藤崎真子ちゃんとイチャイチャしたい 作:ズッ苔(旧ユウ03)
それでは暖かい目で見てください、どうぞ。
俺の名前は天出優斗。近所の高校に通う普通の高校生だ。RPGで言うなら村人Aといったところだろう。だが、あの日を境にそんな俺の普通の日常は変わった…。
話は変わるが、『魔法』を信じているだろうか。漫画や小説など、空想の中の産物、そう思っているだろう。自分もあまり信じてはいなかった。一人の少女と出会うまでは……
「……何こっち見てんの」
「あ、いや、ちょっと考え事してて……」
今刺々しい返しをしてくれたのは、藤崎真子ちゃん。白髪ロングで巨乳で美少女と俺の好みどストライクですありがとう。こんな可愛い娘と一つ屋根の下で暮らせるとかご褒美です。まぁ、当の本人はこんな調子で心を開いてくれない訳だが。
おっと話が逸れてしまった。文脈からなんとなくわかった人もいるだろうが、この少女、真子ちゃんは魔法が使える。エセ超能力者がやっているようなものではなく、本物の魔法だ。最近この辺で起こった爆発事故もこの子が原因で起こったものらしい。なんでも
「ねぇ、喉乾いたんだけど」
「あぁ、うん、ちょっと待っててね」
そう言って俺は立ち上がり、冷蔵庫に向かう。冷蔵庫を開けると中には三〇矢サイダーがびっしりと詰まっている。これはただ単に俺の好みなだけなのだか、真子ちゃんに飲ませてみたところ、お気に召したらしい。俺はその中のひとつを手に取り、真子ちゃんの元へ向かう。
「はい、どうぞ」
「…………」
サイダーを差し出すと真子ちゃんは無言で受け取ると、蓋を開けてゴクゴクと流し込んでいく。真子ちゃんを見てふと、この子と出会った時のことを思い出した。
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俺はあの日、ヴァルキュリア達のビルの屋上での一部始終を見ていた。偶々、地下施設にいた俺は爆発から免れた。なんとか地上に出た俺は必死に走っていく同級生、村上良太の姿を目撃する。俺はとりあえず良太の後をついて行った。
ビルの屋上に上り、そこで見た光景に俺は目を見開いた。そこには両腕のない白髪の少女がいた。驚いて眺めていると、突如白髪の少女の後ろに瓜二つの青髪の少女が現れたと思ったら、白髪の少女を黒いドーム状の空間で包み込まれた。その黒い空間が無くなると、白髪の少女はスライムのような異様な生物に変わっていた。
見ると、良太がその白髪の少女だった生物を踏み殺そうとしていた。それを見て俺はどうしたか。
様式美だがこう言わせて頂こう。
〝体が勝手に動いていた〟
俺は良太に向かって突進して行った。その勢いのまま、二人は横に投げ出される。
「痛てて……いったい誰だ、ってお前は、優斗!なんでこんな所に?」
「凄い形相で走っていくお前を見かけたんで、ついて行ったら、こんなことが起きてたってことだ。でこれはどういうことだ?」
「いや、これは、色々……って、まずい!」
そう言って焦りながら良太はドラシルを見る。だが時すでに遅し。ドラシルは既にハーネストの中に戻っていた。ハーネストがプシュー、という音をたてると共に、どんどん体が戻っていき、最終的に完全な人型に戻っていた。元に戻った少女はこっちを蔑んだような目つきで睨みながら口を開いた。
「……貴方、どうして私を助けたの?」
「え、うーん、どうしてだろう……なんとなく、かな。」
「何それ、意味わかんない」
「だよねー。ハハハ……」
苦笑いを浮かべながら答える俺。なんとも情けない。だが仕方ない。本当に体が勝手に動いてたんだから理由なんてわからん。いっちょんわからん。
「……まぁ、いいわ。貴方は特別に生かしてあげる。従僕として」
従僕だって、最高じゃないか。その後に、彼女は良太の前に手を突き出す。どうやら魔法を使うようだ。だがいくら待っても魔法が使われる気配がない。
「……なるほどな。もう魔法が使えるだけの力がない。ハングアップしてるのか。まぁ、あれだけの激戦の後に体をゼロから再生したらそうなるよな」
良太が冷静に分析する。
「それで、私をどうするの?イジェクトでもするつもり?」
その二人の会話に優斗が割り込む。
「おい、待てよ。分かるように説明してくれ」
「……そうだな。ここまで見られたんだから、お前にも話すよ。だけどこの話を聞いたらお前も国家権力的なものに狙われる。その覚悟はあるか?」
「……あぁ」
良太の真剣な質問に答える。良太の口から語られたのは、衝撃の事実だった。
機関に捕まった少女達が手術で魔法使いに変えられていること。魔法使いは薬を飲まないと体が溶けて死んでしまうこと。一部の魔法使いが脱走したこと。今まで様々な刺客が送り込まれてきたこと。そして今に至るまでの経緯。
さすが村上。記憶力かいいだけあって説明がわかりやすい。後この白髪の少女の話を聞いた。千怜という人物のこと。その人物のことをこの少女が好きなこと、など色々、洗いざらい全部聞いた。
「なるほどな。だから村上はこの少女を殺そうとしたってわけか。でもそれっておかしくないか?」
「おかしいって、何がだよ?」
「村上、お前はこの少女が脅威だから殺そうとしたんだよな。でも、それってそのヴィンガルフ、っていう奴らとやってる事が一緒じゃないのか」
「っ!!違う!!」
「いいや、違わないね。お前の言ってることは全部詭弁だ。この少女も他の魔女と同じ被害者なのに、自分の一方的な理屈で殺そうとする。これのどこが違うって言うんだ?」
「……でも、こいつは多くの人を殺した。その事実は変わらない」
「……まぁ、確かにそうだな。だがな、この子をそういう風に仕立てあげたのはヴィンガルフだ。この子に望んでもいない力を与え、あまつさえ道具のように扱った。そんな環境下にいたら、心か病んでもおかしくないだろう。だから、罪を科すべきなのはこの子じゃない」
「……ヴィンガルフに罪を科すって言うのか」
「あぁ、そうだ。この子達を魔女にした組織をぶっ潰せばいい」
「……お前、そんなやつだったか?」
「さぁな」
良太か呆れたように質問すると優斗はフッ、と笑いながら答える。
「じゃあ、お前に乗ってやるよ」
どうやら一応は納得してもらえたようだ。だがまだ一人、攻略しなければならない人物がいる。
「何勝手に話進めてんの」
怒りながらこちらの話かせてくる白髪の少女だ。
「っと、ごめんごめん。村上を説得するのに時間かかって。で、何用かな」
「あなた達、ヴィンガルフを潰すって言ってるようだけれど、その必要はないわ。だって私が人類を滅ぼすすもの」
どうやらまだ人類を殺す気でいるらしい。だがそれにも反論を用意してある。
「君、まだ人類を殺そうとしてるようだけど、本当にそんなことをしていいのか」
「……どういうこと?」
「だってお前のやってることは、九ってやつが悲しむことだぞ」
「……何を言っているの?」
「九はもう誰も悲しませたくない。だからお前を命を賭して助けた。それなのにお前が人類を滅ぼそうとするのは、九のそれに反してるぞ。今頃九は天国で泣いてるんじゃないか?」
そう言うと白髪の少女は膝をついて声を挙げながら涙を流した。九が悲しんでいる、という言葉が胸に刺さったのだろう。
「そんな……じゃあ、私はどうすればいいの?」
「そうだな……。生き続ける、でいいんじゃないか。人助けで罪を償いながら。それに、もしお前が背負う罪が重すぎるってんなら、俺も一緒に背負ってやるよ」
その言葉に白髪の少女はまた涙を流す。この涙はさっき流した涙と違う。喜びの涙だろう。少なくとも、俺はそう思う。
「そういえばまだ名前を言ってなかったね。俺は天出優斗。君は?」
「……真子、藤崎真子」
「よろしく。真子ちゃん」
これが俺と真子ちゃんの出会いである。
なんか比企谷先生と逆廻十六夜を足して2で割ったようなキャラだな。まぁ、いいか。タグにもあるとうり、これは自己満小説です。なので更新がすごく遅い。ごめんなさい。
誤字訂正、感想などお待ちしています!