原作の続きですがビルス様やウイスは出てきません。
ご了承ください。
魔人ブウとの戦いが終わり地球に平和が訪れた。
天下一武道会に出場した悟空はブウの生まれ変わりであるウーブと共に修行の旅に出かけていったのである。
だが...平和は長くは続かない...新たな魔の手が地球に襲いかかろうとしていた...
「あのー悟空さん?修行ってどんなことをするんですか?」
「へへーん、そいつはお楽しみだ。ちょっときついかもしんねぇけどきっと強くなれっぞ!」
「へぇ...」
ウーブはあまりピンときていない様子であった。しかし、強くなれるという期待も心の中に確かにあったのである。
ー 界王神界 ー
「どうされたのですか?ご先祖様。そんなにソワソワされて」
「おまえにはわからんのか?このもや~としたイヤ~な感じが」
キビト神は辺りをキョロキョロ見回してみるがこれといった異変も見当たらなければ嫌な気も感じない。
「...気のせいじゃないでしょうか?ご先祖様もお年ですし...」
「バカモーーン!!何を言っておるか!...わしにはわかる。近いうちに何かが起こるとな」
「何かとは...?」
「それがわからんからソワソワしとるんじゃ!」
「す...すみません...」
ーー少し場所は離れ、ここは元々ゼットソードが刺さってあった高台ーー
何もない空間に亀裂が入ったと思えばズズズと開かれ中から禍々しいオーラを纏った男が現れた。
「やはり無い...まさかとは思ったが本当にあの剣を抜く者がいたとはな...」
男は目を閉じ、ジッと気を探る。
見つけた。カッと目を見開いた。
「見つけたぞ!界王神!面倒なことさせやがって、再び封印してくれる!」
男は飛び立ち一直線に界王神たちのいる場所へ向かった。
・・・
「...!!」
「どうしました!?ご先祖様!」
「やはりそうじゃ!間違いない!ゼソードじゃ!」
「何者なんですか!?そいつは!」
「説明しておる暇はない。今すぐ下界に行って孫悟空か孫悟飯、どちらでもよい!連れてくるのじゃ!」
「は、はい!」
・・・
一方下界では...
「まったく...どこ行っちまっただよ悟空さは...」
「孫くんのことよ。忘れた頃にひょっこり顔出しに来るわよ」
「だといいんだが...」
チチが悩むのも無理はない。これまで幾多の戦いに巻き込まれ家族揃って生活する時間も少なかった。
ようやく平和になり、家族団らんで過ごした10年間もチチのこれまでの喪失感を埋めるには少ないぐらいだった。
また悟空が去り、もしものことがあったとしたら...それがチチには耐えられなかった。
チチは悟空が飛び去っていった空を見上げた。
武道会場は今日も快晴だった。
・・・
場所は再び界王神界
「悟空たちよすまん...今奴を倒せるのはおまえたちしかおらんのじゃ...」
シュイン!
「悟空か!」
背後に気配を感じ、振り向く。
「...よぉ...界王神...」
「ゼ、ゼソード...!」
招かれざる客は予想以上の早さで来てしまった。