東方黒光録~凍結~   作:龍狐

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さよならと再会

あれから二年経った

あの時のことは新聞で大きく取り上げられた

『謎の戦士、仮面ライダーシノビ、仮面ライダーダブル!?』

と出ていた

人質になった美雪やクソ共に祖父ちゃんが結構マスコミに

いろいろ質問された

『あの仮面ライダーという人たちと何を話したのか?』だ

まぁあいつらはホントのことしか話さなかったけどな

 

まぁそんなことはもうどうでもいい

ちなみに今ま2003年の8月10日

俺が追い出されるまであと8日

そして・・7月の終わりのころに祖父ちゃんが倒れた

どうやらやはり原因は心臓発作だ

そして俺は今家の方で祖父ちゃんの看病をしている

なぜ俺がしているのかって?

それは祖父ちゃんが俺に看病させろといったからだ

 

「ゆ・・祐介・・」

 

「何?祖父ちゃん?」

 

「一つ聞かせろ・・二年前の・・・シノビとやらは・・お前だろ?」

 

「!・・・よくわかったね・・」

 

「そりゃあ・・教えてもらったからな・・」

 

「諏訪子達か・・」

 

「お前のことは・・お二人に聞いている・・

辛かっただろう・・同じ人生を・・2回も繰り返してるのは・・」

 

「やっぱり祖父ちゃんは優しいよ・・

そのおかげで俺は・・心を保っていられた・・ありがとう・・」

 

「いいや、お前がこんな家に産まれてなければ、

こんなことにはならなかっただろう・・」

 

「ううん、違うよ

ホントにね・・俺は祖父ちゃんが死ぬのが悲しいんだよ・・

死なないでくれよ・・祖父ちゃん・・」

 

俺はそのまま涙を流した

 

「泣くな祐介、男だろ?」

 

「だけど・・」

 

「もうお二人に私の寿命を聞かせてもらった

後8日・・お前と美雪といるのが、儂のせめてもの、願いだよ・・」

 

「祖父ちゃん・・祖父ちゃん・・」

 

俺は祖父ちゃんが死ぬ、という事実に耐えられなかった

 

「祖父ちゃんが死んだら・・美雪だって・・」

 

「大丈夫だ、美雪なら、きっと耐えられる

何せ、お前の妹だからな・・」

 

「でも・・」

 

「祐介、儂のお願いを聞いてくれるか?」

 

「何?祖父ちゃん?

俺、何でも聞くよ!何?」

 

「美雪は・・必ず私と祐介が死んで、いなくなり、悲しむだろう

だから・・・美雪を見守ってやってくれ」

 

「うん!わ゛がっだ!絶対美雪を、みまもっで、いくがら!」

 

「ありがとう・・祐介」

 

~そして運命の8日後~

 

「祖父ちゃん・・」

 

「お祖父ちゃん・・・うええええぇぇぇぇん!」

 

祖父ちゃんは死んだ

その時の祖父ちゃんの顔はとても笑顔だった

まるで、自分の人生はとても楽しかったと言いたいような顔だった

 

「さて・・」

 

俺達が泣いてる中一人のクソ野郎が動いた

 

「忌み子!お前をもうここに置いておく理由はない!出て行け!」

 

やっぱりクソ野郎だ

だがこんな中・・反論するのが一人

 

「神主様!こんな時に、それをやる必要はありません!

なぜ祖父様の葬式の時に・・こんなことしたら祖父様が・・」

 

そう、反論したのは母さんだ、なぜこの人が・・?

 

「なんだ?どうして止める?せっかくこの忌み子を追い出す時なんだぞ!」

 

「あの時、シノビさんに言われました『自分の子供は大事にしろ』って

だからこの子にも、最後に祖父様の葬式を最後までやらせるべきです!

だってこの子は忌み子だとしても東風谷家の者なのですから!」

 

母さん・・・俺の言ったことちゃんと受け止めてくれていたのか・・

ありがとう、見直したよ

 

「認めん!こいつは東風谷の者ではない!

忌み子だ!こんな奴に葬式をさせる資格などない!

さっさと出て行け!」

 

そう言われ俺は殴られた

やっぱり・・こいつは最初から最後までクズだったな・・

だがもうここにいてもまた殴られるだけ。さっさと出て行こう

だがその前に・・

 

「美雪、来てくれ」

 

「何・・?お兄ちゃん?」

 

「これを・・持っていてくれないか?

これはお守りだ。大事に取っといてくれ」

 

そう言い俺が渡したのはあの時冷にもらった『ブランクウォッチ』だ

 

「じゃあな。美雪、元気でな」

 

「お兄ちゃん・・?待ってよ、お兄ちゃん!」

 

「よせ美雪、追うな!」

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 

ごめんな、美雪・・・

お前を俺は・・ずっと見守っていくからな・・・

 

俺はすぐに家の門を通り抜けた

そのには・・黒いコートを着た男がいた

 

「遅ぇよ、『冷』」

 

「すまん、『祐介』遅くなったな」

 

その後冷は能力を使い、神力を纏った黒い竜巻を起こして

俺を連れ去った

 

「な・・なんだあの風は!?」

 

「じ・・神力があるぞ!?」

 

奴らが驚いているがもうどうでもいい・・・

美雪・・元気でな・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その後~

 

「来るのが遅いんだよ、冷」

 

「すまんな、来るのが遅れた」

 

「まあいいや・・冷、不老長寿の薬くれ」

 

「あいよ」

 

そう言い冷は俺に薬を渡した

俺はすぐにそれを飲んだ

 

「は~やっぱりこの姿の方がいいな」

 

「だな。そっちの方が見慣れてるからな」

 

「そうだ冷、五年後に行けないか?ちょっとやりたいことがあるんだ」

 

「2008年に?何で?」

 

「その時はもう美雪は小6だからな」

 

「なるほど。妹に何かあげるのか?」

 

「ああ、お守りだけどな」

 

「そうか、なら早速行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2008年~

 

あれからもう5年か・・

私、東風谷 美雪はもう小学6年生だ

今日は早苗とは別々に帰っている

早苗はお父さんと一緒で、私は今お母さんと一緒に帰っている

家のみんなはお兄ちゃんは最初からいなかったことにした

私にも『祐介は最初からいなかった。いいな?』と何度も言われた

だから早苗はお兄ちゃんの存在を知らない

それが私は悲しい、いるはずの人がいなくなるなんて・・

でも、あの黒い風は何だったのだろう?お兄ちゃんをどこに連れってたの?

 

「美雪、どうしたの?」

 

お母さんが聞いてきた

 

「お兄ちゃん・・」

 

「美雪、悲しいけどもうお兄ちゃんはいないの、

早苗もそれを知ったら悲しむわ」

 

「お母さんだって、お兄ちゃんのこと嫌ってたじゃん」

 

「確かにそうよ・・でもあの時あなたを助けてくれたシノビさんに

自分の子供は大切にしろって言われて考え直してみたの

それで密かに祐介と喋ってみたけど・・祐介はまったく口を聞いてくれなかったわ

これも・・私の罪なのね」

 

「お兄ちゃん・・」

 

私がそう言い取り出したのはお兄ちゃんからお守りとしてもらった時計のようなものだ

私はこれをいつも大事にいている

 

そして話していると人通りに出た

ここを通り抜けていけな私の家だ

 

その時・・突如風が吹いた

 

「な・・何、風?」

 

「何かしらこの風?・・」

 

すると突如私達の目の前に緑色の竜巻が現れた

周りの人たちも・・

 

「なんだ!?この風?」

 

「超常現象!?」

 

などと言っている。

だが私というかお母さんもこの竜巻には見覚えがあった

それは7年前私達を助けてくれた人が起こした竜巻に似ていたからだ

 

「もしかして・・」

 

竜巻が晴れるとそこには、

あのとき助けてくれた『仮面ライダーダブル』がそこにいた

 

「あの人って!・・・」

 

「何で!?・・」

 

周りの人たちもこの人の登場に驚いている

 

「おい!あれって7年前の!・・」

 

「ホントだ!すげー!」

 

「カメラ!カメラ!」

 

するとあの人は突如私達のいる方向に左の人差し指を向けて、こう言った

 

『『さぁ・・お前の罪を・・数えろ!』』

 

そう言うと『ダブル』は突然粒子状になって私の持っている時計に入っていった

すると時計は緑と黒になっていて『ダブル』の顔が描かれていた

 

『これはお守りだ』

 

突然お兄ちゃんの声を思いだした

じゃあ・・・もしかして・・お兄ちゃんが、私のために・・

その後すぐに私は泣いた

それをお母さんも周りの人たちも驚いていた

お兄ちゃん・・この時計・・絶対大事にするからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐介side

 

「美雪・・・頑張れよ」

 

「終わったか?祐介?」

 

「あぁありがとう、冷」

 

「大したことねーよ」

 

「じゃあ帰ろう、俺達の場所に残りは壊とエリスだけだ」

 

「!じゃあ蒼真は見つけたのか!?」

 

「ああ・・だが・・・」

 

「何だよ?何躊躇ってんだよ?」

 

「蒼真は・・・死んだ」

 

「はぁ!?何何言ってんだよ!?蒼真が死ぬ訳ねぇだろ!」

 

俺は冷の言葉が信じられなかった

 

「いや・・蒼真は・・大事な奴を守るために・・」

 

「そんな・・嘘だろ・・」

 

「でもな・・蒼真は後悔してなかった『守れてよかった』そう思えたらしい

だから・・復讐はしないでくれって言われた。だから俺はそうはしない

何せ・・仲間の頼みだからな」

 

「・・・分かった。俺もやらない。蒼真がそう言うならやっても意味がないからな」

 

「ホント・・俺はいい仲間をもって本当に幸せだよ」

 

「そうか・・蒼真はどうしてるんだ?」

 

「今は、冥界にいるよ・・後から俺達のところに行くってさ・・」

 

「そうか・・なら墓・・作ってやろうぜ」

 

「そうだな・・俺もそのつもりだ」

 

「じゃあ・・帰ろうか」

 

「あぁ、行くか」

 

こうして・・祐介の物語は終わった




次は壊の物語でもエリスの物語でもありません
では・・誰の、どんな物語になるでしょうか?
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