東方黒光録~凍結~   作:龍狐

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爆発と嫉妬

どうも綿月 依姫です

前、私達都市の重役、権力者、上層部の人たち全員が集まり

蒼真さんのことについて会議をしていました

一波乱ありましたがお母様が周りを落ち着かせて

みんなでお茶を飲んでいるとお母様が私達姉妹に爆弾発言をしました

その発言とは・・

 

「実はね~私、そろそろ孫の顔が見たいわ~」

 

この発言で私やお姉様、八意先生にお父様、そして

この会議室の人全員がお茶を吹きました

 

「わ・・・綿月殿、その意味を分かって言ってますか・・?」

 

一人の人が聞いてくれた

これはおそらく私を含めた全員が知りたいことだろう

孫の顔が見たい・・それにこの言葉は私やお姉様に言った言葉

つ・・つまり私達が・・蒼真さんと・・・

 

想像してしまうと私は顔が赤くなってしまった

お姉様も私と同じような顔をしている

おそらく私と同じ想像をしてしまったのだろう

 

「ちなみに・・・八意様だって例外ではありませんよ?」

 

「え!私!?」

 

急に八意先生も自分の名前を呼ばれびっくりしました

 

「八意様だって・・彼を見るあの時の目は完全に

恋する乙女の目でした

ちなみに私も彼を無理やり専用のところに連れて行って

それから・・」

 

「やめてくれ!あの時のことは今でも思いだすだけで恥ずかしいんだ!」

 

「そんなこと言っておきながら・・結構乗ってましたよね♪」

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

「そ・・・そうだったんですか!?」

 

「そんなこと初めて聞きました・・・」

 

まさか無理やりだったなんて、

初めて知りました・・

できれば知りたくありませんでしたけど・・

やはり男の人というのは一皮剥けばみんな獣何ですね・・

蒼真さんは一皮剥くか剥かないか以前の問題ですけど

もしそんなことを覚えてしまったら・・・

ああ!恥ずかしい!なんてはしたない妄想を!

 

「ほら、依姫と豊姫だって彼のこととなると

顔が赤くなるじゃない。

つまり、三人は~彼のことが大好きってことよ♪」

 

「「「そ・・そんなことはありません!」」」

 

「ほらハモったじゃない図星ね」

 

「も・・もうやめてください!」

 

「そ・・そうです!検索するのはやめてください!」

 

「は・・恥ずかしいです~」

 

もうまさかこんな大勢の人がいるところでばらされるなんて・・・

本当に恥ずかしいです

周りも

『まさか・・そんなことが!』

『三人が同じ人物を好きになるなんて・・・』

『リア充、氏ね!』

などと周りの人たちもそんなことを・・

まさかばらされるなんて・・・

そんな混乱しきっている状態でお母様はさらに爆弾を投下しました

 

「そうだ!今日彼を家に呼んだし、

その時に三人同時に襲っちゃいなさい♪

幸い家には穢れが出ない部屋があるし♪」

 

この言葉に会議室は再び凍りつきました

ま・・まさか

 

「お・・お母様、最初からこうなることが分かってて・・」

 

「正解♪よくわかったわね依姫」

 

「最初から仕組んでたんですか!?」

 

お母様・・・最初からこうなることがわかってて・・・

 

「お母様まさか・・お礼って・・もしかして・・」

 

「依姫の思ってる通りよ

お礼っていうのは・・あなたたち三人での、夜這い♪」

 

この一言で私達三人の顔は真っ赤になりました

やっぱり・・予想通りだっだ・・

夜這い・・それってつまり、やっぱり蒼真さんと・・

 

会議室が大混乱していると一人が割って入ってきた

 

「私は認めん!私は認めんぞ!そんなこと絶対に認めん!」

 

そう、お父様だ

 

「あらあなた、別にいいじゃないの

三人だって満更じゃないんだから」

 

お母様・・もうやめてください・・

私達の心はもう限界です!

 

「私は今まで大事に育ててきた娘を、自ら汚されに行くところなんて・・

見たくない!それに、八意様だってもしデキっちゃたらどうするんですか!」

 

お父様・・なぜそんなことが平然と言えるのですか?

もう八意先生はもう爆発数全ですよ・・

 

「あら、別にいいんじゃないかしら?」

 

「なぬ!?」

 

「だって彼がここに来たときの三人の顔と状況、どう見たって

白馬の王子様の状態でしたし・・」

 

お母様!思いださせないでください!

今でも恥ずかしいんです!

お・・お姫様抱っこなんて・・

 

「とにかく私は絶対認めない!

こうなれば・・奴を殺らねば!」

 

そう言い、お父様は会議室を出て行こうとしましたが

お母様がそれを許しませんでした

 

「あら・・どこにいくのかしら・・」

 

「決まってる!奴を殺りに行く!

ここまま娘が汚されるのを見ておけというのか!」

 

「あなた・・・」

 

「なんだ!?取りあえずこの手を離せ!」

 

「ちょっと黙ってましょうね「グホッ!」

 

お母様はお父様のお腹をパンチしお父様を気絶させました

 

「さて・・みなさん、異論はありませんね?」

 

こんな中、反論する者はいませんでした

ですか・・この部屋には『嫉妬』という念が籠っていたことは確かでした

 

「それで・・結局どうするの?シちゃう?」

 

「「「う・・うぅ・・」」」

 

「その反応は・・『はい』ってことね♪」

 

「「「勝手に決めないで(ください)!」」」

 

「あらあらいいわね♪私もこんな時があったわ♪」

 

「「「もうやめて(ください)!」」」

 

こうして、この会議は終わった

そして、ここに残ったのは居心地のなさと嫉妬の念だけでした


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