まさかあの男が龍神になるなんて・・・
私はここ最近で一番驚いた。
『アクション!』
『投影!』
『フューチャータイム!』
『セカイ!ジダイ!セイメイ!』
『フューチャリングリュウジン!リュウジン!』
そこにいたのは緑の龍で出来た執事服の男だった
しかも顔見えないように帽子を被っている
あれがあの紳士服着てた男?なんかさらにかっこよく・・・
て、何考えてるんだろう私
「ていうか、さっきよりかっこよくなってない?」
まさか私が思ってたことを紅葉の神に言われるなんて・・・
「確かに・・・見なよ周り」
周りを見るとほとんどの女神が彼の姿に心奪われていた
例外の女神もいるけどその神達だって見惚れていた
「まぁ・・・確かにかっこよくなってるな・・・」
月夜見様まで・・・
するとなんかあの頭おかしいあいつの父親がなんか叫んだ
『祝え!世界を造り、時代を造り、生命を造った神の誕生を!
その名も龍神、『神我見 守』!新たなる龍神の降臨である!』
「なんか祝ってる・・・」
「まぁ息子が龍神になったんだから祝うのは当然じゃない?」
『ノリで言った祝いの言葉さ』
「ノリかよ!」
「あ、画面が移動した」
次に映ったのはまた何もない平野だ
『くそ!またお前から力を奪い返してやる!』
『はぁ・・・取り返してもどうせ碌なことしない癖に』
「確かに・・もうあいつクズだってわかったし・・」
「でも龍神としてはちゃんと仕事してるんじゃ・・・?」
私はなんとか行って見た。だが・・・
『ちなみにいつも何やってるの?』
『ふ!そんなの人間の女で楽しんでるさ。お前からさっさと
力を取り返して女をもて遊ぶ!まだ壊れかけの女がいるからな!』
「訂正する、やっぱりあいつは最低最悪のクズ野郎だわ」
「なんであんなのが龍神で今まで世界が壊れなかったか不思議でしょうがない」
「それは同感します・・・」
『本当にバカだ・・・この放送が生で見られてるのもう忘れたのか?』
『ははは!そんなのはもうどうでもいい!お前から力を取り返して記憶から消せばいい!』
「ホントあいつバカすぎて頭痛いわ・・・・」
「何であんなのが龍神だったんだろうか・・?」
『第一、お前なんかに龍神が務まる訳ないからな!』
「いや・・・彼の方が龍神として絶対務まると思うんだけど・・」
「確かに・・」
「あんな奴によく今まで龍神が務まったわね~」
さすがの私もぼろくそ言いたい気分だわ
「むしろ彼に変わった方が断然いいわね」
「確かに彼なら龍神が務まってもおかしくないかもな」
そんな話をしていてモニターを見ると大分戦いが進んでいた
『はははは!どうだ!また戻ったぞ!』
『まるでゴキブリのような生命力だ・・・』
「う~ん、確かに言えてるわね」
「というよりあいつの神力がどんどん減っていってるぞ」
「あら、ホントだわ。あいつもしかして自分の神力が減ってること気づいてないんじゃない?」
「あり得るな・・あいつはバカだからな・・」
『何だそれは?』
『これは伝説の獣の力を使えるウォッチだよ』
「あいつも時計を持っていたのか!?」
「まさか持ってるとは・・」
するとあいつは時計を二回回した
『グリフォン』
『投影!』
『フューチャータイム!』
『フューチャーリンググリフォン!グリフォン!』
あいつは鷲の上半身とライオンの下半身を持っている獣を
纏わせた。
『これはグリフォンの力・・祐介さんの使う力だ!』
祐介って誰?そう言えば二人の神がその名前を言って様な・・・?
私がその二人の神を見てみると二人は驚きながらモニターを見ていた
ちょっと声かけてみよう
「ねぇ、祐介って誰なの?」
二人は驚いたがその後口を開いた
「祐介はね・・私達の神社の長男だったの」
「だけど・・今の当主が追い出してね・・」
「は?何でそんなことしたのよ?」
「祐介は『爆発させる程度の能力』を持っていて忌み子と呼ばれたからだ」
「だけど彼が15になるまで祐介は追い出されなかった」
「何で?」
「その時の祖父、十一郎がそれを許さなかったからだよ。
でも・・何年も前に死んじゃって・・・」
「それでその祐介って人は追い出された・・」
「だけどね、追い出された後すぐ祐介は謎の神力を纏った黒い風に連れ去られたんだ」
「黒い風?」
「そう、それから祐介は不慮の事故で死亡したことになったんだ」
「その祐介の使う力が今あいつが使ってるってことね」
「そうだ。って見ろあれ!」
「ん?」
私はまたモニターの方を見ていると・・
あいつが私達の目でも見えないほどスピードを出して
クズに攻撃しているところだった
「嘘・・・!なにあのスピード・・・!」
「私の目でも追うことができないぞ・・・!」
「月夜見様まで!?」
月夜見様まで見ることができないなんて一体どれだけのスピードを・・
『何言ってんのさ!この程度のスピードじゃあ父さんにも母さんにも勝てないけどね!』
「私の耳がおかしいですかね・・・あれじゃああいつの父親と母親は
あれ以上のスピードが出せるように聞こえたですけど・・・」
「ああ、私にもそう聞こえた。しかし彼の母親は人間と聞いたのだが・・」
「人間がそんなスピード出せるはずが・・・」
「もうこれ以上追及するのはやめよう。これ以上言ったら
後戻りできない気がする・・」
「・・・・分かりました」
これ以上追及しないという月夜見様の考えは正しいと思う
『ブリザードウォータードラゴン』
「何で!?あいつが蒼真の力を!?」
「確かあれは蒼真さんの力のはず・・!」
何か豊姫と依姫が驚いている。なんだろう?
「二人ともどうしたの?そんなに驚いて」
「だってブリザードウォータードラゴンは元々蒼真の力なのに・・・!」
蒼真・・確か二人と八意様の夫・・・
死んだと聞いたけど、私も一度会ってみたかったわ
「もしかして・・あの時計でいくつもの力を使えるんじゃない?」
「え!?どういうことですか!?」
「だってさっきも同じもので違うやつの力を使ってたじゃない
だからあの時計にいくつもの力が入っているを思った方が妥当じゃない」
「た・・・確かに・・・」
『はははははは!残念だったな!私はまた回復し・・・が・・・ああ・・』
「ん?なんか苦しみだしましたね?」
「もうそろそろだったんだろ」
月夜見様が話に入ってきた
「どういうことですか?」
「依姫にはわからないか・・・
あいつは神力を使いすぎたんだ」
「もしかして・・・!もうあいつは消滅まじかってことですか!」
「そうだ、もうあいつは存在を保つので精いっぱいだろう」
「そうですか・・じゃあそろそろあいつも終わりですね。」
「そうだな、そしてサグメ、」
「何ですか?」
「お前・・・このままじゃ他の女神にあの男取られるぞ?」
「え?」
私は月夜見様の言葉に声が裏返ってしまった
「どういうことですか・・・?」
「だから、お前そのままじゃあいつを他の女神に取られるぞ?」
「な!・・・なんでそんなこと言うんですか!?」
「だってな・・・お前あいつに抱っこされてた時はとてもうれしそうな顔してたじゃないか」
「そ・・そんなことありません!」
「それにだ、あいつと一緒なら常に誰とでも話せるぞ?」
「へ?どういうことですか?」
「だってお前・・・さっきっから喋ってるだろ」
「あ!しま・・・あれ?でも逆転が起きてない・・・?何で?」
「これは私の憶測だが、おそらく彼が能力を使ったんだろう」
「!どういうことですか!?」
「あいつの能力『守る程度の能力』で世界をお前の能力から守ったんだ
お前が喋っても世界の流れが変わらないように」
「なんでそんなこと・・?」
「お前のためじゃないか?」
「え?」
「だってお前は能力のせいで喋れなかったしな。そのためだろう、きっと」
嘘・・世界を私の能力から『守った』?まさかそんなことができるなんて・・・
「そうだ、お前今度あいつをお茶にでも誘ったらどうだ?」
「な!なんで私が・・!?」
「じゃなと他に取られるぞ?」
「うう・・・」
「この戦いが終わったら話掛けてみろ、彼の性格なら案外ОKもらえるかもしれないだろ?」
「じゃあ・・・やるだけやってみます」
「そのいきだ!いや~私も恋というのをしてみたいものだな~」
「ちょっとそれってどういう意味ですか!?」
「何の意味もないぞ?逆にどういう意味があるのだ?」
そう言い月夜見様はにやにやしてきた。は・・・はめられた!
「い・・いえ・・・その・・・」
「何だ?どうした行って見ろ」
「その・・・・なんでもありません!」
そして私達がこの話をしているといつの間にか戦いは終わっていた
しかも後から聞いた話だとめちゃくちゃいい感じな
まるで本物の恋愛ドラマを見たような感じでよく終わったらしい
それは私も見てみたかった・・・
そしてなんか最後彼の父親があいつらの恋人の何かを復活させたらしいけど
それが何だったのかみんな教えてくれなかった。しかも聞いた人全員が顔を赤くしていた
彼は何を言ったんだろう?
そして彼とその父親が謎のオーロラで帰ってきた。
話をしてみようと思ったら
案の定他の女神たちが彼に群がった
これじゃあ『いっしょにお茶しない』なんて言えないし・・・どうしよう
すると・・・
「おい、守!帰るぞ!」
彼の父親が叫んだ
もう帰るのか・・・残念だ。まだ言えてないのに・・・
そう思ってたら彼がこっちに近づいてきた
え!?何で!?
「!何よ・・」
あ・・つい反抗的な態度取っちゃった・・
「いや、さっきは悪かったよ。お詫びと言っても何だけどさ、今度家に遊びに来なよ」
「え?」
なんか・・私が誘ってみるはずが向こうから誘われた・・・
「ほら、これ家の場所が書いてあるメモ。渡しとくから」
そう言われ私は彼からメモを受け取った
「え、ちょ」
「じゃあね~」
(どうしよう・・・彼の方から呼ばれた。)
後から言われて気がづいたが私はその時顔を赤くしていたらしい
そうして彼とその父親は帰っていった
そして私は・・・周りから嫉妬の目で見られた
いや・・・私悪くないと思うんだけど・・
「いや~彼も大胆だ。まさか自分の方から誘うとはな~」
「月夜見様!?」
「どれ、メモ見せてみろ。ほう~ここが彼等の住んでいる場所か中々に良さそうなところだな」
「か・・勝手に見ないでください!」
「どうした?まぁそんなことはもういい。来て行く服はどうするんだ?」
「え?」
「当たり前だ。男の家に呼ばれた以上、ちゃんとした服装をして着て行くのは当然のことだろう」
「でも私服これしか持ってませよ!?」
「何だと!?仕方がない。私が服を選んでやる!来い!」
「て、どこにですか!?」
「どこって決まってる。服屋に決まってるだろう。私が選んでやる」
「べ、別にいいですから!自分で選びます!」
「駄目だ、お前の服のセンスは不安しかないからな」
「どういうことですかそれ!私のセンスが駄目だって言いたいんですか!?」
「お前その恰好でじゃ地上でとても目立つぞ!」
「分かりました!ちゃんとした服選ぶので自分でやらせてください!」
「駄目だ、私も付いていく」
「そんなぁ~!」
こうして私は月夜見様に服屋連れていかれ何時間も服選びにかかった・・
服は決まったが正直着慣れない服は着たくないなぁ~
はぁ・・いつ彼の家に行こう?
次回は遅いと思いますけど人物紹介を投稿します(といってもう出来てるけど)
この人物紹介を見てもらえばこれからの話が少しわかりやすくなります
人物紹介は何話かに分けて投稿します