 

 

「って完全に崖下じゃない。結構距離あるわよ?」

「また森を彷徨ってから行かなきゃ行けないの?」

「ああ、良かった!やっと追いついた!」

「お待ちしておりました、天道様」

 

 

なびきやあかねが疲れた様子でもう歩きたく無いと言いそうになったタイミングで良牙が森の中から顔を出した。それと一緒にスーツ姿の男性も。

 

 

「良牙君、その人は?」

「ああ、この人は……」

「ロイヤルプリンスオークラの支配人です。此方の響様より皆様が道に迷ったと伺いましたのでお迎えに上がりました」

 

 

あかねの疑問に支配人が口を開き頭を下げた。いや、ちょっと待て……まさかとは思うが……

 

 

「良牙……お前、先に行ったけどホテルに先に到着してたのか!?」

「ふ……迎えに来てやったんだから感謝するんだな」

「方向音痴が先行して進んで迷った結果が宿泊先のホテルってどんなミラクルだよ」

「凄いですね、良牙さん……」

 

 

らんまが信じられないって表情を浮かべると良牙はドヤ顔で返してきた。俺の予想通り、良牙は道に迷ったが迷った先がホテルだったらしい。乱華も驚いてる。

アニメだと雨で豚に変身した良牙は支配人に見つかり夕食の材料にされかけるのだがストーリーが変わったらしいな。どうでも良い所が変わったんじゃ意味ないけど。

 

 

「それなら支配人さん、此処からの道案内はお願いします。良牙は悪いんだが俺の荷物を持ってくれ。リンスがもう歩けそうにないんでな」

「かしこまりました。此処からホテルは遠く見えますが近道がございます」

「ああ、任せろ」

「すいません、ムース兄様」

 

 

俺は支配人に後の道案内を任せた俺は良牙に荷物を投げ渡す。事情を理解した良牙はすんなりと受け入れてくれたので俺は歩き疲れてるリンスを背負う事に。リンスは申し訳なさそうにしているが子供が遠慮するんじゃないっての。

この後、支配人の道案内で進むとアッサリとホテルに到着。正直、森の中を彷徨ってた時間の半分も掛からなかった。

道すがら支配人に聞いたのだが、やはりバスを降りてから下手に進んで一本道を行くのが正解だったらしく、それを聞いた俺達は無駄に体力を使っていた事実にゲンナリするのだった。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。