東方黒光録~凍結~   作:龍狐

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お礼とは?~正、襲~

よう蒼真だ

今俺は姉妹の母親にお礼がしたいと言われ、そこに行ってくれと

言われたところに行っているぞ

つーか本当にこの廊下は長い。歩いている途中になぜか

メイドさんやら使用人に『頑張ってください』とか言われた

なにを?

しかもメイドさんは顔を赤くしていたし。

頑張れってお礼のこと?お礼で頑張る要素なんてあるか?

まぁきっとそういうようなものなのだろう

考えているとやっと着いた

 

「長かった・・・・」

 

いやあの部屋からここまで来るのにどのくらい掛かった?

ざっと5分くらいだぞ?

地図は分かりやすく書いてくれているが実際はめちゃくちゃ長かった

 

「さて・・・この部屋だよな?」

 

なんか部屋からなんか特別な力を感じる

なんだろうか?

この力、俺の能力で有害なものを取り除いたときに

この部屋は少し似ている

さすがは科学といったところなのか?

俺の能力発動状態に少し近づかせるなんて

科学の力を改めて思い知ったよ

 

「そう言えばさっきの夫婦の話・・・

三人はいったい何を決めたのだろうか?」

 

それがどうしても気になってしまう、

それにあの父親の焦り、あれの意味がホントわからん

なぜあの人はあんなに怒ってたのだろうか?

もういいや、考えるだけ無駄だな

 

「さて・・入るか」

 

そして俺は部屋に入った、そしてなんとそこは・・・

真っ暗な部屋だった

 

あれ?なんでこんなに真っ暗なんだ?

ここお礼するために待っててくれって言われたのに

その部屋が真っ暗ってどゆこと?

まぁいいや取りあえずスイッチ探そう

 

「う~んこういうのって大抵こういう所にあるんだよな」

 

俺は扉のすぐ近くを触った。すると・・・

 

ムニッ

 

ん?なんか壁からは絶対に鳴らない音が聞こえたんだが・・

念のためもう一度・・

 

ムニッ『ひっ』

 

ん~?なんか声が聞こえたぞ?

しかも誰もを魅了してしまいそうな甘い声、

それに声の主は女性だ

つまり『卑猥な甘い声』『声の主は女性』『柔らかい感触』

この条件に当てはまることといえば・・

もしかして俺・・女性の胸を・・

 

「やべぇ!」

 

俺はすぐに手を放した

するとすぐに明かりがついた

俺の目の前にいたのは・・・

 

バスローブ姿の依姫と豊姫だった

なんでそんな姿でいんの?

そうだ!俺が胸触っちまった人は!?

俺が振り向くとそこには・・・

 

同じくバスローブ姿の永琳だった

だからなぜその姿でいんの?

まったく意味がわからない

考えていると急に永琳に押し倒された

 

「うわぁ!」

 

押し倒されるとその隣に二人が寝た

 

「な・・何のつもりだ・・」

 

「大丈夫よ・・・ただあなたをい喰うだけだから」

 

「はぁ!?食うって・・妖怪じゃないんだから・・・」

 

「そっちの食うじゃなくて、喰うの方ですよ」

 

「そうそう♪だから、後は私達に身を任せなさい♪」

 

「はぁ?ますます意味がわから・・」

 

ここで何か走馬灯のような感じで蒼真の頭を

ある映像が流れた

それは冷と話をしてた時の映像だった

 

『なあなあ冷、お前なんで温と結婚したんだ?』

 

『え、それ聞く?』

 

『うんぶっちゃけ気になる

お前なんで女嫌いなのに結婚したんだ?』

 

『いやね~温は俺がまったく友達いなくて、女子もといクソ野郎から

いじめ受けてた時初めてできた女の友達だったんだ~』

 

『ふ~んで、なんでそれが結婚に繋がんの?』

 

『実は俺と温はこの世界で再開して、助けてあげたんだよ

それで、温の方から『結婚してください!』って言われて

最初は迷ったけど、よく考えてみれば温は俺の心の支えのような

存在だったと気づいてさ、だからОKしたんだ』

 

『へ~お前の人生って複雑なんだな』

 

『そうそう、まぁもう人生じゃなくて神生だけど・・』

 

『で、その後どうなったの?』

 

『その後ね~その日の夜、すぐに温に喰われたんだ』

 

『喰われた?』

 

『ああそれは『冷く~ん』げっ!温!』

 

『ダメじゃないですかそれを言っちゃ~』

 

『い・・いやこれはな、蒼真が聞きたいって言ったから』

 

『そうですね、何せ最初から聞いてましたし』

 

『は!?じゃあ蒼真を『でも~そこまでのことは蒼真さん、

聞いてませんよね?』う・・』

 

『なぁこれっていったいどういう状きょ『蒼真さんは知らなくていいです』はい・・』

 

『じゃあ冷くん・・・お仕置きですね』

 

『お仕置きって・・まさか・・・』

 

『はい、今日は寝かせません、主導権は私にありますから』

 

『逃げ『逃がしません』蒼真助けろ!お前のせいだぞ!』

 

『いや・・ごめん冷、それ止めたらいやな予感しかしないわ』

 

『蒼真ぁぁぁぁぁぁ!お前絶対許さねぇからな!

お前に呪いかけてやる!逃げようとすると体が動かなくなる呪いを!

掛けたぞ!もう!』

 

『いや・・・どうでもいい呪いだなそれ

じゃ俺はこれで』

 

『蒼真ぁぁぁぁぁl!』

 

『さあ、寝室に行きましょう♪今夜は寝かせませんから』

 

『温!お前それシたいだけじゃ』

 

『あれ・・声が聞こえてこない?

もしかして温が防音結界張ったなこれ』

 

『それにしても冷の奴・・なにが逃げようとしたら体が動かなくなる呪いだよ

俺今逃げたけど普通に体動いたぞ?』

 

『まあ不発と考えるか、もう俺も寝よ』

 

なんだ今の、確かこれは冷と実際にした話だ

しかもなんか俺の頭の中の映像と今の状況が見事に

ベストマッチしてやがる

しかもだなぜか体が熱くて、体が動かない。なんで・・

まさか・・冷の言ってた『逃げようとすると体が動かなくなる呪いって・・このことか!?

畜生!冷の言ってた意味ってこれのことかよ!

だが・・体が熱いのは呪いのせいじゃない、それは分かった

 

(冷は『体が動かなくなる呪い』といっていた、つまり体が熱くなるのはおかしい

なんだこれは・・)

 

「ハァ・・ハァ・・」

 

やばいさらに体が熱くなってきた、一体何が・・

考えていると永琳が答えを教えてくれた

 

「実はね・・あなたには媚薬を飲ませてあるの」

 

「な・・な・・・んだ・・と・・・」

 

『媚薬』確か冷に教えてもらったことがある

なんでも性欲を高める薬らしい

これは男と女の『夜の行為』に使われることがあると・・

冷はこれを一回温に使われたことがあると言ったら

温に聞かれて連れていかれてたっけ

だがまだ疑問がある

 

「い・・・いつ・・飲・・ませ・・・た」

 

「ふふ・・簡単ですわ」

 

質問に答えたのは豊姫だった

 

「あなたは八意先生にあるものを飲まされたはずです」

 

「あ・・あるも・・・の?」

 

それで思いだした

確か・・あの部屋で・・

 

『はい、これジュースだけど・・飲む?』

 

『あぁありがとう』

 

確か永琳にジュースをもらったはず・・まさか・・・

 

「ええ、あのジュースはジュースじゃなくて私の作った

高濃度の遅行性の媚薬よ」

 

「な・・なぜ・・・飲ま・・せた」

 

本当にやばい、体に力が入らないそれに、呼吸も・・・

 

「それは・・もうこの状況を見ればわかるんじゃない?」

 

それは・・確かに今までのこと

『バスローブ姿の三人』『部屋にあるでかいベッド』そして・・『飲まされた媚薬』

つまりこれは・・・あのとき他人事のように見ていた・・

 

「お・・お前・・ら・・ほ・・本気・・か?」

 

「ええ本気じゃなかったらこんなことしませんよ」

 

「ま・・さ・・か・・あの人・・・の言って・・・た

お礼・・って・・」

 

「ええ、これのことです」

 

まじかよ・・やばい頭がくらくらしてきた・・それに呼吸も・・・

なぜか能力も使えない・・もしかして・・これも冷の呪いか・・

あの野郎・・ 龍孤(自業自得だろ)

それに・・俺なら耐えられる・・我慢しろ・・

 

「ちなみにそれ服用したらヤらないと興奮のし過ぎで血管が破裂して死ぬわよ」

 

「な・・・なに・・」

 

それを聞いたとき俺は絶望した

それは結局ヤらないと俺死ぬじゃん

こいつらどうしても俺とヤりたいらしい。それ女がやることじゃねえ・・

本当にやばい・・理性だっけもうそれが抑えられない・・

 

「ふふ・・もう我慢できないじゃない?」

 

「そうですよ・・・我慢は体によくありませんよ?」

 

「だから私達にま・か・せ・て♪」

 

この後俺は我慢できず三人に飛び掛かってしまったこと

を言っておこう・・

はあ・・まさか三人同時に求められるなんて・・

まぁとても楽しかったけど

 


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