東方黒光録~凍結~   作:龍狐

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壊の回想その5

こんにちは、壊だ

まさかあの飯に媚薬が仕込まれてたなんて思いもしなかった・・・

あの後いろいろ大変だったな・・・

 

「どうしたの?食べないの?」

 

「食べないの?じゃねぇよ!昨日あんなことされたら警戒するだろ、普通!」

 

「大丈夫よ、今回は入れてないから。」

 

「本当だろうな?嘘ついてないよな?」

 

「本当よ」

 

「・・・・分かった信じさせてもらおう」

 

そう言い俺は飯を食べた

うん、昨日のように変な味はしない。至って普通だ

 

「うん・・・今回は何も入ってないようだな」

 

「当たり前よ」

 

「それを毎回やって欲しいな」

 

「さぁ?どうしようかしら?」

 

そう話をしながら飯を食べた

 

「そうだ壊、」

 

「何だ?」

 

「今日は戦ってね」

 

「・・・分かった」

 

「そう来なくっちゃ♪」

 

そして俺は飯を食い終わった後、幽香と戦うために外に出た

場所は何もない草原だ

 

「さて・・・ここなら誰にも邪魔されないだろ」

 

「そうね・・・じゃあ始めましょうか!」

 

そう言い俺は神力の籠った刃がギザギザの刀を取り出す

この刀は昔冷からもらった鉄を加工して作ってもらったものだ

冷は俺の要望通りの品を作ってくれたので大はしゃぎしたら怒られたっけ

 

「へぇ・・・すごいわねその刀・・・とてつもない神力を感じるわ・・・」

 

「だろ?冷が作ってくれたんだ」

 

「じゃあ・・・殺り合いましょう!」

 

「おう!」

 

そうして俺と幽香との戦いが始まった

 

俺はまず刀に炎を纏わせ幽香に接近して攻撃した

だがその攻撃は幽香の持っている傘によって防がれた

 

「どんな傘だよそれ!炎を纏ってる剣、しかも神力のある剣を防ぐなんて普通ねぇぞ?」

 

「まぁでも私の傘もダメージ入ってるからね・・・壊したら弁償よ?」

 

「大丈夫だ。もし壊れたら俺が能力で直してやる」

 

「そう・・・それなら思いっきりやっても大丈夫そうね!」

 

そう言うと幽香は思いっきり傘を振って俺を攻撃してきた

重!なんて攻撃だ!

 

「すごいな!その傘!」

 

「でしょう?普段はずっと本気で振り回すとヒビが入って直すのが大変だけど、

あなたが直してくれるのならお構いなくこの傘で攻撃できるわ」

 

「なるほど・・・じゃあこれでどうだ!」

 

俺は『フェニックスライドウォッチ』を取り出し刀にセットした

すると刀の炎がさらに増してきた

 

「何・・・!?その炎は!?」

 

「鳳凰って知ってるか?これはそいつの炎だ!」

 

確かこの時代ではフェニックスは鳳凰と呼ばれてたはずだ

だからこっちの方が分かりやすいだろう

 

「嘘でしょ!鳳凰ってあの伝説の!?」

 

「そうだ!じゃあ行くぜ!」

 

俺が刀を振るとその炎が燃える鳥になって幽香に向かって行った

俺はそれをどんどん続けていく

 

「ちょ・・拉致が開かないわね!」

 

「どうする?」

 

「こうするのよ!」

 

すると幽香は自分の周りに妖力弾をいくつも作りその弾で

鳥たちをすべて撃ち落とした

 

「すごいな・・・あれだけの攻撃をすべて撃ち落とすなんて・・・」

 

「ふふふ・・・これでも結構やばかったけどね」

 

「どうかな?俺にはまだ余裕そうに見えたけど」

 

「半分当たって半分外れよ。確かにあれだけの数私なら簡単にできるけど

あの鳥の攻撃力一発一発がすごかったからね。妖力弾一発一発に込める妖力の量が

多くなっちゃったけどね」

 

「なるほどな。なら・・・お前に敬意を表して本気を出してやろう」

 

俺は刀から『フェニックスライドウォッチ』を取り外して

自分のベルトにセットした

 

『アーマータイム!』

 

すると俺の後ろに赤く燃える鳥、『フェニックス』が現れ俺の体に装着された

 

そして俺は燃えている鎧を身に纏った姿、『フェニックスアーマー』になった

 

「な・・・何?その姿・・?」

 

「これは鳳凰の力を身に纏ったんだ。さあ!こっからが本番だ!」

 

そう言い俺は瞬時に幽香のところまで行き攻撃した

 

「がはぁ!」

 

「どうだ?かなり効いただろ?」

 

どうやら大ダメージを喰らってしまったようだな。後で直しとこう

 

「い・・いつの間に・・?」

 

「これが俺の本気だ」

 

「く・・・どうやら私の負けみたいね・・・」

 

俺はその後すぐアーマーを解除して、幽香のところに駆け寄った

 

「大丈夫か?ちょっとやりすぎたかな?肩貸そうか?」

 

「ありがとう・・・正直助かるわ・・・」

 

「さて、家に帰るか」

 

「そうね。」

 

こうして俺達は家に帰った

その後、お詫びと称され襲われたのは今回ばかりは見逃した

 

 

 




「へ~お前、フェニックスライドウォッチ使ったんだな」

「そうそう、ちょっと本気出しちゃった」

「そいつが可哀そうだぞ?」

「兄貴、幽香の方から本気出せっていったんだからな」

「そんなことホントに言ってたのか?」

「・・・・言った」

「おい、何だその間は?」

「うるせぇ!とにかく次はだな・・・」

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